組込み開発のDigitalTwin最新状況
イベント内容
組込み開発をとりまく環境は大きく変わってきています。IoT,AI,DXといったキーワードは、組込み開発に規模を大きくさせ、さらには短い開発期間を求めます。製品やサービスのデリバリーは最重要視され、それを実現する方法が求められます。組込み開発の特徴は、ハードウェアという実体・モノとセットであることです。この特徴が制約となり、開発現場では、性能や信頼性といった品質を実現する苦労をしてきました。
この制約から解き放たれ、理想的な組込み開発を実現する技術として注目されるのが「DigitalTwin」です。デジタルの世界に、組込み機器とそれらが使われる環境をつくり、そのデジタル世界の中で組込み機器を動かし開発していくのです。 我々NPO法人SESSAMEでは、2000年から組込み開発に関するコミュニティとして活動してきました。今回、2024年10月にオンラインサロン「組込み開発サロン」を開設し、さらに組込み開発現場を支援していきます。
この「組込み開発サロン」開設を記念し、SESSAMEとも親交が深いStephen J. Mellor氏を招き、組込み開発の方法を変えると期待される「 DigitalTwin 」について理解を深めたいと思います。また、「 DigitalTwin 」のコア技術となる組込み開発SimulationのHubとなる「箱庭」について、コミュニティベースでの開発を推進する担当者から紹介をしていただきます。
主催:特定非営利活動法人組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)
⽇時:2024年10⽉2⽇(⽔) 14:00-17:00
参加申し込み締め切り:2024年10月1日
会場:株式会社クレスコ品川本社フューチャーセンター(東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
参加費:無料
プログラム
時間帯 | タイトル/講師(敬称略)/概要 |
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14:00~14:05 | 開会挨拶 |
渡邉 登(SESSAME) | |
14:05~15:20 | How Computing has enabled Digital Twins and the Internet of Things. The Skills you need to leverage it |
Stephen J. Mellor | |
Shlaer–Mellor法やExecutable UMLで知られるMellor氏は、 最近までDigital Twinの相互運用性などを推進する標準化団体でCTOを務めていました。 SESSAMEでも複数回講演をしていただくなど関係性も深いMellor氏に、 Digital Twinについて組込みソフト開発の観点から紹介していただきます。 |
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15:20〜15:40 | 予防医療にとってのデジタルツイン・ヘルスケア |
二上貴夫(SESSAME/株式会社東陽テクニカ) | |
二上は、2019年より高齢者認知症予防に関する医学コホート研究に参画、 同時にSteveMellor氏が推進していたIICにてヘルスケア部会に所属し IoTとヘルスケアの調査研究を行ってきました。 最近は医療のデジタルツイン化の意味を議論しています。さらに太田氏との協業を開始し、 予防医学のためにはライフタイムロング・デジタルツインが必要と考えています。 これらの全体像を説明します。 |
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15:40~16:00 | 歩行解析のデジタルツインと基底になる概念モデル |
太田寛(Knowledge and Experience) | |
太田氏は、IoTとクラウド環境、そしてMDD技術のマイクロソフト実装を利用して 様々なコンサルティング活動を行っています。同時にSteveMellor、二上らとデジタルツインの 可用性についても議論を続けています。 この講演では太田氏が試作した歩行健診モデルとトランスフォーム環境の概説、 そして基底となる概念モデルについて語っていただきます。 |
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16:00〜16:50 | 箱庭を使ってドローンでDigitalTwin |
牧野進二(TOPPERS箱庭WG/JASAドローンWG) | |
箱庭とは何かを紹介し、箱庭で実現したドローンシミュレータ内部構造を解説し、 実際に箱庭で実現したドローンでどんなDigitalTwinが体験できるかを紹介します! |
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16:50~17:00 | 会場提供社紹介、「組込み開発サロン」紹介、閉会の挨拶 |
渡邉登(SESSAME) |
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