データ分析集団ならではの課題解決 -顧客行動から「なぜ」を深掘りする分析プロセス- Honda Tech Talks#12

2025/03/13(木)19:00 〜 20:35 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
オンライン枠(定員1150名)【ご好評につき当日特別増枠しました!】
先着順 無料 1110人
現地参加枠【受付終了】
抽選制 無料 68人

※ 抽選結果は、2025/03/10 以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。

イベント内容

概要

車両データから外部データまで余すことなくデータを掛け合わせ、市場洞察や顧客行動理解に挑むHonda
耐久消費財メーカーだからこそ直面する「データ活用と顧客価値創出の難しさと面白さ」とは?

1948年に設立された本田技研工業はこれまでバイク、自動車・パワープロダクツ、航空機などの多様なモビリティを通じて世界中の人々に移動の喜びを提供してきました。その背景には、「お客様のために」という創業時からの強い思いがあり、現在も企業活動の中心に据えられています。

現代ではモビリティは単なる移動手段を超え、生活のあらゆる場面で価値を提供する存在へと進化しています。その結果として顧客ニーズはますます複雑化しているため、Hondaは新たなプロセスを構築することで顧客理解を深め続けています。
このプロセスで重要視しているのが、「顧客行動データを通じて市場の変化を事実として捉える」ことです。特定の意見や経験に基づく意思決定ではなく、顧客行動に着目する以下のステップを通じた分析を重視しています。

  1. そもそも何が起きているのか(事実の把握)
  2. なぜそれが起きているのか(背景や原因の考察)

長期間にわたり大量の顧客行動を観察・分析することで、ようやく見えてくる真の顧客像があります。
Honda Tech Talks#12では、膨大な車両データやSNSといった外部データを駆使して顧客行動や市場を洞察する、Honda独自の分析プロセスとその成果を紹介します。

またHondaでは進行中のプロジェクトに必要なデータ分析にとどまらず、将来を見据えた分析技術や知識の構築にも取り組んでいます。この未来志向のアプローチは顧客体験の向上や新規事業開発、さらには戦略的意思決定の重要な基盤となっています。

■本イベントで分かること

  1. モビリティ業界の特性に基づく顧客理解
    購買サイクルが長く、ライフスタイルの変化と密接に関わる耐久消費財ならではのマーケティングはどんなものか。
  2. 多様なデータを活用する分析手法
    車両データからSNSといった外部データまで多岐にわたる情報をどのように分析し、インサイトを導き出すのか。
  3. 意思決定支援のための分析プロセス
    顧客行動や市場ニーズの洞察をどのように経営層の迅速な意思決定につなげているのか。

世の中に存在するマーケティングの成功事例は購買サイクルの短い消費財・サービス事業が中心です。
高額な耐久消費財における成功事例がまだ少ない中、Hondaは「データだからこそ見えてくる顧客行動や心理」を深掘りすることで、世界中のお客様に対する新たな価値提供に挑んでいます。
本イベントでは顧客行動を洞察し、経営の意思決定や事業提案にどのようにつなげているのか、具体的な事例を交えて解説します。データを価値に変換する難しさと面白さを共有し、新たな視点をお持ち帰りいただける機会となっています。

膨大な車両データやSNSといった外部データを駆使し幅広いインサイトを導くHondaが、データ活用に関わるすべての方へ新たな視点を提供します!

《現地参加をご希望の方へ》
営業目的のご参加や現地での勧誘行為はご遠慮ください。

タイムスケジュール

時間 内容
19:00〜19:05 オープニング
19:05~19:20

Hondaでデータ分析を専門とする組織の特徴と貢献領域とは?

森田 純行、三澤 英恵
私たちは地域・プロダクト・業務の枠を超え、グローバルにHonda全体のデータ活用を支援する組織です。データ分析のプロフェッショナルとして多様なプロジェクトに携わり、特定の領域に縛られず横断的な価値創出に貢献しています。本説明では、当部門ならではの業務の魅力や、多様なバックグラウンドを持つ社員がどのように活躍しているのかをご紹介します。
19:20~19:45

顧客理解を深め、“なぜ?”を引き出すデータ戦略
~スピード × ファクトで、経営と現場の意思決定を支える~

栗栖 達之
本講演では、データを活用した顧客理解の進化と、それが経営や現場の意思決定にどう貢献するのか を解説します。「顧客を理解する」とは、単にデータを持つことではなく、そこから “なぜ?”を導き、意思決定につなげること です。しかし、データ活用には社内調整の壁、ノイズの多さ、スピードの遅れ などの障壁がありました。本講演では、スピードとファクトを重視したデータ活用戦略 を紹介し、経営と現場が顧客の“なぜ?”を導き、意思決定に活かす方法 をお伝えします。
19:45~20:10

クルマのテレマティクスデータ分析による顧客行動理解の取り組み

三輪 健太郎
クルマのテレマティクスデータを分析することで、クルマの商品企画に活用可能な"顧客行動・体験の理解"、"新しい価値創出への貢献"を目指した取り組みを紹介します。取り扱うデータ・チームの紹介や、社内で協業分析プロジェクトを行う際のプロセス・難しさなどを中心にお伝えします。
20:10~20:30 質疑応答
20:30〜20:35 クロージング

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

森田 純行
本田技研工業株式会社
データアナリティクス部
部長
2003年にHondaへ新卒入社し、ナビゲーション開発に従事。その後、コックピットのHMI開発を担当し、2020年よりコネクテッド・デジタルサービス開発の課長職を務める。本年度より現職にて、データ分析と活用を通じたHondaの顧客価値・事業価値の創出を推進。
三澤 英恵​
本田技研工業株式会社
データアナリティクス部
データアナリティクス1課
Assistant Chief Engineer​
新卒でOA機器メーカーに入社後、メガベンチャーおよび外資系コンサルティング企業にてデジタルマーケティング業務に従事。2021年にHondaへ中途入社し、DXコンサルタントとして従業員エンゲージメント向上を目的としたEmployee Experienceプロジェクトを推進。現在は、日本をはじめアジアや北米における顧客理解をテーマとしたデータ分析プロジェクトをグループリーダーとして統括。
栗栖 達之
本田技研工業株式会社
データアナリティクス部
データアナリティクス2課
Assistant Chief Engineer​
2013年にHondaへ新卒入社。社内SEとして約9年間、システムの維持・開発業務に従事し、マスターデータ管理を担当する中でデータ活用に興味を持つ。社内SE時代にデータ分析研修を受講し、蓄積したデータをビジネスに活かす可能性を実感。その後、社内公募制度を活用し、データアナリティクス部へ異動。現在は、顧客の行動軌跡データを活用した顧客理解の促進に取り組んでいる。
三輪 健太郎
本田技研工業株式会社
データアナリティクス部
データアナリティクス1課
Assistant Chief Engineer
2014年に本田技術研究所へ新卒入社。e:HEV車両の駆動・発電用モータの開発を担当。冷却仕様の検討、評価、制御技術の構築を幅広く経験。2019年に社内公募制度を利用してデータ分析部門へ異動し、クルマのテレマティクスデータ分析を担当。2024年よりテレマティクスデータを用いた顧客行動理解を行うグループのリーダを務め、現在に至る。

参加対象

  • データ分析を活用して、顧客行動や市場の変化を深く理解したい方
  • 車両データや外部データを掛け合わせた分析プロセスを学び、実務に活かしたい方
  • データインサイトを経営層の意思決定や事業戦略に結びつける方法を知りたい方
  • 長期購買サイクルのマーケティング課題に関心がある方
  • データドリブンなマーケティングを実践したい方

参加にあたっての注意事項

  • 本イベントは、参加形式について現地参加かオンラインかをお選びいただけます。
  • 現地参加を希望される場合は、席数に限りがあるため抽選制となりますことを予めご了承ください。
  • 現地参加を希望された方の抽選結果は、2025/3/10以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。メール配信設定をオンにしてお待ちください。
  • 現地参加を希望される方は、営業目的のご参加や現地での勧誘行為はご遠慮ください。
  • オンライン参加の場合は、配信映像や音声は各自の通信環境に依存します。できるだけ通信環境の良い状態で視聴ください。
  • 参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願い致します。

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