「で、要は何が言いたいの?」と言われないために!! 情報を整理して論理的にまとめる「帰納法」基礎講座
10月24日、「ロジカルシンキング入門『帰納法』基礎講座」を開催しました!
上司にプロジェクトの進捗と課題点について相談したら、「…で、要はどういうこと?もっとわかりやすく言ってくれる?」なんて言われてしまったこと、ありませんか?
もしくは会議の議事録。
「Aさんの議事録のときだけ、やけに役員の評判がいいんだよな…」
なんてこと、ありませんか?
この講座では、乱立した情報群を整理し、大切なポイントのみを論理的な順序に並べ、要約するスキルを演習を通じて身に付けます!
好評につき3回目となる開催ですが、今回も多くの方々にご参加いただきました!
「考える技術」は持って生まれたものではなく、学んで身につけることができる
”瞬時に情報を整理する” ”さまざまな角度からいろいろなアイデアを生み出す”
これらは「センス」や「そのときの運」で決まるものではありません。
「考える技術」を身につけることで、誰でもロジカルに物事を整理し、ヌケモレなく網羅的にアイデアを出すことができるようになるのです。
と語るのは小川 剛 講師。
元マッキンゼーパートナーである現役コンサルタントに教えを受け、これまでに全社人事制度の改革や教育施策の立案・実行の経験を持ちます。
よく通る声とわかりやすい説明に定評があり、今回もいろいろな例をもとにロジカルシンキングを解説。
例えば、順序。
「山手線の全駅を述べよ」
と言われたときに、どう頭で整理しますか?
起点はどうであれ、停車する駅を順序立てて思い浮かべることが効率がよさそうだなと思いますよね。
人間の脳は、このように”一般的に広く用いられている・認識されている順序”や”フレームワーク”、”視覚的な順序””時系列の順序”など、誰もが共通して頭に描ける順序で説明された方が、理解しやすいんです。
だから、要点をまとめるときも”順序”に注目しながらまとめるといいとか。
「順序」のほかにも、「ロジックツリー」「MECE」など、ロジカルシンキングの基礎編を一つずつ説明していきます。
繰り返しアウトプットして、自分のクセを捉える
座学で「帰納的に要点をまとめる」ことのプロセスとポイントを確認したあとは、実践!!
頭では理解していても、
いざ自分の言葉で情報をまとめるとなると、なかなか難しい。
みなさん、時間いっぱい使って演習に取り組んでいました。
この「アウトプットする」という作業がとても重要なのだそう。
意識的に「帰納法」を活用して報告書や議事録をまとめ、まわりのフィードバックを受ける。
そうするとだんだん自分の”思考のクセ”が見えてきて、事実のみを捉え本質的なテーマにたどり着くための思考術を身につけることができるのだとか。
みなさんの回答が出そろったところで、本講座の目玉でもある”その場でのフィードバック”を実施。
回答をスクリーンに映し出し、講師が一つひとつの回答をチェックしていきます。
みなさん、とても上手なロジックツリーを作成していましたよ!!
講座後は初の取り組みである「懇親会」を行いました♪
少人数での開催となりましたが、お互いの仕事やキャリア、エンジニア市場などさまざまなことをテーマにとても盛り上がり、いい出会いの場となりました!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
次回は「演繹法講座」を11月に開催予定です。