サーバーワークス の技術ブログ

【基礎から学ぶ】AWS SDK for RubyでレスポンスをスタブするPart2(引数に応じてレスポンス内容を変えてみる)

前回の記事(【基礎から学ぶ】AWS SDK for Rubyでレスポンスをスタブする)ではAWS SDK for Rubyの基本的な使い方を確認しました。 今回の記事では、メソッド実行時の引数に応じてレスポンスの内容を変えてみたいと思います。 環境 ruby 3.1.1p18 aws-sdk-core (3.126.2) aws-sdk-ec2 (1.299.0) サンプルのスニペット EC2の describe_volumes で filters により、取得内容をフィルタリングするケースを考

Windows環境でのHTTPステータスコードの調べ方と注意点

みなさんこんにちは。 Webサイトの動作確認をしている際に、少しハマってしまった点がありましたので記事にしました。 概要 HTTPステータスコードとは ステータスコードの取得方法(Powershell) ステータスコードの取得方法(curl) まとめ 概要 HTTPステータスコードを取得する際、Linuxなどでは curl コマンドで簡単にできるのですが、Windows標準のcurlでは内部的にエラーと

Amazon RDS for PostgreSQL に Kerberos 認証で接続してみる

こんにちは、カスタマーサクセス課の本田です。 Amazon RDS for PostgreSQL に Kerberos 認証で接続する方法についてのご紹介です。 はじめに 構成図 設定手順 MSAD ディレクトリを作成 接続クライアント用のWorkSpacesを用意 PostgreSQLインスタンスを作成 PostgreSQLからMSAD ディレクトリへのアクセス用のIAMロールを作成 PostgreSQLのユーザー作成 クライアントからPostgreSQLにKerberos認証で接

【Active Directory】追加されたドメインコントローラーの診断(正常性確認)

こんにちは!技術1課のイーゴリです。 前回の記事では、2台目のDC(ドメインコントローラー)を構築したため、ドメインの機能が正常に稼働しているか確認しないといけませんので、引き続きドメインコントローラーの診断方法をご紹介致します。 Active Directoryユーザーとコンピューターの確認 Active Directoryサイトとサービスの確認 PowerShell GUI DCの状態確認 レプリケーシ

【Windows Server】既存ドメインに2台目以降のドメインコントローラを構築する(GUI / PowerShell)

こんにちは!技術1課のイーゴリです。 前回のDC構築の記事でご説明しました通り、本番環境では、高可用性を実現するために、各ドメインには少なくとも 2台のDCを用意することをお勧めします。 なぜなら、各ドメインコントローラー間で行われた変更を伝達するためにレプリケーションという同期動作が行われるからです。 何らかの理由でコントローラーの1台に障害が

ITIL Foundation 合格者特典で My ITIL をサブスクリプションしてみた

前回、ITIL 4 Foundation 受験の記事を書きました。続編です。 blog.serverworks.co.jp 合格の数日後に Important information about your ITIL® Foundation certificate という件名のメールが届きました。 スルーしても良さそうですが、せっかくなので試してみました。 My ITIL subscription とは サブスクリプションしてみる 1. My Axelos account の作成 2. My ITIL をDiscountコードを使ってアクティベーション で、

【Active Directory】DCの「優先DNSサーバー」設定として127.0.0.1にしてもいいかの説

こんにちは!技術1課のイーゴリです。 1台のドメインコントローラーの構成の場合、どのDNSを優先DNSとして設定するか疑問に思う方は非常に少ないと思いますが、もし既存ドメインに2台目以降のドメインコントローラを構築する場合、「優先DNSサーバーに何を設定すればいいか」と疑問に思う方は非常に多いと思いますので、本件の記事では、マイクロソフトの公式ペ

ECSのサービス検出を理解する

こんにちは 技術課の山本です 雪が続くと夏山が恋しくなりますね 天狗岳(八ヶ岳) そして久保史緒里さんオールナイトニッポンのメインパーソナリティー就任おめでとうございます さて本題です ECSのサービス検出機能(サービスディスカバリ)について 改めて理解を深めるためにブログを書くことにしました ECS のサービス検出機能とはなにか ECSのサービス検出機能が登場

【Amazon Connect+LexV2】Botによる自動注文受付実装例

前回は下記ポストでAmazon ConnectとLexV2を組み合わせ、動的な自動応答の仕組みを試しました。 今回は機能を追加し、自動注文の仕組みを作ってみます。 blog.serverworks.co.jp 概要 会話シナリオ 構築手順 Amazon Lex V2 「注文追加」インテントの追加 インテントの設定(インテントの詳細) インテントの設定(サンプル発話) インテントの設定(スロット) インテントの設定(確認プロン

Codespacesを利用してOJTにおけるWebアプリケーション開発の環境構築時間を短縮した話

こんにちは。サービス開発課でCloud Automatorの開発・運用をしている尾崎です。 サーバーワークスでは新卒メンバーが希望する各課を回ってOJTを行い、新卒メンバーが自身のキャリア選択の参考にするとともに、既存メンバーも新卒メンバーを受け入れることで、新しい気づきを得られる機会として活用しています。 私の所属するサービス開発課でもOJTの受け入れをしてい

AWSの無料利用枠がややこしい話

こんにちは、技術2課加藤ゆです。 AWS 無料利用枠には3種類あることをご存じでしょうか? AWS無料利用枠3タイプ 1.無料トライアル 2.12 か月間無料 3.常に無料 無料利用枠対象か調べたい EC2インスタンスの無料枠を使いたい 1.インスタンスタイプ 2.OS 3.利用時間 4.期間 おわり aws.amazon.com AWS無料利用枠3タイプ AWSでは、無料利用枠を活用して 100 を超える
AWS

【Cloud Automator】「RDS(Aurora): DBインスタンスクラスを変更」アクションをリリースしました

AuroraのDBインスタンスのDBインスタンスクラスを変更する機能が、Cloud Automator に追加されました。 「RDS(Aurora): DBインスタンスクラスを変更」アクションで解決できること 昨月リリースした「RDS: DBインスタンスクラスを変更」アクションに引き続き、 Cloud Automatorでは、AuroraのDBインスタンスのDBインスタンスクラスを変更するアクションを提供開始します。 本アクションを

【PowerShell】10秒で終わるWindowsの地域やタイムゾーンの設定変更

こんにちは!技術1課のイーゴリです。 AWS上の日本語版のAMI (Amazon Machine Image)からWindows Serverを展開しても、毎回Windows Serverの地方(日本に変更)や時間帯設定(「(UTC+9:00)大阪、札幌、東京」に変更)を変更する必要がありますよね。毎回GUIで操作を行うと、手間がかかりますので、本件の記事では、PowerShell / CLI及びAWSユーザーデータで10秒で終わるWindows Serverの地方や

Amazon Elastic File Systemのパフォーマンスを測定してみた

こんにちは、SRE2課の松井(紀)です。 Amazon Elastic File System(以下EFS)でパフォーマンス向上についてのアナウンスがありましたので、実際に2022/02現在のEFSのパフォーマンスを測定してみたいと思います。 EFSはI/Oがボトルネックになり採用を見送っている方もいらっしゃるかと思います。本ブログを通してAWS上のストレージ選択する際の参考になれれば幸いです。 はじめに
AWS

【初心者向け】Amazon QuickSightの利用開始方法

こんにちは、技術2課加藤ゆです QuickSightデビューはじめの一歩、開始手順とデータのインポート方法についてご紹介します。 初期セットアップ 1.セットアップの開始 2.エディションの選択 エンタープライズ版とスタンダード版の違いは? 選択に当たっての注意点 3.QuickSight アカウントの設定 Authention method(認証方法) QuickSight Region(QuickSight リージョン) QuickSigh