【第36回AIセミナー】「これからの製造産業のあるべき姿」

2019/09/26(木)15:00 〜 17:00 開催
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イベント内容

【第36回AIセミナー】「これからの製造産業のあるべき姿」

産業技術総合研究所 人工知能研究センターでは、人工知能研究に関する情報交換を目的として、原則として月に一度、外部の方やセンター内研究者を講師とする人工知能セミナーを開催しています。

2019年9月は「これからの製造産業のあるべき姿」がテーマです。

基本的にどなたでも無料でご参加いただけますが、事前申込が必要です。人工知能に興味のある方は奮ってご参加ください。多くの方々にご参加いただき活発な議論が行われることを期待しています。

要旨

近年、製造産業の分野では、ドイツのインダストリー4.0に代表されるように、IoTならびにAI活用の取り組みが進められています。製造産業において、AIの利活用はどうあるべきかという視点から、2名の講師の方々にご講演頂きます。

基本情報

  • 名称:【第36回AIセミナー】「これからの製造産業のあるべき姿」

  • 日時:2019年9月26日(木)15:00-17:00

  • 受付時間:14:20-17:00
    ※ 受付時間外のご来場には、対応できない場合があります。

  • 場所:〒135-0064 東京都江東区青海二丁目5番10号 テレコムセンタービル東棟14階
    Asia startup office MONO

  • URL:https://mono.jpn.com/telecom-center-access/

  • 定員:200名

  • 参加費用:無料

  • 主催:産業技術総合研究所人工知能研究センター

  • 連絡先:人工知能セミナー窓口

  • 本セミナーは、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)による委託事業「次世代人工知能・ロボット中核技術開発(次世代人工知能分野)」による活動となります。

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。

  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。

  • 懇親会の予定はありません。

プログラム

15:00 - 15:05 「趣旨説明」
15:05 - 16:00 「標準規格の浸透で進む「つながる工場」」
川野俊充 (ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長)
概要:
第四次産業革命を実現するとの掛け声のもとで始まったドイツ発のIndustrie 4.0.プロジェクト開始から5年が経ち,素形材加工装置を含む生産財の標準規格がいよいよ登場し始めてきました.こうした動向を踏まえ,標準規格のコンセプトをうまく活用した産業用IoTやAIの製造現場への適応事例をご紹介します.

略歴:
東京大学理学部物理学科を卒業後,日本ヒューレットパッカード株式会社を経て2003年カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院経営学修士.日本ナショナルインスツルメンツ株式会社の事業部長,慶應義塾大学SFC研究所上席所員を兼任し,2011年に「EtherCAT」開発元のベッコフオートメーション株式会社代表取締役社長に着任し,ソフトウェアPLC/NC/RCのTwinCATによるPC制御ソリューションの普及に努めています.2017年より在日ドイツ商工会議所理事会副会頭にも就任.
16:05 - 17:00 「超小型自立分散半導体生産システム・ミニマルファブの開発と、そのファブネットワーキング」
原史朗  (産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 首席研究員)
概要:
ミニマルファブは、1ライン5千億円もの投資が必要な既存メガファブと比較して、投資額1/1000、ウェハ面積1/1000で、さらに局所クリーン化によってクリーンルームを不要とする、多品種少量デバイスに適した新しい生産システムであり、投資問題が解決できる。ミニマルファブは、産総研を中心に企業約百社と開発を進めている。ミニマルファブでは、装置内部の制御に恐らく世界で初めてEtherCATを本格採用した。また、装置間、ファブ間での通信では、暗号化システムを開発し、つながる工場を世界にさきがけて具現化しつつある。本講演では、そのコンセプト、ビジネスモデル、開発状況、今後の予定などについて述べる。 


略歴:
早稲田大学理工学部助手、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、1993年、電子技術総合研究所入所。ショットキーダイオードの特性ばらつきの根源を追い求め、その原因究明のために、局所クリーン化リサーチシステムを開発。2007年に投資額を1/1,000にするリスク分散型半導体生産システム・ミニマルファブ構想を創出。局所クリーン化技術を応用したミニマル搬送システムの開発に着手。これをコアテクノロジーとして、ミニマルファブの開発をおよそ50社と推進する。H24年度から3年間、ミニマルファブ開発を国家プロジェクト化し、プロジェクトリーダーを務めた。現在、国立研究開発法人産業技術総合研究所ナノエレクトロニクス研究部門・首席研究員兼ミニマルシステムグループ長。一般社団法人ミニマルファブ推進機構・ファブシステム研究会代表。ミニマルファブ開発とその普及全体を統括し、開発をリードしている。

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