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G-gen の今村です。当記事では、Google Cloud(旧称 GCP)の仮想マシンサービスである Compute Engine で Windows Server VM を起動し、リモートデスクトップでログインするまでの手順について解説します。 はじめに VM の起動 新規 VM の設定画面へ遷移 VM の設定 概要 マシンの構成 OS とストレージ データの保護 ネットワーキング オブザーバビリティ セキュリティ 詳細 設定を確認して作成 管理者アカウントとパスワード 初期パスワードの発行 初期パスワードの変更 リモートデスクトップ接続の設定 ファイアウォールルールの構成 RDP での接続確認 接続経路の保護 その他の設定と Tips Windows Server の日本語設定 Windows Server のライセンス費用 はじめに Compute Engine の基本的な概念や操作方法、およびマシンタイプやネットワークなどのその他設定については、以下の記事を参照してください。当記事では Windows Server 固有の手順に絞って解説します。 blog.g-gen.co.jp blog.g-gen.co.jp VM の起動 新規 VM の設定画面へ遷移 Google Cloud コンソール上部の検索窓で「Compute Engine」を検索し、「VM インスタンス」をクリックします。 次に、遷移した先で「インスタンスを作成」をクリックします。 Compute Engine を検索 インスタンスを作成 インスタンスの作成には、Compute インスタンス管理者(v1)( roles/compute.instanceAdmin.v1 )の IAM 権限が必要です。作業するユーザーに対して、当該のロールが付与されていることを確認してください。 IAM については以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp VM の設定 概要 VM インスタンスの設定画面は大きく、マシンの構成、OS とストレージ、データ保護、ネットワーキング、オブザーバビリティ、セキュリティ、詳細の7セクションに分かれています。 当記事では、それぞれのセクション内での設定項目については詳細な説明を割愛します。細かい設定や推奨される利用方法など、公式ドキュメントを参照しながら利用要件に合わせて適切な設定を行ってください。 なお、設定項目及び UI は2026年6月現在のものであり、当記事で解説する内容は変更される可能性がある点に留意してください。 マシンの構成 リージョンやゾーン、マシンタイプ等を設定します。 マシンの構成セクション OS とストレージ 使用する OS やディスクサイズを設定します。 OS とストレージセクション デフォルトでは Windows 以外の OS が選択されているため、以下の手順で「Windows Server」に切り替えます。使用するバージョンは、利用要件に合わせて適切なものを選択してください。 オペレーティングシステムを変更 Windows Server を選択 バージョンを選択 選択をクリック データの保護 バックアップのスケジュールやレプリケーションの設定を行います。 データの保護セクション ネットワーキング ファイアウォールルールや使用するネットワークを個別に設定できます。ただし、本来ネットワーク関連の権限を持たないユーザーが、個別のネットワーク設定を行えることはセキュリティ上の懸念となります。 そのため、通信を許可するファイアウォールルール等の設定は、後述の Virtual Private Cloud(以下、VPC)で一元的な管理を行うことが推奨されます。 ネットワーキングセクション オブザーバビリティ ログや指標の収集、アプリケーション監視についての設定を行います。 オブザーバビリティセクション セキュリティ アタッチするサービスアカウントや VM の保護設定等を行います。 デフォルトのサービスアカウントには、編集者( roles/editor )という強力な権限が付与されています。セキュリティリスクを回避するため、必要なロールのみに絞ったサービスアカウントをアタッチすることが推奨されます。 セキュリティセクション Compute Engine にアタッチするサービスアカウントの考え方については、以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp 詳細 VM を削除から保護する設定や起動スクリプト、メタデータの設定を行います。 詳細セクション 設定を確認して作成 セクション内の項目を一通り確認し、要件通りの設定になっているか、エラーがないか、などをチェックします。確認が終わったら画面下部の「作成」ボタンをクリックして、VM の作成処理を開始します。VM が完全に起動して接続可能になるまでは数分ほどかかります。 作成 管理者アカウントとパスワード 初期パスワードの発行 Windows Server インスタンスの作成が完了した直後は、OS にログインするための管理者アカウント(Administrator)やパスワードが用意されていません。 ログインするためには、Google Cloud コンソールの VM インスタンス詳細画面から「Windows パスワードを設定」を実行する必要があります。この操作を行うことで、指定したユーザー名のアカウントが作成され、ランダムな初期パスワードが生成されて画面に表示されます。なお、VM の起動命令を出した直後はこの操作が行えない場合があります。数分後に再度、実施してください。 このパスワードは一度画面を閉じると再確認できないため、必ず安全な場所に控えてください。 参考 : Windows VM のアカウントと認証情報を管理する - 認証情報を生成する VM 編集画面 ユーザー名を設定 自動でパスワードが生成される 初期パスワードの変更 Google Cloud コンソールで生成した初期パスワードも強力ですが、会社としてセキュリティガバナンスを定めている場合、その規定に沿ったパスワードへの変更を推奨します。ログイン後は Windows の管理機能を使用して変更できます。 参考 : Windows VM のアカウントと認証情報を管理する - パスワードを変更する リモートデスクトップ接続の設定 ファイアウォールルールの構成 Windows Server へログインするには、リモートデスクトッププロトコル(以下、RDP)を使用します。 RDP 接続を許可するために、対象の VPC ネットワークでポート番号「3389」(TCP)のインバウンド通信を許可するファイアウォールルールを追加してください。セキュリティリスクを低減するため、送信元 IP アドレス範囲はすべての通信( 0.0.0.0/0 )とはせず、接続元のオフィスや環境のグローバル IP アドレスのみに制限することを強く推奨します。 VPC ネットワークやファイアウォールルールの詳細については、以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp blog.g-gen.co.jp RDP での接続確認 ファイアウォールルールの設定が完了したら、ローカル PC の RDP クライアントを起動します。 接続先として VM インスタンスの外部 IP アドレスを指定し、先ほど発行したユーザー名とパスワードを入力することで、Windows Server へログインできます。 操作方法や UI は、使用する RDP クライアントアプリケーションにより異なる点に留意してください。 RDP クライアントアプリケーションでアカウントを追加 RDP クライアントアプリケーションで Windows Server に接続 参考 : RDP を使用して Windows VM に接続する 接続経路の保護 前述のように、ファイアウォールルールによって外部からの RDP 接続を特定の IP アドレスに制限することは有効なアプローチであり、Google Cloud から非推奨とされているわけではありません。 しかし、インターネット経由の直接接続よりもさらにセキュリティを高めたい場合は、Identity-Aware Proxy(以下、IAP)という機能を使用して、よりセキュアな RDP 接続を構成できます。IAP の詳細や、RDP で利用する方法については、以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp blog.g-gen.co.jp また、Cloud VPN を経由することで、自組織のネットワークと VPC ネットワークを接続し、内部 IP アドレスを使ったプライベート接続を確立することもできます。Cloud VPN については、以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp 参考 : Identity-Aware Proxy の概要 参考 : Cloud VPN の概要 その他の設定と Tips Windows Server の日本語設定 起動した Windows Server のデフォルトの言語設定は英語となっています。言語設定を英語のまま運用した場合、導入したアプリケーションによっては文字化けや不整合が発生する可能性がある点に留意してください。 こうした意図しない挙動を防ぐため、Windows Server を日本語設定に変更する必要があります。Windows Server の日本語化手順については、以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp Windows Server のライセンス費用 当記事の手順は、 プレミアムイメージ と呼ばれる、Google が用意したライセンス埋め込み型のイメージから Windows Server を起動する手順です。この場合、ライセンス費用は VM インスタンスの利用料金に含まれ、時間単位で課金されます。ライセンス費用は、VM インスタンスに割り当てられた vCPU 数に応じて変動します。 なお既に自組織で Windows Server の OS ライセンスを所有している場合は、ライセンスの持ち込み(BYOL)が可能な 単一テナントノード を使用することもできます。大規模かつ長期の運用では独自のライセンスを使用することで費用を削減できる可能性がありますが、単一テナントノードの追加費用が発生します。また、ライセンスの持ち込み条件などについては、公式ドキュメントを十分に確認してください。 参考 : Google Cloud での Microsoft ライセンス 今村 壱生 (記事一覧) クラウドソリューション部 ソリューションアーキテクト課 2026年3月にG-genへ入社。約7年間 Web 広告運用やウェブ解析に携わり、その後は社内 SE として開発業務に従事。広告運用の現場感と技術的な視点、その双方を併せ持つ経験をベースに、現在は Google Cloud のスキルアップに注力。データ活用とクラウド技術を融合させ、お客様のビジネス成長を支えるエンジニアを目指している。 Follow
みなさんこんにちは。ソリューションアーキテクトの山田です。2026 年 6 月 25 日(木)、26 日(金)の 2 日間に渡って開催される AWS Summit Japan 2026 では今年も製造業に関する展示を数多く行なわれています。製造業に関連する全体的な展示やセッションに関しては こちらのブログ に全体がまとめられておりますので参照ください。 本ブログではその中でも製品設計開発に関するデモ展示について紹介します。 コンセプト : 生成 AI 時代の製品設計開発 CAE 解析や CAD 操作、過去ナレッジの活用など、製品設計開発の現場にはエンジニアの専門性に強く依存する業務が数多く存在します。本展示では、フィジカル AI 時代の到来を見据え、エンジニアの設計開発を加速する 2 つの切り口で実機デモをご覧いただきます。 1. Engineering Development Hub( EDH )による PC / Workstation / HPC 環境の俊敏な立ち上げ 2. 設計開発の現場ですぐに実践できる生成 AI ユースケース 「フィジカル AI 時代の研究開発をどう加速するか」を、現場のエンジニア目線で体感いただける展示です。 1. Engineering Development Hub( EDH ) EDH は 専用 Web ポータルによって設計開発に従事する方が使用する PC / Workstation / HPC 環境をクラウド上にセルフサービスで立ち上げることができるシステムです。3D モデリング、大規模シミュレーション、 CAE 解析、 GPU を用いたモデル作成に至るまで、フィジカル AI 時代の研究開発においてはこれまで以上に多彩なツールチェーンと、それを効率よく実行する多種多様なコンピューティング環境が必要となります。EDH はクラウドの柔軟性を活かした多様な要件に対応できる仮想ワークステーション環境とスケーラブルな HPC 基盤を 1 つのシステムとして提供。専用の Web ポータルによりエンジニアは直感的に必要なデスクトップ環境を取り出し、大規模に CPU/GPU を使用した分散学習やシミュレーションを実行することができます。 EDH は以前 Scale-Out Computing on AWS(SOCA)として知られていたソリューションの後継で、2026 年 4 月にリブランドされ、新たにリリースされました。SOCAの派生としては RES (Research and Engineering Studio on AWS) もリリースされておりますが、RESはVDIに特化したソリューションです。VDIに加えてHPCの機能も統合して利用したい場合は今回ご紹介するEDHの利用をご検討ください。 Engineering and Development Hub (EDH) アーキテクチャ図 EDH の主な特徴 仮想デスクトップによるインタラクティブ処理 Amazon DCV を用いた高性能なリモートデスクトップ環境で、CAD ソフトウェアの 3D 描画もスムーズに操作できます。Windows と Linux の両方に対応し、GPU インスタンスを選択することで、>オフィスにいなくてもワークステーション級の作業環境にアクセスできます。 HPC を使った大規模バッチ処理 Slurm、OpenPBS、IBM LSF といった主要なジョブスケジューラに対応し、ジョブ投入に応じて計算ノードが自動的にスケールアウトします。EFA(Elastic Fabric Adapter)による低遅延ネットワークで、大規模並列処理のスケーリングも問題ありません。処理が完了すればノードは自動的に終了し、課金が停止します。  専用 Web インタフェースによる直感的な利用 EDH には専用の Web ポータルが付属しており、以下のような操作をブラウザから直感的に行えます。コマンドラインに不慣れなエンジニアでも、すぐに使い始められるのが特徴です。 仮想デスクトップの起動・停止 HPC ジョブの投入・状態監視 ファイルの管理とアップロード 利用状況の可視化とコスト確認 Amazon EC2 の高い汎用性 EDH の計算リソースは Amazon EC2 上に展開されるため、実行するアプリケーションや処理の規模に合わせて最適なスペックのインスタンスを選択できます。 CPU:x86(Intel / AMD)、Arm(Graviton) GPU:NVIDIA L4、A10G、A100、H100 etc. メモリ:数 GB から数 TB まで OS:Amazon Linux、RHEL、Ubuntu、Windows Server etc. EDH の仮想デスクトップ管理画面と HPC ジョブ投入画面 EDH のユースケース EDH は以下のような設計開発ワークロードで活用することができます。もちろんこれら以外にも仮想デスクトップや HPC 環境を必要とするワークロード全般に適用可能であり、汎用性の高いソリューションです。 CAD:3D モデリング、設計・製図 CAE:構造解析、流体解析、熱解析 材料シミュレーション:分子動力学、第一原理計算 EDA:半導体設計、論理合成、検証 フィジカル AI:ロボティクス開発、強化学習 EDH のリソース他 Engineering Development Hub(EDH)はオープンソースで公開されているため、すぐに試すことができます。 ソースコード: github.com/awslabs/engineering-development-hub ドキュメント: awslabs.github.io/engineering-development-hub-documentation AWS Summit Japan 2026 会場内の AWS for Industries Zone ブース (ブース ID:A021) で、EDH の実環境をご覧いただけます。ぜひ実際のデモをご覧ください。 2. 設計開発の現場ですぐに実践できる生成 AI ユースケース 自然言語による CAD/CAE 操作のアシストや、時間のかかるシミュレーションを AI で高速化するサロゲートモデルなど、明日からでも取り入れられる「使える AI」の活用例をご紹介します。 その場でご覧いただける動作デモに加え、後日体験できるワークショップもご用意しているので、AI が設計業務をどう変えるのかをじっくり実感いただけます。 生成 AI × CAD + CAE + NVIDIA Isaac による フィジカル AI シミュレーション 本デモでは、AWS の AI コーディングアシスタント Kiro に 自然言語で指示するだけ で、1 台の産業用 6 軸ロボットアームを題材に、 設計 → CAD 編集 → 強度解析(CAE) → ロボットの動作学習 までを一気通貫で実行する様子をご覧いただけます。 フィジカル AI 時代に求められる「設計してから、実際に動かして学習させるまで」の流れを、コードを 1 行も書かずに体感できる展示です。 設計開発の現場に多く存在する、専用ソフトの習熟や、複雑な製図・シミュレーションといった時間を要する業務を効率化する効果が期待できます。 注記:Kiro CLI の基盤モデルは検証を進めた期間中にアップデートが重なったため、工程ごとに Claude Opus 4.6 / 4.7 / 4.8 を使用しています(どの工程でどのバージョンを使ったかは、後述の詳細記事シリーズにそれぞれ明記しています)。 本デモ動画の撮影時点では Claude Opus 4.8 を使用しました。モデルのバージョンによって、生成されるコードの品質や挙動は変わる場合があります。 デモの流れ — 1 台のロボットアームを 4 ステップで設計 同じ 1 つの形状データを引き継ぎながら、すべての工程を Kiro への日本語の指示だけで進めます。 AWS Summit Japan 2026 展示動画(YouTube : 3分58秒) 1. 3D 形状をつくる 寸法を言葉で伝えるだけで、ロボットアームの 3D モデルを生成します。CAD ソフトを使わず Python だけで STL ファイル(※3D 形状のデータを見るのに向いた形式)を作り、関節角度から先端位置を求める順運動学(※各関節を何度曲げると腕の先端がどこに来るかを求めるロボット設計の基本計算)の検算まで Kiro が自動で実施。このモデリングを実時間 4 分 28 秒で完了しました。 技術詳細解説ブログ Kiro で AI 支援の設計開発 -自然言語指示だけで 3D モデリングや流体シミュレーション実行- プロンプト例: 産業用6軸多関節ロボットアームの3Dモデルを生成する generate_robot_arm.py という Pythonスクリプトを構築してください。 numpy-stl、numpy、matplotlib のみを使用してください。 ■ ロボットアーム構成(ベースから先端へ): 1. ベース(J1軸: 旋回) — 固定台座: 円筒 直径300mm 高さ50mm、旋回部: 円筒 直径250mm 高さ100mm 2. ショルダー(J2軸: 前後傾動) — 関節ハウジング: 直径200mm 高さ150mm 3. 上腕(リンク1) — 長さ500mm、断面: 150mm x 120mm 4. エルボー(J3軸: 上下傾動) — 関節ハウジング: 直径160mm 高さ120mm 5. 前腕(リンク2) — 長さ450mm、断面: 120mm x 100mm 6. 手首(J4/J5/J6軸) — 3段の円筒 7. エンドエフェクタ(ツールフランジ) — 直径63mm(ISO 9409-1準拠)、ボルト穴6個 ■ 姿勢パラメータ: - J1〜J6の関節角度を変数化し、順運動学(FK)で各リンクの位置・姿勢を計算 Kiro が 3D モデリング用のコードを作成し実行している様子 完成したロボットアーム 3D モデル STL ファイル 2. 形を編集する CAD で編集できる STEP ファイル(※3D 形状の CAD ソフトで編集するのに向いた形式)に作り直し、オープンソースの 3D CAD ソフト FreeCAD で、角の丸め(フィレット)や穴あけといった加工を追加します。GUI 操作だけでなく、Kiro が FreeCAD Python API を用いてヘッドレス(GUI なし、コマンドラインとスクリプトだけ)でも編集を実行できることを示します。 技術詳細解説ブログ CADソフトの操作を自然言語指示でAIに任せる — Kiro で STEP 生成から FreeCAD 編集まで Kiro が作成したロボットアーム図面をベースに、FreeCAD で人間が編集操作を行っている様子 Kiro が自然言語指示によりヘッドレスでロボットアーム図面編集操作を行った結果(編集前後比較) 3. 強度を確かめる 完成した形に荷重をかけ、応力やたわみを計算する構造解析(CAE)を実行します。今回は材料をアルミ合金 6061-T6、ベース底面を固定し、先端のフランジに 100 N(約 10 kg 相当)の下向き荷重をかける条件で解析しました。部品の結合からメッシュ分割、材料・拘束・荷重の設定、ソルバー実行、結果の可視化までを Kiro が担当し、最大応力(フォン・ミーゼス応力)約 0.13 MPa・最大変位は 5.76 μm という結果を得ています。途中でエラーが出れば自ら原因を切り分け、手法を見直しながら解析を完走させます。 技術詳細解説ブログ AI が設計して、AI が強度検証する — Kiro × FreeCAD FEM でロボットアームCAE構造解析 Kiro が FreeCAD で CAE 実行した結果を人間が GUI で確認している様子 4. 動かして学ばせる 設計したアームに吸盤を付け、NVIDIA Isaac Sim / Isaac Lab 上で「キューブを持ち上げて運ぶ」動作を強化学習(※ロボットに動きを試行錯誤させ、うまくいくほど報酬を与えて自分で上達させる AI の学習方法)させます。4096 体のロボットを 1 枚の GPU で同時に動かし、学習開始直後はほぼ 0% だった成功率を、学習後にはピックアップ(持ち上げ)成功率 91.5%、目標位置への運搬・保持も 77.9% まで引き上げました。 技術詳細解説ブログ AI で設計した自作ロボット、NVIDIA Isaac で 4096 並列強化学習させた結果 4096 体のロボットを NVIDIA Isaac Sim / Isaac Lab 上でキューブピックアップ強化学習している様子 AIを活用した設計開発のポイント つくりたいものを、言葉にするだけ 専用ソフトの習熟や環境構築も AI が肩代わり。設計の参入障壁が下がる。 時間がかかる作業が、速く・再現性高く 日々の製図も解析も手間を大幅削減。初期検討を素早く回せる。 未知の領域にも、踏み込める 強化学習のような未経験分野も AI が調べて試す。学びながら新スキルが身につく。 仕上げと判断は、人 本番品質には専門家の判断と検証が要る。AI は作業役、決めるのは人。 著者について 山田 航司 (Koji Yamada) AWS のソリューションアーキテクトとして、製造業のお客様を中心にクラウド活用の支援を行っています。製造業における業務課題解決や新規ビジネスにおけるクラウド活用の可能性をお客様と一緒に探求しています。
2026 年 6 月 18 日、AI 推論、グラフィックス、データ分析のワークロード向けに高性能な GPU アクセラレーションを提供する Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) G7 インスタンスの一般提供の開始を発表しました。 AWS は、NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU をサポートする最初の主要クラウドプロバイダーです。G7 インスタンスは、これらの GPU と第 6 世代のカスタムインテル Xeon Scalable プロセッサを組み合わせることで高速化されており、 G6 インスタンス と比較して、最大 4.6 倍の AI 推論パフォーマンスと最大 2.1 倍のグラフィックスパフォーマンスを実現します。また、G7 インスタンスは、 Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) 上の Amazon EMR における GPU アクセラレーテッド分析でも、より高速なパフォーマンスを発揮します。G7 インスタンスは、AI 推論、グラフィックスレンダリング、動画トランスコーディングおよび分析、空間コンピューティング、仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI)、データ分析など、GPU を活用する幅広いワークロードに適しています。 前世代と比較した G7 インスタンスの改善点は次のとおりです: より高速な GPU メモリ – NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU は、G6 インスタンスと比較して 1.33 倍の GPU メモリ容量と 2.45 倍の GPU メモリ帯域幅を提供します。GPU あたり 32 GB の GPU メモリ、第 5 世代 Tensor コア、第 4 世代 RT コアを搭載し、AI 推論およびグラフィックスパフォーマンスが向上しています。 高パフォーマンスのネットワーキングとストレージ – G7 インスタンスは、700 Gbps の EFA 対応ネットワーキングスループット (G6 と比較して 7 倍) を備えています。これにより、AI 推論、グラフィックス負荷の高いアプリケーション、GPU アクセラレーテッドデータ分析ワークロードが最高のパフォーマンスを発揮するために必要な、低レイテンシーで広帯域の接続を実現します。G7 インスタンスは最大 7.6 TB のローカル NVMe SSD ストレージをサポートしており、大規模なモデルやデータセットをコンピューティングの近くに保持することで、データ転送のオーバーヘッドを削減し、スループットを改善できます。 高度な動画エンコーディングおよびデコーディングエンジン – 第 9 世代 NVENC および第 6 世代 NVDEC エンジンは、高解像度動画ワークフロー向けの 4:2:2 エンコーディングおよびデコーディングをサポートしており、前世代の G6 インスタンスと比較して 1.5 倍の同時動画ストリームを実現します。 EC2 G7 インスタンスの仕様 G7 インスタンスには、最大 256 GB の合計 GPU メモリ (GPU あたり 32 GB のメモリ) を提供する最大 8 個の NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU と、カスタムインテル Xeon Scalable プロセッサが搭載されています。また、7 つのサイズでご利用いただけるほか、最大 192 個の vCPU、最大 700 Gbps のネットワーク帯域幅、最大 768 GiB のシステムメモリ、最大 7.6 TB のローカル NVMe SSD ストレージもサポートしています。 仕様は次のとおりです: インスタンス名 GPU GPU メモリ (GB) vCPU 数 メモリ (GiB) ストレージ EBS 帯域幅 (Gbps) ネットワーク帯域幅 (Gbps) g7.2xlarge 1 32 8 32 1 x 600 最大 8 最大 60 g7.4xlarge 1 32 16 64 1 x 600 8 最大 100 g7.8xlarge 1 32 32 128 1 x 950 16 最大 100 g7.12xlarge 2 64 48 192 1 x 1900 20 175 g7.24xlarge 4 128 96 384 1 x 3800 40 350 g7.48xlarge 8 256 192 768 2 x 3800 80 700 g7.metal* 8 256 192 768 2 x 3800 80 700 * 近日リリース予定 G7 インスタンスは、マルチ GPU サイズ向けの NVIDIA GPUDirect P2P、EFA を使用した NVIDIA GPUDirect RDMA、および Amazon FSx for Lustre 向けの EFA を使用した GPUDirect RDMA をサポートしており、マルチ GPU およびマルチノードのワークロードにおいて低レイテンシーの GPU 間通信を可能にします。 G7 インスタンスの使用を開始するには、AI 推論やグラフィックスワークロード向けに事前パッケージ済みの GPU ドライバーを備えた AWS Deep Learning AMI (DLAMI) または NVIDIA Workstation AMI を使用できます。Amazon EKS で G7 インスタンスを使用するには、 EKS が提供するオートメーション を使用して、NVIDIA ドライバーバージョン R595 を含む EKS AMI を構築してください 。 G7 インスタンスは、Amazon Linux、Ubuntu、RHEL、Windows Server など複数のオペレーティングシステムをサポートしており、包括的な NVIDIA ドライバーの統合により、DirectX、Vulkan、OpenGL などの業界標準のグラフィックスライブラリとの互換性を提供します。 今すぐ始めましょう Amazon EC2 G7 インスタンスは、米国東部 (オハイオ) と米国西部 (オレゴン) の 2 つの AWS リージョンで今すぐ利用を開始できます。今後のリージョン展開計画を確認するには、「 AWS サービス (リージョン別) 」ページの CloudFormation リソースタブでインスタンスタイプを検索してください。 G7 インスタンスは、 オンデマンド 、 Savings Plans 、 スポットインスタンス など、複数の購入オプションを通じて提供されています。 12xlarge 、 24xlarge 、 48xlarge のサイズでは、 ハードウェア専有インスタンス もサポートされています。詳細な料金については、「 Amazon EC2 の料金 」ページにアクセスしてください。 始める準備はできましたか? Amazon EC2 コンソール から G7 インスタンスを起動してください。詳細については、「 Amazon EC2 G7 instances 」ページをご覧ください。フィードバックをぜひお寄せください。 AWS re:Post for EC2 で共有いただくか、または通常の AWS サポート担当者を通じてご連絡ください。 – Daniel Abib 原文は こちら です。

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