サーバーワークス の技術ブログ

AWS上にActive Directory サーバーを構築する際のヒアリング項目

こんにちは、Enterprise Cloud部 ソリューションアーキテクト1課 宮形 です。 AWS専業の会社で日々活動しておりますが、これまでのキャリアでWindows系技術にも触れることが多かったので、そのお陰もありAWS上のEC2で Active Directory サーバー (以下ADサーバーと記) を構築して欲しいというお仕事を対応することが多いです。 AWS上にADサーバーを構築するとなった際、「最低限どの

Amazon BedrockでClaude 3 Sonnetが利用可能になりました

サーバーワークスの村上です。 2024年3月4日にAnthropic社のClaude 3が発表されました。 www.anthropic.com どうやらAmazon Bedrockでも使えるとのことでしたので早速試してみました。 aws.amazon.com 2024年4月17日追記:Claude 3 ファミリーがすべて使用可能になりました 以下のブログで同様の内容を整理していますので、良ければご覧ください! blog.serverworks.co.jp 2024年4月17日追記:Claude 3 フ

【AWS CDK】Dev ContainerでAWS CDKの環境構築 on Windows

エンタープライズクラウド部の松田です。こんにちは。 AWS CDKに入門してみました。 色々触ってみたので、備忘として記事にしておきます。 はじめに 開発環境の概要 環境構築手順 環境構築(Windows) VS Code VS Code拡張機能(Remote Deployment) VS Code拡張機能(Dev Containers) WSL2(Ubuntu 22.04) セットアップ確認 環境構築(Ubuntu) Docker セットアップ確認 環境構築(コンテナ) ま

Go langのモジュールとは、go.modとgo.sumも併せて初心者でもわかるように解説してみる

モジュールをなんとなく使っている こんにちは。普段はRubyを触っているのですが、最近はGoにディープダイブしたいサービス開発部の布施です。 Goでコーディングする時に欠かせないのがモジュールという概念です。 慣れている方なら特段困ることはありませんが、 これからGoのことを学んだり、Goのはじめの一歩を踏み出された方はなかなか曖昧な知識でモジュールを

「Amazon Linux 2023構築ガイド」ってのをまとめてみるよ。

CI部の くつなりょうすけ です。 こんにちは。 この記事はご紹介、お誘いになります。 Amazon Linux 2023を使いこなしてる? AWSで無料で利用できるLinuxディストリビューションのAmazon Linux 2023ですが、皆さん使ってますか? せっかく使い放題で利用できるんですから有効活用しましょうよ。 とは言いつつも、「FedoraベースとかRHEL9と近いとか言われてるけどそれAL2023で動くの

初心者でも行っていいの?新卒Game Day参加レポート

はじめに こんにちは、2023年新卒未経験入社の垣見(かきみ)です。先日(といっても2か月前の2023年12月)、AWSが主催するGame Dayというイベントに参加してきました。 そのためにGame Dayについて下調べしていたとき「初心者が参加したらどうなるか」「初心者が行ってもいいのか」という視点の体験談がほとんど見つからなかったため、今回はその体験談をお伝えします。

Tera Team にて Amazon Linux 2023 インスタンスに接続できない事象に遭遇

こんにちは、2023年12月に入社し、現在研修中の篠原です。 研修では配属前に過去に実際にあった案件・対応をモデルに作成された模擬案件を実施します。 今回は模擬案件中に起こったEC2インスタンスへのSSH接続不可となった事象についてまとめてみました。 利用環境 ターミナル:Tera Term キーペア:RSA暗号方式、ファイル形式 .pem(OpenSSH で使用するファイル形式) AMI:Amazo
AWS

『Rustの練習帳』を片手に Rust で Cloud Automator の環境変数を切り替えるツール作ってみた

サービス開発部のくればやしです。 背景1 本日、Cloud Automator のジョブと後処理の情報を一括で取得できるコマンドラインツールがリリースされました 🎉ジョブ情報の一覧取得はこれまでに多数ご要望頂いていた機能ですので、便利に使って頂けるものと思います。 blog.serverworks.co.jp こちらのツールですが、ご利用に際し、Cloud AutomatorのAPIキーを環境変数に登録しておく

CUR2.0設定時にクエリを利用する方法について

こんにちは!寒暖差で体調を崩してしまった荒井です。 今回は新しいコストレポートである、 使用状況レポート 2.0 (CUR 2.0)の機能について調査してきました。 結論 背景 リリースノートで気になった点 SQLのプレビューまで AWSCLI から CUR2.0 出力設定 コンソール上から確認 まとめ 結論 CUR2.0 設定には SQL クエリを利用することが可能です。 背景 サーバーワークスでは社員
AWS, SQL

【Cloud Automator】ジョブと後処理の情報を一括で取得できるコマンドラインツールをリリースしました

Cloud Automator のジョブと後処理の情報を一括で取得できるコマンドラインツールをリリースしました。 背景 コマンドラインツールの紹介 利用方法 1. インストールスクリプトを実行する 2. Cloud Automator CLI が正しくインストールされたことを確認する 3. 環境変数に CloudAutomator の API キーをセットする 4. ジョブの一覧を取得する 4. IDを指定してジョブを取得する おわりに 背
API

Step Functions タスクをクロスアカウントで実行

はじめに こんにちは。エンタープライズクラウド部の脇江です。 複数のAWSアカウントを利用するマルチアカウント構成が主流となってきていますが、AWSアカウントの数が増えると各AWSアカウントに対して共通する作業に手間がかかってしまうことがあります。 このような作業を自動化していこうと考えた時に Step Functions を使用するケースがあるかと思います。 今回はAWS
AWS

Amazon Route53の名前解決機能を整理してみる

こんにちは。技術2課の加藤ゆです。 最近アレルギー検査をしたら、スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカバが陽性だと判明しました。 あと猫も・・かなしい。断トツでバチバチに陽性だったのはダニ・ハウスダストです。 さて、今回はAmazon Route53の名前解決機能を、DNSの基本的な機能を元に整理してみます。 Amazon Route53とは DNSの機能 ネームサーバー フルサービスリゾルバ

【Amazon EBS】暗号化されていない既存EBSを暗号化する方法

こんにちは!イーゴリです。 今日はEC2の暗号化されていない既存のEBSを暗号化する方法を紹介します。 結論 作業の流れ 手順書 (任意)CMKが必要な場合、AWS KMSでキーを作成する 対象EC2のEBS スナップショットを取得する 非暗号化のEBSスナップショットから暗号化のEBSスナップショットを作成する 無停止で暗号化されたか確認する(余談のため、スキップしても問題ない
AWS

VPCフローログとNetwork Firewallの各ログの内容を比べてみる

ある通信に対するVPCフローログとNFWフローログ・アラートログをキャプチャして内容を比較しました。

CloudFront を使用したマルチホスティングと、CloudFront Functions を活用した動的ルートディレクトリ書き換えを試してみた。

概要図: マルチホスティング Server Name Indication ( SNI ) 本記事の検証内容 1. CloudFront を使用したマルチホスティング 2. CloudFront Functionsを活用した動的ルートディレクトリ書き換え 詳細な構成図 検証 1. AWS Certificate Manager (ACM)を使用して、バージニア北部リージョンでマルチドメイン証明書を作成します。 2. CloudFront配信設定の「代替ドメイン名 (CNAME)」欄に2つのドメイン名を