AWSソリューションアーキテクトインタビューシリーズ~My Story⑥~

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AWSソリューションアーキテクトインタビューシリーズ~My Story⑥~
PrototypingTeam の Lianzi さんに Prototyping Team の魅力と開発スキルの身に着け方について教えてもらいました 

■プロフィール
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 技術統括本部 プロトタイプエンジニアリング本部 プロトタイプ エンゲージメント マネージャー
Lianzi

お客様にプロトタイプを提供する

Lianzi さんが所属する Prototyping Team について教えてください


Lianzi:
Prototyping Team は、AWS の利用を検討しているお客様、または既に AWS を利用していて技術的な課題をお持ちのお客様に対して、その課題を解決するプロトタイプを提供し、お客様のプロジェクトを加速させるお手伝いをさせていただいております。お客様の状況や課題によって、提供するプロトタイプの内容が異なりますが、例えば、Frontend(UI/UX) の開発、Serverless、Container 活用によるモダナイゼーションといったアプリケーションの開発に加えて、Machine Learning、IoT、XR や、Blockchain と技術領域に特化したプロトタイプも提供します。
Prototyping Teamには、フルスタックエンジニアや、専門分野に特化したエンジニアがいて、AWS の知識だけではなく、IT トレンドや新しい技術に興味を持っていて、自ら学ぶ方が多い印象です。またお客様とディスカッションしながら、一緒に課題や要件整理、アーキテクチャ検討などを決めていくためコミュケーション力も必要です。

興味を持ったことに飛び込んでいく

前職はアプリケーションエンジニアとして活躍されていたとのことですが、具体的にどのようなことをしていましたか?


Lianzi:
日本のコンピューターサイエンス専攻の大学院を卒業して、外資系の IT 企業の R&D 部門で、ソフトウェア開発エンジニアとして、キャリアをスタートしました。最初は、部門で開発するソフトウエアの全体の機能を把握するため、1年ほどテストエンジニアをしていました。その後は、バックエンドエンジニアとしてアプリケーションの開発を行いました。
また、目に見える部分であるフロントエンドの開発に興味がありましたので、社内のフロントエンドのコミュニティに参加し、定期的に行われている勉強会ではフロントエンドのコードを書いて、コミュニティ内でレビューしてもらったりしました。元々開発経験があった為、学習を始めてから半年後に実際のWebアプリケーションのフロントエンドの開発を担当することになりました。フロントエンドの開発がキャリアとしては一番期間が長く、自分が作ったものをグローバルチームに対してデモをしたり、フィードバックをもらい、さらに良くしていく過程にやりがいと達成感を感じていました。また開発する時に気付いた知見は、論文を書いて公開したり、特許申請をしていた経験もあります。
その後は、プロジェクトのマネジメントにも興味を持ち、通信教育や、教育コンテンツを提供する日本企業の情報システム部に転職して、内製のアジャイルチームを立ち上げて、これまでの開発経験を活かし、アジャイル開発チームのマネジメントを行っていました。サービス企画部門と連携しながら、開発する機能の優先順位を決めて、アジャイルチームを取りまとめて、サービスの開発を進めました。

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開発出来るようになるにはとことん手を動かす

開発経験がないエンジニア向けに、開発スキルを身に着けるための勉強方法について教えてほしいです!


Lianzi:
私は大学院でコンピューターサイエンスを専攻していたので、基本的なコーディングや、開発のプロセスについては大学で学んでいました。
個人的な考えですが、もし開発経験がない方が開発スキルを身に付けるには、基礎を学んだうえで実際に手を動かして学ぶ方法をおすすめします。具体的には、まず、エンジニアの入門書などを読み、学びたいプログラミング言語や技術領域を決めていきます。そして更に詳しい内容を書いた本や、その分野のトレーニングコースを受講したうえで、実際にコーディングを行っていくのが良いと思います。また周りにその分野に詳しい方にいたら、自分が書いたコードのレビューやフィードバックを依頼するのも良いかと思います。

これまでの経験を活かして先回りした支援

AWS に入社後、前職での経験はどのように活せていますか?


Lianzi:
今のロールでは、実際の開発業務は担当しませんが、開発エンジニアの時に身につけた知識や経験は、お客様とディスカッションするうえで、お客様の意図をくみ取ったり、プロトタイプとして支援すべき内容を明確にする時に役立っています。
また、ユーザー企業で働いていた経験も役立っています。担当するお客様には、ユーザー企業のお客様が多くいらっしゃいます。そのため、ユーザー企業のお客様の組織構造、ユーザー企業の特有の課題、また AWS を採用するまでに必要なプロセスや出てくる課題についてもイメージすることができるので、先回りしてサポートすることができていると思っています。
最後は、英語でのコミュニケーション経験です。同じロールの海外チームと活動状況や、成果を話す機会がよくあり、その際に英語でのコミュニケーションが求められます。私は英語のバックグラウンドがあったので、海外の人と英語で話すこと自体に抵抗感はなく(決して英語が上手なわけではないですが)、躊躇いなく進められています。

今後はAI/ML にも力を入れていきたい

AI/ML の分野にも注力されているようですが、Lianzi さんの勉強方法について教えてください


Lianzi:
AWS に入ってから技術的に詳しい分野を作ろうと思い、その中で AI/ML に注力しています。AI/ML を選んだ理由としては、現在 AI/ML 分野に力を入れているお客様が増えてると感じたことと、前職で AI/ML 関連の Web アプリケーションのフロントエンドを開発してこともあり、以前から AI/ML には興味があったからです。AWS には AI/ML に関する下記のトレーニングや、ハンズオンのワークショップが多くます。

MLに関連するコース:
Introduction to Machine Learning (Japanese) (日本語字幕版)
Introduction to Amazon SageMaker (Japanese) 日本語吹き替え版
AWS Foundations: Machine Learning Basics (Japanese) (日本語吹き替え版)
AWS Foundations: How Amazon SageMaker Can Help (Japanese) (日本語吹き替え版)-

これらのトレーニングやハンズオンに参加し、実際に ML 関連の AWS サービスを使ってみることで理解を深めています。またAWS Certified Machine Learning - Specialty の資格取得を目標とする講座にも参加し、ML 知識を勉強して、資格を取得することで体系的に学んでいます。

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