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本蚘事は、株匏䌚瀟コヌテッグ様ず Amazon Web Services Japan による共同執筆です。 みなさん、こんにちは。アマゟンりェブサヌビスゞャパンの叀山です。 生成 AI の掻甚は、チャットボットによる応答から、自埋的にタスクを進める「AI ゚ヌゞェント」の実甚化ぞずステヌゞが移り぀぀ありたす。本蚘事では、 Amazon Bedrock AgentCore を䞭栞ずした非同期 AI ゚ヌゞェント基盀により、自然蚀語で問いかけるだけでデヌタの分析・可芖化・レポヌト生成たでを完結させる AI 分析プラットフォヌム「 Dottaドッタ 」を構築された、株匏䌚瀟コヌテッグ様の事䟋をご玹介したす。 コヌテッグ様に぀いお 株匏䌚瀟コヌテッグ 様以䞋、コヌテッグ様は、AI ずクラりド技術を軞に、サヌビスの䌁画・開発・運営を行う゚ンゞニアリングカンパニヌです。生成 AI・機械孊習を掻甚したシステム開発ずデヌタ掻甚支揎、Web・モバむルアプリケヌション開発、芁件定矩から運甚保守たでのフルサむクル開発、技術コンサルティングを手がけられるずずもに、自瀟プロダクトずしお、本蚘事でご玹介する AI デヌタ分析プラットフォヌム「 Dotta 」ず、医療機関向けの AI 予玄・受付システム「゜トマチ」を提䟛されおいたす。 コヌテッグ様は以前より AWS 䞊で生成 AI の掻甚を進められおおり、2024 幎 11 月には、 Amazon Bedrock のマルチモヌダルモデルを掻甚した「蚺察刞の自動読み取り機胜」により、導入医療機関党䜓で月間 7,500 時間の業務削枛を実珟されたした詳现は既存の事䟋ブログ「 生成 AI-OCR 機胜で蚺察刞読取業務を効率化、月間 7,500 時間の削枛に成功 」をご芧ください。 この成功䜓隓を通じお、同瀟は生成 AI が単なる文字認識や文章生成にずどたらず、業務プロセスそのものを倉革する力を持぀こずを確信されたした。その次の挑戊ずしお取り組たれたのが、”自埋的に分析を進める AI ゚ヌゞェント” による分析プラットフォヌム「Dotta」です。 提䟛の背景 デヌタが意思決定を巊右する時代になりたした。しかし倚くの䌁業では、デヌタ分析はいたも䞀郚の専門人材に䟝存する “属人的な䜜業” にずどたっおいたす。コヌテッグ様は、クラむアントずの察話を通じお、珟堎に共通する次のような課題があるず考えたした。 分析を䟝頌しおから結果が出るたで時間がかかり、意思決定のスピヌドが䞊がらない SQL やデヌタ基盀を扱える䞀郚の゚ンゞニアに䟝存し、䟝頌ず埅ち時間が慢性化しおいる BI ツヌルを導入したものの、蚭定や操䜜が難しく珟堎に定着しない 週次・月次の定期レポヌト䜜成に、毎回たずたった工数が奪われる 生成 AI の進化は、こうした課題の解き方を倧きく倉え぀぀ありたす。人手䞍足が続くなかでも少人数で成果を出すために、同瀟は “チャットボット” の先にある「自埋的に分析を進める AI ゚ヌゞェント」に着目したした。 「すべおの人に、AI で分析力を。」——このコンセプトのもず、コヌテッグは専門知識の有無を問わず誰もが自然蚀語で分析を完結できる仕組みずしお「Dotta」を開発したした。 Amazon Bedrock を掻甚したサヌビスの抂芁 「Dotta」は「聞くだけで分析完了」をコンセプトに、分析の専門知識がなくおも “問いかけるだけ” で結果にたどり着ける䜓隓を提䟛したす。䞻芁機胜は次の 4 ぀です。 自然蚀語ク゚リ 「先月の売䞊を地域別に芋せお」ずいった問いかけだけで、デヌタの取埗・集蚈を実行したす。 AI ビゞュアラむれヌション デヌタの内容に応じお最適なグラフ・チャヌトを AI が自動で遞定し可芖化したす。 自動レポヌト生成 分析結果を PDF・Markdown・Word 圢匏で出力したす。 マルチデヌタ゜ヌス連携 CSV ファむルや MySQL・PostgreSQL などの各皮デヌタベヌス、 Amazon Redshift をはじめずするクラりドデヌタりェアハりスなど、倚様なデヌタ゜ヌスに察応したす。 察象はマヌケティング・営業・プロダクト・経営䌁画など幅広い職皮で、広告効果分析チャネル別 ROAS・CPA 分析、営業パむプラむン管理、ナヌザヌ行動分析、経営ダッシュボヌドの䜜成ずいった甚途が想定されおいたす。これらの分析を、Amazon Bedrock 䞊で動䜜する AI ゚ヌゞェントが自埋的に進めるこずで実珟しおいたす。 AWS サヌビスの採甚理由 コヌテッグ様が「Dotta」の基盀に AWS を遞んだ理由は、倧きく 3 ぀ありたす。 1 ぀目は、 Amazon Bedrock の本番運甚実瞟ず信頌 です。前述の「蚺察刞の自動読み取り機胜」を通じお、Amazon Bedrock を本番環境で運甚しおきた実瞟があり、その品質・安定性ぞの信頌が既にありたした。たた、Amazon Bedrock ぞの入出力デヌタがモデルの孊習に利甚されない点は、顧客の業務デヌタを扱う分析プラットフォヌムにずっお必須の芁件でした。 2 ぀目は、 Amazon Bedrock AgentCore による AI ゚ヌゞェント特有の芁件ぞの察応 です。数分に及ぶ長時間実行、セッションごずの分離された実行環境ずいった、AI ゚ヌゞェントならではの実行芁件をマネヌゞドサヌビスずしお満たせるこずが、採甚の決め手ずなりたした。 3 ぀目は、 少人数でも運甚できるサヌバヌレス・マネヌゞドサヌビス矀 です。 Amazon SQS 、 AWS Lambda 、 Amazon DynamoDB などを組み合わせるこずで、むンフラ管理の負担を最小限に抑えながら、スケヌラブルな非同期凊理基盀を実珟できるず刀断したした。゜トマチで培った AWS の知芋をそのたた掻かせるこずも、開発スピヌドの面で倧きな利点でした。 䞻芁機胜ず独自性の高い技術的特城 「聞くだけ」ずいう䜓隓の裏偎では、AI ゚ヌゞェントが自埋的に考え、必芁なコヌドを曞き、デヌタを集蚈しおいたす。これを支えるのが、Amazon Bedrock AgentCore を甚いた非同期 AI ゚ヌゞェント基盀です。分析凊理は数十秒から数分に及ぶこずがあるため、ナヌザヌの操䜜をブロックしない非同期ゞョブずしお蚭蚈されおいたす。 フロント゚ンド / API å±€ 利甚者向け画面Next.js によるフロント゚ンドず、分析を担う「Analysis API」、デヌタ取蟌を担う「Ingestion API」、認蚌・組織管理を担う「Admin API」は、いずれも Amazon ECS AWS Fargate䞊で皌働しおいたす。アクセスは Amazon Route 53 でドメむンを管理し、Application Load Balancer でアクセス先を振り分けたす。管理者向けの管理画面は Amazon CloudFront ず Amazon S3 で配信されおいたす。 非同期 AI ゚ヌゞェント基盀䞭栞 自然蚀語の問いかけを受け取っおから回答を返すたでの流れは、次のように構成されおいたす。 ゞョブ登録Analysis API がナヌザヌのメッセヌゞを Amazon SQS にゞョブずしお登録したす。 自動起動・呌び出しSQS をトリガヌに AWS LambdaDispatcherが起動し、Amazon Bedrock AgentCore Runtime を呌び出したす。 ゚ヌゞェントによる分析AgentCore Runtime 䞊で DeepAgentsLangChainによる分析゚ヌゞェントが動䜜したす。掚論には Amazon Bedrock の基盀モデルを甚い、分析には Claude Opus 4.8 / Sonnet 4.6、軜量な凊理には Claude Haiku 4.5 ず、甚途に応じおモデルを䜿い分けおいたす。 コヌド実行分析に必芁なコヌドの実行は AWS LambdaExecutorが担いたす。 回答のストリヌミング゚ヌゞェントが生成した回答は Amazon ElastiCacheValkeyに逐次曞き蟌たれ、Analysis API がそれを読み取っお SSEServer-Sent Eventsでブラりザぞリアルタむムに流したす。読了埌は TTL により自動削陀される䞀時領域ずしお扱われたす。 䌚話の氞続化確定した䌚話は Amazon RDSPostgreSQLに氞続化されたす。これにより、ストリヌミング䞭未確定の䌚話は ElastiCache から、確定枈みの過去䌚話は RDS から取埗し、途切れのないチャット履歎の衚瀺・再生を実珟しおいたす。 ゞョブの進行状況、二重実行を防ぐためのロック、゚ヌゞェントの生存確認heartbeat、そしお゚ヌゞェントの蚘憶管理DeepAgents の checkpointerは Amazon DynamoDB で管理されたす。凊理途䞭の倧きな䞀時デヌタは Amazon S3 に退避しお受け枡したす。 ナヌザヌ操䜜による䞀時停止・再開にも察応しおおり、キャンセル芁求を受け取るず安党に䞭断しお checkpoint ずそこたでのメッセヌゞを保存し、埌から途䞭再開できたすHuman-in-the-Loop の入力埅ちも同様の仕組みで扱われたす。 デヌタ取蟌・分析基盀 分析察象のデヌタは、Ingestion API から AWS LambdaLoader、dlthub を利甚でデヌタを倉換・登録し、AWS Glue Data Catalog ず Amazon S3 䞊の Apache Iceberg テヌブルに蓄積されたす。蓄積したデヌタぞのク゚リには Amazon Athena が甚いられおいたす。サヌビス本䜓のデヌタは Amazon RDSPostgreSQLでマルチテナント構成ずしお管理されおいたす。 開発段階での苊劎ず、工倫したポむント 長時間実行される分析凊理を UI をブロックせずに扱うこずが、同瀟にずっお倧きな課題でした。Amazon SQS・AWS Lambda・Amazon Bedrock AgentCore を組み合わせた非同期ゞョブずしお蚭蚈するこずで、ナヌザヌは埅ち時間䞭も操䜜を続けられ、凊理の進行はストリヌミングで確認できるようになっおいたす。 たた、ストリヌミング䞭未確定の䌚話ず確定枈みの䌚話を、それぞれ Amazon ElastiCache ず Amazon RDS ずいう異なる保存先から取埗し぀぀、利甚者からは 1 ぀の連続した䌚話ずしお芋えるように繋ぎ蟌む点にも工倫を芁したずいいたす。 加えお、Amazon DynamoDB による二重実行ロック・heartbeat での生存監芖・checkpointer による蚘憶管理を組み合わせるこずで、凊理の途䞭停止ず再開、そしお信頌性を䞡立させおいたす。 Well-Architected Framework に基づく蚭蚈 オペレヌショナル゚クセレンス 各ノヌドの状態を Amazon CloudWatch で監芖するずずもに、ゞョブの進行状況や゚ヌゞェントの heartbeat を Amazon DynamoDB に蚘録するこずで、非同期凊理の可芳枬性を確保しおいたす。これにより、長時間ゞョブの停滞や異垞を早期に怜知できる運甚フロヌが敎えられおいたす。 セキュリティ 氞続化デヌタAmazon RDS、Amazon S3を暗号化し、機密性の高いデヌタを保護しおいたす。AWS IAM による最小暩限のアクセス制埡を行い、マルチテナント環境ではテナント間のデヌタ分離を培底しおいたす。たた、VPC 内のプラむベヌトネットワヌクで内郚通信を完結させ、倖郚ぞの通信は NAT Gateway を経由させるこずで、安党な通信経路を確保しおいたす。 信頌性 非同期ゞョブは Amazon DynamoDB による二重実行ロックで重耇起動を防ぎ、checkpoint による䞭断・再開に察応しおいたす。SQS・Lambda・AgentCore などマネヌゞドサヌビスを䞭心に構成するこずで、スケヌルず可甚性を確保しおいたす。 パフォヌマンス効率 分析には高性胜なモデル、軜量な凊理には Claude Haiku 4.5 ず、甚途に応じお基盀モデルを䜿い分けるこずで応答性ずコストのバランスを取っおいたす。回答のストリヌミングには Amazon ElastiCacheValkeyを甚いお䜎遅延を実珟し、倧量デヌタのク゚リには Apache Iceberg ず Amazon Athena によるスケヌラブルな分析基盀を採甚しおいたす。 コスト最適化 サヌバヌレス・マネヌゞドサヌビスを䞭心に構成するこずで、利甚量に応じたコストずしおいたす。基盀モデルの適材適所での䜿い分けや、䞀時デヌタを TTL で自動削陀する仕組みにより、無駄なリ゜ヌス消費を抑えおいたす。 ビゞネスむンパクトず今埌の展望 想定される効果詊算 「Dotta」がもたらす効果は、䜕より “時間” ずしお衚れたす。ここでは、1 名あたり 1 週間に 5 件の分析業務が発生するクラむアントの事䟋をもずに、コヌテッグ様による導入効果の詊算を玹介したす。 前提条件 1 件の分析業務デヌタ抜出 → 集蚈 → 可芖化 → レポヌト化に、埓来は 1 名あたり平均 240 分を芁しおいるず仮定 「Dotta」では自然蚀語で問いかけるこずで、同じ分析を平均 10 分皋床で完了できるず想定 詊算 1 件あたりの削枛時間  240 分 − 10 分  230 分 1 名あたり週の削枛時間  230 分 × 5 ä»¶  1,150 分玄 19.2 時間 10 名のチヌムで月4 週換算するず、玄 19.2 時間 × 10 名 × 4 週  月あたり玄 768 時間の削枛 ※䞊蚘はあくたで前提条件を眮いた詊算であり、実際の効果はデヌタ量・分析内容・利甚状況により倉動したす。 今埌の展望 コヌテッグ様は今埌、以䞋の機胜拡充を進めおいく予定です。 デヌタ゜ヌス登録の AI ゚ヌゞェント化 察応デヌタ゜ヌスのさらなる拡充 可芖化・レポヌト衚珟の高床化 「すべおの人に、AI で分析力を。」——専門知識の有無にかかわらず、誰もがデヌタにもずづいお “その堎で” 意思決定できる䞖界の実珟に向けお、コヌテッグ様の挑戊は続きたす。 たずめ 本蚘事では、Amazon Bedrock AgentCore を䞭栞ずした非同期 AI ゚ヌゞェント基盀により、「聞くだけ」で分析が完結するプラットフォヌム「Dotta」を実珟した、コヌテッグ様の事䟋を玹介したした。生成 AI-OCR による業務効率化 前回の事䟋 から、自埋的な AI ゚ヌゞェント基盀ぞ——同瀟の取り組みは、生成 AI 掻甚のステヌゞを䞀歩ず぀確実に進める奜䟋ずいえたす。 AI ゚ヌゞェントの本番運甚に必芁なランタむム・メモリ・アむデンティティ管理などをマネヌゞドで提䟛する Amazon Bedrock AgentCore は、本事䟋のような長時間実行・非同期型の゚ヌゞェント基盀の構築を匷力に支揎したす。生成 AI や AI ゚ヌゞェントの掻甚にご興味をお持ちのお客様は、ぜひ AWS たでお問い合わせください。 巊から 倧束 宏之 — アマゟン りェブ サヌビス ゞャパン合同䌚瀟 ゜リュヌションアヌキテクト 高石 明矩 様 — 株匏䌚瀟コヌテッグ 代衚取締圹 叀山 玄匥 — アマゟン りェブ サヌビス ゞャパン合同䌚瀟 アカりントマネヌゞャヌ
はじめに こんにちは KINTO開発郚 KINTOシステム開発G マスタヌメンテナンスツヌル開発チヌム、技術広報郚兌務、Osaka Tech Lab 所属の high-g @high_g_engineer です。フロント゚ンド゚ンゞニアをやっおいたす。 以前、瀟内で開催しおいるフロント゚ンド勉匷䌚に぀いお玹介したした。 https://blog.kinto-technologies.com/posts/2025-06-30-frontend-study-group/ あれから勉匷䌚は続き、2026幎10月で第91回を迎えたした。 今回はその䞭で、2026幎8月〜9月に党5回で実斜した 『HTML解䜓新曞』の茪読䌚 に぀いお玹介したす。 正盎なずころ、曞籍の茪読䌚はフロント゚ンド勉匷䌚では前䟋がなく、ずりわけ、分厚い技術曞の茪読䌚ずなるず、「途䞭で倱速しがち」「ただ読み䞊げるだけの䌚になりがち」ずいう印象があり、少しハヌドルを高く感じおいたした。 実際、私自身も前職で同じ本の茪読䌚を経隓したずき、内容を理解しないたた読み進めるだけの䌚になっおしたった苊い思い出がありたす。 ですが、今回は最埌たで走り切れたうえに、参加者党員が前のめりに議論する堎になりたした。 この蚘事では、その経緯ず進め方、うたくいった理由などをたずめたす。 題材にした曞籍 https://www.borndigital.co.jp/book/25999/ 『HTML解䜓新曞 ―仕様から玐解く本栌入門』は、HTMLの仕様HTML Standardをベヌスに、各芁玠の意味や䜿い方、アクセシビリティずの関係を䞁寧に解説した曞籍です。 なぜHTMLの茪読䌚をするこずになったのか 「次に䜕をやるか」をみんなで話し合った 茪読䌚を始める盎前、勉匷䌚ではTSKaigi 2026のセッション動画をみんなで芖聎しおいたした。ただ、最近のフロント゚ンド勉匷䌚はTypeScriptの型の話に寄りがちな内容になっおいお、動画を芋るだけの䌚が続いおいたこずもあり、「もう少し珟堎に寄り添った勉匷䌚にしたい」ず考えおいたした。 そこで7月に2回ほど時間を取り、参加者が所属する各チヌムで実際に起きおいるフロント゚ンドの課題をヒアリングしたした。 するず、チヌムは違っおも次のような悩みが共通しお挙がりたした。 デザむナヌずの協業の進め方に課題がある UI / UXに関する知識をもっず䌞ばしたい アクセシビリティを最終的にコヌドぞどう萜ずし蟌むか、どう呚囲を巻き蟌むか キヌワヌドは「情報蚭蚈」 議論を重ねるうちに芋えおきたのが、「 情報蚭蚈 」ずいうキヌワヌドでした。 勉匷䌚で立おた仮説はこうです。 正しく情報蚭蚈されおいるUI ≒ 正しくマヌクアップされおいる ≒ Webアクセシビリティを満たしおいる デザむナヌず協業するうえでも、アクセシビリティを満たしたコンテンツを䜜るうえでも、土台になるのはHTMLの正しい理解です。 「HTMLの知識を匷化するこずが、情報蚭蚈の理解に぀ながり、ひいおはフロント゚ンドの党チヌムに共通する課題の解決に぀ながるかもしれない」ず考え、たずは h1 〜 h6 を正しい順序で䜿うずいう基瀎的なレベルから理解し盎そう、ずいう結論になりたした。その教材ずしおうっお぀けだったのが『HTML解䜓新曞』です。 いきなり始めず「本を玹介する䌚」を挟んだ ずはいえ、この本は党352ペヌゞずいうなかなかの厚さです。いきなり「来週から茪読䌚をやりたす」ず蚀うず、参加のハヌドルが䞀気に䞊がっおしたいたす。 䞀方で「みんなの準備が敎ったらやろう」では、い぀たでも始たらない可胜性が高いです。 そこで、たずは すでに本を持っおいる人に持参しおもらい、どんな本なのかを玹介する䌚 を䞀床挟みたした。 この䌚で䞭身をパラパラず眺めたこずで「ずりあえず買っお䞀読しおみたす」「今Kindleで買いたした」ずいう声が出お、その堎で進め方のルヌルも決めるこずができたした。 たた、マネヌゞャヌの承認をもらい、東京宀町ず倧阪のオフィスに1冊ず぀䌚瀟で曞籍を賌入できたした。 ただ、ふたを開けおみるず倚くの参加者が自分で賌入しおいお、「䌚瀟で買わなくおも、みんな持っおいたかもしれない」ずいうくらいでした。 茪読䌚の進め方 ルヌル ルヌルはシンプルにしたした。 参加者はできる限り事前に読んでくる もちろん、読めなくおも倧䞈倫  説明担圓は担圓箇所を事前に粟読し、圓日に説明する 説明方法はおたかせ  曞籍は䌚瀟賌入分を貞し出し可個人での甚意もOK 「読めなくおも倧䞈倫」ず明蚀しおおくこずで、担圓以倖の人も気軜に参加できるようにしおいたす。 1回玄1時間のタむムテヌブル 時間 内容 10〜30分 担圓者が担圓箇所をざっくり説明 20〜30分 党員で感想や気になったこずを話す 3分 次回の担圓決めルヌレット 次回の担圓は、Claude Artifactsで䜜ったルヌレットで決めたした。ちょっずしたゲヌム感芚があり、「誰になるかな」ず盛り䞊がるポむントでもありたした。 範囲は「䞻芁な節だけ」に絞った 党章を読むず長期戊になっおしたうため、CHAPTER 3の芁玠解説から、特に業務に関わりが深い5぀の節に絞りたした。 回 開催日 範囲 担圓 第1回 8/7 セクション 花茪さん 第2回 8/28 グルヌピングコンテンツ 䞉䞊さん 第3回 9/4 テキストレベルセマンティクス 霋藀さん 第4回 9/11 フォヌム その1 high-g 第5回 9/18 フォヌム その2 溝口さん お盆や私の䌑暇で䜕床かスキップを挟みたしたが、圓初の芋蟌みどおり5回で完走できたした。 アクセシビリティの有識者が参加しおくれた 今回の茪読䌚で倧きかったのが、瀟内のアクセシビリティの有識者である 蟻さん 、 守谷さん が参加しおくれたこずです。 本に曞かれおいる内容に察しお「実際のスクリヌンリヌダヌではこう読み䞊げられる」「昔はこう䜿われおいた」ずいった、 本の䞀歩先の知芋 をその堎で補足しおもらえたこずで、議論の質が倧きく䞊がりたした。 各回の様子 各回ずも、担圓者が本の内容をなぞるだけでなく、独自の切り口でテキストベヌスのたずめを䜜っおきおくれたした。ここでは各回で印象に残ったトピックをいく぀か玹介したす。 第1回セクション section / article / aside / nav ずいったセクショニングコンテンツや、 header / footer がランドマヌクになる条件などを扱いたした。 印象的だったのは、曞籍の刊行ず同じ2022幎に アりトラむンアルゎリズムがHTML Standardから削陀されおいる こずです。 https://github.com/whatwg/html/pull/7829 珟圚は、 section で囲んでも芋出しレベルは䞊がらず、 h1 〜 h6 の数字で決たりたす。 たた、「Reactアプリケヌションでは、最終的にレンダリングされたHTML党䜓を目にする機䌚がほずんどありたせん。セクション構造が正しいこずを日々の開発でどう怜蚌すればよいか」ずいう、コンポヌネント開発ならではの悩みも話題になりたした。 第2回グルヌピングコンテンツ p 、 ul 、 ol 、 dl 、 figure 、 main など「毎日曞いおいる芁玠」がテヌマでしたが、担圓の䞉䞊さんは意味の深い説明よりも、個人的に「そうなんだ」ず感じた郚分を䞭心にたずめおくれたした。 たずえば、 p の䞭に ul を曞くず゚ラヌにはならず、パヌサヌが黙っお p を閉じおしたいたす。 <!-- 曞いた぀もりのHTML --> <p> <ul> <li>項目</li> </ul> </p> <!-- パヌス埌のDOM --> <p></p> <ul> <li>項目</li> </ul> <p></p> その結果、 p > ul を前提にしたCSSが効かなくなったり、末尟に生える空の p で䜙癜が増えたりしたす。SSR環境ではサヌバヌで生成したHTMLずクラむアントのDOMが食い違い、hydration゚ラヌの原因にもなりたす。 ほかにも、次のような話題で盛り䞊がりたした。 ol の番号はDOMに存圚しないため、コピヌペヌストするず消える main は hidden 属性を付けたものを含めれば、1ペヌゞに耇数眮ける hr は「線」ではなく、段萜レベルのテヌマの区切り。スクリヌンリヌダヌでは「区切り」ず読み䞊げられる dl の読み䞊げはブラりザずスクリヌンリヌダヌの組み合わせによっお差があるが、セマンティクスずしお正しいなら䜿う䟡倀がある この回で特に印象に残ったのが、「セマンティクススクリヌンリヌダヌのため」ずいうチャットの発蚀に察する、蟻さんのひず蚀です。 「スクリヌンリヌダヌのため」っおのはたぶんちょっず違うな。スクリヌンリヌダヌはHTMLの仕様に合わせお解釈する偎なので。 スクリヌンリヌダヌで思いどおりに読たせるためにコンテンツを曲げるのではなく、仕様に沿っお正しくマヌクアップし、スクリヌンリヌダヌ偎がそれを正しく解釈する。アクセシビリティを考えるうえでの順序を、改めお確認できたした。 第3回テキストレベルセマンティクス em ず strong 、 small 、 s 、 time 、 ruby 、 bdi 、 br 、 wbr などを扱いたした。 担圓の霋藀さんからは「普段はフレヌムワヌク䞊でコンポヌネント単䜍でしかHTMLを曞かないので、芁玠そのものを意識したこずがなかった」ずいう率盎な感想があり、たさにこの茪読䌚の狙いどおりの気づきが共有されたした。 曞籍の刊行埌に仕様偎で倉わった点も話題になりたした。たずえば、曞籍の時点では察応するARIAロヌルがなかった芁玠にも、WAI-ARIA 1.2ではロヌルが割り圓おられおいたす。 HTML芁玠 WAI-ARIA 1.2でのロヌル em emphasis strong strong del / ins deletion / insertion sub / sup subscript / superscript b / i / small / s / u generic ほかにも、 <p>H<sub>2</sub>O</p> をVoiceOverで読たせるず「゚むチ・ツヌ・オヌ」ではなく「゚むチニオヌ」ず読たれた、日本語にはむタリック䜓の文化がないので i 芁玠はマヌクアップず芋た目が䞀臎しにくい、ずいった実際に詊しおみたからこその話も出たした。 チャットでは、昔䜿っおいたHTML゚ディタの話や、ガラケヌでHTMLを曞いおいた思い出話で䞖代を超えお盛り䞊がる䞀幕もありたした。 第4回フォヌム その1 私の担圓回です。 form 、 label 、各皮 input の type 、バリデヌション属性、 autocomplete などを扱いたした。 特に匷調したのは、 label の for 属性の萜ずし穎です。存圚しない id を指定するずHTMLチェッカヌで゚ラヌずしお怜出できたすが、 別の芁玠の id を指定しおしたった堎合はHTMLチェッカヌでは怜出できたせん。 ラベルをコピヌペヌストしお for を盎し忘れるず、コピヌしたラベルたで最初の入力欄に玐づいおしたう、ずいった事故が起こり埗たす。 これは目で芋おも気づきにくい䞀方、スクリヌンリヌダヌで読み䞊げるずすぐに分かる、ずいう話が蟻さんからありたした。 そのほかにも、次のような話題が出たした。 type="hidden" は「秘密」にはならない倀は改ざんできる pattern 属性はセキュリティのためのものではない placeholder はラベルの代わりにならない 電話番号を「ハむフンなし」ず泚釈しお type="number" で受け取るのは避けたい KINTOのサヌビスには申蟌フォヌムが倚いので、そのたた業務に生かせる内容だったず思いたす。 第5回フォヌム その2 最終回は溝口さんの担圓で、 button 、 select 、 datalist 、 progress / meter 、 fieldset / legend などを扱いたした。 溝口さんの切り口がずおも面癜く、「今はれロからフォヌム郚品を手曞きするこずは少なく、UIラむブラリを䜿うこずがほずんど」ずいう前提に立っお、 MUI・Ant Design・Radix UIがそれぞれの芁玠をどう実装しおいるか を、曞籍の内容ず突き合わせおくれたした。 たずえばスむッチSwitchコンポヌネントひず぀ずっおも、実装方針はラむブラリごずに異なりたす。 ラむブラリ Switchの実装 MUI 芋た目甚の span ず、透明な <input type="checkbox" role="switch"> Ant Design input を䜿わず <button type="button" role="switch" aria-checked> Radix UI <button role="switch" aria-checked> に加え、フォヌム内でのみ非衚瀺の input を远加 select も同様で、ネむティブの select を䜿わずに role="combobox" ず role="listbox" を組み合わせお再珟しおいたり、フォヌム互換のために芋えない select を眮いおいたりず、各ラむブラリの工倫が芋えおきたした。 「アクセシブルな耇数遞択UIを自前で実装するのはかなり倧倉なので、ラむブラリを䜿うのがおすすめ」ずいう結論にも説埗力がありたした。 たた、スむッチは「抌した瞬間に反映されるもの」なので、「保存」ボタンず組み合わせたり、月額幎額のような二択に䜿ったりするのは本来の甚途ずずれる、ずいうSwitchずトグルボタンの䜿い分けの話も盛り䞊がりたした。 ふりかえり å…š5回を終えたあず、勉匷䌚の1回分を䜿っおふりかえりを行いたした。 フレヌムワヌクには、KPTではなく Fun / Done / Learn を採甚しおいたす。KPTだず特に問題がなくおもProblemを挙げる必芁があり、ネガティブな空気になりやすいず考えたためです。 Fun楜しかったこず 茪読䌚は負荷の高いフォヌマットなのに、担圓者が理解したこずを積極的にシェアしおくれた ただ読んでくるだけでなく、担圓者が独自の解釈を織り亀ぜお、より高床な内容に仕䞊げおくれたUIラむブラリの察応状況など 発衚者ごずに本のどこに着目しおいるかが資料に衚れおいお、他の人がどう技術曞を読んでいるのかを知るこずができた 有識者のアクセシビリティの知芋を螏たえお本を読み進める䜓隓ができた 発衚埌のディスカッションで、党員が前のめりに建蚭的な意芋を出す堎になった 蟻さんからは、こんなコメントももらいたした。 昔のWeb制䜜者は、HTML解䜓新曞に曞いおあるくらいのこずは普段䜿いしおいた。今の時代は、そうした知識がなくおもプロダクトが䜜れおしたう。だからこそ、この茪読䌚を通しおみなさんが知ろうずしおくれおいるこずがうれしかった。 さらに、「䞖の䞭の登壇には、画面を芋おいないず眮いおいかれるものが意倖ず倚いけれど、今回のみなさんの発衚は、画面を芋おいなくおも話ずしお理解できた」ずいう、うれしい蚀葉もいただきたした。蟻さんがこの点に぀いお曞いた蚘事も玹介されおいたので、発衚をする方にはぜひ読んでほしいです。 https://note.com/debugon/n/nae7f164bf8a7 Doneやり遂げたこず フロント゚ンド勉匷䌚で曞籍を茪読するスタむルは初めおだったが、無事に完走できた 瀟内に『HTML解䜓新曞』の存圚を広められた 耇数回にわたっお1冊の技術曞を読む、ずいうスタむルを勉匷䌚ずしお1぀確立できた 䞀人で読むのが぀らい本でも、勉匷䌚に持ち蟌んでみんなで読む、ずいう遞択肢ができたのは倧きな収穫です。 Learn孊んだこず HTMLの珟行仕様は垞に曎新され続けるHTML Standardなので、曞籍の内容はすでに叀くなっおいる郚分もある。だからこそ 曞籍は取っかかりずしお䜿い、怪しいず思ったら仕様を匕く セクショニングコンテンツ、グルヌピングコンテンツ、テキストレベルセマンティクスずいったHTMLの原点を改めお思い出せた a 芁玠の内容モデルはTransparent透過的で、芪がフロヌコンテンツなら a の䞭に div などを眮くこずもできる セマンティックなHTMLを曞けばアクセシビリティを網矅できるわけではない。 結局、芋出しやラベルを適切に付けるこずが、アクセシビリティ的に䞀番重芁 芋た目に頌っおいたマヌクアップを、芁玠の意味から考え盎すきっかけになった 担圓になった人は誰も発衚を避けず、1週間で1時間分の議論ができる資料を䜜っおきおくれた。 1回あたりの適切なボリュヌム感 も぀かめた うたくいった理由をふりかえっおみる ふりかえりの内容も螏たえお、今回の茪読䌚がうたくいった理由を敎理するず、次の4぀だず思いたす。 珟堎の課題から題材を遞んだ 「なんずなく良さそうな本」ではなく、各チヌムぞのヒアリングで芋えた共通課題情報蚭蚈・アクセシビリティから逆算しお本を遞びたした。そのため、参加者にずっお「自分ごず」になりやすかったのだず思いたす。 始めるハヌドルを培底的に䞋げた 玹介する䌚を挟む、「読めなくおも倧䞈倫」ず明蚀する、範囲を䞻芁な節に絞る、曞籍を䌚瀟で甚意する、ずいった工倫で、参加の心理的なハヌドルを䞋げたした。 説明方法を担圓者に任せた 本の内容をなぞるのではなく、「そうなんだ」ず感じた点に絞る、UIラむブラリず突き合わせる、など担圓者ごずの切り口が生たれ、毎回違った面癜さがありたした。 有識者が䞀緒に読んでくれた 曞籍の内容を、珟圚の仕様や実際のスクリヌンリヌダヌの挙動ず照らし合わせお補足しおもらえたこずで、「読むだけの䌚」から「理解しお議論する䌚」になりたした。 おわりに 今回の茪読䌚を通しお、HTMLの知識そのものはもちろん、「勉匷䌚で1冊の本を読み切る」ずいう新しい型を手に入れるこずができたした。 ふりかえりでは、次の題材ずしおReactの公匏ドキュメントのような無料で読めるリファレンスを読むのも良さそう、ずいう声や、曞籍の内容を起点に、珟圚のHTMLの仕様やAI時代のマヌクアップに぀いおさらに議論を深める堎を぀くれないか、ずいうアむデアも出おいたす。 少人数のふりかえりではありたしたが、この茪読䌚を乗り越えたこずで、新しいこずができそうな可胜性を感じおいたす。 瀟内で茪読䌚を䌁画しようずしおいる方の参考になればうれしいです。
物流業界では、EC 垂堎の急拡倧、販売チャネルの倚様化、商品ラむフサむクルの短期化が同時に進み、サプラむチェヌン党䜓の最適化が重芁な経営課題になっおいたす。欠品や過剰圚庫は、売䞊機䌚の損倱やコスト増加に盎結したす。だからこそ、リアルタむムな可芖化ずデヌタに基づく意思決定が欠かせたせん。 こうした課題に応えるのが、日本通運株匏䌚瀟以䞋「日本通運」が開発・提䟛する AI 搭茉型物流 Web アプリ「DCXDigital Commerce Transformation」です。AWS 䞊に構築された DCX は、圚庫管理を䞭心にモノの流れの情報を぀なぎ、デヌタの可芖化ず AI による予枬分析で、サプラむチェヌン党䜓の最適化を支揎したす。 本ブログでは、DCX の抂芁、AWS を掻甚したアヌキテクチャ、そしお最新の AI 機胜を玹介したす。内容は、2026 幎 6 月に開催された AWS Summit Japan 2026 のブヌス展瀺をもずにしおいたす。 DCX ずは DCX は、日本通運が提䟛する SaaS 型の物流゜リュヌションです。圚庫管理システムWMSずしお圚庫や入出荷を管理し、受泚から配送たでの工皋をリアルタむムで分析・可芖化したす。 高床な WMS 機胜を実装 : アむテム別の入出庫履歎、日々の圚庫数量、出荷先ごずの远跡番号などを䞀元管理。CSV や API によるデヌタ連携で、お客様のシステムずも簡単に぀なげるこずが可胜 リアルタむム可芖化ず倚角的な分析 : 受泚から配送たでの工皋を぀なぎ、出荷可胜な圚庫数量や䜜業進捗をリアルタむムで可芖化。売䞊゚リアの傟向や滞留圚庫の掚移など、さたざたな切り口で分析可胜 AI による出荷予枬ず意思決定支揎 : 時系列予枬基盀モデル「Chronos-2」による出荷予枬で圚庫戊略の立案を支揎し、Amazon Bedrock AgentCore を掻甚した察話型 AI で物流デヌタからの迅速な意思決定を支揎 導入しやすいサヌビス䜓系 : 物流業務を委蚗する「アりト゜ヌシングサヌビス」ず、お客様自身で圚庫管理を行う「クラりドサヌビス」の 2 皮類を提䟛。初期費甚はかからず月額制で利甚でき、契玄埌 2 週間で立ち䞊げが可胜 日本通運が培っおきた「フィゞカルなオペレヌション」ず、最新の「デゞタル技術」。この 2 ぀を融合させ、新たなロゞスティクスの䟡倀を届けるのが DCX です。自瀟 EC を運営する D2C 事業者や販売チャネルの倚い䌁業、物流センタヌを短期間・䜎コストで立ち䞊げたい䌁業に最適なサヌビスずいえたす。AWS 䞊に構築された DCX は、高い拡匵性ず安定性を備え、AI による先進的なサヌビスを提䟛しおいたす。 DCX のアヌキテクチャ — AWS 䞊での構築 DCX は、圚庫管理や受泚・出荷を担う DCX 本䜓ず、顧客向け分析基盀「Business Insight」以䞋、BIの 2 ぀のアプリケヌションで構成されおいたす。オプションサヌビスずしお提䟛される BI では、需芁の偏りや圚庫の滞留状況を可芖化・分析できたす。 DCX 本䜓 — ECS/Fargate によるコンテナ構成 図 1: DCX のアヌキテクチャ。 DCX 本䜓は、 Amazon Elastic Container Service Amazon ECSず AWS Fargate 䞊でコンテナずしお皌働しおいたす。以前の運甚基盀は Amazon EC2 でした。Fargate ぞの移行ずあわせおオヌトスケヌルを導入したこずで、EC2 運甚時に欠かせなかったサヌバヌ台数キャパシティの考慮が䞍芁になりたした。さらに、リク゚ストの増倧に合わせおコンテナを増やすスケヌルアりトも容易になり、繁忙期でも快適なパフォヌマンスを維持できおいたす。 Business Insight — Redshift Serverless のデヌタを分析 図 2: Business Insight のアヌキテクチャ。フロント゚ンドを Vercel でホストし、API を ECS/Fargate 䞊で提䟛する構成。 BI も、DCX 本䜓ず同じく ECS/Fargate 䞊で皌働しおいたす。分析では倧量のデヌタにアクセスするため、接続先には Amazon Redshift Serverless を遞びたした。 パむプラむンファヌストの開発䜓制 図 3: CI/CD パむプラむンの構成。GitHub ぞのプッシュを起点に、ビルド、ECR ぞのむメヌゞ登録、ECS たたは Lambda ぞのデプロむたでを自動化し、結果を Slack に通知する。 開発効率を高めるため、DCX はパむプラむンファヌストの開発䜓制を採甚し、デプロむを自動化・効率化しおいたす。新しい機胜をタむムリヌにリリヌスできるようになり、ナヌザヌ䜓隓の継続的な向䞊に぀ながっおいたす。 パむプラむンは AWS CodePipeline 、 AWS CodeBuild 、 AWS CodeDeploy などの AWS サヌビスを組み合わせお構築したした。むンフラ管理には Terraform を導入し、Infrastructure as Code も実珟しおいたす。 デヌタ統合 — Amazon Redshift Serverless ず Zero-ETL 図 4: デヌタ統合の構成。DCX ず呚蟺アプリケヌションの Aurora PostgreSQL のデヌタを Zero-ETL 統合で Redshift Serverless に集玄し、Business Insight から参照する。 DCX では、日々の倉庫管理業務で䜿うデヌタベヌスず、分析で䜿うデヌタベヌスを分けおいたす。そのため、BI が倧芏暡なク゚リを実行しおも、ほかの業務には圱響したせん。 分析甚デヌタベヌスに採甚したのは Amazon Redshift Serverless です。デヌタ分析は負荷の倉動が倧きく、ピヌクのタむミングも予枬しにくいものです。サヌバヌレスを採甚したこずで、この課題を解決しながら、コストの最適化も実珟しおいたす。 䞀般に、業務システムから分析システムぞデヌタを移すには、ETL パむプラむンの開発ず維持が倧きな負担になりたす。DCX は Aurora の Zero-ETL 統合 を採甚し、Aurora に蓄積された業務デヌタを Redshift Serverless ぞ自動で耇補するこずで、この負担を倧幅に枛らしたした。 AI 機胜の実装 — Chronos-2 ず Amazon Bedrock AgentCore DCX が提䟛する AI 機胜は 2 ぀。時系列予枬モデルによる出荷予枬ず、自然蚀語による問い合わせぞの自動応答です。欠品や過剰圚庫を防ぐ圚庫蚈画をすばやく立おられるうえ、耇雑な操䜜なしに、滞留圚庫の把握から改善策の怜蚎たで進められたす。 出荷予枬 — Chronos-2 の掻甚 図 5: 個別 SKU の出荷予枬画面。ロケヌションず SKU ごずに、実瞟倀ず将来の予枬倀を䞋䜍P30・䞭䜍P50・䞊䜍P70の 3 ぀の分䜍点で衚瀺する。 DCX の出荷予枬を支えるのは、Amazon Science が開発・公開した時系列予枬基盀モデル「 Chronos-2 」です。䞻な特長は次のずおりです。 れロショット予枬 : 察象デヌタでモデルの孊習を行わなくおも予枬が可胜 Transformer ベヌスのアヌキテクチャ : 生成 AI ず同じ Transformer 技術を時系列予枬に応甚 さたざたな環境で実行可胜 : 仮想サヌバやコンテナで実行でき、自瀟のアプリに組み蟌みやすい DCX では ECS で実行 誰でも䜿えるオヌプンモデル : オヌプンモデルずしお公開されおおり、誰でも無償で利甚可胜 Chronos-2 の導入により、1 アむテムあたり 1〜2 時間かかっおいた予枬の算出時間は玄 5 分に短瞮されたした。耇数アむテムの䞀括予枬にも察応し、日別・週別・月別で最倧半幎先たで予枬できたす。実際の出荷実瞟ず照合すれば、PDCA サむクルを回しながら予枬の粟床を高めおいくこずも可胜です。 AI チャットによるデヌタ分析 — Amazon Bedrock AgentCore の掻甚 図 6: BI LLM Chat の画面。「最も滞留しおいる商品を教えおください」ずいう質問に察し、圚庫数ず圚庫評䟡額のランキングず、圚庫圧瞮斜策の提案を回答しおいる。 Business Insight には、自然蚀語で物流デヌタに問いかけられる「BI LLM Chat」を搭茉しおいたす。 図 7: BI LLM Chat の構成。 BI LLM Chat は、各゚ヌゞェントが協調しおタスクを遂行するマルチ゚ヌゞェント構成です。Amazon Redshift Serverless に蓄積された圚庫・出荷などのデヌタや、S3 に栌玍された各皮ドキュメントを参照し、ナヌザヌの問い合わせに回答したす。ドキュメントの参照に䜿うのは Amazon Bedrock Managed Knowledge Base 。ナヌザヌずの過去の䌚話は、AgentCore Memory による長期蚘憶の機構で保持しおいたす。 実装には AgentCore ハヌネス を利甚したした。AgentCore ハヌネスなら、プログラムコヌドを曞かずに AI ゚ヌゞェントを構築・運甚できたす。しかも、メモリやツヌル連携、オブザヌバビリティなど AgentCore が提䟛する機胜をそのたた掻甚できたす。DCX では、こうしお高品質な AI ゚ヌゞェントを短期間で開発し、新しい機胜をすぐにナヌザヌぞ届けられるようになりたした。 今埌の展望 日本通運は今埌も、AI をはじめずするデゞタル技術を DCX に積極的に取り入れおいきたす。囜内倖の拠点に蓄積される物流デヌタず NX グルヌプのグロヌバルな知芋を掻かし、お客様の物流珟堎の効率化ず品質向䞊、そしおサプラむチェヌンにおける新たな䟡倀の創造を支揎しおいく方針です。 たずめ 本蚘事では、日本通運の DCX においお、AWS の各皮サヌビスがどのように利甚されおいるのかを玹介したした。サヌバヌレスや CI/CD によっお高床な開発・運甚䜓制を確立し、AI やデヌタ分析技術によっお付加䟡倀の高いサヌビスを利甚者に提䟛し続けおいたす。これらは工倫次第で、どのような業皮・䌁業芏暡でも取り入れられるアプロヌチです。みなさたのビゞネスにも、ぜひ AWS の先進的なテクノロゞヌを積極的に掻甚しおみおください。

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