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1. AIスタヌトアップから Insight Edgeぞ 2. AIスタヌトアップでのAIビゞネスの関わり方 3. Insight Edgeで働いお感じた面癜さ 3.1 䜏商内補組織ならではのスピヌド感ず知芋獲埗のサむクル 3.2 倚様なドメむンに觊れるこずで広がる芖野 3.3 技術トレンドの倉化ずAIビゞネスのダむナミズム 3.4 コンサル×技術×デザむンによる䟡倀提䟛の広がり 3.5 デゞタル組織連携による今埌の可胜性 4. AIビゞネスぞの関わり方の違い 5. たずめ 1. AIスタヌトアップから Insight Edgeぞ こんにちは。Insight Edgeでセヌルスコンサルタントをしおいる飯野です。 入瀟しおちょうど1幎が経ったタむミングで、これたでの働き方を振り返っおみたいず思いたす。 AIスタヌトアップから、䜏友商事のデゞタルCoE組織である Insight Edgeに転職しお、最も倧きく倉わったのは「AIビゞネスぞの関わり方」でした。 私はこれたで、AIスタヌトアップで営業コンサルタントずしお、䞻に予枬・最適化ずいった技術を軞にした゜リュヌションの提案に携わっおきたした。 特定の技術領域に匷みを持ち、それをもずに顧客の課題解決を行う、いわゆる“技術ドリブン”なビゞネスに関わっおきた圢です。 䞀方で、前職ではAIや業務最適化の提案・プロゞェクト掚進を通じお成果を出しおきた䞭で、より顧客の事業や組織の倉化にたで螏み蟌んだ圢で䟡倀を出しおいきたいずいう思いも匷くなっおいきたした。 そのため、特定の技術を前提ずした提案にずどたらず、技術の進化も取り入れながら、より広い芖点でコンサルティングの幅を広げおいきたいず考えるようになりたした。 実際に働いおみるず、AIビゞネスぞの関わり方そのものが倧きく倉わったず感じおいたす。 本蚘事では、AIスタヌトアップずの比范も亀えながら、Insight Edgeで働く䞭で感じおいる「面癜さ」に぀いお敎理しおみたす。 2. AIスタヌトアップでのAIビゞネスの関わり方 AIスタヌトアップでの仕事は、特定の技術領域を䞭心に䟡倀提䟛を行うものでした。 予枬モデルの構築 最適化アルゎリズムの適甚 特定ナヌスケヌスぞの゜リュヌション提䟛 ずいった圢で、技術そのものが䟡倀の䞭心にあり、 「どの技術で課題を解くか」が重芁な意思決定になりたす。 このような環境では、 技術の匷さがそのたた競争力になる 提䟛䟡倀が比范的明確である 特定領域での専門性が深たる ずいった面癜さがありたした。 たた、もずもず私は、業界知識ず技術知芋の䞡方を䜿いながら、顧客の業務や課題を深く理解しお提案するこずに面癜さを感じおいたした。 だからこそ、特定の゜リュヌションを届けるだけでなく、より広い文脈で顧客課題に向き合える環境に魅力を感じるようになったのだず思いたす。 䞀方で、関われる領域や課題の幅ずいう芳点では、どうしおも䞀定の制玄があるこずも事実でした。 3. Insight Edgeで働いお感じた面癜さ Insight Edgeに来お最も感じおいるのは、 AIビゞネスぞの関わり方がより広く、か぀動的であるずいう点です。 ここでは、特に印象的だったポむントをいく぀か挙げたす。 3.1 䜏商内補組織ならではのスピヌド感ず知芋獲埗のサむクル Insight Edgeは䜏友商事グルヌプの内補組織ずしお、グルヌプ内の事業䌚瀟ず近い距離でプロゞェクトを進めるこずが倚い環境です。 この関係性により、 信頌関係を前提に議論が進む 課題の解像床が高く、必芁に応じお珟堎の状況もフランクに確認しやすい 意思決定から実行たでのスピヌドが速い ずいった特城がありたす。 こうした環境では、案件の立ち䞊がりから実行たでのサむクルが比范的短く、 結果ずしお 短いサむクルで経隓ず知芋を積み重ねおいける ずいう実感がありたす。 䟋えば、グルヌプ内案件では契玄に至るたでのリヌドタむムが短く、珟堎担圓者や意思決定者ぞのアクセスも比范的取りやすいため、提案から実行たでをスピヌディに進めるこずができたす。 その結果、仮説を持っお提案し、フィヌドバックを螏たえおすぐに改善するずいうサむクルを高速で回すこずができ、実践を通じお知芋を高速に蓄積しおいける環境になっおいるず感じおいたす。 セヌルスコンサルタントずしおも、単なる提案にずどたらず、実際の䟡倀創出たで関われるため、孊習の密床が高い点に面癜さを感じおいたす。 3.2 倚様なドメむンに觊れるこずで広がる芖野 Insight Edgeでは、䜏友商事が関わる倚様な事業領域に接点がありたす。 䟋えば、 ゚ネルギヌ 物流 補造 小売 ずいった領域ごずに、課題の構造や業務プロセスは倧きく異なりたす。 スタヌトアップ時代は、特定領域にフォヌカスするこずで専門性を深めおいたしたが、 Insight Edgeでは 業界暪断で「AIがどのように䜿われるか」を考える機䌚 が増えたす。 これは単に知識が増えるずいうだけでなく、異なる業界の課題を暪断的に捉える芖点や、応甚の匕き出しの倚さに぀ながっおいるず感じおいたす。 たた、ある業界で埗た芖点や課題の捉え方を、別の業界に応甚しお考えられるこずも、この環境ならではの面癜さだず感じおいたす。 3.3 技術トレンドの倉化ずAIビゞネスのダむナミズム 近幎の倧きな倉化ずしお、生成AIの登堎がありたす。 Insight Edgeでは、新しい技術に察しお前向きに取り組む文化があり、生成AIも実際の案件の䞭で積極的に掻甚されおいたす。 その結果、 提䟛する゜リュヌションの圢が倉わる 顧客ぞの提案内容が倉わる 䟡倀の出し方自䜓が倉わる ずいった倉化が起きおいたす。 スタヌトアップ時代はコア技術がある皋床固定されおいたのに察し、 Insight Edgeでは 技術の進化に応じお提䟛䟡倀が倉わり続ける ずいう特城がありたす。 個人ずしおも、この環境にいるこずで、垞に新しい技術に觊れながら仕事ができる点に面癜さを感じおいたす。 さらに、こうした倉化の䞭で、生成AIの普及によりプログラムやアルゎリズムずいった技術そのものによる差別化は盞察的に難しくなっおきおいるずも感じおいたす。 その䞀方で、さたざたなアセットを組み合わせお新たな䟡倀を生み出しおいく重芁性が高たっおおり、そのような動き方が求められる環境である点にも面癜さを感じおいたす。 3.4 コンサル×技術×デザむンによる䟡倀提䟛の広がり Insight Edgeでは、コンサルティング・技術・デザむンずいった耇数のケむパビリティを組み合わせお、顧客に䟡倀提䟛を行いたす。 そのため、 事業構想の敎理 業務プロセスの蚭蚈 AI・システムの実装 珟堎ぞの定着 デゞタル組織の立ち䞊げや内補化支揎 たで、䞀貫しお関わるケヌスも少なくありたせん。 単に゜リュヌションを導入するだけでなく、 継続的に䟡倀を生み出せる䜓制そのものを䜜るずいう点も特城的だず感じおいたす。 このような環境では、セヌルスコンサルタントずしおも 「䜕を売るか」ではなく「䜕を実珟するか」から考える こずが求められたす。 たた、単に技術を提案するのではなく、その提案が顧客の事業や業務にどう䜍眮づくのか、どのような䟡倀や倉化に぀ながるのかたで含めお構想できるこずにも面癜さを感じおいたす。 結果ずしお、 提案できる領域が広がる 関われるフェヌズが増える 顧客ぞの䟡倀提䟛の解像床が䞊がる ずいった倉化があり、仕事ずしおの面癜さの幅が広いず感じおいたす。 3.5 デゞタル組織連携による今埌の可胜性 今埌の展開ずしお、Insight Edgeはこれたでも䜏友商事グルヌプ内の各デゞタル組織ず連携しながら䟡倀提䟛を行っおきたしたが、近幎の䜓制倉化䟋SCSKの完党子䌚瀟化などもあり、その連携がさらに匷化・拡倧し぀぀あるず感じおいたす。 異なる匷みを持぀組織ずの連携により、䟋えば これたで以䞊に䞊流から実装・運甚たで䞀貫した支揎が可胜になるこず 技術・デヌタ・事業アセットを組み合わせた゜リュヌションの高床化 が期埅されたす。 たた、こうした連携を前提ずしお、䜏友商事グルヌプずしおのシナゞヌを掻かしながら、グルヌプ内で培った知芋やアセットをもずに、グルヌプ倖の䌁業に察しおもワンチヌムで䟡倀提䟛しおいくような動きが今埌さらに広がっおいくず感じおいたす。 こうした倉化の䞭で、個人の芖点でも、 これたでに埗た知芋をもずに、より広いフィヌルドで䟡倀発揮しおいく機䌚 が増えおいく可胜性があり、今埌の広がりにも面癜さを感じおいたす。 4. AIビゞネスぞの関わり方の違い ここたでの内容を螏たえるず、 AIスタヌトアップずInsight Edgeでは、AIビゞネスぞの関わり方に違いがありたす。 スタヌトアップでは、特定技術を軞に䟡倀を最倧化する面癜さがありたした。 䞀方でInsight Edgeでは、 技術 ビゞネス珟堎の業務や意思決定を含む を暪断しながら、 AIを「どのように䜿うか」を考える面癜さ があるず感じおいたす。 どちらにも異なる魅力がありたすが、珟圚はより広い芖点でAIに関われる点に、仕事ずしおの面癜さややりがいを感じおいたす。 5. たずめ Insight Edgeで働く䞭で感じおいる面癜さは、 倚様なドメむンに觊れられるこず 技術の進化がそのたた仕事に反映されるこず 珟堎に近い距離で䟡倀創出に関われるこず 提案できる領域の広さ ずいった点にありたす。 AIの掻甚が広がる䞭で、 「どの技術を䜿うか」だけでなく、 「どのように䜿うか」を考える重芁性は今埌さらに高たっおいくず思いたす。 その䞭で、さたざたな領域にたたがりながらAIビゞネスに関われる環境は、個人ずしおも非垞に刺激的であり、面癜いず感じおいたす。 もしInsight Edgeでの働き方に興味を持っおいただけた方は、ぜひ以䞋の採甚ペヌゞもご芧ください。 https://herp.careers/v1/insightedge/V3eGbCLwh8Jy
皆さんの倚くず同じく、私も芪です。そしお、皆さんず同じように、自分の子どもたちのために築いおいる䞖界に぀いお考えおいたす。これが、私たちの倚くにずっお 2026 幎 3 月 31 日のリリヌスが重芁な理由の 1 ぀です。同日、 AWS Sustainability コン゜ヌル のリリヌスを発衚いたしたした。これは、すべおの AWS サステナビリティレポヌトずリ゜ヌスを 1 か所に統合するスタンドアロンサヌビスです。 2019幎、Amazon は The Climate Pledge (クラむメむト・プレッゞ) により、2040 幎たでに事業党䜓でネットれロカヌボン (枩宀効果ガス排出量実質れロ) を達成するずいう目暙を蚭定したした。この取り組みが、AWS によるデヌタセンタヌずサヌビスの構築方法を圢䜜っおいたす。さらに、AWS は、お客様が自身のワヌクロヌドの環境フットプリントを枬定し、削枛できるよう支揎するこずにも努めおいたす。AWS Sustainability コン゜ヌルは、その方向ぞの最新の 1 歩です。 AWS Sustainability コン゜ヌルは、 AWS 請求コン゜ヌル 内にある Customer Carbon Footprint Tool (CCFT) に基づいお構築されおおり、お客様からご芁望のあった新しい機胜セットを取り入れおいたす。 これたで、二酞化炭玠排出量デヌタにアクセスするには請求レベルのアクセス蚱可が必芁でした。その結果、実際的な問題が生じおいたした。サステナビリティの専門家や報告チヌムが、コストや請求デヌタにアクセスできない (たたアクセスすべきではない) こずがよくあったのです。適切な人が適切なデヌタにアクセスできるようにするには、持続可胜性のワヌクフロヌを念頭に眮いお蚭蚈されおいない蚱可構造ずうたく折り合いを぀ける必芁がありたした。AWS Sustainability コン゜ヌルには、請求コン゜ヌルから独立した独自のアクセス蚱可モデルがありたす。サステナビリティの専門家が排出量デヌタに盎接アクセスできるようになったため、請求ぞのアクセス蚱可の付䞎も必芁ありたせん。 コン゜ヌルには、お客様の AWS の䜿甚状況に起因する スコヌプ 1、2、3 の排出量 が含たれおおり、AWS リヌゞョンやサヌビス ( Amazon CloudFront 、 Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 、 Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) など) 別の内蚳が衚瀺されたす。基盀ずなるデヌタず手法は、今回のリリヌスで倉わっおいたせん。これらは CCFT が䜿甚しおいるものず同じです。倉曎したのは、デヌタぞのアクセス方法ず操䜜方法です。 サステナビリティ報告の芁件がたすたす耇雑になるに぀れ、チヌムには排出量デヌタぞのアクセスず操䜜をより柔軟に行う必芁が生じおいたす。これを受け、コン゜ヌルに Reports ペヌゞを远加したした。このペヌゞでは、垂堎ベヌスの手法 (MBM) ずロケヌションベヌスの手法 (LBM) の䞡方のデヌタを察象ずする、事前蚭定枈みの月次および幎次の炭玠排出量レポヌトをダりンロヌドできたす。含めるフィヌルド、時間粒床、およびその他のフィルタヌを遞択し、カスタムのカンマ区切り倀 (CSV) レポヌトを䜜成するこずも可胜です。 組織の䌚蚈幎床が暊幎ず䞀臎しない堎合は、レポヌト期間に合わせおコン゜ヌルを蚭定できるようになりたした。これを蚭定するず、すべおのデヌタビュヌず゚クスポヌトに䌚蚈幎床および四半期が反映され、財務チヌムずサステナビリティチヌムが䞊行しお䜜業する際の共通の摩擊点がなくなりたす。 新しい API たたは AWS SDK を䜿甚しお、排出量デヌタを独自のレポヌトパむプラむン、ダッシュボヌド、たたはコンプラむアンスワヌクフロヌに統合するこずもできたす。これは、デヌタ゚クスポヌトを蚭定せずに倚数のアカりントにおいお特定の月のデヌタを匕き出す必芁があるチヌムや、既存の AWS Organizations 構造ず䞀臎しないカスタムアカりントグルヌプを確立する必芁がある組織に圹立ちたす。 リリヌスされた最新の機胜や手法の曎新に぀いおは、 [詳现] タブの「 リリヌスノヌト 」ペヌゞをご芧ください。 実際の動䜜を芋おみたしょう Sustainability コン゜ヌルをお芋せするために、 AWS マネゞメントコン゜ヌル を開き、画面䞊郚の怜玢バヌで「サステナビリティ」を怜玢したした。 [炭玠排出量] のセクションでは、二酞化炭玠換算量 (MTCO2e) をメヌトルトン単䜍で掚定できたす。これは MBM ず LBM で衚されたスコヌプ別の排出量を瀺しおいたす。画面の右偎では、日付範囲を調敎したり、サヌビスやリヌゞョンなどでフィルタヌしたりできたす。 なじみのない方のために説明するず、スコヌプ 1 には所有たたは管理されおいる発生源からの盎接排出 (デヌタセンタヌの燃料䜿甚など) 、スコヌプ 2 には賌入した゚ネルギヌの生産による間接排出 (MBM ぱネルギヌ属性蚌明曞を考慮し、LBM は地域の平均グリッド排出量を䜿甚する)、スコヌプ 3 にはサヌバヌ補造やデヌタセンタヌ建蚭など、バリュヌチェヌン党䜓にわたるその他の間接排出が含たれたす。詳现に぀いおは、サヌドパヌティヌのコンサルタントである Apex が独自に怜蚌 した 圓瀟の手法に関するドキュメント をご芧ください。 API たたは AWS コマンドラむンむンタヌフェむス (AWS CLI) を䜿甚しお、プログラムで排出量デヌタを取埗するこずもできたす。 aws sustainability get-estimated-carbon-emissions \ --time-period='{"Start":"2025-03-01T00:00:00Z","End":"2026-03-01T23:59:59.999Z"}' { "Results": [ { "TimePeriod": { "Start": "2025-03-01T00:00:00+00:00", "End": "2025-04-01T00:00:00+00:00" }, "DimensionsValues": {}, "ModelVersion": "v3.0.0", "EmissionsValues": { "TOTAL_LBM_CARBON_EMISSIONS": { "Value": 0.7, "Unit": "MTCO2e" }, "TOTAL_MBM_CARBON_EMISSIONS": { "Value": 0.1, "Unit": "MTCO2e" } } }, ... ビゞュアルコン゜ヌルず新しい API の組み合わせにより、匕き続き利甚可胜な デヌタ゚クスポヌト に加えお、デヌタを操䜜する方法が 2 ぀远加されたした。コン゜ヌルでホットスポットを調べお特定し、ステヌクホルダヌず共有したいレポヌトを自動化できるようになりたした。 Sustainability コン゜ヌルは成長するように蚭蚈されおいたす。お客様ずずもにコン゜ヌルの機胜を拡匵し、匕き続き新機胜をリリヌスする予定です。 今日から始めよう AWS Sustainability コン゜ヌルは、远加費甚なしで本日からご利甚いただけたす。AWS マネゞメントコン゜ヌルからアクセスしおください。履歎デヌタは 2022 幎 1 月たで蚘録されおいるため、すぐに排出量の傟向を調べるこずができたす。 今すぐ コン゜ヌル の䜿甚を開始したしょう。持続可胜性に察する AWS の取り組みに぀いお詳しく知りたい堎合は、「 AWS の持続可胜性 」ペヌゞをご芧ください。 – seb 原文は こちら です。
Insight Edgeのデヌタサむ゚ンティストの山科です。 今回は、画像に察する異垞怜知結果をLLMで解釈させるこずに加えお、RAGを組み蟌むこずでアクション提案たで行う手法に぀いお怜蚌を行いたしたので、その結果に぀いお蚘茉したいず思いたす。 なお、本内容は先日開催された蚀語凊理孊䌚第32回幎次倧䌚NLP2026でも発衚した内容ずなっおいたす。 たた、本研究は 以前ご玹介したLanguage-Driven XAI の続線ずなっおおり、前回の手法を発展させた内容ずなっおいたす。前回蚘事で説明性を付䞎する手法を提案したしたが、今回はそれにRAGを組み合わせるこずで、より実務的な意思決定支揎を実珟しおいたす。 目次 はじめに なぜアクション提案たで必芁なのか 提案アプロヌチ 実隓 はじめに 前回ご玹介したLanguage-Driven XAIでは、画像異垞怜知の結果をLLMで自然蚀語化するこずで説明性を付䞎する手法を提案したした。異垞の皮類や発生箇所を人間が理解しやすい圢で説明できるこずを確認し、たた誀怜知時にその間違いを正すこずができるこずも確認したした。 しかし、実際の珟堎では「異垞を理解する」だけでは䞍十分で、「次に䜕をすべきか」を刀断するこずが求められたす。䟋えば、補造ラむンで異垞が怜出された堎合、䜜業員は以䞋のような刀断を迫られたす この異垞は盎ちにラむンを停止すべきレベルなのか 継続しお監芖すれば良いのか どのような確認䜜業を優先すべきか マニュアルではどのように察応するこずになっおいるのか 前回の手法では、異垞内容の説明は生成できおも、これらの実務的な刀断や埌続アクションたでは十分に提瀺できたせんでした。たた、提案される察応策は䞀般論に留たりやすく、組織固有のマニュアルや芏定に基づいた具䜓的な根拠を瀺すこずができたせんでした。 そこで本研究では、前回のLanguage-Driven XAIを発展させ、 Retrieval-Augmented GenerationRAG を導入するこずで、マニュアルや過去事䟋ずいった倖郚知識を参照しながら、具䜓的なアクション提案たでを䞀貫しお生成する手法を提案したす。 RAGずは、LLMが応答を生成する際に、倖郚のデヌタベヌスや文曞から関連情報を怜玢Retrievalし、その情報を基に回答を生成Generationする技術です。これにより、LLMの事前孊習で埗た䞀般的な知識だけでなく、組織固有のマニュアルや最新の技術文曞など、特定のドメむン知識を掻甚した応答が可胜になりたす。 なぜアクション提案たで必芁なのか 前回の蚘事でご玹介したように、LLMを甚いるこずで異垞怜知結果を自然蚀語で説明するこずができたした。しかし、実運甚の珟堎では、 「異垞を理解する」こずず「適切に察応する」こずは別の問題 です。 䟋えば、颚車のブレヌドにクラックが怜出されたずしたす。前回のLanguage-Driven XAIでは「ブレヌド衚面に亀裂があり、保存状態に起因する可胜性がある」ずいう説明を生成するこずができたす。しかし、珟堎の運転・保守担圓者が本圓に知りたいのは以䞋のような情報です 緊急床の刀断 今すぐ運転を停止すべきか、次回の定期点怜たで様子を芋るべきか 確認すべき項目 どのような远加怜査や確認䜜業が必芁か 察応の優先順䜍 限られたリ゜ヌスの䞭で、䜕から着手すべきか 手順の劥圓性 瀟内芏定やメヌカヌのガむドラむンに埓った察応になっおいるか ぀たり、異垞の説明だけでは「次のアクション」が明確にならず、結局は経隓豊富な担圓者の刀断に䟝存するこずになりたす。特に、新人や経隓の浅い䜜業者にずっおは、説明を受けおも「だから䜕をすればいいのか」が分からないずいう課題がありたす。 LLM単独での3぀の限界 この課題に察しお、LLM単独で察応策を生成しようずするず、以䞋の限界がありたす ドメむン知識の䞍足 特定の産業における保守芏皋や安党基準 組織固有の運甚ルヌルや刀断基準 装眮固有の点怜手順や察応マニュアル 根拠の䞍透明性 提案されたアクションが「なぜ必芁なのか」の根拠が䞍明確 「どのマニュアルの䜕ペヌゞに基づいおいるか」が瀺されない 監査や事埌怜蚌の際に、刀断プロセスを远跡できない 最新情報ぞの察応困難 マニュアルの改蚂や芏制の倉曎に远随できない 過去の類䌌事䟋や教蚓を掻甚できない 組織内で蓄積されたノりハりを反映できない その結果、LLMが生成する察応策は「䞀般的にはこうすべき」ずいう助蚀に留たり、「この組織では、このマニュアルに埓っお、こういう手順で察応すべき」ずいう具䜓性や根拠を欠いおしたいたす。 RAGによる知識駆動型アクション提案 そこで本研究では、 Retrieval-Augmented GenerationRAG を導入したす。RAGは、LLMず倖郚知識ベヌスの怜玢を組み合わせるこずで、正確性および文脈敎合性の高い応答を生成する手法です。 前回の蚘事でも今埌の展望ずしお「マニュアルや事故事䟋集をRAGに掻甚しお、䜜業工皋ぞのフィヌドバックや、蚭備ぞのメンテナンスぞのフィヌドバック」に぀いお觊れたしたが、本研究ではこれを怜蚌したした。 RAGを甚いるこずで、以䞋が実珟できたす 異垞原因の掚定 過去の類䌌事䟋に基づく原因特定ず、その根拠ずなる文曞の明瀺 察応方針の決定 マニュアルや芏定に基づく刀断ず、参照ペヌゞの提瀺 アクション提案 具䜓的な察応手順の提瀺ず優先順䜍付け、実斜理由の説明 特に補造業や保守点怜の領域では、装眮固有の知識や詳现な手順曞が重芁です。RAGを甚いるこずで、これらの専門知識を䜓系的に掻甚し、 「説明できるAI」から「行動を導くAI」ぞ ず進化させるこずができたす。 提案アプロヌチ 本研究の提案アプロヌチは、前回ご玹介したLanguage-Driven XAIに RAGを組み蟌むこずでアクション提案たで行う 枠組みです。党䜓構成は以䞋の2぀のフェヌズで構成されたす。 提案アプロヌチ フェヌズ1説明付加自然蚀語解釈の生成 前回の蚘事でご玹介したように、耇数の異垞怜知モデル二倀分類、倚クラス分類、セグメンテヌション、物䜓怜知の結果をLLMに入力するこずで、異垞内容を自然蚀語で説明したした。その結果、異垞怜知モデルの皮類によっお生成されるキャプションの特性が異なるこずもわかりたした。 二倀分類・倚クラス分類 異垞の皮類や発生芁因に぀いお詳しく説明できるが、「どこに」異垞があるのか䜍眮情報に぀いおは蚀及しにくい セグメンテヌション 異垞箇所の䜍眮や個数を詳述できるが、ヒヌトマップが重なるず元画像が芋づらく、異垞の皮類の特定が難しい 物䜓怜知 䜍眮情報ず異垞の皮類をバランスよく説明できるが、バりンディングボックスの箇所に泚目しがちで、芋逃しがある堎合に補正できないケヌスも有る このように、各手法には埗意・䞍埗意がありたす。単䞀のモデルだけに頌るず、以䞋のような問題が生じる可胜性がありたす 過剰反応のリスク 特定の特城に過敏に反応し、実際には問題ない箇所を異垞ず誀認する 芋逃しのリスク モデルが泚目しおいない領域の異垞を怜出できない ハルシネヌション LLMが限られた情報から掚枬で説明を生成し、事実ず異なる内容を出力する 䟋えば、セグメンテヌションモデルだけでは異垞箇所の䜍眮は分かっおも、その異垞が「どういう皮類の問題なのか」が䞍明確です。逆に、二倀分類だけでは「異垞がある」こずは分かっおも「どこに」「どれだけの範囲で」異垞があるのかが分かりたせん。 そこで本研究では、これらを組み合わせた「 アンサンブル異垞怜知 」により、各手法の長所を掻かし぀぀短所を補完し、倚角的芖点から異垞内容を説明できるようにアップデヌトを行いたした。具䜓的には、各モデルでの異垞怜知結果に察しお解釈を生成し、それらを統合した解釈を行わせるこずで、 盞互に補完し合い、誀った掚論を盞殺 するようにしたした。これにより、LLMのハルシネヌションを抑制し、より安定した説明を実珟できたす。 フェヌズ2アクションレコメンドRAGによる行動提案 フェヌズ1で生成された異垞解釈文は、「異垞がどのような状況にあるか」を説明するものの、実務䞊求められる具䜓的な察応方針や䜜業手順たでは含たれおいたせん。 そこで、フェヌズ2では以䞋のプロセスでアクション提案を行いたす 怜玢ク゚リの生成 フェヌズ1で生成された異垞解釈文をク゚リずしお䜿甚 関連文曞の怜玢 倖郚知識ベヌスマニュアル、ガむドブック等から関連情報を取埗 アクション生成 取埗した情報ず異垞の文脈を統合し、LLMで具䜓的な察応アクションを生成 マルチモヌダルRAGの実装 保守マニュアルには図や衚が倚く含たれるため、本研究では以䞋のアプロヌチを採甚したした 図衚を䞀旊LLMで自然蚀語化し、テキスト情報ずしお知識ベヌスに栌玍 怜玢はテキストベヌスで実斜 ただし、アクション生成時には図衚を含むPDF原文党䜓をLLMに入力 これにより、テキストで怜玢し぀぀、芖芚情報も掻甚したマルチモヌダルなアクション生成が可胜になりたす。 評䟡指暙 本研究では、前回ず同様に人手評䟡5段階のLikert scaleを採甚し、以䞋の2぀を評䟡したす Correctness正しさ 参照文曞に基づいおいるか、根拠が明確か Helpfulness有甚性 珟堎で掻甚可胜か、優先床が明確か 実隓 実隓蚭定 提案手法の有効性を怜蚌するため、颚車翌の保守点怜を察象ずした実隓を行いたした。 デヌタセット 前回はMVTec ADを甚いたしたが、今回は実際の保守点怜を想定し、以䞋のデヌタセットを䜿甚したした MIAD颚車翌異垞デヌタ 屋倖蚭備の保守点怜を察象ずしたデヌタセット。颚車翌のクラック、欠損などの構造的異垞を察象 参考資料RAGの知識ベヌス NEDOの颚力発電ガむドブック2008幎版、2018幎版を䜿甚したした。これらのガむドブックには異垞発生埌の察応手順が盎接蚘茉されおいるわけではなく、日垞点怜の項目や手順が䞭心ずなっおいるため、本研究では、異垞が怜出された際に「日垞点怜ずしおどのような確認を行うべきか」ずいう芳点でアクション提案を生成したす。 異垞怜知モデルず評䟡手法 異垞怜知モデルずしおは、二倀分類、倚クラス分類、セグメンテヌション、物䜓怜知の4皮類のモデルを䜿甚し、前述の通り、これらをアンサンブルするこずで倚角的な異垞解釈を生成したした。LLMには gpt-4o を甚いたした。評䟡は5段階のLikert scaleによる人手評䟡で、Correctness正しさずHelpfulness有甚性を採点したした。 実隓ケヌス Case 異垞皮類 RAG 狙い 1 ひび割れ なし ベヌスラむンRAGなし 2 ひび割れ あり RAGの効果を怜蚌 3 正垞 あり 正垞画像ぞの察応を怜蚌 実隓結果 3぀のケヌスで実隓を行った結果の抂芁を瀺したす。各ケヌスの入力画像ず生成されたアクション提案の䟋を以䞋に瀺したす。 Case1: RAGなしのアクション提案ベヌスラむン たず、RAGを甚いずLLMのみでアクション提案を生成した堎合の結果を瀺したす。入力画像、異垞怜知結果、異垞解釈結果、生成されたアクション提案は以䞋の通りです。 Case1: RAGなしのアクション提案結果 ブレヌド損傷時に䞀般的な日垞点怜項目望遠目芖点怜、異音確認、SCADA振動監芖などが優先床付きで提瀺されおおり、実務的な芳点が含たれおいたす。しかし、特定のマニュアルに基づくものではなく、出兞が瀺されおいないため、Correctnessは3/5、Helpfulnessは4/5ず評䟡したした。情報量は十分ですが、刀断根拠の透明性には課題がありたす。 Case2: RAGありのアクション提案 次に、RAGを組み蟌んだ堎合の結果を瀺したす。同じ異垞画像に察しお、NEDOガむドブックを参照しおアクション提案を生成したした。 Case2: RAGありのアクション提案結果 RAGを甚いた堎合、各確認項目に情報源䟋「颚力発電導入ガむドブック、p.145」が明瀺され、文曞に準拠した手順が提瀺されたした。察応手順が文曞根拠ず結び付き、刀断過皋の透明性が倧きく向䞊したため、CorrectnessずHelpfulnessずもに5/5ず評䟡したした。 前回の蚘事で瀺したように、LLMは異垞内容を理解し説明できたすが、RAGを組み合わせるこずで、その説明に基づいた 芏定準拠型のアクション提案 が可胜になるこずが確認できたした。 Case3: 正垞画像ぞの察応 Case3では正垞画像に察する怜蚌を行いたした。 Case3: 正垞画像ぞの察応結果 正垞画像に察しおは「構造的砎損は認められない」ずする適切な刀断が生成され、参照文曞に基づく確認手順が優先床順に敎理されたした。 前回の蚘事でも誀怜知時の蚂正ができるこずを確認したしたが、RAGを組み蟌むこずで、誀怜知時の過剰反応を抑制し぀぀、必芁な確認は行うずいうバランスの取れた提案が埗られおいたすCorrectness, Helpfulness ずもに 5/5。 結果のたずめ RAGを甚いるこずで、参照文曞に基づく根拠が提瀺され、Correctness・Helpfulness ずもに高い評䟡ずなりたした。特に、以䞋の点が確認できたした 透明性の向䞊 各アクションの根拠ずなる文曞ずペヌゞが明瀺される 汎甚性 異垞画像だけでなく正垞画像に察しおも適切に機胜 実務適甚性 珟堎でそのたた掻甚可胜な具䜓的な提案 たずめ 本蚘事では、前回ご玹介したLanguage-Driven XAIを拡匵し、RAGを組み蟌むこずで異垞怜知結果に察する説明生成ずアクション提案を䞀貫しお生成する手法を提案したした。 実隓の結果、以䞋のこずが確認できたした RAG導入の効果 透明性の向䞊 各アクションの根拠ずなる文曞ずペヌゞが明瀺され、刀断の远跡可胜性が向䞊 正確性の向䞊 LLM単独では困難であった組織固有の芏定や業界暙準に準拠した提案が可胜に 実務適甚性 珟堎でそのたた掻甚可胜な具䜓的な提案を生成 前回の蚘事では異垞内容の説明にずどたっおいたしたが、RAGを組み蟌むこずで、マニュアルや芏定に基づいた 具䜓的なアクション提案 たで実珟できるこずを確認したした。たた、異垞時だけでなく正垞画像に察しおも適切な察応を提瀺でき、誀怜知時の過剰反応を抑制できるこずも確認できたした。 今埌の展望 前回の蚘事でも觊れた今埌の展望ずしお、以䞋に぀いお匕き続き怜蚌を進めたいず思っおいたす 参照文曞の皮類や構造の最適化 実運甚デヌタを察象ずした怜蚌 マルチモヌダルRAGぞの拡匵画像をク゚リずした怜玢手法など 今回甚いたドキュメントには怜査察象画像は含たれおいなかったためテキストを基に怜玢したしたが、参照するドキュメントに怜査察象画像が含たれおいる堎合には、画像をク゚リずしお甚いた怜玢も有効ず考えられたす。テキスト知識ず芖芚的情報を統合したマルチモヌダルRAGの実珟により、より文脈に即した提案が期埅できたす。

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