歯科検診って、サーバの予防保守に似てるよね?☆インフラ女子の日常 vol.5
共通点は異常の予兆を検知して、未然に防ぐこと
皆さんは、歯科検診に行っていますか?
私は定期的に行くようにしています。
何回か受けているうちに、歯科検診がサーバの予防保守と同じだなぁと気づきました。
サーバの予防保守は、異常の予兆を検知するために行うものです。
予兆を検知し対処することで、サービスの停止につながるような異常を未然に防ぐことができます。
サービスの種類によっても異なりますが、例えば以下のような作業をしています。
●ハードウェア監視
サーバを構成するメモリやCPU、ハードディスク、電源が故障していないかどうかを検知します。
サーバのベンダーごとにハードウェア故障を検知する仕組みが用意されています。
ベンダーとの保守契約によって、どこまで対応してくれるのかが変わってくるのですが…これだけでコラムが一本かけそうなので、また別の機会に!
●リソース監視
メモリが不足していないか、ディスクが不足していないか、CPUの負荷が高くないかを監視します。リソースが不足している場合は必要に応じて足してあげる必要があります。
●サービス監視
例えばwebサーバの場合だと、定期的にHTTPリクエストを投げて返答を返すかどうか確認することで、サービスが生きているかどうかの監視をします。
※物理サーバ1台で構築した場合を仮定しています。実際には、サーバや回線を冗長化したり、クラウドサービスを利用したりするため、もう少し複雑です。
このような予防保守作業も、インフラエンジニアの大事な仕事の一つです。
エンドユーザが気づかないうちに、大きな障害を防いでいるのです。
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<著者プロフィール>
なつよさん☆インフラガール@infragirl755
ISPのサーバのお守りをしているインフラガールエンジニア。
#インフラ女子の日常 を描いてます。
Blog: http://infragirl.hatenablog.jp/