サーバーワークス の技術ブログ

Cloud Automator SREチームの紹介

こんにちは。Cloud Automator、SREチームの尾崎です。 いよいよ冬が近づいてきましたね。 この記事では以前の「New Relic実践入門 監視からオブザーバビリティへの変革 書評 -後編-」 blog.serverworks.co.jp の中で触れた、Cloud AutomatorのSREチームについて、SREチームが出来た背景と日々の取り組みを紹介したいと思います。 Cloud Automatorとは はじめに、Cloud Automatorを簡単に紹介します
AWS, SRE

新機能の開発前に行っている3つのプラクティスを紹介します

こんにちは、サービス開発課の丸山です。 本日はタイトルの通り、サービス開発課で開発している Cloud Automator の新機能の開発前の段階で行っている取り組みについてご紹介したいと思います。 とは言っても、うまくいっているベストプラクティスというほどのものではなく「今のところ実験も兼ねてこんな感じで回しています」という温度感のものです。 そのため、う

【AWS Glue】AWS Glue Data Catalog と AWS Glue Studio を活用して簡単ETLジョブ作成!

AWS GlueはAWSのフルマネージドなETLサービスです。S3やAuroraなどさまざまなデータソース/ターゲットのメタデータをData Catalogとして保存し、それらに対して抽出・変換・ロードのジョブが実行できます。またサーバーレスであるためインフラの管理もほとんど必要ありません。 docs.aws.amazon.com AWS Glueではスクリプトをジョブとして実行しますが、AWS Glue Studio というツールも用

Terraform state file 操作

こんにちは!サーバーワークスの松井です! 今回は、Terraform state file(以下、state file)の操作方法について紹介します。 Terraformは、CloudFormationでのコード管理と違い、state fileにてクラウド環境の現在の状態を管理します。 手動で構築したリソースをTerraformの管理対象としたい、逆にTerraformの管理対象からリソースを外したいという場合にこの記事を役立てていただければと

EC2 メンテナンスイベントの実行時間帯を定義する「イベントウィンドウ」を活用する

営業部 佐竹です。本日は、少し前にリリースされた「Amazon EC2 メンテナンスイベントの実行時間を特定の時間枠だけに閉じ込めてしまえる機能」について解説します。これは RDS のメンテナンスウィンドウのように「予め定められた時間帯にだけインスタンスのメンテナンスを行う」という設定が EC2 でも可能となったという機能になっています。
AWS

Kinesis Data Analyticsでサウナの水風呂の温度をリアルタイム集計 ~スライディングウィンドウの活用法~

本ブログは動画でも解説を行っています。 youtu.be こんにちは!サーバーワークスの松井です! 今回は、Kinesis Data Analyticsのスライディングウィンドウを活用して、複数のサウナ施設の水風呂の温度のデータを想定し、10秒毎に10分間の平均データを算出する方法を紹介します。 本記事は、Kinesis Data Analyticsの活用法(画像赤枠)にフォーカスするため、その他のサービス連携に

Route 53 Resolver の DNS クエリログを設定する

営業部 佐竹です。本日は、Route 53 Resolver の DNS クエリログ取得のための設定方法をご紹介します。DNS のクエリログは、セキュリティ監査やコンプライアンス上これが求められることもありますため、そのような場合には漏れなく設定されるのが良いでしょう。

AWS Fault Injection Simulator(FIS)の概要

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 今回は、AWS Fault Injection Simulator(以降、FIS)について調べる機会があっため、ブログにアウトプットいたします。 はじめに 用語の整理 カオスエンジニアリング 補足(カオスエンジニアリングが登場した背景) フォールトインジェクション FISの概要 FISとは FISの用語 ①実験テンプレート ②アクション ③ターゲット ④停止条件 ⑤実験 FIS
AWS

【VDI導入①】デスクトップ仮想化のメリットとデメリットを解説

VDI(デスクトップ仮想化)のメリットとデメリットを解説 こんにちは!クラウドインテグレーション部技術1課のイーゴリです。 本日、VDI(デスクトップ仮想化)のメリットとデメリットを解説したいと思います。 VDIとは、Virtual Desktop Infrastructure(デスクトップ仮想化)の略でリモートデスクトップとして使用されています。 そもそも「どうしてVDIを使用する必要があり

Nutanix Clusters on AWS のセキュリティグループのデフォルト設定について理解する

概要 当エントリーでは、Nutanix Clusters on AWS (以後NCA) 構築時に自動的に作成&アタッチされるセキュリティグループ(以後SG)のデフォルト設定について詳細についてAWSインフラ管理者視点で確認していきます。 概要 NCAの通信制御はどうあるべきか 結論 NCAのセキュリティグループ一覧 NCA構築時に作成されるSGのルール一覧 利用コマンド(AWS CLI) 結果 ざっくりイメージ 1. SG: Inter

Amazon WorkSpaces Cost Optimizer バージョン 2.4.1 がリリースされました

営業部 佐竹です。本日は、Amazon WorkSpaces Cost Optimizer バージョン 2.4.1 の動作検証を完了しましたので、そのご報告となります。

C6i インスタンス と DL1 インスタンスがリリースされました

営業部 佐竹です。 本日は恒例の「東京リージョンで構築可能なインスタンスタイプのアベイラビリティーゾーン別一覧表」の更新ブログとなります。本ブログの最新情報については上記リンクより最新記事をご参照ください。 はじめに C6i インスタンス DL1 インスタンス 結果(アベイラビリティーゾーン別一覧表) 前回からの変更点 前回のブログ まとめ はじめに 今回は

既存の EC2 Reserved Instance を期限切れのタイミングで Savings Plan へと切り替える

営業部 佐竹です。本日は購入済の EC2 Reserved Instance (RI) をその期限切れのタイミングにて Savings Plan へと切り替える対応方法について記載します。
AWS

【小ネタ】CodeBuild のビルド環境でアカウントID を動的に取得する

はじめに アプリケーションサービス部の宮本です。業務で使用している Intel チップの MacBook Air のファンが 1 日中ブン回っているのが最近の悩みです。 何がしたいのか CodeBuild のビルド環境では、以下リンクに記載の環境変数に予め値が設定されており、ビルド処理で使用することが出来ます。 docs.aws.amazon.com ところが、この環境変数一覧にアカウント ID は存在しません

AWS Amplify × FastAPI でサクッと RESTAPI を構築する

はじめに こんにちは。アプリケーションサービス部の河野です。 今まで、RESTAPI を構築する場合は、FastAPI × Serverless Framework で作ることが多かったのですが、 Amplify Console が非常に便利なので、バックエンドも Amplify に寄せたいなと思い試してみました。 FastAPIとは? Pythonの標準である型ヒントに基づいてPython 3.6 以降でAPI を構築するための、モダンで、高速(高パフォー