サーバーワークス の技術ブログ

AWS BatchでEFSをいい感じに扱う

AWS Batchを利用しているとEFSを使いたくなりますよね。 AWS BatchがLaunchTemplateに対応したことでものすごく使いやすくなったので、今回はその方法を紹介します。 忙しい人向け この記事のポイントは3つです。 EFSをマウントする処理を書いたユーザデータを含むLaunchTemplateを作る LaunchTemplateを利用してAWS Batchのコンピューティング環境を作る コンテナがEFSを見れるようにVolume
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RDSの過去のイベントを見る方法

PS課の杉村です。ちょっとしたTIPSですがRDSインスタンスやAuroraクラスタの過去のイベント履歴を見る方法についてです。 最近のイベント RDSインスタンスやAuroraクラスタの起動、停止、バックアップ、アップグレードなどはイベント履歴に残ります。RDSやAuroraのイベント履歴は、過去24時間分にさかのぼってマネジメントコンソールから見ることができます。 日本語コンソ
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今週のCloud Automator(2018-12-07)

今週より、Cloud Automatorの週次アップデート情報を本ブログにて公開していきたいと思います。 リリース情報(これまで本ブログやサーバーワークスのHP等で告知してきたものより細かい粒度のものも含む) 開発中の機能 マニュアルの更新情報 雑談 等のコンテンツを公開していきたいと思いますので、是非チェックください! リリース情報 今週のリリース情報 「EC2:イン

Connect と Lex で音声ベースのチャットボットを作成する

はじめに こんにちは、技術一課の山中です。 先日の re:Invent 2018 にて以下ワークショップに参加したのですが、その内容が面白く簡単だったのでこちらでご紹介いたします。 BAP401-R - [REPEAT] Build a Voice-Based Chatbot for Your Amazon Connect Contact Center 注意としては、ワークショップ一本分をひとつのブログにしているので正直、 長いです。 できあがるもの 本ブログを通してできあ

インターフェイスVPCエンドポイント(PrivateLink)に発行される複数のDNS名

PS課の杉村です。PrivateLinkのインターフェイスVPC Endpointを作った時に複数のDNS名が割り当てられますが、これらが何を意味しているのかについて書いてみます。 PrivateLinkとは? PrivateLink、便利なんです。原則的にインターネット経由でリーチしなければいけないAWSのAPI群ですが、PrivateLink (Interface VPC Endpoint) を利用すればインターネットを経由することなく、VPC内からAWSサー
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Amazon Polly はじめての SSML入門

今年の re:Invent もたくさんのサービスが発表されましたね。 2日間キーノートを日本からリアルタイムで聞いていましたが、自動運転ミニカー「AWS DeepRacer」の登場にはびっくりしました。 そしてre:InventでまさかCOBOLという単語が出てくるとは…。 さて、今日はそんな re:Invent で発表されたサービスではなく Amazon Polly で使えるSSMLについて初心者向けに説明します。 Amazon Poll

Amazon FSx for Windowsでファイルサーバーもマネージドに!

Windowsおじさんこと、技術4課の鎌田です。 re:Inventで発表された、AWSにもついに来ました、マネージドのファイルサーバー!その名もAmazon FSxです。 これは使ってみるしかない、という訳で、実際に環境を構築して触ってみました。 なお、記事執筆時点(2018年12月)では東京リージョンに来ていないため、オレゴンリージョンで展開しています。 前提条件にご注意を FSxのサー

AWS Transcribeジョブ結果ファイルのセキュリティについて

PS課の杉村です。AWS Transcribeは音声ファイルを文章に書き起こしてくれるAWSサービスです。 残念ながら現在は日本語には対応していませんが、英語(US/AU/GB)、フランス語、スペイン語に対応しています。 AWS Transcribeに対してTranscribeジョブを投入すると、非同期で処理を実施してくれます。 ジョブの実行結果を問い合わせ、COMPLETEDであれば書き起こした結果ファイルがS3上に

Cloud MapでServerlessなリソースのサービスディスカバリを実装する

ちょっとお久しぶりの会社ブログ投稿な照井です。 今年は会期中の過ごし方や旅程を自分のペースで行きたかったのでre:Inventは個人的に参加してきました。とても楽しかったです。 tl;dr re:Inventでずっと欲しかったServerlessなリソースのディスカバリができるCloud Mapがリリースされたため、実証と実戦投入のための考察などしてみました。 結論から言うと「超便利。でも実

AWS Lambda Layers でライブラリを共通化する

はじめに こんにちは、技術一課の山中です。 re:Invent 2018 にて AWS Lambda Layers が発表されました! 新機能 – AWS Lambda :あらゆるプログラム言語への対応と一般的なコンポーネントの共有 | Amazon Web Services ブログ 例えば ロギングモジュール等、今まで複数の Lambda ファンクションから呼び出すライブラリがあっても各ファンクションごとにパッケージングする必要がありまし
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AWS 中国リージョンのお話

こんにちは。PS課のミネです。 訳あってAWS 中国リージョンを触る機会がありまして、その際に気付いたAWSとAWS 中国リージョンの違い(2018年12月時点)をメモしていきます。 アカウント発行は... そう、そもそも中国の法人がないと、アカウントが発行されず利用できません。グローバルに展開する企業さんであれば、たいてい中国に現地法人があるので、その中国法人か
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DX系サービスの変遷とAWS Transit Gatewayの嬉しいところ

杉村です。re:InventでAWS環境のネットワークアーキテクチャを大きく変えるサービスがローンチされました。 既に随所で話題になっているAWS Transit Gatewayです。 概要はAWSの公式発表や各社のブログで明らかになっていますので、私は「今までと何が違うの?どうして嬉しいの?」にフォーカスして考えてみたいと思います。 参考 ・新機能 – トランジットゲートウェイでネ

AWS re:Invent 2018: Advanced VPC Design and New Capabilities for Amazon VPC (NET303)

こんにちは、PS課 佐竹です。 今回は、re:Inventのセッション動画を(日本語で)解説したいと思います。 はじめに 以前のAWSネットワーク環境 AWS PrivateLink, Additional Endpoints Amazon VPC Sharing AWS Global Accelerator AWS Client VPN BYOIP Transit GW(Transit Gateway) まとめ はじめに AWSのre:Invent 2018ではネットワーク設計が覆るいくつもの機能がリリースされました。 「それを1つずつ追っていくのは辛

AWS re:Invent 2018 Andy Jassyさん基調講演の文字起こしとそのアーキテクチャ #reInvent

AWS re:Invent 2018で発表のあったAndy Jassyさんの基調講演を文字に起こしました。そのファイルをダウンロード可能にしています。また、AWSを使ってどのように文字起こしを実現したのかについても触れています。メディア分析の一例として、みなさんの参考になれば幸いです。 Andy Jassyさん基調講演の文字起こし re:Invent 2018でのAndy Jassyさんの基調講演がYouTubeにアップロードさ

新機能VPC Sharing(Shared VPC)のドキュメントを読んでみる

プロフェッショナルサービス課の杉村です。re:Invent 2018では数々のアップデートや新サービスが発表されましたね。 機械学習系のサービスやよりスマートに開発をするためのサービスが次々発表されましたが、多くのエンタープライズクラスのお客様とお付き合いをさせていただいている私には、AWS Control TowerやAWS Transit Gatewayなど管理系・ネットワーク系の新サービスが