サーバーワークス の技術ブログ

ELBでのHTTPS暗号化通信のうちTLS1.0、TLS1.1を無効化する手順

こんにちは、Enterprise Cloud部 技術1課 宮形 です。今回BLOGでは、Elastic Load Balancing (以下ELB) をご利用の環境において、 HTTPS暗号化通信のうちTLS1.0、TLS1.1を無効化する設定手順を記載します。 TLS1.0、TLS1.1 を無効化する理由 現状の確認 設定手順 Application Load Balancer Network Load Balancer Classic Load Balancer 動作確認 まとめ TLS1.0、TLS1.1 を無効化する理由 TLS1.0、TLS1.1は古い規格の暗号化

【Vue3】 vue.draggable.next で テーブル間ドラッグドロップの UI を実装する

はじめに こんにちは。アプリケーションサービス部の河野です。 今回は、Vue3 でドラッグ&ドロップの UI を簡単に実装できる vue.draggable.next ライブラリの紹介です。 基本的な使い方から応用編としてテーブル間移動の実装方法について記載します。 実装するもの 開発環境 以下エントリーで記載している環境を前提とします。 blog.serverworks.co.jp vue.draggable.nextとは? ドラッ

EC2の認証情報を外部で利用させないポリシー設定

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 はじめに 参考 嬉しいポイント 留意事項 事前準備 試してみる 所感 はじめに 今回は、先日のアップデートで追加されたIAMのグローバル条件キーを利用して、 EC2の認証情報を外部で利用させないポリシーを設定できるようになったため、実際に試してみたいと思います。 ◆追加された条件キー aws:EC2InstanceSourceVPC Amazon EC2 IAM ロール認
AWS

Amazon WorkSpaces のグループポリシー管理用テンプレートを使うための設定手順

こんにちは、Enterprise Cloud部 技術1課 宮形 です。今回BLOGでは、Amazon WorkSpaces (以下 WorkSpaces と記) を管理するために、グループポリシーオブジェクトを利用するための設定手順をご紹介します。 WorkSpaces をご利用、評価されるお客様からよく頂くご質問として下記があります。 ローカルPCとWorkSpaces間のクリップボードの許可・禁止を制御したい ローカルPCでの印刷の許可・

Amazon Linux 2023 が GA したので、SSH 接続時のバナーの変更をしてみた

みなさん、こんにちは。AWS CLI が好きなテクニカルサポート課の市野です。 さて、待ちに待った次世代の Amazon Linux 「Amazon Linux 2023 (AL2023) 」が GA(General Availability)となりました。 aws.amazon.com 深掘りしていろいろとみていきたいところではありますが、まずは、接続先サーバの視認のためにログインバナーのカスタマイズをされている方も多いかと思い、その辺りの確認を

【初心者向け】AWS CLI の aws s3コマンド一覧

こんにちは!現在IE課研修中の日高です。 本日は以前書いた「コントロールプレーンとデータプレーンの概念から考えるAWS CLIでのS3コマンドの分類方法」のブログの続編としてaws s3~のコマンドについてブログを書いていきたいと思います。 よろしければこちらのブログもご覧ください! blog.serverworks.co.jp AWS CLIの構造 本ブログで利用するコマンド、サブコマンド コマン

Google Meetのバーチャル背景を管理者から配布できるようになりました

コーポレートエンジニアリング部の宮澤です。以下のGoogleWorkspaceアップデートブログで公開されている通り、管理者側からカスタムしたバーチャル背景を配布できるようになりました。 workspaceupdates.googleblog.com なぜこの設定が便利か? 昨今、在宅ワークも一般化してきて、Web会議を利用することが多くなっています。そんななか、Web会議でのコミュニケーションを円滑に

コントロールプレーンとデータプレーンの概念から考えるAWS CLIでのS3コマンドの分類方法

こんにちは!現在IE課で研修中の日高です。 皆さんCLI使っていますか??私はまだまだ使えていません... ということで、AWS CLIを使えるようになるために、今回はAWS CLIの構造とS3関連のコマンドについて調べてみました。 AWS CLIの構造 AWS CLI Command ReferenceでS3のコマンド調査 s3 s3api s3control s3outposts コントロールプレーンとデータプレーンの概念 S3のコマンド分類 まとめ AWS CL
AWS

IAM Roles Anywhere を構築してみる。

こんにちは。技術課の山本です。 以前の記事で IAM Roles Anywhere の概要に触れました。 おまけ、OpenSSL 篇: 今回は上の記事で解説した構成を、実際に構築してみます。 認証局は Private CA (Short-Liveモード) を使用して構築します。 ※ 図内に書いている「S3 バケットにファイルをアップロードする処理」は、本記事では「S3 バケットのファイルを参照する処理」に変更しました

AWS Managed Microsoft Active Directory では Domain Admins グループに参加できない

こんにちは、Enterprise Cloud部 技術1課 宮形 です。 はやいもので Serverworks にジョインして1年以上たちました。この間おおくの仲間達との出会いがあり、皆それぞれすばらしい特徴や強味をもっており、刺激を多くうける1年でした。共通して感じたのは皆とても向上心や成長意欲が高いということです。 私が入社した後にも新メンバーがジョインしてきておりますので、私
AWS

Cloud One File Storage Securityを試してみた

Cloud OneFile Storage Securityの初期設定方法を紹介した記事になります。

IAM Roles Anywhere の認証方式を理解する

こんにちは。技術課の山本です。 IAM Roles Anywhere の認証方式を理解するために、一通り触ってみて、概要を整理してみました。 具体的な手順等は別の記事に記載予定です。 ⏩書きました。 Private CA 篇: OpenSSL 篇: IAM Roles Anywhere の利用目的 IAM Roles Anywhere が利用可能になる前の認証方式 1. IAM ユーザーを発行し、長期的な AWS クレデンシャル(アクセスキー・シークレッ
AWS

Amazon FSx for NetApp ONTAPを管理するBlueXPを使ってみた

こんにちは、サーバーワークスの村上です。 ついにレイカーズがプレイイン圏内の順位に上がりましたね(2023年3月10日現在)。 What a night pic.twitter.com/eWU0N73cXa— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2023年3月8日 プレイオフも見えてきた!ということで、今回はBlueXPでFSx for NetApp ONTAPが見えてきた!というブログです。 BlueXPはFSx for NetApp ONTAPを管理する方法のひとつ セットアップ IAMポリシ

VPC内のインスタンス間ルーティングを考えてみる

こんにちは。今年のスギ花粉量は例年の10倍と聞き、恐れおののいているCS2課の畑野です。 私が中途入社後、IE課の研修で悩んだVPC内のインスタンス間ルーティングについて記事にしてみました。 実現したいこと 構成 WebサーバからDBサーバへの接続 踏み台サーバからDBサーバへの接続 ルートテーブルを確認 それではどうすれば? 改めて踏み台サーバからDBサーバへ接続

Dependabot と Slack GitHub Apps を使って脆弱性情報を楽して把握できる仕組みを作る

依存関係の CVE を Dependabot から通知してもらって、能動的にチェックしなくても開発者としてすべきことが見える状態を作りたかったブログ