サーバーワークス の技術ブログ

Aurora Serverless のローカルストレージ問題

本稿ではAurora Serverless v2 ではローカルストレージ空き容量が監視できないことを説明します。 CloudWatchメトリクスのFreeLocalStorageはAuroraやAurora Serverless v1 では提供されますが、Aurora Serverless v2 では提供されません。

AWS Summitでご紹介した【Amazon Connect 自動化事例】を動画でご覧いただけるようになりました

2023年4月に開催されたAWS Summitは4年ぶりにリアルイベントということで、多くの方が実際にご来場いただき、まさに「大盛況」でした。 わたしたちサーバーワークスはプラチナスポンサーとして出展しました。 代表の大石が登壇したブレイクアウトセッションでは、ぴあ株式会社の山田様をゲストにお迎えし、ネットビジネスへのシフトが急務となる中、次世代システム

セッションマネージャーのアイドルタイムアウト設定を理解する。

注釈:文章にわかりにくい部分があったため、記載を全体的に少し修正しました。(2023/5/11 AM) こんにちは。😺 技術課の山本です。 PC端末やサーバーにスクリーンセーバー設定を入れておくと、画面ロックをし忘れた時にも、少し経てば自動でロックが掛かるため、安心ですよね。 セキュリティ要件が厳しい場所ですと、15 分以上端末を触っていない場合には画面ロック

ALBのX-Forwarded-Forオプションの挙動を見てみる

IE課で研修中の前田(青)です。今回はALBのX-Forwarded-Forオプションの動作を実際に見ていきたいと思います。 X-Forwarded-Forとは? 検証環境の説明 検証方法・結果 1.XFFオプション「付加」の場合 2.XFFオプション「保持」の場合 3.XFFオプション「削除」の場合 おまけ 「クライアントポートの保持」を有効にする場合 XFFオプションを有効化しても、リクエスト発信源となるクライ

【ビブリオラジオ#4】コミュニケーションとITの原理原則、あるいはイキり散らしていた僕たちの黒歴史『人を動かす』他

こんにちは、「さばわのビブリオラジオ」ナビゲータのくればやしです。 「さばわのビブリオラジオ」はサーバーワークスグループのメンバーにおすすめの本を伺っていくラジオ番組です。 第4回のゲストはプロセスエンジニアリング部のはしもとさんにお話を伺いました。 www.youtube.com 番組後記 今回、はしもとさんの知られざるバックグラウンドと、その過程で学んで

AWSリソース間をインターネット経由で通信したらどこ通るか見てみる

はじめに 注意事項 前提知識 AWSのASのみを経由しているので、AWSグローバルネットワークに留まるとは? 特別なIPアドレス 検証方法 先に検証結果 リージョンAのインスタンスからリージョンBにあるインスタンス リージョンAのインスタンスからリージョンAにあるAWSサービス リージョンAのインスタンスからリージョンBにあるAWSサービス リージョンA内のインスタンスから

AWS CLI を利用し AWS Budgets を新規作成&修正する

マネージドサービス部 佐竹です。今回のブログでは、AWS CLI を利用し AWS Budgets を新規作成する方法と、既存の予算を修正する方法について記載します。AWS Budgets の CLI ではその引数として json ファイルを渡すのが基本的な使い方になりますが、そのフォーマットが少々分かり難いためその点の補足が主題です。
AWS

【初心者向け】Amazon EC2の高度な詳細(Advanced details)についてまとめてみた

こんにちは!エンタープライズクラウド部技術2課の日高です。 Amazon EC2(今後はEC2と表記)をマネジメントコンソールから作成する際に、「この設定なんだっけ?」と高度な詳細の項目について忘れてしまうことがよくあるので備忘録がてらまとめていきたいと思います。 今回、「購入オプション」「ドメイン結合ディレクトリ」「IAM instance profile」「ユーザーデータ」

【30分AWSハンズオン(3)】CloudWatchアラームを設定してみよう

こんにちは、ラーニングエクスペリエンス課の小倉です。 先日、AWS Japan が行っている表彰で 2023 Japan AWS Top Engineer に選出されました。ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。 サーバーワークスでは、自由に勉強会を開催してスキルアップをしています。その中で私は毎週月曜日の朝、「30分AWSハンズオン」という30分でできるAWSハンズオンを2021年9

AWS App Runner × FastAPI で作る REST API パターン 3 選

こんにちは。アプリケーションサービス部の河野です。 アプリケーションサービス部では、週に一回、技術発表会という形で、発表者が興味がある技術について自由にプレゼンテーションしています。 その中で「App Runner で REST API 開発するの良いぞ」っていう話をしたので、本ブログでも紹介したいと思います。 導入 コールドスタート問題 デプロイ容量問題 serverless.yam

Github Copilot を Vim で使うためのプラグイン「Copilot.vim」 を導入する。

注意⚠️ 2023年 5月 3日時点での導入方法を記した記事になります。 個人での開発において、Github Copilot を試した記事になります。 商用利用の際には、所属する会社や所属部署で、Github Copilot の使用許可・規則があるか、事前にご確認ください。 Copilot.vim Copilot.vim は、コードの自動補完機能である 「Github Copilot」 を Vim で使うためのプラグインです。 作者は、 vim-fugitive
Vim

5月3日。aws-nuke を使用して検証環境の大掃除をしてみる。

こんにちは。 技術課の山本です。 本記事の背景 5月3日は憲法記念日です。 語呂合わせ的には ゴミ(53)の日でもあります。 ということですので、私自身が検証に利用している AWS アカウントの大掃除をすることにしました。 サーバーワークスに入社してから数年、会社が提供してくれている私の検証用 AWS アカウントには、様々な細かい消し忘れリソースがあります。 最

VPCのDNS解決とDNSホスト名の関係性について検証してみた

こんにちは!エンタープライズクラウド部技術2課の日高です。 「Amazon VPCとサブネットの設計のポイントについて」ブログを執筆している際に、DNS解決とDNSホスト名の有効/無効の組み合わせにより、実際にどのように名前解決に動作するのか気になったので検証してみました。 ※よければ「Amazon VPCとサブネットの設計のポイントについて」のブログも合わせてご覧くだ

【3/3】マルチアカウント環境のリソース情報を可視化してみる(AWS Config + Athena + QuickSight)

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 はじめに 第1弾 第2弾 第3弾 概要図 AthenaとQuickSightのイメージ図 参考 ⑩QuickSightでデータの可視化(可視化アカウントで実行) 権限を付与するユーザーの確認 データソースの作成 データセットの作成 v_config_ec2_instancesのデータセット作成 v_config_ec2_vpcsのデータセット作成 v_config_rds_dbinstancesのデータセット作成 aws_org_accountsのデータセッ
AWS

Amazon FSx for NetApp ONTAPのSnapMirror設定方法

サーバーワークスの村上です。 今年のNBAプレイオフは例年より盛り上がっている感があっていいですね。第8シードのチームが第1シードのチームを下したのは1994年以来らしいですよ。 我らが八村選手も1996年のマジック・ジョンソン以来、レイカーズで「プレイオフで2戦連続20点以上獲ったベンチプレイヤー」になりましたね。最高。 Rui's the first Laker with back-to-back 20-point