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Claude Code

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はじめに サーバーワークスの池田です。 今週(6/15〜6/21)の Claude Code は v2.1.178 から v2.1.185 まで5バージョンがリリースされました。CLI 本体のバグ修正や設定周りの改善が多い週でしたが、注目すべきはプロダクト全体で進んだ「デザインとコードの統合」と「成果物の共有」です。 Claude Design との双方向同期がCLIに組み込まれ、ターミナルで作ったものをURLで即共有できる Artifacts 機能も登場しました。あわせて、MCP サーバーの接続手順をゼロから解説する公式クイックスタートガイドも新設されています。 この記事で分かること Cla…
はじめに QE(Quality Engineering)グループのMobileチームのokapiです。 Claude Codeがあれば、もうAIはこれ一本でいいよね? そう思ってました。 仕様整理、テスト設計、業務効率化アプリ(GASでWebアプリ)の開発も、Claude Codeがあると進めやすくなりましたし、 社内で話していても「Claude Code便利」という話をいろんな方から聞いてました。 そんなある日、社内で「Gemini CLIを検証できる」タイミングがありました。 最初は、一緒に作業しているメンバーが使いたいと言っているので、ついでに試そうくらいな感じでした。 :::message 「Claude Codeで困ってないし、Geminiは必要?」 ::: ふと思ったんですが、 :::message 「Claude Codeを毎日使っているからこそ、できなかった所をGeminiで解消できたり……?」 ::: そんな好奇心から、QEグループとして「Claude Code × Gemini CLI」の併用効果を検証してきました。 結果、当初の予想を超える発見がありました。本記事では、その結果をお伝えします。 Gemini CLIとは? :::message alert 【公開時点での重要なお知らせ】 Gemini CLIは「2026年6月18日」でリクエスト受付が終了し、後継の Antigravity CLI に移行されました。 ※法人向けは引き続き利用可能です。 ::: Gemini CLIは、Googleが提供する生成AI「Gemini」をコマンドライン(CLI)から使えるツールです。 普段Webブラウザで触るチャットUIとは違い、ターミナル上で対話できるのが特徴です。 Claude Codeとの主な違いを整理するとこんな感じです。 ツール 強み 弱み Claude Code コード生成・リファクタ・レビューが得意。仕様理解や論理的な推論に強い 動画解析ができない。20ページ超のPDFは苦手。Web検索の鮮度がやや弱い Gemini CLI 動画・画像・大容量PDFを一括解析できる( analyzeFile )。Google検索で最新情報を取得( googleSearch ) コード生成はClaude Codeで十分なケースが多い こちらの「Claude Code」の弱みを「Gemini CLI」で解消して、 「Claude Code」をさらに使いやすくするのが、今回の検証の狙いです。 graph LR A[Claude Code] B[Gemini CLI] A -.-> X[動画解析] A -.-> Y[50ページ超PDF] A -.-> Z[最新Web情報] B ==> X B ==> Y B ==> Z X --> R[Claude Code × Gemini CLI<br/>QA業務の幅が広がる] Y --> R Z --> R style A fill:#dae8fc,stroke:#6c8ebf,stroke-width:2px style B fill:#ffe6cc,stroke:#d79b00,stroke-width:2px style R fill:#d5e8d4,stroke:#82b366,stroke-width:2px linkStyle 0 stroke:#6c8ebf,stroke-width:1.5px linkStyle 1 stroke:#6c8ebf,stroke-width:1.5px linkStyle 2 stroke:#6c8ebf,stroke-width:1.5px linkStyle 3 stroke:#d79b00,stroke-width:3px linkStyle 4 stroke:#d79b00,stroke-width:3px linkStyle 5 stroke:#d79b00,stroke-width:3px linkStyle 6 stroke:#aaa,stroke-width:1px linkStyle 7 stroke:#aaa,stroke-width:1px linkStyle 8 stroke:#aaa,stroke-width:1px 🔵 点線:Claude Codeの弱み / 🟠 太線:Gemini CLIの強み 検証の進め方 社内のAI検証プロジェクトの一環として、以下の流れで進めました。 項目 内容 検証期間 3週間(2026年4/20〜5/8) 検証ユースケース Claude Codeとの併用(Claude Code × Gemini CLI) 検証方法 同じQA作業を「Claude Code単独」と「Claude Code × Gemini」の両方で実施し、結果を比較 記録方法 Confluenceに検証レポートとして記録 :::message Claude Code内にGemini CLIのMCP(外部ツール連携)を構築することで、 ツールを切り替えずにClaude Code内でGeminiが使えるようになります。 ::: 検証結果まとめ :::message Claude Code単体で使うよりも、Geminiを併用した方がQA作業を効率化できました。 ::: 検証した7つのユースケースを、効果が大きかったものから紹介していきます。 No. ユースケース Claude Codeのみ Claude Code × Gemini併用 コメント 1 動画解析 ❌ ✅ Claude Codeでは不可。Geminiを入れることで可能に 2 ダブルチェック ❌ ✅ Claude CodeとGeminiの視点でレビューできる 3 QA設計(大容量PDF) ⚠️ ✅ 50ページ超の仕様書も一括解析可能に 4 画像解析 ⚠️ ✅ 大容量・複数画像の一括処理が可能 5 Web検索 ⚠️ ✅ 最新情報を効率よく収集 6 並列処理 ⚠️ ✅ 重い処理をバックグラウンドに逃せる 7 コード生成 ✅ ✅ ここはClaude Codeのみで十分 それぞれを少し詳しく紹介します。 効果が大きかった併用パターン 1. 動画解析:Claude Codeのみでは不可。Geminiを入れることで可能に これが一番大きいポイントです。 Claude Code単独では、動画ファイルを直接解析することはできませんが、 Gemini CLIの analyzeFile を使うと、「音声・映像をまとめて解析」できます。 QA業務では「動画」を扱う場面が意外と多いです。 たとえば、 登壇練習動画を見て、話し方や資料の流れをレビュー JIRAの不具合チケットのエビデンスから内容を確認してもらい手順をテキスト化 新しいツールの使い方などの手順を聞くときに動画から詳細手順を確認 が新たにできるようになりました。 :::message 補足:Claude Code単独では動画解析はできませんが、Skills(拡張機能)を使えばClaude側でも対応自体は可能です。 Claude Code:Claude Skills( claude-video-vision など)を使い、「動画をフレーム画像に分解してから解析する」という形で対応 Gemini CLI:動画ファイルをそのまま読み込んで、映像と音声を同時に理解。操作の因果関係や正確なタイムスタンプの特定も可能 そのため、動画解析はGeminiで行うのがおすすめです! ::: 2. ダブルチェック:Claude CodeとGeminiの視点でレビューできる Claude Codeに「Confluence資料のレビューして」とお願いしても、同じセッション内では同じ視点でしかチェックできません。 つまり、Claude Codeが見落とした観点はそのまま見落とされてしまうんです。 そこで、Geminiの chat を併用すると、独立した第三者の視点でレビューしてもらえるようになりますので、 テスト設計やドキュメント修正をする時に、役立ちました。 Claude Codeで作成 Claude CodeとGemini CLIでレビュー 指摘内容をClaude Codeで反映 という流れにすると、Claude CodeのハルシネーションをGeminiが指摘してくれるので、より正確になります。 「人にレビュー依頼する前に」Claude Code × Geminiが代わりにダブルチェックしてくれるので精度が上がりました。 3. QA設計(大容量PDF):50ページ超でも一気に解析 QA設計では、操作手順書やイベント仕様書など、ページ数が多いPDFを読むことが頻繁にあります。 Claude Codeのみだと、20ページのPDFが上限で、それ以上だと読んでいなかったりすることがあるので、 分割して渡したり、md形式に変換したりと、ひと手間必要でした。 Gemini CLIの analyzeFile を使うと、50ページ超のPDFも一括で解析できます。 案件の仕様整理でも、必要な観点を抽出できました。 4. 画像解析:大容量・複数枚の一括処理 Figmaのデザイン画像やスクリーンショットを、AIに見せて確認してもらうケースは多いです。 Claude Codeのみでも画像は読めるのですが、大容量や複数枚をまとめて処理するのは少し苦手でした。 Geminiの analyzeFile を使うと、複数の画像を一気に渡してまとめて分析できます。 QAの表示確認テスト設計では、複数画面のFigmaデザインをまとめて確認した上、設計できるようになりました。 5. Web検索:最新情報を効率よく収集 Claude Codeにも組み込みのWeb検索機能はありますが、確認範囲が狭めで、たまに古い情報を返してくることがありました。 Geminiの googleSearch は、Google検索を直接使うので、最新情報を効率よく収集できます。 6. 並列処理:重い処理をバックグラウンドに逃せる 動画解析や大容量PDF解析は、どうしても時間がかかります。 Claude Codeのみで重い処理を回している間、メイン作業が止まってしまうのが地味にストレスでした。 Claude Codeにもサブエージェント機能はありますが、Geminiをサブエージェントとして併用すると、Claudeが苦手な動画や大容量PDFを任せられるだけでなく、Claudeのコンテキストを圧迫せずに重い処理を進められるメリットがあります。 また、別のAIモデルが裏で動いてくれるので、Geminiが動画解析している間もClaude側でテスト設計を進められるなど、メイン作業を止めずに並行作業できる(スピード早い)点も便利でした。 ここでは「Claude Code → Geminiサブエージェントに重い処理を委譲」という役割分担で活用してます。 効果が変わらなかったパターン コード生成:Claude Codeのみで十分 コード生成についてはClaude Codeのみで困りませんでした。 Webアプリ作成や自動化コードのレビューは、Claude Codeだけでも問題なく進められており、Geminiを足しても大きな差は感じませんでした。 「全部Geminiに頼った方がいい」というわけではなく、 得意分野を見極めて使い分けるのが大事だと感じます。 検証してわかったこと 「単独 → 併用」で何が変わる? 3週間使ってみた感想を、表に整理しました。 観点 Claude Codeのみ Claude Code × Gemini併用 扱える資料の範囲 コード・テキスト・画像・短いPDF 動画・大容量PDF・複数画像 レビューの質 自己レビュー(同一視点) 独立した第三者視点 情報の鮮度 やや古い情報を含むことあり 最新情報を効率よく収集 作業の並列性 サブエージェント並列は可能 重い処理をバックグラウンド処理 初心者が始めるなら、どう使い分ければいい? 「全部のユースケースで併用」となると、最初はハードルが高いので、 まずはClaude Codeを日常使いの主軸にして、以下のシーンでだけGeminiを呼び出すスタイルがおすすめです。 シーン 使うツール 普段のコード生成・テスト設計 Claude Code 動画を扱う時 Gemini CLI( analyzeFile ) 50ページ超のPDFを扱う時 Gemini CLI( analyzeFile ) 重要な変更のダブルチェック Gemini CLI( chat ) 最新情報の調査 Gemini CLI( googleSearch ) 上記で使ってみて、慣れてきたら使う場面を広げていきましょう。 おわりに 「Gemini CLIを社内検証で使ってみた!」というテーマで、 Claude Codeとの併用効果を紹介しました。 今後もAIを活用して、QA業務の効率化を進めていきたいと思います。 これからGemini CLIを試してみる方の参考になれば嬉しいです!
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの戸塚です。今週も 週刊AWS をお届けします。 いよいよ、今週 6/25(木)、26(金) で AWS Summit Japan 2026 が幕張メッセで開催されます。私もブース対応や登壇を行いますので、現地で私を見たらぜひお声かけください。Builders Fair のコーナーで、VR ゴーグルと体にセンサーをつけて計測するパデルフォームのコーチングシステムを展示しています!詳細は こちら 。私が所属する Retail CPG でも Retail エリアがあり、私はスマートグラス、音声 AI を使った店舗業務改善のデモも担当しております。Retailブースエリアの紹介もこちらの ブログ を参照ください。 それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。 2026年6月15日週の主要なアップデート 6/15(月) AWS WAF が AI トラフィック収益化機能を発表 AWS WAF が Bot Control 機能の一部として AI traffic monetization を発表しました。この機能により、コンテンツ所有者やパブリッシャーは、AI ボットやエージェントがコンテンツや API にアクセスする際に、エッジで直接価格設定、計測、決済を行うことができます。x402 オープンプロトコルを使用した machine-to-machine 決済により、AI エージェントは自律的に支払いを行い、コンテンツにアクセスできます。決済は Coinbase の x402 Facilitator を通じて USDC (stablecoin) で処理され、CloudFront のすべてのエッジロケーションで利用可能です。追加料金はなく、標準の AWS WAF 料金のみが適用されます。 AWS DevOps Agent がカスタム SRE エージェントと MCP/A2A プロトコルに対応 AWS DevOps Agent は、カスタム SRE エージェント、bring-your-own sub-agents、MCP (Model Context Protocol) および A2A (Agent-to-Agent) プロトコル経由のヘッドレスアクセスに対応しました。これにより、チームは定期的な SRE ワークフローの自動化、他のエージェントとの接続による DevOps Agent の拡張、Kiro、Claude、その他のコーディングアシスタントなど既存ツールからの機能アクセスが可能になります。カスタム SRE エージェントでは、Agent Space 内でスケジュール実行されるエージェントを作成できます。また、チャット機能の強化、カスタマー定義ルールによるインシデントスキップ、メモリーと Git 管理スキルによる知識強化、タスク品質追跡用の人手ラベリングとカスタマーダッシュボードが追加されました。こちらは、5 つの新リージョンで追加対応されています。 Amazon CloudWatch Log Analytics を発表 Amazon CloudWatch は Log Analytics という統合コンソール体験を提供開始しました。これは CloudWatch Logs Insights (ログクエリと分析)、Live Tail (リアルタイムログストリーミング)、Contributor Insights (トップコントリビューター分析) を 1 つの画面に統合したものです。複数のタブで異なるクエリを同時実行でき、パターン分析、パラメータ付き保存クエリ、ファセット、自然言語クエリ生成、ビジュアライゼーションなどの既存機能もすべて利用できます。Log Analytics はデフォルトの体験となり、すべての商用 AWS リージョンで利用可能です。料金は基盤となる各機能 (Logs Insights クエリ、Live Tail、Contributor Insights) と同じです。 Amazon Bedrock AgentCore Memory が long-term memory に厳密に一貫したメタデータをサポート Amazon Bedrock AgentCore Memory の long-term memory に、メタデータの抽出タイプとして STRICTLY_CONSISTENT が追加されました。これにより、アプリケーションから直接設定したメタデータ値が LLM の推論を経ることなく、そのまま long-term memory レコードに記録されるようになります。この機能は、部署別のスコープ検索、コンプライアンス境界の管理、マルチテナント環境でのテナントごとの独立処理を実現します。戦略ごとに最大 3 個の STRICTLY_CONSISTENT キーを設定でき、semantic、user preference、episodic 戦略で利用可能です。 AWS Transform が技術負債の自動検出と修復を行う continuous modernization 機能を発表 AWS Transform は、エンタープライズのソフトウェアポートフォリオ全体で技術負債を自動的に検出・優先順位付け・修復する continuous modernization 機能 (プレビュー) を発表しました。数千のリポジトリを対象に、古い依存関係、非推奨フレームワーク、セキュリティ脆弱性を自動で修復し、プルリクエストを自動生成します。料金は $0.035 / エージェント分で、US East (N. Virginia) と Europe (Frankfurt) で利用可能です。GitHub、GitLab、Bitbucket と統合し、Kiro、Claude Code、Cursor などの agentic IDE から利用できます。 6/16(火) Amazon Quick が Adobe、Figma、WhatsApp など 16 の新しいコネクタで統合を拡大 Amazon Quick は 16 の新しいツールとの統合を開始しました。これにより、チームはデータ、分析、デザイン、コミュニケーションアプリからのインサイトに基づいて、コンテキストを切り替えることなくアクションを実行できるようになります。新しいコネクタには Adobe、Figma、WhatsApp、Snowflake などが含まれ、生産性、デザイン、分析、データインフラ、金融インテリジェンス、コマース、コミュニケーション領域をカバーします。チームは数分で新しいツールをワークスペースに追加し、Quick Flows、Chat、Spaces で既存の統合と組み合わせて利用できます。 AWS Blocks、アプリケーションバックエンドを構成するオープンソースフレームワーク (プレビュー) を発表 AWS は、インフラツールの学習を不要にするオープンソース TypeScript フレームワーク AWS Blocks のパブリックプレビューを発表しました。ローカル環境では AWS アカウント不要で Postgres、認証、リアルタイムメッセージングが動作し、本番デプロイ時もコード変更なしで AWS サービス上で実行できます。開発者は単一セッション内でデータベーステーブル、ユーザー認証、AI エージェント、ファイルアップロード、バックグラウンドジョブを追加し、フルスタックをローカルでテストした後、準備が整った段階で AWS にデプロイできます。料金は AWS Blocks 自体に追加費用はなく、使用した AWS サービスの料金のみが発生します。 Amazon S3 Vectors が類似性検索で最大 10,000 件の結果返却に対応 Amazon S3 Vectors の QueryVectors API が、1 回のクエリで最大 10,000 件の類似性検索結果を返却できるようになりました。これは以前の制限値 100 件から 100 倍の増加です。結果は複数ページに分割して返却され、最初のページから順次処理を開始できます。クエリごとに最初の 512 KB のデータ返却は無料で、超過分には $0.01/GB のデータ返却料金が適用されます。この改善により、リランキング、集約、重複排除などのマルチステージ検索パイプラインで、より包括的な候補セットを取得できるようになります。 6/17(水) Oracle Database@AWS が Oracle Autonomous AI Database Serverless に対応 Oracle Database@AWS が Oracle Autonomous AI Database Serverless (ADB-S) に対応しました。ADB-S は、Exadata インフラや VM クラスターのプロビジョニングが不要で、AWS Management Console、CLI、API から直接データベースを作成できる完全マネージド型 Oracle データベースサービスです。コンピュートとストレージが独立してスケールし、AI Transaction Processing、AI Lakehouse、AI JSON Database、Oracle APEX の 4 つのワークロードタイプに対応します。AWS Marketplace の公開オファーおよびプライベートオファーで利用可能で、BYOL (Bring Your Own License) と License Included の両方をサポートします。現時点では US East (N. Virginia) と US West (Oregon) リージョンで提供されています。 AWS Secrets Manager が Agent Toolkit for AWS に安全なシークレット処理スキルを導入 AWS Secrets Manager は、Agent Toolkit for AWS の aws-core プラグインの一部として、secret safety skill を提供開始しました。このスキルにより、開発者は AI コーディングエージェントのワークフロー内でシークレット値を LLM のコンテキストやセッションログに公開することなく使用できます。2 層アプローチ(スキルガイダンスと PreToolUse フック)により、プレーンテキストのシークレットがモデルコンテキスト、セッションログ、エージェントメモリに一切表示されなくなります。Claude Code、Codex、Cursor などのエージェントで利用可能で、Secrets Manager が提供されているすべての AWS リージョンで今すぐ使用できます。 Amazon Bedrock AgentCore harness が一般提供開始 Amazon Bedrock AgentCore のマネージドエージェントハーネス (harness) が一般提供を開始しました。エージェント開発において最も時間がかかるオーケストレーションループ、実行環境、ツール統合、メモリ管理を設定ファイルだけで定義できるようになり、数分でプロダクション対応のエージェントを構築できます。モデルはセッション途中でも切り替え可能で、ツールやスキルの追加も設定変更のみで対応します。harness 自体に追加料金はなく、利用した CPU やメモリなどのリソース分のみ課金されます。 Amazon Bedrock AgentCore のポリシーで Bedrock Guardrails をサポート AWS は Amazon Bedrock AgentCore のポリシー機能で Bedrock Guardrails のサポートを発表しました。これにより、本番環境で AI エージェントをスケールする際に、より深いセキュリティと安全性の制御が可能になります。AgentCore ポリシーは、AI エージェントが実行を許可されるアクションを制御する認可機能です。Guardrails は、プロンプトインジェクション攻撃や機密データの露出を含む、AI エージェントワークロードにおける主要なセキュリティおよび安全性リスクに対する防御を提供します。Guardrails は、許可されたすべてのエージェントアクションの出力と、ゲートウェイターゲット(ツール、エージェント、モデル)へのすべての呼び出しの入力をリアルタイムで評価し、ダウンストリームシステムに到達する前にプロンプトインジェクション攻撃、有害コンテンツ、機密情報の露出を検出してブロックします。 AWS Glue Data Catalog がビジネスコンテキストとセマンティック検索をサポート(プレビュー) AWS Glue Data Catalog に、ビジネスコンテキストの付与とセマンティック検索機能がプレビューとして追加されました。Glossary terms、custom metadata fields (Forms)、Skill assets の 3 つの仕組みでテーブルやカラムに業務的な意味を付与でき、新しい Search API で semantic meaning による検索が可能になります。Claude Code などの MCP 互換エージェントは、Agent Toolkit for AWS の aws-data-analytics plugin を使うことで、ほぼセットアップなしで Data Catalog にアクセスできます。現在、US East (N. Virginia、Ohio)、US West (Oregon)、Europe (Ireland) の 4 リージョンでプレビュー提供中です。 Amazon Bedrock AgentCore に継続的改善機能を追加、プロダクション環境のエージェントを最適化 AWS は Amazon Bedrock AgentCore に新しい最適化機能を追加し、プロダクション環境のトレースからエージェントを継続的に改善できるようになりました。この機能は「サイレント障害」(エラーを出さないが実際には失敗している動作)を検出し、データに基づいた修正案を生成し、統計的に検証します。Failure insights、Intent insights、Trajectory insights の 3 つの分析機能は本日 13 リージョンでプレビュー提供開始、Batch evaluation、Recommendations、A/B testing は本日 14 リージョンで一般提供開始されました。AgentCore Runtime、AWS Lambda、Amazon EKS、非 AWS 環境など、実行環境を問わず利用できます。 AWS DevOps Agent がリリース管理機能を追加 (プレビュー) AWS DevOps Agent がリリース管理機能のプレビューを開始しました。この機能は、コード変更のリリース準備状況を評価し、自律的なリリーステストを実行することで、本番環境へのコードデプロイを安全に行えるようにします。リリース準備レビューでは、内部標準からの逸脱、依存関係の影響、アクセス制御をチェックし、決定論的証明を使用してインフラ変更が AWS Well-Architected のベストプラクティスに準拠しているか検証します。リリーステストでは、Web および API ベースのアプリケーション向けにテスト計画を生成・実行し、回帰、UX の問題、統合の失敗を検出します。プレビュー期間中は US East (N. Virginia) リージョンで追加費用なしで利用できます。 6/18(木) Amazon GameLift Servers がコンテナフリートの新機能を追加 Amazon GameLift Servers は、コンテナフリートに 2 つの重要な機能強化を実施しました。1 つ目は、コンテナグループ定義で Linux capabilities をカスタマイズできるようになり、NET_RAW や SYS_PTRACE といった特殊な権限を付与できます。2 つ目は、新しい Server SDK API である ListContainersNetworkInfo() を追加し、同一インスタンス上で実行される全コンテナのネットワーク情報 (コンテナ名、ID、ローカル IP アドレス、コンテナグループタイプ) を取得できるようになりました。これにより、ゲームサーバーとメトリクス収集コンテナ、ログエージェント、キャッシュシステムなどの補助サービス間の自動サービス検出と通信が簡素化されます。 AWS Compute Optimizer が EBS ボリューム推奨で IOPS とスループットスパイクの可視性を強化 AWS Compute Optimizer は、Amazon EBS ボリュームのライトサイジング推奨を提供する際に、IOPS とスループットのスパイクに対する可視性を向上させました。新たに VolumeIOPSExceededCheck と VolumeThroughputExceededCheck という 2 つの CloudWatch メトリクスを分析対象に追加し、ワークロードがプロビジョニングされたパフォーマンスを超えて IOPS やスループットを要求したかどうかを 1 分単位で検出できるようになりました。この機能により、バースト性の高いワークロードにおいて、コストとパフォーマンスのバランスを取ったライトサイジング判断が可能になります。 それでは、また来週お会いしましょう! 著者について 戸塚 智哉(Tomoya Tozuka) / @tottu22 飲食やフィットネス、ホテル業界全般のお客様をご支援しているソリューション アーキテクトで、AI/ML、IoT を得意としています。最近では AWS を活用したサステナビリティについてお客様に訴求することが多いです。 趣味は、パデルというスペイン発祥のスポーツで、休日は仲間とよく大会に出ています。

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