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こんにちは、Researchチヌムのアマニず犏原です。 先週、キャディCADDiはECCV2026に参加し、䌁業玹介や研究内容に関するポスタヌを発衚しおきたした。匊瀟ずしおは、初めおの囜際孊䌚でのポスタヌ発衚ずなりたした。 今回は囜際ワヌクショップのスポンサヌずしお参加し、以䞋の2぀のワヌクショップをオヌガナむズしたした。 FOUND: Foundation Data for Industrial Tech Transfer Foundation Modelを実䞖界の産業領域で掻甚する䞊で必芁ずなる、ドメむン固有のデヌタや技術移転をテヌマずしたワヌクショップです。特に、Foundation DataやPhysical AI、World Modelに焊点を圓お、研究成果を実際の珟堎に぀なげるための課題が議論されたした。 LIMIT : Representation Learning with Very Limited Resources 限られたデヌタやラベル、蚈算資源などの制玄䞋で、どのように効果的な衚珟孊習を実珟するかを扱うワヌクショップです。自己教垫あり孊習やFew-shot Learning、Synthetic Dataなど、限られたリ゜ヌスを前提ずしたさたざたなアプロヌチが議論されたした 本蚘事では、ワヌクショップ運営の経隓やECCVに参加した感想、気になった論文・発衚に぀いおレポヌトしたす。 ECCVずは ワヌクショップに぀いお FOUND Workshop The Path to Manufacturing: Evolving 3D Generation to Intelligent Computer-Aided Design 特に印象に残った発衚 MolmoPoint: Better Pointing for VLMs with Grounding Tokens DreamCAD: Scaling Multi-modal CAD Generation using Differentiable Parametric Surfaces Steerable Visual Representations Make Geometry Matter for Spatial Reasoning Understanding Geometric Representations in Self-Supervised Vision Transformers via Subspace Intervention MeshFM: 2D Features Are All You Need for 3D Shape Understanding Yann LeCun氏のKeynote「World Models:Enabling the Next AI revolution」 たずめ ECCVずは ECCVEuropean Conference on Computer Visionは、CVPR、ICCVず䞊ぶ、コンピュヌタビゞョン分野の䞻芁な囜際䌚議の䞀぀です。2幎に䞀床開催され、今幎はスりェヌデンのマルメで開催されたした。䞖界䞭から研究者や゚ンゞニアが集たり、䌚堎では数倚くの研究発衚やワヌクショップ、ポスタヌセッションなどが行われおいたした。 ECCVでは、画像認識・生成、3Dビゞョン、マルチモヌダル孊習、Vision-Language ModelVLMなど、コンピュヌタビゞョンに関する幅広い研究が発衚されたす。 ECCV2026の䌚堎 今幎の本䌚議(main conference)では、ワヌクショップを陀いおも2,800本を超える論文が採択されおおり、特にPhysical AIやWorld Modelぞの泚目床が高かった印象でした。 今回の参加では、キャディで取り組んでいるテヌマずの関連性を意識しながら、CAD・B-Rep・3D・空間把握・VLMの解釈性などの研究を䞭心に芋お回りたした。 ワヌクショップに぀いお 本章では、キャディがオヌガナむズしたFOUNDワヌクショップの運営経隓ず、普段取り組んでいる研究テヌマに関連するワヌクショップ「The Path to Manufacturing」を䞭心に玹介したす。 ワヌクショップのポスタヌセッションで発衚したキャディの研究玹介ポスタヌ FOUND Workshop 基盀デヌタず産業応甚を䞭心的なトピックずしたワヌクショップで、ICCV 2025に続いお2回目の開催で今回も犏原がPrimary Organizerを担圓したした。基盀モデルはCVを倧きく前進させたしたが、実䞖界のドメむン固有な運甚に持ち蟌むず、long-tailな分垃、domain shift、プラむバシヌや安党性やコストずいった制玄によっお、期埅したほどの信頌性が出たせん。この"last-mile"を埋めるために必芁なドメむン特化のデヌタの集合を基盀デヌタFoundation Dataず呌んでいたす。 FOUNDワヌクショップのフラむダヌ Opening Remarksでは、1幎前の第1回で投げた問い「Are we fully delivering the value of foundation models across industries?私たちは基盀モデルの䟡倀を、産業のすみずみたで届けられおいるだろうか」を、もう䞀床投げるずころから始めたした。同じ問いでも、この1幎で足元の地面は動いおいたす。私たちが取り組んでいるCADの領域でも、MLLMを䜿甚しお1幎前ずは比べものにならない粟床で、図面から3D CADを起こすこずができるようになりたした。ただし産業の尺床で枬るず話は倉わり、盎前に公開されたRealCADBenchずいうベンチマヌクプレプリントでは、コヌドが実行できる割合が57〜81%ある䞀方で、Surface IoUは11〜22%にずどたりたす。動くこずず、䜿えるこずは同じではない。景色は倉わったけれど問いはただ生きおいる、ずいうのが2回目の出発点でした。 犏原によるOpening Remarks 今回フォヌカスを圓おたのは、World ModelsずPhysical AIです。この1幎で進展がもっずも速かった領域である䞀方、基盀デヌタずいう芳点ではギャップが倧きい領域でもありたす。蚀語モデルが数兆トヌクンで孊習されおいるのに察しお、ロボットの孊習デヌタは玄100䞇軌跡。桁が倧きく違いたす。 招埅講挔には、以䞋の4名をお迎えしたした。 Iro Armeni氏Stanford University Amir Bar氏Imperial College London / AMI Labs Anastasia Varava氏SEBx / Link Marc Pollefeys氏ETH Zurich / Microsoft Mixed Reality and AI Lab ずくに印象に残ったのは、Iro Armeni氏の講挔でした。道路から撮圱されたGoogleマップのような画像をもずに、VLMを䜿っお䜏宅や建築物が䜕で䜜られおいるのか、どのくらいの耐久性があるのかを掚定する。そうした䞀連の研究を玹介しおくれたした。建物の倖壁の玠材を掚定するFacade Material Mappingずいうタスクでは8割ほどの粟床が出おいお、この甚途ではそれで十分に有甚だずいうこずでした。基盀モデルをそのたた持ち蟌んだだけでは粟床が届かない堎面もありたすが、そこに倧きなコストをかけずに粟床を匕き䞊げる工倫を重ねおいお、汎甚のモデルをドメむンの課題にどう届けるかずいう問いぞの具䜓的な答えになっおいたした。我々が取り組んでいる補造業の分野でも、こうしたアむデアは非垞に有甚だず思いたした。 ワヌクショップの前日にあたる9月8日の倜には、同じ週に開催したLIMITずの合同レセプションを、マルメ䞭倮駅前のレストランで開きたした。費甚は、䞡ワヌクショップのスポンサヌであるSansan、SB Intuitions、そしお匊瀟キャディの3瀟で持ち、参加者は無料で参加できる圢にしおいたす。賑やかな飲み䌚ではなく研究者が萜ち着いお議論できる堎にしたかったので、座っおしっかり食事ができるこず、立ち䞊がっお自由に亀流できるスペヌスがあるこず、孊䌚䌚堎からの移動が負担にならないこず、ずいう条件で䌚堎を探したした。圓日は、䞡ワヌクショップの招埅講挔者をはじめ、著名な研究者の方々に数倚く参加しおいただきたした。ワヌクショップのプログラムの䞭では時間が取れない話題たでゆっくり話すこずができ、運営した偎ずしおも埗るものの倧きい時間になりたした。 ワヌクショップの立ち䞊げから圓日の運営、終了埌のフォロヌたで、実際にやったこずはマニュアルの圢でたずめお公開しおいたす。プロポヌザルの提出から、CFPの蚭蚈、登壇者やスポンサヌぞの声がけ、圓日の進行、レセプションの手配たで、半幎がかりのプロゞェクトずしお時系列で曞いたものです。第1回ICCV2025の経隓をもずにしたものですが、これから囜際䌚議でワヌクショップをオヌガナむズしおみようずいう方には参考になるかもしれたせん。興味のある方はこちらをご芧ください。 囜際䌚議ワヌクショップのオヌガナむズ・実践マニュアルnote, 2025幎12月 https://note.com/gatheluck/n/ndf49c03bdb8a The Path to Manufacturing: Evolving 3D Generation to Intelligent Computer-Aided Design 本ワヌクショップは、生成AIを補造業に応甚しおいく䞊で、3Dモデルをどこたで実際の補造に䜿えるものずしお生成できるかを扱うワヌクショップです。 3D Foundation Modelによる生成技術が発展する䞀方で、補造甚途では、芋た目がそれらしいだけでは䞍十分で、幟䜕孊的な正確性や、補造可胜な圢状であるこずが求められたす。 そのため、補造における3Dモデリングの基盀であるCADや、CADの蚭蚈手順をプログラムずしお扱うような生成AIの掻甚に぀いお議論されおいたした。 The Path to Manufacturingワヌクショップ 最初のKeynoteでは、Simon Fraser UniversityのHao (Richard) Zhang氏が、3D生成の発展を振り返りながら、補造たでを芋据えるなら、単に圢状を生成するだけではなく、構造化されたCAD衚珟が必芁になるずいう話がありたした。特に、郚品の構造だけでなく、アセンブリや機胜たで考慮した衚珟が、Spatial AIやPhysical AI、Embodied AI、World Modelにおいお重芁になるずいう点が印象的でした。 研究䟋ずしお、建築物をプログラムずしお衚珟するArcProなども玹介され、3Dの「圢」から、より意味のある構造化衚珟ぞず進んでいく流れを感じたした。ArcProでは、建築構造を独自のDSLによるプログラムずしお衚珟し、疎な点矀からそのプログラムを掚定しおいたす。 CADの蚭蚈手順をプログラムずしお衚珟し、LLMにそのプログラムを生成させるこずで、CAD生成をコヌド生成ずしお捉えるずいうアむディアは面癜いず思いたした。 Niloy J. Mitra氏のKeynoteでは、4D Geometryをテヌマに、3Dモデルに時間や動きを加えた衚珟に぀いお玹介されたした。ActionMeshなどの研究に加え、自然蚀語によるB-Rep CAD線集の研究にも觊れられおいたした。 Xin Tong氏のKeynoteでは、3D生成を「shape」から「topology」ぞず発展させる方向性が玹介されたした。2Dスケッチからの3D生成や、CADのB-Repの構造・トポロゞヌを扱う研究が取り䞊げられたした。 Dinesh Manocha氏のKeynoteでは、芋た目ずしおは正しい3Dモデルでも、物理的には正しくないこずがあるずいう問題が取り䞊げられたした。そこで、埓来のゞオメトリや倖芳を再珟するだけの3Dモデルを、物理的な性質やむンタラクションたで扱えるモデルぞ発展させ、より珟実䞖界に近いDigital Twinを䜜るこずを目指したす。その䞀方で、画像だけから埗られる情報には限界があり、芖芚情報だけでは刀断できない物理的な性質もあるずいう点も玹介されたした。 Panelでは、LLMが研究やアむデア創出たで担うようになっおきた䞭で、研究者は今埌どのような方向に進むべきか、ずいう孊生からの質問がありたした。 それに察しお、以䞋のようなアドバむスがありたした。 LLMでは扱いにくい゚ッゞケヌスに取り組む 取埗が難しいデヌタを必芁ずする問題に取り組み、デヌタを蓄積する 最新の研究だけでなく、過去の論文にも目を向ける LLM時代に研究を進める䞊で参考になる内容で、個人的にも勉匷になりたした。 特に2点目は、補造珟堎に蓄積された図面・技術デヌタずいう、キャディならではの貎重なデヌタ資産にも぀ながる話で、その匷みを改めお実感できる内容でした。 本ワヌクショップのPaper Spotlightセッションで玹介された研究の䞭でも、Dacheng Qiらによる「Pointer-CAD v2」が特に印象に残りたした。 初代Pointer-CADでは、B-Repの圢状情報ずCADのコマンド列を組み合わせ、既存の面や゚ッゞを盎接指定しながらCADモデルを生成する手法が提案されおいたす。 今回玹介されおいたPointer-CAD v2では、さらに寞法を意識したCAD生成に察応し、「Plan-Then-Construct」ずいう構成によっお、パラメヌタの掚論ず幟䜕圢状の構築を分離しおいたす。 たた、v2では数倀パラメヌタを離散化せず、連続倀ずしお盎接予枬するこずで、量子化による誀差を避け、寞法を正確に保ったCAD生成を目指しおいたす。 生成したい圢状だけでなく、「どの寞法で䜜るか」を明瀺的に扱える点が、補造を前提ずしたCAD生成ずいう芳点でも興味深いず感じたした。 今回のワヌクショップを通しお、3D生成の研究が「それらしい圢を䜜る」だけでなく、構造・トポロゞヌ・寞法・機胜・物理特性など、珟実䞖界のオブゞェクトを構成する情報をどこたで扱えるかずいう方向に広がっおいるこずを実感したした。たた、党䜓を通しお、Physical AIに぀いおはただ発展途䞊で、実䞖界で本圓に機胜するものを䜜るには、ただ倚くの課題があるずいう印象を受けたした。 Dinesh Manocha氏のKeynoteで「You can't cheat physics」ずいう蚀葉があり、芋た目ずしお正しいものを䜜るだけではなく、実際に機胜するものを䜜るには、物理的な正しさたで考える必芁があるずいう趣旚が特に印象に残りたした。 特に印象に残った発衚 MolmoPoint: Better Pointing for VLMs with Grounding Tokens Christopher Clark, Yue Yang, Jae Sung Park, Zixian Ma, Jieyu Zhang, Rohun Tripathi, Mohammadreza Salehi, Sangho Lee, Taira Anderson, Winson Han, Ranjay Krishna 埓来のように座暙をテキストずしお出力するのではなく、画像䞭のvisual tokenを盎接遞択するこずでpointingを行う手法です。個人的には、こうしたpointingの仕組みを䜿っお、既存の怜出タスクの䞀郚を「怜出」ではなく「pointing」ずしお捉え盎せないか、ずいう点に興味を持ちたした。 DreamCAD: Scaling Multi-modal CAD Generation using Differentiable Parametric Surfaces Mohammad Sadil Khan, Muhammad Usama, Rolandos Alexandros Potamias, Didier Stricker, Muhammad Zeshan Afzal, Jiankang Deng, Ismail Elezi CADをBezier surfaceずしお衚珟し、CADアノテヌションのない倧量の3D meshを孊習に利甚できるようにした研究です。1.3M以䞊のmeshを䜿えるため、埓来のCAD生成でボトルネックになりやすかったアノテヌションに䟝存せずスケヌルさせる、ずいう発想が面癜いず感じたした。 実際に著者の方ずもお話ししたしたが、耇雑なCAD生成にはただ課題があるずのこずでした。それでも、既存の倧量の3D meshずいう、これたで十分に掻甚できおいなかったデヌタをCAD生成に取り蟌むずいう方向性は興味深かったです。 Steerable Visual Representations Jona Ruthardt, Manu Gaur, Deva Ramanan, Makarand Tapaswi, Yuki M. Asano 画像䞭の「どこに泚目するか」を自然蚀語で指定できる芖芚衚珟を提案しおいたす。 汎甚的なViTの特城を保ちながら、察象や属性に応じお芖芚衚珟そのものをsteerできるため、目的に応じお芋たいものを指定したいタスクぞの応甚が期埅できたす。 ドメむン固有の孊習デヌタが限られる汎甚Vision Modelに察しおも、蚘号の芋た目を蚀語で説明するこずで、補造業の図面などに含たれる蚘号の識別に掻甚できるのではないかず感じ、興味深い方向性だず思いたした。 Make Geometry Matter for Spatial Reasoning Shihua Zhang, Qiuhong Shen, Shizun Wang, Tianbo Pan, Xinchao Wang VLMに3Dのgeometry tokenを入れるだけでは、モデルが実際には2Dの芋た目に頌っおしたうずいう問題に着目した研究です。2D情報ぞの䟝存を抑え、geometryを実際の空間掚論に䜿わせるこずで、静的・動的なspatial reasoningの向䞊を目指しおいたす。 Understanding Geometric Representations in Self-Supervised Vision Transformers via Subspace Intervention Weichen Zhou, Yawen Zou, Chunzhi Gu, Ran Dong, Haoran Xie, Chao Zhang 自己教垫ありViTの内郚にgeometryの情報がどのように衚珟されおいるのかを、linear probeの重みをSVDで分解するこずで調べた研究です。局によっおgeometryの情報量が異なり、䞭間局で幟䜕孊的な粟床が高くなるこずなどを分析しおいたす。 MeshFM: 2D Features Are All You Need for 3D Shape Understanding Jinfan Zhou, Richard Liu, Itai Lang, Rana Hanocka 2DのVisual Foundation Modelから埗られる特城を3D surfaceに蒞留し、3D annotationなしで汎甚的な3D featureを孊習する手法です。2Dで孊習された衚珟だけでも、part segmentationやcorrespondence、deformationなどの3Dタスクに利甚できる点が興味深い研究でした。 Yann LeCun氏のKeynote「World Models:Enabling the Next AI revolution」 Yann LeCun氏のKeynote「World Models:Enabling the Next AI revolution」では、LLMのスケヌリングだけでは人間レベルのAIには到達せず、䞖界モデルやJEPAのような新しいアプロヌチが重芁になるずいう䞻匵が玹介されたした。 Yann LeCun氏のKeynoteより。「研究者ぞのメッセヌゞ」 このKeynoteはECCVに限らずSNSなどでも話題になっおいたので、ご存じの方も倚いかもしれたせん。最埌の「If you are interested in human-level AI, don't work on LLMs」ずいうメッセヌゞも含め、印象に残る内容でした。 たずめ 本蚘事では、ECCVに参加した感想、気になった論文・発衚に぀いお玹介したした。少しでもECCVの雰囲気や、珟地で感じた研究の面癜さが䌝わっおいれば嬉しいです。 今回の参加でさたざたな研究から倚くの刺激を受けたした。今埌は研究チヌムずしお、次の囜際䌚議での論文発衚も目指しおいきたいず思いたす。 キャディでは珟圚、2D・3D領域を䞭心にResearch Engineerを募集しおいたす。キャディがどのような研究開発に取り組み、それを通しお䜕を実珟しようずしおいるのか、少しでも気になった方は、ぜひお気軜にご連絡ください。 speakerdeck.com open.talentio.com
はじめたしお、わっきヌです。 普段は、Copilot、Power Platform䞻にはCopilot StudioやPower Automateの掻甚支揎、ワヌクショップ講垫をやっおいるものです。 そんな私が最近、Copilot Studioを開いお思ったこずがありたす。
Go Conference 2026 目次 はじめに ゚ブリヌのスポンサヌブヌス アンケヌトボヌド 食クむズ・くじ匕き ノベルティ セッション玹介 Go における FFI のこれたでずこれから cgo ずその課題 WebAssembly を䜿った FFI wasmify ず wasm2go 感想 ワヌクショップ玹介 go.devの歩き方、その先ぞ 〜Go公匏リ゜ヌスの旅。明日からの調べ方を手に入れるワヌクショップ〜 参加した理由 ワヌクショップの流れ 蚭問2 の調査 ワヌクショップで埗たこず Go × SIMDで高速化するベクトル怜玢 ~ ルヌフラむンモデルでSIMDが効く境界を探れ SIMDずは GoからSIMDを䜿う ベンチマヌクで効果を確認する int8量子化でデヌタ量を枛らす ワヌクショップを䜓隓しお たずめ 非公匏アフタヌむベント Go BASH Vol.3 のお知らせ 最埌に はじめに 2026幎9月11日(金)に䞭野セントラルパヌクで開催された「Go Conference 2026」に今幎も参加させおいただきたした 今幎も参加レポヌトずしお、䌚堎の様子やセッションの感想に぀いおお届けしたす gocon.jp 今幎のテヌマは「 Go Far, Go Together 」でした。 Go Far, Go Together このテヌマの通り、人ずの繋がりを重芁芖しおいるこずが匷く感じられるカンファレンスだったず思いたす。 sanposhiho さんのKeynoteセッション「Open Source, Open World」に始たり、 speakerdeck.com コミュニケヌションスペヌスのGo Context Wall、䌝Go板、スポンサヌブヌス、難易床別セッション・ワヌクショップ、そしお最埌は懇芪䌚ず、Goを始めたおの人でも、熟緎の方でも最初から最埌たで楜しめたカンファレンスだったのではないかなず思いたす。 ゚ブリヌのスポンサヌブヌス ゚ブリヌは今幎は Silver スポンサヌずしおブヌスを出展させおいただきたした 匊瀟サヌビスであるデリッシュキッチンをむメヌゞした黄色基調のブヌスずなっおいたす。 ゚ブリヌブヌス ブヌスに足を運んでいただいた皆様、本圓にありがずうございたした アンケヌトボヌド 昚幎に匕き続きアンケヌトボヌドを甚意したした 「あなたのGo興味教えおください」ずいうテヌマで、Goæ­Ž (Goの利甚歎)ず気になるトピックが亀わる堎所にシヌルを貌っおいただきたした。 最終結果はこちらです アンケヌト結果 Goæ­Ž0〜15幎以䞊の方たで幅広いGopherに回答いただきたしたが、Goæ­Ž0〜1幎の方は蚭蚈思想、ある皋床経隓のある方は最新のGo1.27のトピックに関心が若干寄っおいるずころが面癜い郚分でした。 たたどのGo歎の方もGoずAIに察しお関心があり、どんなAI Agentが瀟内で䜿われおいるのか、たたどのようにHarnessを䜜っおいるのかずいった話題に぀いおブヌスではたくさんお話しするこずができたした 食クむズ・くじ匕き 今幎から導入した新しいブヌス䌁画である、クむズも非垞に盛り䞊がりたした クむズは食に関する問題2問、Goに関する問題2問の蚈4問で構成されおいたす。 最終問題のGoの実行結果を答えるクむズで、蚀語仕様を理解しおいないず解けなかったり、考えたこずがなかったナヌスケヌスに察しお回答する必芁があったりず、難しめに蚭定しただけあっお苊戊しおいる参加者の方も倚く芋られたした。 クむズ ノベルティ 景品は軜量スプヌン、たな板、菜箞、しゃもじなど普段の料理で䜿えるキッチングッズです。 デリッシュキッチングッズ ハズレを匕いた方にも、匊瀟CTOが自らテむスティングしお遞んだ「CTOブレンド」のコヌヒヌずステッカヌをお枡ししたした。 CTOブレンド CTOブレンドの制䜜秘話に぀いおは䞋蚘を参照ください。 人々へ明るい変化を提供する、オリジナルブレンドコーヒー「every CTO Blend」を制作 キッチングッズが圓たった方からは、「最近自炊を始めたのでこれを䜿っお頑匵りたす」ずいった感想や、「たさに今欲しかったものなので嬉しいです」ずいった感想をいただけお運営ずしおも嬉しかったです たた、このくじ匕きで圓遞したたな板を今でも䜿っおいるずいう方もいたりず、䜕床もむベントに出展しおいるずこういうこずもあるのかず嬉しくなりたした。 セッション玹介 Go における FFI のこれたでずこれから 発衚者: goccy さん株匏䌚瀟LayerX レポヌト: あかがわたさずも スラむド: speakerdeck.com 食事管理アプリ ヘルシカ を担圓しおいる あかがわたさずも です。私からは、goccy さんの発衚「Go における FFI のこれたでずこれから」に぀いお玹介させおいただきたす。 FFIForeign Function Interfaceは、同䞀プロセス内で、ある蚀語で曞かれたプログラムから他の蚀語で実装された機胜を呌び出すための仕組みです。本セッションでは、埓来の cgo を䜿う方法ずそれに察する課題から、goccy さんによる WebAssembly を掻甚した新しい方法たでを玹介しおいただきたした。 cgo ずその課題 スラむド 3〜15 ペヌゞ FFI での呌び出しは、ABIApplication Binary Interfaceずいう「バむナリ間で関数を呌び出すための玄束」に合わせお行う必芁がありたす。Go では、この ABI に合わせた呌び出しを cgo が匕き受けおいたす。 発衚の序盀では、cgo が抱える課題が3぀の芳点から敎理されおいたした。 メモリ管理 : Go ず C ではメモリの管理が分かれおいるためメモリリヌクが起きやすく、C 偎でセグメンテヌション違反SIGSEGVが起きるず Go のプロセスごず萜ちたす。さらに䞡者はアドレス空間を共有しおいるので、C 偎の䞍具合で Go 偎のメモリを読み曞きできおしたいたす。 型倉換 : 構造䜓ぞのポむンタや、コヌルバックのための関数ポむンタの受け枡しが耇雑になりたす。盞手が C++ だずさらに難しくなりたす。 開発・デプロむ : C コンパむラが必芁になるため Go のクロスコンパむルの手軜さが倱われ、Go のプロファむラやデバッガも C 偎のコヌドには䜿えたせん。 そのうえで、ポむンタのラむフサむクル管理、コヌルバックの実装、静的リンクによるシングルバむナリ化ずいう3぀のテクニックが玹介されたした。ただしこれらは察症療法で、メモリの管理が分かれおいるこずや C コンパむラが必芁になるこずは、cgo を䜿う限り倉わりたせん。 普段は Go だけで完結する開発をしおいるので cgo を曞く機䌚は党くないのですが、課題を詳しく玹介しおいただき、あたり掻甚されおいない珟状や難しさにかなり玍埗したした。 WebAssembly を䜿った FFI スラむド 16〜23 ペヌゞ ここたでの課題を螏たえお、「メモリを安党に扱いたい」「Go のクロスコンパむルの恩恵を受けたい」ずいう動機から WebAssemblyWASMを䜿う方法が玹介されたした。 WASM モゞュヌルは、自分専甚に割り圓おられた連続したメモリ領域リニアメモリしか読み曞きできないため、ホストずアドレス空間が完党に分離されたす。範囲倖アクセスはプロセスのクラッシュではなく Go の゚ラヌになりたす。システムコヌルも、ホストが蚱可したものだけが WASI 経由で実行されたす。WASI は WebAssembly System Interface の略で、WASM からファむルやネットワヌクずいったホスト偎の機胜を䜿うための暙準むンタヌフェヌスです。Go 偎は WASM を embed で埋め蟌み、Pure Go のランタむムである wazero で実行するので、先ほどの課題の倚くはここで解消されたす。 ただし、C/C++ プロゞェクトから WASM を䜜るこず自䜓が難しく、アドレス空間の異なるホストずのブリッゞを曞くのも簡単ではありたせん。cgo なら文字列のアドレスず長さを枡すだけで枈むずころが、WASM ではリニアメモリ䞊に領域を確保し、そこにホスト偎から曞き蟌む必芁がありたす。安党のために境界を匕いた分、その境界をたたぐコヌドは自分で曞くこずになりたす。 wasmify ず wasm2go スラむド 24〜50 ペヌゞ 発衚の埌半は、この境界を越える手間を枛らすために goccy さんが開発したツヌルの話でした。 wasmify は、C/C++ ラむブラリから FFI 甚途の WASM ずブリッゞコヌドを生成する手順を抜象化した、AI ゚ヌゞェントのハヌネスずしお利甚できるツヌルです。プロゞェクトごずに倧きく異なるビルド手順の郚分は AI に吞収しおもらい、正芏化した蚭定をファむルに残すこずで、CI などでは AI なしで同じ結果を再珟できるようにしおいたす。非決定的な郚分だけを AI に任せ、その結果を固定しお冪等性を担保するずいう蚭蚈は、FFI に限らず AI を開発に組み蟌むずきの考え方ずしお参考になりたした。 ずころが、wasmify で䜜り盎した Pure Go 版の bigquery-emulatorBigQuery のロヌカル゚ミュレヌタに぀いおは、リリヌスの翌日からパフォヌマンス䜎䞋の報告が盞次いだそうです。あるケヌスでは 0.6 秒だった凊理が 17.3 秒ず、玄30分の1の速床になっおいたずのこずでした。この問題ぞの察凊ずしお開発されたのが wasm2go で、WASM を Go ず Plan9 asm に倉換しおしたうずいうアプロヌチです。メモリが分離されおいるずいう WASM の性質は保ったたた、倉換埌は WASM 由来の実行時の制限を受けないため、最適化の䜙地が生たれたす。 しかし、wasm2go にも課題はありたした。たずえば、倉換埌の Go コヌドが巚倧になるため、そのたたではメモリ䞍足でコンパむルが通らなくなっおしたいたす。これに察しおは、コンパむルの単䜍を分けお䟝存関係を盎列にし、そこで生じる埪環参照を go:linkname で回避するずいう解決策が取られおいたした。 go:linkname は、呌びたい関数が定矩されおいる package を import せずにその関数を参照できるコンパむラディレクティブです。ほかの課題ぞの察凊も含め、どれも Go の凊理系やツヌルチェヌンの挙動を螏たえた解き方で、ここは聞いおいお䞀番面癜かったです。 最埌に、wasm2go の成果物ずしお go-googlesql や go-python、go-llama ずいった Pure Go 実装が公開されおおり、これらを Go から組み合わせお呌び出す Cross Language Binding や、Go のための Agent Sandbox ずいった応甚先も玹介されたした。 感想 goccy さんはほが毎回 go:linkname の話をされおいるそうです。発衚の本筋ではないですが、今回も埌半で埪環参照の解消の文脈で登堎したした。初めお goccy さんの発衚を聞く機䌚を頂いたのは、今幎2月の Go Conference mini in Sendai 2026 でしたが、圓時は䜕のこずか分からず困惑した状態で聞いたのを芚えおいたす。 speakerdeck.com 今回はこの go:linkname が䜕かを知った状態で臚むこずができたので、前回よりも楜しく拝聎させおいただきたした。人の話を聞いお知るきっかけをもらい、前よりも技術を楜しめるようになっお、たたそこで知らないこずを知る。この繰り返しが起きるのが、カンファレンスずいう堎所の玠敵なずころだなず思いたす。 goccy さん、興味深い発衚をありがずうございたしたそしお、゚ブリヌブヌスにも来おいただきありがずうございたした盎接感想を䌝えられお嬉しかったです ワヌクショップ玹介 go.devの歩き方、その先ぞ 〜Go公匏リ゜ヌスの旅。明日からの調べ方を手に入れるワヌクショップ〜 講垫: Koki Narumi さんANDPAD レポヌト: 野村 こんにちは。開発1郚でデリッシュキッチンのプレミアム機胜を開発しおいる新卒゚ンゞニアの 野村 です。 私はワヌクショップ「go.devの歩き方、その先ぞ」に参加したした。 参加した理由 Go 歎は 4 ヶ月ほどです。 Go でわからないこずがあったずき、AI に聞いお枈たせるこずもできたすが、自分の手で調べた方が理解は深たるず感じおいたした。 AI の回答が間違っおいる可胜性を頭に眮きながら進めたり、その回答が正しいかを確かめたりするためにも、公匏ドキュメントを調べる力があった方がよいず考えお参加したした。 ベテランの方々が公匏ドキュメントをどのように読んでいるのかにも興味がありたした。 ワヌクショップの流れ 圓日は andpad-dev/gotan リポゞトリの教材に沿っお、次の流れで進みたした。 リポゞトリの説明 初玚、䞭玚、䞊玚のレベルごずに分かれお 4 人の班を組む 班ごずに GitHub の Issue を 1 ぀持ち、そこに自己玹介を曞き蟌む 班でカテゎリずテヌマを遞ぶ 蚭問ごずに 2 人に分かれお調査し、調査結果を Issue に曞き蟌んでいく 答え合わせ 私は Go 歎が浅いので初玚を遞びたした。 カテゎリは次の 4 ぀から遞びたす。 Go の暙準パッケヌゞ Go の機胜や文法構造 Go のコマンド Go の蚀語仕様、暙準ラむブラリの実装、蚭蚈の背景 私たちの班は「Go のコマンド」を遞びたした。 初玚には 3 ぀のテヌマがあり、その䞭から go run のテヌマ を遞びたした。 テヌマには蚭問が 3 ぀あり、私は蚭問2「go run でビルドされた実行ファむルや $WORK ディレクトリは、実行埌どうなるか」を担圓したした。 各蚭問にはヒントず答えが甚意されおいお、必芁になったずきに読める圢になっおいたす。 蚭問2 の調査 ここでは、蚭問2 をどう調べおいったかを玹介したす。 蚭問1ず蚭問2は぀ながっおいるので、たず蚭問1にも目を通したした。 最初は手がかりがなかったため、答えに近づきすぎないようにヒントをざっず眺め、そこに曞かれおいたコマンドをたず実行しおみるこずにしたした。 go run -a -x main.go 2 > first.log この -a ず -x が䜕をするフラグなのかを調べたした。 調べ方は 03-cmd-tools の README にガむドがあり、それを芋ながら進めたした。 go help build でも読めたすが、今回は pkg.go.dev/cmd/go をペヌゞ内怜玢しお確かめたした。 -a : すでに最新状態にあるパッケヌゞも匷制的に再ビルドする -x : 実行するコマンドを衚瀺する first.log を開くず、1 行目に $WORK ディレクトリのパスが曞かれおいたした。 WORK=/var/folders/bj/1bpczlgx0nxd7gyh6k1gxnhm0000gp/T/go-build2456729570 ここで $WORK に移動しようずしたしたが、このディレクトリはすでに存圚したせんでした。 cd: no such file or directory: /var/folders/bj/1bpczlgx0nxd7gyh6k1gxnhm0000gp/T/go-build2456729570 first.log の末尟を芋るず、実行ファむルを cp しおいる行があったので、そのコピヌ先に移動しおみたした 班の調査ログ 。 cp $WORK/b001/exe/main /Users/yuto.nomura/Library/Caches/go-build/96/9677dc4b2f735a2ab8ac9be91e1f1c1ce061dcd1e81e39106ac0b016771e252e-d/main # internal $WORK/b001/exe/main コピヌ先には main の実行ファむルが残っおいたした。 ぀たり $WORK ディレクトリは削陀されおいるが、実行ファむルはキャッシュずしお残っおいる、ずいうこずになりたす。 次に、手詰たりだったのでもう䞀床ヒントを読みたした。 次のようなヒントに泚目したした。 go help build のフラグ䞀芧を眺め、䞀時ディレクトリに蚀及しおいるフラグを探しおみたしょう。芋぀けたフラグの説明文を読み、それが「デフォルトでは行われないこずを远加で行う」フラグなのか、「デフォルトの動䜜を止める」フラグなのかを芋分けおみたしょう。 そこで、再び pkg.go.dev/cmd/go でフラグ䞀芧を調べたした。 するず -work ずいうフラグがあり、「䞀時䜜業ディレクトリの名前を衚瀺し、終了時にそれを削陀しない」ず説明されおいたした。 この䞀時䜜業ディレクトリが、先ほどから調べおいた $WORK ディレクトリです。 ぀たり、 -work を付けないず $WORK は実行埌に削陀されたす。 そこで -work を付けお実行したした。 go run -a -work main.go 今床は $WORK ディレクトリに移動でき、䞭に実行ファむルがありたした。 ここで時間がなくなり、答え合わせの時間になりたした。 答え合わせの䞭で、 -a ずキャッシュの関係を理解したした。 次の 2 ぀のコマンドを実行しお比べたす。 go run -a -work main.go go run -work main.go -a ありでは $WORK の䞭に䞭間ファむルず実行ファむルがありたしたが、 -a なしでは $WORK の䞭は空でした。 答えの䞭で参照されおいた Go 1.24 のリリヌスノヌト を読みたした。 次のように曞かれおいたす。 Executables created by go run and the new behavior of go tool are now cached in the Go build cache. This makes repeated executions faster at the expense of making the cache larger. See #69290. ぀たり、Go 1.24 から go run でビルドした実行ファむルもビルドキャッシュに保存されるようになった、ずいうこずです。 -a を付けるず $WORK の䞭でビルドが実行され、できた実行ファむルがキャッシュに残りたす。 -a を付けない堎合、゜ヌスに倉曎がなければビルドを省略しおキャッシュ枈みの実行ファむルをそのたた実行するため、 $WORK は䜜られるものの䞭身は空になりたす。 以䞊から、蚭問2の答えは次の 3 点です。 䜕もフラグを付けない堎合、 $WORK ディレクトリは䞀時的に䜜成され、実行が終わるず削陀される $WORK の䞭にあった実行ファむルは、ビルドキャッシュのディレクトリに保存される -work を付けるず、 $WORK ディレクトリが削陀されずに残る ワヌクショップで埗たこず 今回のワヌクショップでは、 go help ず pkg.go.dev を頌りに公匏ドキュメントを読み進めるこずができたした。 公匏ドキュメントの読み進め方ずいう点では、次のこずを意識したした。 go help コマンドを初めお觊り、その䞭身を理解するずいうステップを螏んだこずで、公匏ドキュメントを読むこずぞのハヌドルが少し䞋がりたした。 公匏ドキュメントは翻蚳しお読んでよいず知ったこずでもハヌドルが䞋がり、調べやすくなりたした。 そのうえで、ペヌゞ内怜玢で公匏ドキュメントを怜玢しながら地道に読んでいくこずを意識しお取り組みたした。 今回のテヌマがコマンドツヌルだったので、コマンドツヌルの調べ方ずしお意識したこずもありたす。 go run を実際に動かしお芳察し、フォルダやファむルが存圚するかを確かめたり、フラグを付けお挙動がどう倉わるかを芋たりしたした。 加えお、普段䜿っおいるコマンドツヌルはどのように動いおいるのだろうず自分なりの仮定を持っおみるず、疑問が浮かび、より良い調査ができるず感じたした。 䞀次情報を抌さえながら進めたので、理解が積み䞊がっおいく感芚がありたした。 䞀次情報にあたる経隓に加えお、 go run の仕組みぞの理解も深たり、他のコマンドも同じやり方で調べおみたくなりたした。 今埌 Go を孊ぶずきにも、この調べ方を䜿っおいきたいです Go × SIMDで高速化するベクトル怜玢 ~ ルヌフラむンモデルでSIMDが効く境界を探れ 講垫: Hiromu Nakamura さん レポヌト: 黒髙 こんにちは、開発本郚の 黒髙 です。普段は デリッシュキッチン の開発に携わっおいたす。 私は、 Hiromu Nakamura さんによるワヌクショップ「 Go × SIMDで高速化するベクトル怜玢 ~ ルヌフラむンモデルでSIMDが効く境界を探れ ~ 」に参加したした。 このワヌクショップでは、GoでSIMDを䜿う方法に加えお、蚈枬結果からボトルネックを芋極め、次の高速化手法を遞ぶ進め方を孊びたす。教材本線は、次の流れで構成されおいたす。 ベクトル怜玢ずSIMDの仕組み、Goでの䜿い方を知る 「ルヌフラむンモデル」で蚈算胜力ずメモリ垯域から性胜の䞊限を考え、マシンの䞊限を枬る スカラ版の党探玢を基準ずしお枬るStage 0 内積の蚈算をSIMDで高速化するStage 1 int8量子化でデヌタ量を枛らすStage 2 1bit量子化でさらにデヌタ量を枛らし、速床ず怜玢粟床の倉化を芋るStage 3 絞り蟌んだ候補を元のfloat32で再採点し、怜玢粟床を回埩するStage 4 私はStage 2たで取り組みたした。ここでは、SIMDの機胜ず、実際に確認できた高速化の効果を䞭心に玹介したす。 資料ず教材は以䞋で公開されおいたす。 speakerdeck.com github.com 題材は、384次元のベクトル10䞇件から、ク゚リずの内積が倧きい䞊䜍10件を探す凊理です。ベクトル怜玢では、文章などを数倀の䞊びで衚し、その近さを䜿っお怜玢したす。 SIMDずは SIMD Single Instruction, Multiple Dataは、1぀の呜什で耇数のデヌタに同じ挔算を適甚するCPUの機胜です。その働きを、今回のワヌクショップで扱う内積蚈算を䟋に芋おみたす。 内積は、2぀のベクトルの同じ䜍眮にある芁玠を掛け合わせ、その結果をすべお足す蚈算です。8芁玠のベクトルなら、次のようになりたす。 a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8] b = [2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] 内積 = 1×2 + 2×3 + 3×4 + 4×5 + 5×6 + 6×7 + 7×8 + 8×9 = 2 + 6 + 12 + 20 + 30 + 42 + 56 + 72 = 240 Goで玠盎に曞くず、次のようになりたす。 var sum float32 for i := range a { sum += a[i] * b[i] } このルヌプでは、 a[i] ず b[i] を1組ず぀掛け、その結果を1぀の倉数 sum に足しおいきたす。8芁玠なら、この凊理を8回繰り返したす。このように、挔算で倀を1芁玠ず぀扱うのが スカラ凊理 です。 䞀方、8芁玠を扱えるSIMD呜什なら、 1×2 から 8×9 たでの掛け算をたずめお実行できたす。掛け算の郚分に泚目するず、スカラ呜什では8回かかるずころを、SIMD呜什なら1回で凊理できたす。掛け算呜什の実行回数は1/8です。 SIMDで8組の掛け算を1呜什で実行し、結果を合蚈しお内積を求める暡匏図 図1SIMDで8組の掛け算をたずめお実行し、その結果を合蚈しお内積を求めたす。 どちらも8組の掛け算を行いたすが、SIMDではそれを1぀の呜什にたずめられたす。SIMDでたずめお掛けた結果は [2, 6, 12, 20, 30, 42, 56, 72] ずいう8個の倀なので、内積を埗るには最埌にこれらを合蚈する凊理が必芁です。 このように、同じ挔算を倧量の芁玠に繰り返す凊理で、1呜什あたりに凊理できる芁玠を増やせるこずがSIMDの䟿利な点です。今回の怜玢では、384芁玠の内積を10䞇件のベクトルに察しお繰り返すため、SIMDによる高速化が期埅できたす。SIMDは1぀のCPUコアの䞭でも利甚できる仕組みです。 GoからSIMDを䜿う Go 1.27では、実隓的なパッケヌゞ simd/archsimd を䜿い、Goの型やメ゜ッドでCPU固有のSIMD挔算を扱えたす。 archsimd 自䜓はGo 1.26で導入され、1.27ではAPIの改蚂やarm64・WebAssemblyぞの察応が远加されおいたす。ただAPIは安定しおおらず、ビルド時に GOEXPERIMENT=simd を指定しお有効化したす Go 1.27リリヌスノヌト 。 CPUには、蚈算䞭の倀を眮く レゞスタ ずいう小さな蚘憶領域がありたす。今回のamd64向け実装では、256bit幅のSIMDレゞスタを利甚したす。 float32 は1個32bitなので、1぀のレゞスタに8個の倀が入りたす。この1芁玠ぶんの区画を レヌン ず呌びたす。 Goでは、この「32bitの倀を8レヌン」ずいう圢を archsimd.Float32x8 ずいう型で衚したす。先ほどの図ず同じく、8芁玠をたずめお扱えたす。次のコヌドは、384芁玠ある a ず b のうち、先頭8芁玠を凊理する郚分を瀺したものです。 var acc archsimd.Float32x8 // 8レヌンずも初期倀は0 va := archsimd.LoadFloat32x8(a) // aの先頭8芁玠を読む vb := archsimd.LoadFloat32x8(b) // bの先頭8芁玠を読む acc = va.MulAdd(vb, acc) // 各レヌンでva×vbをaccぞ足す LoadFloat32x8 は、スラむスから8芁玠を読み蟌む関数です。 va ず vb にはそれぞれ8個の倀が入り、 acc にも途䞭結果をためる堎所が8個ありたす。 va.MulAdd(vb, acc) では、各レヌンで「 va の倀 × vb の倀  acc の倀」を蚈算したす。 MulAdd は、掛け算ず足し算をたずめお行うFMAFused Multiply-Addに察応したす。 Float32x8 では、この積和挔算を8レヌンたずめお1぀の呜什で行いたす MulAddのドキュメント 。 a ず b の読み蟌む䜍眮を進めながら同じ凊理を繰り返すず、各レヌンに積和の途䞭結果をためおいけたす。最埌にレヌンごずの倀を合蚈するず、内積が求たりたす。 このようなSIMD呜什を、アセンブリやcgoを自分で曞かずに、Goの型やメ゜ッドを通しお利甚できるのが archsimd の特城です。 ベンチマヌクで効果を確認する ここからは、冒頭で玹介したStage 0スカラ版の蚈枬→Stage 1SIMD化の流れに沿っお、実際の効果を芋おいきたす。たず make bench0 でスカラ版の党探玢の速床を枬り、続く make bench1 でスカラ版ずSIMD版を比范したした。 蚈枬には、ワヌクショップで甚意された教材のGitHub Codespaces環境を䜿いたした。実行環境はLinux / amd64で、CPUはAMD EPYC 7763でした。 教材には、内積単䜓を枬るベンチマヌクず、10䞇件すべおずの内積蚈算から䞊䜍10件の遞択たでを含む、怜玢党䜓のベンチマヌクがありたす。SIMD版も党件を走査する流れは同じで、内積の蚈算をSIMDに眮き換えおいたす。実装では途䞭結果をためる倉数を acc0 ず acc1 の2本に分け、互いの結果を埅たずに蚈算できるようにしおいたす 教材の内積の実装 。 8芁玠をたずめお蚈算できおも、凊理党䜓がそのたた8倍速くなるずは限りたせん。以䞋は、 make bench1 で内積単䜓ず怜玢党䜓を蚈枬した結果です。 蚈枬察象 スカラ版 SIMD版 高速化の倍率 float32の内積 393.8 ns 58.71 ns 箄6.7倍 10䞇件の怜玢 36.10 ms 9.76 ms 箄3.7倍 内積単䜓では玄6.7倍、怜玢党䜓でも玄3.7倍の高速化を確認できたした。 内積単䜓の改善が、そのたた怜玢党䜓の倍率になるわけではないこずが分かりたす。怜玢ではベクトルの読み蟌みも必芁で、蚈算だけを速めおも読み蟌みが远い぀かなければ、CPUはデヌタを埅぀こずになりたす。こうした性胜の䞊限を考えるために、スラむドではルヌフラむンモデルが玹介されおいたした。 Go × SIMDで高速化するベクトル検索 ~ルーフラインモデルでSIMDが効く境界を探れ! ~ - Speaker Deck この図は、暪軞が算術匷床、瞊軞が1秒あたりの挔算回数で、屋根の圢をした線が性胜の䞊限を衚しおいたす。 算術匷床は「挔算回数バむト」、メモリ垯域は「バむト秒」なので、䞡者を掛けるず「挔算回数秒」になりたす。これが、メモリからのデヌタ䟛絊によっお決たる性胜の䞊限です。 線が折れ曲がる点リッゞより巊偎では、算術匷床 × メモリ垯域  挔算ピヌクずなりたす。CPUの蚈算胜力より、デヌタを䟛絊する速さが䜎い䞊限を䜜るため、この領域の䞊限はメモリ垯域によっお決たりたす。算術匷床を䞊げるず、同じ転送量でできる蚈算が増えお䞊限も䞊がるため、グラフは右䞊がりの斜線になりたす。 リッゞより右偎では、算術匷床 × メモリ垯域  挔算ピヌクずなるため、CPUの蚈算胜力が性胜の䞊限を決めたす。算術匷床をさらに䞊げおもこの䞊限は倉わらないので、グラフは氎平になりたす。実際の蚈枬点がこの線より䞋にある堎合は、SIMDなどで蚈算を効率化し、䞊限に近づけられる可胜性がありたす。 int8量子化でデヌタ量を枛らす メモリから読み蟌めるデヌタ量には1秒あたりの䞊限があるため、同じ件数のベクトルでもデヌタ量が少なければ読み蟌みにかかる時間を短くできたす。この読み蟌み時間を枛らしお怜玢を速めるのが、Stage 2int8量子化です。 この段階では、 make bench-int8 でint8量子化を䜿った実装を蚈枬したした。量子化は、倀を少ないビット数で近䌌しお衚す方法です。float32をint8に倉換するず、走査するベクトル本䜓は153.6 MBから38.4 MBになりたす。 怜玢党䜓の時間は、Stage 1のfloat32 SIMD版の玄9.76 msから、int8 SIMD版の玄4.00 msぞ短瞮され、さらに玄2.4倍速くなりたした。量子化によるデヌタ量の削枛ず、int8向けのSIMD蚈算を組み合わせた効果です。 int8の内積単䜓でも、スカラ版の412.8 nsからSIMD版の32.17 nsぞ、玄12.8倍の高速化を確認できたした。 ただし、量子化は倀そのものを倉えるので、党探玢をしおも、怜玢結果が正解ずずれる可胜性がありたす。そのため、教材ではRecall@10正解の䞊䜍10件ず䜕件䞀臎したかずいう指暙を甚いお、怜玢結果の粟床も怜蚌しおいたした。この評䟡では、元のfloat32版で埗られた䞊䜍10件を正解ずしおいたす。 ワヌクショップを䜓隓しお 今回のワヌクショップでは、Goの実隓的なSIMDパッケヌゞを䜿い、ベクトル怜玢を段階的に高速化する方法を孊びたした。ルヌフラむンモデルで蚈算胜力ずメモリ垯域の制玄を考えながら、SIMDによる内積の高速化から、量子化によるデヌタ量の削枛ぞず進む流れでした。資料では、さらに1bit量子化ず再採点を組み合わせお、速床ず怜玢粟床の䞡立を目指すずころたで玹介されおいたした。 Goのコヌドを動かしお内積や怜玢が速くなる様子を確かめ、SIMDによる䞊列化の恩恵を感じるこずができたした。さらに、量子化でデヌタ量を枛らすずいった高速化の手法にも、手を動かしながら觊れられおよかったです。 たずめ Go Conference運営の皆さん、今幎もカンファレンスを開催しおいただきありがずうございたした 昚幎ずの違いずしお気づいたのは、今回はGo Conferenceだけでなく「DroidKaigiで匊瀟を芋かけた」、「iOSDCにも参加予定」ずいった゚ンゞニアの方が倚数みられたこずです。 DroidKaigi のアンケヌトでもある通り、どの䌁業様の゚ンゞニアも越境する意識があるのだなず感じさせられたした。 今幎もたくさんのGopherずお話したり、セッションを拝聎したりず充実した1日を送るこずができたした Go Conference 2027もぜひ参加したいです 非公匏アフタヌむベント Go BASH Vol.3 のお知らせ ANDPAD、OPTiM、Resilire、゚ブリヌの4瀟合同で、非公匏アフタヌむベント Go BASH Vol.3 を開催したす 2026幎9月30日(æ°Ž) 19:30〜、䌚堎ぱブリヌ本瀟です。Go Conference 2026 の感想戊や各瀟のセッションを甚意しおいたすので、ぜひご参加ください connpass.com 最埌に ゚ブリヌでは、ずもに働く仲間を募集しおいたす。 テックブログを読んで少しでも゚ブリヌに興味を持っおいただけた方は、ぜひ䞀床カゞュアル面談にお越しください corp.every.tv 最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした

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