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はじめに こんにちは、セーフィーの横道(@m_yokomichi)です。 セーフィーの開発本部では「プロトタイプ開発WG(ワーキンググループ)」という取り組みを行っています。エンジニアが自らアイデアを出し、企画から開発までを一気通貫で行うこの活動も、今回で第3回を迎えました。 本記事では、第3回プロトタイプ開発WGの活動内容と、そこで見えてきた生成AI活用の手応えについてレポートします。 実はこのWGから生まれたプロトタイプが、実際に事業化された実績もあります。第1回WGで開発されたプロトタイプは、超広角ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」として2026
本ブログは、キヤノン株式会社イメージング事業本部様と Amazon Web Services Japan が共同で執筆しました。 こんにちは、AWS ソリューションアーキテクトの木村です。 2025 年 6 月から 12 月にかけて、キヤノン株式会社のイメージング事業本部様と共に生成 AI ハッカソンを実施しましたので、その取り組みと成果についてご紹介します。 1. 取り組みの背景 キヤノン株式会社様は、イメージング技術を核とした幅広い事業を展開するグローバル企業です。デジタルトランスフォーメーションの加速に伴い、同社では開発業務や社内業務の効率化に向けて、生成AI技術の活用を推進しています。 イメージング事業本部では、日々の開発業務において、データ分析、調査、UI開発、社内ナレッジ共有など、様々な課題を抱えていました。これらの課題を解決し、かつエンジニア自身が生成AI技術を深く理解するための取り組みとして、今回のハッカソン開催に至りました。 本ハッカソンは「社内業務の課題を生成AIで解決する」をテーマに、以下の3つの狙いを掲げて開催されました。 プロトタイプ創出スキルの習得 アイデアから実装まで一気通貫で体験し、価値創造のプロセスを実践的に学習する プロジェクト間の技術交流促進 各プロジェクトに閉じがちなクラウドアプリ開発の知見を共有し、チーム横断での技術交流を活性化する 生成AI開発の理解促進 AIを「使う側」から「作る側」に回ることで、生成AIの仕組みや使い方への理解を深める 2. 生成AIハッカソンの概要 開催期間・参加者数・チーム構成 開催期間: 2025 年 6 月~ 12 月(約 6 ヶ月間) 参加者数: 約 20 名(イメージング事業本部所属のエンジニア) チーム構成: 5 チーム(各チーム 3 ~ 4 名) 全体スケジュール 本ハッカソンは、約6ヶ月間にわたるプログラムとして設計されました。今回は通常業務と並行して取り組んだため、期間を少し長く確保しました。 キックオフ後に、AWS生成AIサービスの勉強会、アイデアソン、プロトタイピングを経て最終評価会を行いました。 アイデアソン アイデアソンでは、 ML Enablement Workshop を活用したアイデア創出ワークショップを開催しました。ML Enablement Workshop とは、取り組みに必要なメンバーを組成し、生成 AI を活用したユースケースと解決策を特定することを目的としたワークショップです。ワークショップでは、各チームごとに異なるテーマを設定し、Amazon 流のイノベーション創出手法である “Working Backwards” を通じて顧客の明確化・顧客の課題と機会の特定・解決策の特定を行いました。 最終的には、Amazon の文書化の文化にならって、決定した解決策をプレスリリース/FAQ の形にまとめあげました。初めてプレスリリース/FAQ に取り組んだ参加者からは「開発前にプレスリリースを書くのが新鮮だった。文書化することで曖昧な表現が避けられチーム感の共通認識がとりやすくなるように感じた」とコメントをいただきました。 プロトタイピング アイデアソンで生まれた各アイデアの価値を実証する目的で、実際に動くプロトタイプの開発に取り組みました。ハッカソンの運営からは、「Amazon Q Developerでコード/ドキュメント生成・レビューを効率化するなど生成 AI をフル活用しましょう」「失敗を恐れず、試行錯誤を楽しもう」といった案内が出され、参加メンバーはその方針のもと、積極的に新しい技術やツールを取り入れながら開発を進めました。 3. 各チームの成果発表 6 ヶ月間の活動を通じて、5 つのチームが実用レベルのサービスを開発しました。最終成果発表会では、両社の管理職参加のもと、各チームの取り組みを発表しました。 ハッカソンということもあり以下の観点で評価を行い、最優秀チームを選定しました。 提案価値: 提案する価値が明確で共感できるか、ソリューションが課題に対して適切か 技術的優位性: サービス選定やシステム構成が合理的か、価値向上のための技術的な工夫がみられるか アプリケーション品質: 実際の業務で継続利用できるレベルか、展開後の運用まで考えられているか 生成AIの適合度: サービスに生成AIの利点がうまく活かせているか、開発者として生成AIを使いこなせているか 各チームが取り組んだテーマは、データ分析の効率化、社内ナレッジの活用、開発プロセスの自動化など多岐にわたりましたが、いずれも Amazon Bedrock や Amazon Bedrock AgentCore といった AWS の生成 AI サービスを活用し、実際の業務課題を解決するシステムとして発表されました。また、全てのチームが Amazon Q Developer を活用し、開発の効率化を実現していました。 どのチームの発表も思わず「わお!」とコメントしたくなるようなデモ・発表内容で、審査員の皆様も採点に頭を悩ませていた様子でした。 最優秀賞を受賞したチームが開発したシステムのアーキテクチャ 4. 得られた効果 本ハッカソンを通じて、キヤノン株式会社イメージング事業本部様からは以下のような効果が得られたとコメントをいただいています。 技術スキルの向上 参加者全員が Amazon Bedrock や Amazon Q Developer を実際に使いこなし、生成 AI アプリケーションを「作る側」の経験をしました。特に、プロンプトエンジニアリングや RAG 、AI Agent の実装など、実践的なスキルの習得に繋がりました。 開発生産性の向上 Amazon Q Developer を活用することで、コード生成やドキュメント作成の効率が大幅に向上しました。参加者からは「従来であれば数週間かかっていた開発が、数日で完了できた」という声も聞かれ、生成 AI を活用した開発の可能性を実感する機会となりました。 組織横断のコラボレーション促進 普段は異なるプロジェクトで業務を行っているメンバーがチームを組むことで、技術知見の共有やコミュニケーションが活性化しました。交流が増えたことにより、組織全体の技術力向上につながっています。 5. 参加者の声 ハッカソン終了後に実施したアンケートから、参加者の声をご紹介します。 「生成 AI を活用したシステム開発を一から経験できたことで、生成 AI の可能性と限界の両方を知ることができました。今後の業務でも積極的に活用していきたいです。」 「Amazon Q Developer の支援により、普段触れないフロントエンド開発にも挑戦できました。『作りたいもの』に集中できる環境が整っていたと感じます。」 「Working Backwards の手法でプレスリリースを先に書くアプローチが印象的でした。開発を始める前に『誰のために、何を作るのか』を明確にすることの重要性を学びました。」 「他部門のメンバーと協力してゼロからシステムを作り上げる経験は、通常業務ではなかなか得られません。チームワークの大切さを再認識しました。」 6. まとめ 約 6 ヶ月間にわたるキヤノン株式会社イメージング事業本部様との生成 AI ハッカソンは、5 つのチームが実用レベルのプロトタイプを完成させるという大きな成果を収めました。 本ハッカソンで開発されたプロトタイプのうち、いくつかは実際の業務への展開が検討されています。また、今回の取り組みで得られた知見やノウハウを社内に展開し、生成 AI 活用の裾野を広げていく予定です。今回のハッカソンを一過性のイベントで終わらせず、継続的なイノベーション創出の仕組みとして発展させていくことをイメージング事業本部様は目指しています。 最後に、本ハッカソンの企画・運営にご尽力いただいたキヤノン株式会社イメージング事業本部の皆様、そして熱意を持って取り組んでいただいた参加者の皆様に心より感謝申し上げます。 執筆者 キヤノン株式会社 イメージング事業本部 IMG技術第二開発センター 運営:草壁 悠希 様 キヤノン株式会社 イメージング事業本部 IMG技術第二開発センター 運営:田代 大地 様 キヤノン株式会社 イメージング事業本部 IMG技術第二開発センター 運営:南 佑太朗 様 Amazon Web Services Japan ソリューションアーキテクト 木村 直登(Naoto Kimura)
はじめに 例年新人向けに2泊3日のエンジニアハッカソンを行っている弊社ですが、今年は新たな試みとして中堅層向けの1泊2日の弾丸日程でのエンジニアハッカソンを実施いたしました。 その時の様子についてお伝えできればと思います。 エンジニアハッカソンのテーマ 未来のNIFTYを創る – 新サービス創出ハッカソン 概要 日程:9/11(木) – 9/12(金) 場所:ハートピア熱海( https://www.h-atami.com/ ) 内容:中堅層向けのAI駆動開発ハッカソン 人数:16人 スケジュール(当初の予定) ■ 1 日目 10:00 熱海駅集合 10:30 チェックイン 11:00 昼食 12:00 開発 18:00 夕食・入浴 20:00 開発 ■ 2 日目 7:30 朝食 9:00 開発 12:00 昼食 13:00 開発 16:30 片付け 17:00 現地解散 事前準備 エンジニアハッカソン当日を迎えるにあたり、以下を行っています。 顧客課題発掘ワークショップ AI活用講習会(全5回) 事前ワーク(全1回) アイデアソン(全2回) 顧客課題発掘ワークショップ 弊社の新規事業立ち上げをリードする樋沼さんにご協力いただき、事業創出のイロハをリーンキャンパスの作成を行いながらご教示いただきました! 普段とは違う、企画側の視点でプロダクトを考えるとても貴重な経験になりました。 通常業務でもここで学んだマインドを活かせる、貴重な講習会だったと思います。 AI活用講習会 社内一のAIマエストロである石川さんにご協力いただき、KiroやClaude Codeについて学びました。 MCPサーバの建て方や、スペックの利用方法という基礎からみっちり叩き込んでいただきました。 社内で各自キャッチアップを行なっていたAIを用いた開発ですが、集中して体系的に学ぶ機会ができてかなり好評をいただいた講習会になりました。 Kiro 参考: https://kiro.dev/ Claude Code 参考: https://docs.claude.com/en/home 事前ワーク 顧客課題発掘ワークショップでのリーンキャンパスを基に、よりエンジニアハッカソらしいサービスやプロダクトを考えるブラッシュアップの時間です。 ここで練られたリーンキャンバス/アイディアを基に、エンジニアハッカソ当日のチームを決定しました。 アイディアソン 全2回のアイディアソンでは、チームごとに別れての作業でした。 チームは1チーム3人で、5チームになりました。 それとは別に6チーム目として、AI活用講習会の講師を務めた石川さんが1人チームとして参戦となりました。 アイディアのブラッシュアップを行ったり、 使用技術の選定や、チーム単位のAI駆動開発を行う上での、進め方の検討など細かい調整を行いました。 全2回以外にも、チームの認識合わせなどは自由に行なって良いことになっていたので各チームとも積極的に集まって準備を行なっていました。 今回は、AIを用いた1から立ち上げるプロダクトの開発を2日で完了させなくてはならない関係上、かなり綿密に計画を練っていました。 チームによっては、エンジニアハッカソに向けてAIの特性を理解するために1つサービスを作り上げて、確認しているチームもありました。 本番 1日目 集合(10:00) 熱海駅に現地集合しました。 集合は10:00でしたが、7:30に到着して海を見に行っていた猛者も…(遅刻するわけにはいかないという責任感のある運営の一人です) 全員無事に集まることができました。 宿への到着とチェックイン 宿のバスに揺られること体感10分。 ものすごく景色の良い宿に到着して、ハッカソン参加者一同から感嘆の声が上がっていました。 昼食(11:00 ~ 12:00) 宿に着いたらまずお昼です! 開発への英気を養います。 開発(12:00) いよいよ開発スタートです! まずはモニターの設置から…。 初日は2部屋に分かれての開発でした。 各チーム、黙々と作業を行っていました。 KiroちゃんとClaude君が大活躍です! 一貫してKiroを利用する人や、Claudeに全掛けする人、タスクごとに分けて利用する人、様々いらっしゃいました。 各チームが何を作成していたのかは今後公開予定の個別のブログでご確認ください 夕食(18:00) 楽しい夕食の時間です! めちゃくちゃ豪華で賞賛の嵐でした。 どれも美味しかったです。 開発で疲れた身体に上質な栄養が行き渡りました。 開発再開(19:30) ちょっと早めに開発再開するチームが多かったです。 初日の開発はどのチームも上限の22:00までガッツリ行っていました。 お疲れ様です! 予定した進捗通りに進んだチームは少なく、みなさん悔しそうな感じでした。 夕食前まで、2部屋に分かれて作業になっていたですが、宿のご厚意により1部屋で作業を行うことになりました。(2部屋に分かれて作業させていただいたのもこちらの我儘を汲んでいただいた、宿のご厚意です) 新しいお部屋は、開発で利用して良い部屋なのか…?と気後れする様な荘厳な感じのお部屋でした。 各自お休み(22:00) お風呂に入ったり、部屋で休んだりと各自次の日に向けて英気を養いました。 2日目 朝食(7:30) ビュッフェ形式で、各自で朝食を取るスタイルでした。 朝食前に、散策したり、朝のお風呂に入っているメンバーもちらほらいました。 中には5:30くらいには入り始めているメンバーも… 開発開始(9:00) 昨日に引き続き、黙々と開発を行っていました。 時折「おー」やパチパチといった歓声や拍手が聞こえてきました。 その度、「あのチームはもうできたのか!?」みたいな焦りが各チームから見られてきました。 終いには、「他のチームにプレッシャーかけるためにとりあえず”おー”とか言っておく?」みたいな周りにプレッシャーを与える戦法もあるのではという疑心暗鬼が生まれるフェーズがありましたが、それ以外は粛々と進んでいたように思います。 昼食(12:00) そろそろ完成の目処が立ってきてもおかしくない頃。 昼食を食べる時間すら惜しむようなチームもありましたが、オセロをしたり卓球をしたりと余裕を見せる人もちらほら。 しらす丼はみなさん喜んで食べていました! 開発再開(13:00) 午後は、佳境を迎えた開発メンバーたちがより一層黙々と作業をしていました。 一部、余裕のあるメンバーはノスタルジー風味のエモい写真を撮ったり、館内の写真を集めたりしていたようですが、それ以外は他チームの歓声に怯える以外は鬼気迫る表情で開発を続ける面々でした。 片付け…?(16:30) 当初予定していた予定では片付けの時間でしたが、ここで延長戦に突入することが急遽決定。 これについては、運営側の落ち度であります。 外部モニターは集荷の関係で片付けてます。 会場の延長利用を快諾くださったハートピア熱海様には感謝しかありません。 開発延長戦(16:30) 最後の力を振り絞って、みなさん頑張っていました! 撤収(18:00) ホテル撤収(18:15) 2日間頑張った参加者で集合写真を撮って、各々帰路につきました。 おわりに 今回、場所の提供をいただいたハートピア熱海様( https://www.h-atami.com/ )には格別のご配慮を賜りましたことを改めてお礼申し上げます。 参加いただいたエンジニアのみなさまにも感謝を申し上げます。 この2日間で得た、知見などは社内に展開して、新たな会社の原動力になるよう業務に励んでいければと思います。
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