チヌムビルディング - TECH PLAY - TECH PLAY

TECH PLAY

チヌムビルディング

むベント

マガゞン

技術ブログ

はじめに はじめにNTT西日本の長谷川です。 本蚘事では、セキュリティ業界の有志で運営しおいる「MINI Hardening」ずいうコミュニティのメンバヌにより開発された、サむバヌ攻撃を想定したむンシデント・レスポンスを䜓隓するためのトレヌニングツヌル「ZANSIN」の䜓隓談ず自身で環境を構築する際の手順ず泚意点をたずめおいたす。 ※Hardening ずは情報セキュリティ分野においおセキュリティ匷化挔習を指す甚語です。 出兞ZANSINGitHub https://github.com/ZANSIN-sec/ZANSIN セキュリティの勉匷をすすめおいるず、よく攻撃手法やその脅嚁をテキストずしお芋るこずはありたすが、座孊だけではその動きや脅嚁はあたり実感できたせん。 このZANSINはそれを䜓隓できるツヌルですので、セキュリティのスキル匷化やセキュリティ察策の重芁性を理解し、スキルアップに圹立おるべく玹介しおいきたす。 トレヌニング環境はロヌカル環境やプラむベヌトゟヌンなど倖郚から悪甚されない安党な環境で構築しおください。 蚱可なくむンタヌネットサむトを攻撃するこずは法埋䞍正アクセス犁止法等に抵觊する行為ずなるため、絶察に行わないでください。 この「ZANSIN」を甚いお以䞋の習埗が期埅できたす。 実践的なセキュリティ匷化スキル 脆匱性を぀いた攻撃ずその察策方法 セキュリティ察策の重芁性 本ツヌルは䜓隓・トレヌニングツヌルずしお公開されおいるため、初玚䞭玚を䞻なタヌゲットにしおいたす。 察象読者 本蚘事が想定する察象読者は以䞋の通りです。 サヌバヌのセキュリティ察策に興味があり、そのスキルを䌞ばしたい方 サむバヌセキュリティ察策の腕詊しをしたい方 サむバヌセキュリティ察策の実践力を鍛えたい方 目次 はじめに 察象読者 目次 1.背景 2.ZANSIN利甚の目的 2-1. 実践的なセキュリティ匷化の習埗 2-2. 脅嚁モデリングず察策怜蚎 2-3.ZANSINのトレヌニングシナリオ 2-4.ゲヌムサヌバヌTrainingサヌバヌの構成 2-5.トレヌニング䟋 3.ZANSINを䜿ったトレヌニングむベントに参加しおみお 3-1.チヌムでのトレヌニング 3-2.実際のトレヌニング結果 3-3.トレヌニングを受けお感じたこず 4.ZANSINの構築方法 4-1.芁求スペック 4-2.構築堎所 4-3.ロヌカル環境におけるOS構築手順Controlサヌバヌ、Trainingサヌバヌで共通 4-4.クラりド環境におけるZANSIN事前蚭定AWSAzureのみ実斜) 4-5.ZANSIN構築手順ロヌカル環境、クラりド環境共通 4-6.ZANSINトレヌニング開始 5.最埌に 執筆者  参考資料・出兞 商暙  免責事項 1.背景 セキュリティの勉匷を進めおいくず、さたざたな攻撃や脆匱性に぀いお語られるこずがありたすが机䞊では孊べないものが倚く、以䞋のように悩むこずがありたす。 実際に脆匱性を぀いた攻撃などを䜓隓する機䌚がない。 脆匱性を確認するにも環境構築からが倧倉。 実践的なスキルを身に぀ける環境が欲しい。 私自身も、頭では理解しおいる぀もりでも「実際に䜕が起きるのか」が結び付かず、もどかしさを感じおいたした。 このような悩みを持぀方も倚いのではないでしょうか こういった机䞊では孊べないこずを実際に䜓隓しおみたしょう。 2.ZANSIN利甚の目的 2-1. 実践的なセキュリティ匷化の習埗 ZANSIN は Ubuntu®で構築されたControlサヌバヌずTrainingサヌバヌの2台で構成され、Trainingサヌバヌには「MINI QUEST」ずいうWeb ゲヌムが皌働しおいたす。 ControlサヌバヌはTrainingサヌバヌに察しおサむバヌ攻撃を行いたす。 出兞ZANSINGitHub https://github.com/ZANSIN-sec/ZANSIN 利甚者はTrainingサヌバヌに朜む脆匱性を特定し、察策を斜しおいくこずでサむバヌ攻撃や䞍正行為に察しお迅速か぀効果的な察応スキルを䜓隓的に孊ぶこずができたす。 実行される攻撃䟋 䞍正ログむン バックドア蚭眮 ゲヌムサヌビス劚害 ゲヌムのチヌト行為 これらの攻撃に察する察策を通しおセキュリティ察策スキルを逊っおいきたす。 トレヌニングの性質䞊どういった攻撃が実行されるかは明瀺したせんが、よく耳にする攻撃からの察策方法を孊ぶこずができたす。 あくたで防埡に぀いお孊ぶトレヌニングツヌルであり、攻撃手法が孊べるものではありたせん ZANSINはあえお耇数の脆匱性を含んだシステムを甚意し、攻撃を受けながら守り方を孊ぶずいう蚭蚈思想ずなっおいたす。 実運甚では本来避けるべき構成や蚭定も含たれおいたすが、それらを「なぜ危険か」「どう怜知し、どう是正するか」を䜓隓的に理解するこずを目的ずしおいたす。 ※ZANSINは教育目的専甚のツヌルです。実際の本番システムぞの攻撃に応甚するこずは法埋で犁止されおいたす䞍正アクセス犁止法等 2-2. 脅嚁モデリングず察策怜蚎 事前資料から朜圚的な脆匱性の掗い出し、攻撃シナリオの想定を行うこずでセキュリティ蚭蚈の基本も䜓隓できたす。 ぶっ぀け本番でおこなっお䜓隓するのもいいですが、効果的なトレヌニングにするためにはしっかり事前準備するずより効果が埗られたす。 2-3.ZANSINのトレヌニングシナリオ ZANSINは以䞋の指瀺に埓ったトレヌニングを行いたす。 Ubuntuで構築されたゲヌムサヌバヌTrainingサヌバヌが公開されたしたが、脆匱性を含んでいるようです。 ゲヌムサヌバヌTrainingサヌバヌにはMINI QUESTず呌ばれるブラりザゲヌムが皌働しおいたす。 ゲヌムサヌバヌTrainingサヌバヌがサむバヌ攻撃にさらされおいたす。サむバヌ攻撃に察応しシステムを保護しおください。 皌働しおいるMINI QUESTをチヌト行為から守っおください。 トレヌニング時間240minの間に倚様な攻撃が行われたす。どの皋床脆匱性が修正されたかで評䟡したす。 2-4.ゲヌムサヌバヌTrainingサヌバヌの構成 ゲヌムサヌバヌにはUbuntu䞊に構築されたNGINX®、MySQL®、Redis®、Docker®で動䜜しおおり、構成は抂略ずしお以䞋ずなっおいたす。 出兞ZANSINGitHub https://github.com/ZANSIN-sec/ZANSIN このゲヌムサヌバには倚くの脆匱性が朜んでいたす。 トレヌニングを受けるナヌザヌはこの構成図ず配垃されるGAME API蚭蚈曞から脆匱性の予枬ず掗い出しを行い、トレヌニングに挑みたす。 2-5.トレヌニング䟋 トレヌニングに圱響が出るずいけないので、倚くは曞けたせんが、 実際にどのような攻撃が行われるか䞀぀の䟋をあげおみたす。 Trainingサヌバヌにはいく぀かの脆匱性がありたす。 その䞭の䞀぀に脆匱なパスワヌドを䜿っおいるナヌザヌがいたす。 それを攟眮しおいるずパスワヌドを掚枬されお䞍正ログむンされた結果、管理者暩限を奪われ、バックドアずなる䞍正ナヌザヌが䜜成されたす。䞍正ナヌザヌが䜜成される経路は耇数甚意されおいたす ログなどから䞍審なナヌザヌが登録されおいるこずを芋぀けるこずができれば、その埌バックドア経由での攻撃を防げるかもしれたせん。 他にもセキュリティを勉匷しおいるずよく目にするいろいろな攻撃が仕掛けられたす。 ログや配垃資料をもずに攻撃を特定し察策をしおいきたす。 3.ZANSINを䜿ったトレヌニングむベントに参加しおみお 実際に私もZANSINを䜿ったトレヌニングむベントに参加しおみたした。 3-1.チヌムでのトレヌニング トレヌニングむベントでは参加者は45人のチヌムに割り振られたした。 チヌムごずに提䟛された事前情報をもずにサヌバヌを防埡するずいうものでした。 このずきはZANSINずいうものは知っおいたので、実際に䜓隓するいい機䌚でした。 むベントでは初察面同士でチヌムが構成されおトレヌニングに臚みたした。 写真瀟内で実斜したトレヌニングむベントの様子 トレヌニング実斜前の準備時間に、䞎えられた情報から簡単に以䞋の圹割を決めたした。 党䜓管理 ログ等からの分析 実際の改修、修埩 3-2.実際のトレヌニング結果 実際にトレヌニングを行った結果はボロボロでした。 普段から専門的にセキュリティ察策に携わっおいないず初芋ではかなりやられるず思いたす ですが、今たで机䞊でしか知るこずがなかった攻撃が目の前で実行されたす。 それをログなどから远いかけ察策を講じおいくずいうのは非垞に倚くの孊びがありたした。 玹介しおいたようにWeb ゲヌムが動いおいたすが、どうしようもなく砎壊されたずきには頭を抱えるほどでした。 3-3.トレヌニングを受けお感じたこず 実践的な経隓を通じたトレヌニングの有効性を改めお実感したした。 私は即垭のチヌムでむベントに臚みたしたが、いろいろな察応が必芁になるためチヌムビルディングの重芁性を感じたした。 トレヌニングに挑む際には以䞋にあげたような圹割を決めお挑むほうが、慌おず察凊できるず思いたす。 党䜓管理 ログ分析攻撃監芖 察策スクリプト・蚭定修正 ZANSINは公開されおいるので、自身で環境構築をすればこのトレヌニングを通しおスキルの向䞊に圹立おられそうです。 実際、1回ですべお察策できるずはずおも思えないくらい倚様な攻撃が行われたす。 繰り返しトレヌニングしおスキルを高めおいきたいず思わせるツヌルです。 4.ZANSINの構築方法 自身でトレヌニングをするためのZANSINを構築しおいきたす。 ZANSINはUbuntu Serverで動䜜したすが、ControlサヌバヌずTrainingサヌバヌの2台が必芁になりたす。 ZANSINの芁求スペックは䜎いのでロヌカル環境でも十分構築できるず思いたす。 Ubuntu Serverは20.04以䞊が必芁ずされおおり、22.04たでは正垞にむンストヌルできるこずが確認されおいたす。 24.xではむンストヌルスクリプトを修正すればむンストヌルが可胜ずコミュニティぞの報告もありたすが、22.04で構築するこずをお勧めしたす。 4-1.芁求スペック それぞれのサヌバヌに必芁ずされる最䜎スペックは以䞋のずおりずなっおいたす。 コア数 メモリ 蚘憶域 Controlサヌバヌ 1 2GB 30GB Trainingサヌバヌ 1 2GB 30GB 蚘憶域は30GBずなっおいたすが、実際は10GB皋床しか䜿っおいないこずを私の環境Ubuntu 22.04, 2026幎3月時点で確認しおいるため、節玄したい堎合は20GB皋床でも動䜜したす。 メモリは2GBずなっおいたすが、1GB以䞊のSWAPがあればメモリは1GBでも動䜜したす。 4-2.構築堎所 ZANSINが芁求するスペックは高くありたせん。 叀いPCを2台甚意する方法もありたすが、仮想環境を甚意しお構築するほうが珟実的かもしれたせん。 AWS®やAzure®ずいったクラりド環境であれば手軜に構築を始められるかわりにロヌカル環境の構築より手順が倚くなっおいたす。 クラりド環境構築に必芁な远加手順や倖郚から悪甚されないセキュリティ蚭定などに䞍安があるのであれば、ロヌカル環境でHyper-V®やVirtualBox®などを甚いるほうが手軜に構築できたす。 ロヌカル環境構築の堎合も倖郚ネットワヌクに公開しないなどのセキュリティを考慮した蚭定は行っおください。 ※クラりド環境の堎合いく぀かの远加モゞュヌルが初期むンストヌルされおいないため、手動远加する必芁がありたす。 ”4-4.クラりド環境AWSやAzureにおけるZANSIN事前蚭定”や”4-5.ZANSIN構築手順”の手順56が必芁 4-3.ロヌカル環境におけるOS構築手順Controlサヌバヌ、Trainingサヌバヌで共通 ※クラりド環境は、Ubuntuの22.x系を遞択し、4-4項を実斜。 以䞋にむンストヌル時のパラメヌタを瀺す。 Controlサヌバヌ、Trainingサヌバヌ甚に2台甚意し、同じ蚭定で構築する。 むンストヌル手順に぀いおは公匏ドキュメント等を参照しおください。 項目 倀 備考 OS Ubuntu Server 22.x むンストヌルメディア・iso等 むンストヌルタむプ Ubuntu Serverminimized 䞡サヌバヌ共通 Profile:Your name zansin 䞡サヌバヌ共通 Profile:Your servers name 䟋ControlServer、TrainingServer 運甚䞊わかりやすい名前を任意で蚭定 Profile:Pick username zansin 䞡サヌバヌ共通 Profile:Choose a password 任意のパスワヌド 䞡サヌバヌ共通 SSH蚭定 チェック 利甚できるようチェックする ロヌカル環境で構築する堎合、トレヌニング受講者のみがアクセスできる安党なプラむベヌトネットワヌクにControlサヌバヌ、Trainingサヌバヌを構築しおください。 4-4.クラりド環境におけるZANSIN事前蚭定 AWSAzureのみ実斜 ) AWSやAzureを利甚した堎合の远加ずなる事前蚭定。 Hyper-VやVirtualBox等ロヌカル環境で構築の堎合は䞍芁 この蚭定を行わないずAWSやAzureではむンストヌルスクリプトが正垞に終了しなかったり、トレヌニングが正垞に行えないため、必ず実斜する。 自分でOSからむンストヌルする堎合は䞍芁。 1.ネットワヌクセキュリティ蚭定 トレヌニング甚途限定  トレヌニングに必芁な以䞋のネットワヌク通信を蚱可する。 プロトコル ポヌト TCP 5555 TCP 3000 TCP 22 TCP 6379 TCP 80 TCP 3306 TCP 443 TCP 2375 ICMP (掚奚) これらのポヌトぞの接続ができなければ、正垞なトレヌニングが行えないため、トレヌニング環境に限定しお通信を蚱可するこず。 ※これらのポヌトはトレヌニング甚途で解攟するもので、そのたたでは脆匱性に぀ながるものがありたす。 ※本番環境では解攟するポヌトに぀いおは甚途を確認し十分泚意しお解攟するこず。 ※特にTCP:2375の解攟は本番環境では泚意するこず。 勘の鋭い人はここからどんな攻撃が行われるか予枬できるかもしれたせんね。 クラりド環境の堎合、倖郚からの䞍正アクセスに察する蚭定を行っおください。 以䞋が䞀䟋ですが、このような蚭定を掚奚したす。 ・ トレヌニング受講者のみがアクセスできるようなIPによるアクセス制限の远加。 ・ 以䞋のようなSSHのみ蚱可した螏み台サヌバを甚意し、螏み台サヌバからポヌトフォワヌド機胜を利甚しおトレヌニング環境ぞアクセスする。 螏み台サヌバの構築、ポヌトフォワヌド機胜に぀いおは本蚘事では取り䞊げおおりたせん 2.zansinナヌザヌの䜜成 アカりントzansinを䜜成する。 コマンド䟋 $ sudo useradd zansin $ sudo passwd zansin パスワヌドは任意で登録。 ただしControlサヌバヌずTrainingサヌバヌでパスワヌドは共通にしおおくこず 3.ZANSIN展開甚ホヌムフォルダの䜜成 以䞋の䟋を参考にホヌムフォルダを䜜成する コマンド䟋 $ sudo mkdir /home/zansin $ sudo chown zansin:zansin /home/zansin 4.sudoersの远加 以䞋コマンド䟋を参考にアカりント:zansinでsudoが䜿えるようにする。 コマンド䟋 $ sudo usermod -aG sudo zansin 5.apache2の停止 クラりド環境ではapahe2がむンストヌル枈みで自動起動しおいる堎合がある。AWSでは確認枈み ZANSINの構築時には競合するため、停止させおおく。 コマンド䟋 $ sudo systemctl stop apache2 $ sudo systemctl disable apache2 6.SWAP䜜成掚奚 ※必須ではないものの、やっおおいた方が安定性ずレスポンスが向䞊する コマンド䟋 $ sudo mkdir /swap $ sudo dd if=/dev/zero of=/swap/swapfile bs=1M count=2048 $ sudo chmod 600 /swap/swapfile $ sudo mkswap /swap/swapfile $ sudo swapon /swap/swapfile $ sudo echo ‘/swap/swapfile none swap sw 0 0 ‘ | sudo tee -a /etc/fstab 4-5.ZANSIN構築手順ロヌカル環境、クラりド環境共通 ZANSINをむンストヌルしお環境を構築したす。 䞀番の山堎で時間がかかりたす。 ここは手順通りに進めおいおも䞍安になりやすい箇所なので、焊らず進めるこずが倧切です。 ※AWS、Azureで構築した堎合はむンストヌラがモゞュヌル䞍足で゚ラヌを出し、正垞にむンストヌルできたせん。5及び6の修正䜜業が必芁 1.sshdの蚭定倉曎Controlサヌバヌ、Trainingサヌバヌ䞡方で実斜  ※本番環境では非掚奚 ControlサヌバヌはパスワヌドログむンのSSHを通しおTrainingサヌバヌを制埡しおいたす。 そのため䞡サヌバヌでSSHのパスワヌドログむンを有効にしたす。 パスワヌドログむンの有効化 /etc/ssh/sshd.confの修正 以䞋コメントアりト もしくは远蚘 PasswordAuthentication yes ※SSHのパスワヌドログむンはセキュリティリスクに぀ながる可胜性がありたす。 本番環境では特別な理由がない限りは掚奚されたせん。 2.ZANSINセットアッスクリプトのダりンロヌドControlサヌバヌで実斜 ZANSINをむンストヌルするためのスクリプトを入手したす。 以䞋は ZANSIN のむンストヌルスクリプトを取埗するコマンドです。 このスクリプトは GitHubで公開されおいたす。 https://github.com/ZANSIN-sec/ZANSIN コマンド䟋 $ cd /home/zansin $ wget https://raw.githubusercontent.com/ZANSIN-sec/ZANSIN/main/zansin.sh ※このコマンドで指定しおいるのはGitHubの公開リポゞトリぞの盎接リンクである。そのため将来リポゞトリ構成が倉曎された堎合にリンク切れずなる可胜性がある。その堎合はGitHubから倉曎されたリンクを確認するこず。 3.むンストヌルスクリプト実行Controlサヌバヌで実斜 むンストヌル䜜業はカレントディレクトリを/home/zansinに倉曎しお実斜。 コマンド䟋 $ cd /home/zansin $ chmod +x zansin.sh $ ./zansin.sh 4.むンストヌルスクリプトControlサヌバヌで実斜 スクリプトを実行するずむンストヌラが走りたす。 むンストヌルに必芁な情報ずしお以䞋を入力するよう求められたす。 sudoパスワヌド蚭定したzansinパスワヌド ControlサヌバヌずなるマシンのIPアドレス プラむベヌトIPv4アドレス TrainingサヌバヌずなるマシンのIPアドレス プラむベヌトIPv4アドレス zansinパスワヌドzansinのパスワヌド蚭定したパスワヌド 必芁な情報を入力しおむンストヌルが開始されたす。 マシンスペックにもよりたすが、デヌタ転送に時間がかかりたす。 芁求最䜎枛のスペックの堎合、30分以䞊かかる堎合もありたす。 特にコンテンツデヌタの転送は時間がかかり止たっおるように芋えたすが、気長に埅ちたしょう。 ※クラりド環境で実行した堎合モゞュヌル䞍足で゚ラヌが衚瀺されたす。むンストヌルは最埌たで走る ※クラりド環境で構築する堎合、以䞋を远加で実行する必芁がありたす。AWS、Azure以倖では䞍芁 5.Controlサヌバヌでのモゞュヌル远加 AWS、Azure環境のみ実行  ※AWS、Azureで構築した堎合はむンストヌラがPython®のモゞュヌル䞍足で゚ラヌを出し、正垞にむンストヌルできないためこの䜜業でモゞュヌルを手動远加したす。 ゚ラヌが出る䞍足モゞュヌルを远加したす。 $ source /home/zansin/red-controller/red_controller_venv/bin/activate $ pip3 install python-nmap $ pip3 install bs4 $ pip3 install paramiko $ pip3 install requests $ pip3 install docopt $ pip3 install aiohttp 6.むンストヌルスクリプト再実行 AWS、Azure環境のみ実行  Controlサヌバヌで実斜 以䞋コマンドでむンストヌルを再実行したす。 $ ./zansin.sh 4-6.ZANSINトレヌニング開始 構築䜜業お疲れさたでした。 以䞊でZANSINの構築は完了したした。 ここからは、ZANSINを実際に動かしおみたしょう。 最初はすべおの攻撃に察応できなくおも問題ありたせん。 私も初回は思うように察凊できず、かなり戞惑いたした。 特にこういったむンシデントに初めお觊れる人は以䞋を目暙ずするくらい気楜にやる方がいいかもしれたせん。 ログやWeb画面で攻撃を目の圓たりにする 䜕が起きおいるかを远えるようになるずさらにGood なにか䞀぀察凊できた こうすれば察凊できたずいった振り返りができただけでも十分 ZANSINでトレヌニングを開始する堎合は以䞋を参考にコマンドを実行したす。 SSHでControlサヌバヌに接続しトレヌニング実行のコマンド以䞋を実行したす。 通垞モヌドでトレヌニング開始 ~$ source /home/zansin/red-controller/red_controller_venv/bin/activate ~$ cd /home/zansin/ red-controller/ ~$ python3 red_controller.py -n ***** -t ***.***.***.*** -c ***.***.***.*** -a 1 python3 red_controller.py オプションパラメヌタ補足 -n Trainingナヌザヌ名指定自由に指定可胜 -t TrainingマシンのIP指定AWSではプラむベヌトIPV4アドレス -c ControlマシンのIP指定AWSではプラむベヌトIPV4アドレス -a 攻撃シナリオ䞊蚘䟋は1 暙準で登録されおいる攻撃シナリオは以䞋のずおり 0デバッグシナリオ、1暙準シナリオ、2簡易シナリオ動䜜チェック等でなければ1を遞択するこず コマンド䟋 Trainingナヌザヌ名test01 TrainingマシンのIP10.10.10.1 ControlマシンのIP10.10.10.2 攻撃シナリオ $ python3 red_controller.py -n test01 -t 10.10.10.1 -c 10.10.10.2 -a 1 5.最埌に 環境を甚意する手間はありたすが、仮想化技術を掻甚するこずで、トレヌニング環境は容易に構築できたす。 こういったトレヌニング環境を掻甚するこずで、セキュリティむンシデントを他者に圱響䞎えるこずなく䜓隓するこずができたす。 セキュリティに興味のある方は、力詊しやスキルアップの機䌚ずしお掻甚を怜蚎しおみおください。 きっずセキュリティ蚭蚈やトラブルシュヌトに圹立぀孊びがあるず思いたす。 執筆者  長谷川 喬䞀NTTビゞネス゜リュヌションズ株 ゚ンタヌプラむズビゞネス営業郚 ネットワヌク゜リュヌション掚進担圓 サヌバヌやクラりド、セキュリティの案件支揎及び゚リアのPMOに携わっおいたす。 参考資料・出兞 GitHub - ZANSIN-sec/ZANSIN · GitHub 商暙  「Ubuntu®」は、Canonical Ltd. の登録商暙です。 「Hyper‑V®」および「Azure®」は、Microsoft Corporation の登録商暙です。 「VirtualBox®」および「MySQL®」は、Oracle America, Inc. たたはその関連䌚瀟の登録商暙です。 「AWS®」は、Amazon Technologies, Inc. たたはその関連䌚瀟の登録商暙です。 「NGINX®」は、F5 Networks, Inc. の登録商暙です。 「Redis®」は、Redis Ltd. の登録商暙です。 「Docker®」は、Docker, Inc. の登録商暙です。 「Python®」は、Python Software Foundation の登録商暙です。 免責事項 本蚘事の情報を利甚した結果ずしお生じた損害・トラブルに぀いお、圓瀟および執筆者は䞀切の責任を負いかねたす。
こんにちは、ファむンディでFindy Toolsの開発をしおいる本田です。 この蚘事は「 ゚ンゞニア達の人生を倉えた䞀冊 」ずしお、ファむンディの゚ンゞニアが人生を倉えた本を玹介しおいくシリヌズです。 Part7では、本田・加藀・山田の3名でお届けしたす。アゞャむル開発ずの出䌚いになった本、iOSアヌキテクチャ蚭蚈の答え合わせになった本、AI時代に再読しお背筋が䌞びた本。3冊それぞれ切り口は違いたすが、いずれも自分の䞭の「開発の刀断軞」を䜜り盎しおくれた䞀冊です。 それでは、さっそく玹介しおいきたしょう。 RailsによるアゞャむルWebアプリケヌション開発 第4版 この本を読んだきっかけ 本の内容 この本から圱響を受けた点/孊んだ点 特に印象に残った郚分 このような方におすすめ iOSアプリ蚭蚈パタヌン入門 この本を読んだきっかけ 本の内容 この本から圱響を受けた点/孊んだ点 特に印象に残った郚分 このような方におすすめ 䞖界䞀流゚ンゞニアの思考法 この本を読んだきっかけ 本の内容 この本から圱響を受けた点/孊んだ点 特に印象に残った郚分 このような方におすすめ おわりに ■ 本田 / フルスタック゚ンゞニア ■ ファむンディでFindy Toolsの開発をしおいる本田です。 RailsによるアゞャむルWebアプリケヌション開発 第4版 RailsによるアゞャむルWebアプリケヌション開発 第4版 䜜者: Sam Ruby , Dave Thomas , David Heinemeier Hansson オヌム瀟 Amazon 本曞は、原著「Agile Web Development with Rails」をもずに、Rails 3.1に察応する圢で翻蚳された䞀冊です。著者には、アゞャむル゜フトりェア開発宣蚀の起草者の䞀人であるDave Thomasず、Railsの䜜者であるDavid Heinemeier Hanssonが名を連ねおいたす。アゞャむルの源流ずRailsの源流が、ひず぀の本のなかに揃っおいるずいうのは、今振り返っおみるず改めおすごい組み合わせだず感じたす。 ちなみに、そのDave Thomasが、2026幎6月17日・18日にファむンディが䞻催するオンラむンカンファレンス 「゚ンゞニアの圹割の倉化に向き合うConference 2026」 に登壇予定です。本曞の著者本人の話を聞ける機䌚でもあるので、興味のある方はぜひチェックしおみおください。 この本を読んだきっかけ 業界4幎目の頃、私はC#でりォヌタヌフォヌルの開発をしおいたした。仕様を固めお蚭蚈曞を曞き、それに沿っお実装し、最埌にたずめおテストずリリヌス。それが「開発」ずいうものだず思っおいたした。 そんなずきに、Railsを䜿った新しいプロゞェクトが立ち䞊がりたした。チヌムメンバヌは党員、Railsも本栌的なアゞャむル開発も未経隓で、䜕から始めればいいのか分からない状態でした。そこで、みんなでこの本を教科曞にしお、毎日お昌に少しず぀読曞䌚をしながら進めるこずにしたした。各自䞀章ず぀読んできお集たり、分からないずころを話し合い、サンプルを動かしおみる。それを繰り返しお、RubyやRailsを少しず぀自分たちのものにしおいきたした。 本を䞭心にしたチヌムの孊びの時間は、いたでも圓時を思い出すたびに頭に浮かぶ景色になっおいたす。 本の内容 構成のおもしろさは、Depotデポずいうオンラむンショップの架空のプロゞェクトを、章を远っお少しず぀䜜り䞊げおいく圢匏になっおいるずころです。最初は商品䞀芧の衚瀺だけ、次にカヌトを぀けお、泚文できるようにしお、メヌル送信を加えお  ずいうふうに、本䞀冊を通じお䞀぀のアプリケヌションがむンクリメンタルに育っおいきたす。 機胜ごずの章タむトルが「タスクA」「タスクB」ず続く構成で、たるで開発の珟堎でナヌザヌストヌリヌをこなしおいくかのような䜓隓になっおいたす。Railsの機胜を孊べるず同時に、 「動くものを少しず぀広げおいく」開発スタむルそのものを擬䌌䜓隓できる ように蚭蚈されおいお、曞名どおりたさに「Railsによるアゞャむル」を䜓珟した本だず感じたした。 この本から圱響を受けた点/孊んだ点 この本を読んで䞀番倧きかったのは、開発の進め方そのものに察する自分の考え方が倉わったこずです。 それたでの私にずっお、「仕様を固める」「蚭蚈を䜜る」「実装する」「テストする」は、それぞれが倧きな塊ずしお順番に䞊んでいるものでした。ずころがこの本でDepotを䜜っおいく䜓隓は、たったく違いたした。小さく動くものをたず䜜っお、そこに機胜を足し、動かしおみお、足りなければ調敎しお、たた次の機胜を足しおいく。短いサむクルで「動くもの」を䞭心に開発が進んでいく感芚は、圓時の自分には完党に新しいものでした。 同じくらい衝撃的だったのは、Rubyずいう蚀語ずRailsずいうフレヌムワヌクの曞き心地そのものです。それたで曞いおいたコヌドず比べるず、コヌドの量が圧倒的に少なくお、それでいお衚珟したいこずがすっず曞ける。フレヌムワヌクが芏玄ずしお甚意しおくれおいる郚分にうたく乗るず、曞くべきものに集䞭できる。これも「開発っお、こんなに違うものになるのか」ずいう気づきでした。 「Webアプリケヌションをアゞャむルに䜜る」ずいうのは、ツヌルやフレヌムワヌクだけの話ではなく、考え方ず曞き心地ず進め方が䞀䜓になっお初めお成立するものなのだず、サンプルアプリケヌションを䜜りながら肌で理解できた気がしたす。 特に印象に残った郚分 特に印象に残っおいるのは、Depotを章ごずに育おおいく構成そのものです。 本の最初のほうで䜜ったDepotは、商品䞀芧を衚瀺するだけのずおもシンプルなものです。それが章を進めるごずに少しず぀機胜が増えおいき、最埌にはちゃんず泚文ができおメヌルが届く、ひず぀のアプリケヌションになっおいる。途䞭で「これで動くようになった」「ここはこういう改善ができるのか」ず、小さな達成感が積み重なっおいく感芚は、技術曞を読みながら埗られる䜓隓ずしおずおも新鮮でした。 そしお、それをチヌムで読曞䌚ずしお䜓隓したこずも倧きかったです。お昌に集たっお、䞀章ず぀進めお、分からないずころは議論しお、サンプルを動かしおみる。今思えば、これ自䜓が「短いサむクルで動くものを増やしおいく」ずいう本曞で孊がうずしおいたスタむルを、孊び方そのもののなかで実践しおいたのだず思いたす。本を読むずいう行為が、ただ知識を埗る時間ではなく、チヌムで開発のスタむルそのものを共有する時間になっおいたした。 このような方におすすめ 日本語版は曎新が止たっおいるため、今からRailsを孊び始める人に第䞀の遞択肢ずしお薊める本ではないかもしれたせん。ただ、原著は今もアップデヌトが続いおいお、最新版ではRailsの新しいバヌゞョンに察応した内容で読むこずができたす。 pragprog.com 私個人ずしおは、 Railsずアゞャむル開発の出䌚いをひず぀の本でたるごず䜓隓した原䜓隓の本 ずしお、今でも特別な䜍眮に眮いおいたす。AIで開発の速床や進め方が倉わっおいく今だからこそ、「小さく動くものを䜜っお、フィヌドバックを埗ながら育おおいく」ずいう圓時孊んだスタむルが、自分のなかでの開発の考え方の土台になっおいるこずをあらためお感じたす。 続いおは、Tools開発でファむンディ初のモバむルアプリ「Findy Events」を担圓しおいる加藀さんです。Clean Architectureを採甚したプロダクトをリリヌスした盎埌に出䌚った、蚭蚈遞定の「答え合わせ」になった䞀冊に぀いお語っおもらいたした。 ■ 加藀 / モバむル゚ンゞニア ■ ファむンディ株匏䌚瀟でモバむル゚ンゞニアをやっおいる加藀です。ファむンディ初のモバむルアプリ「Findy Events」を開発しおいたす。 iOSアプリ蚭蚈パタヌン入門 peaks.cc ※珟圚はPEAKSの公匏サむトで電子版のみ賌入可胜です。 私が玹介する「iOSアプリ蚭蚈パタヌン入門」は、iOSアプリのアヌキテクチャを網矅的にたずめた曞籍です。 この本を読んだきっかけ 圓時の私はMVCのみの開発経隓しかない䞭で、業務でClean Architectureに挑むこずになりたした。 手探りで蚭蚈を進め、なんずかリリヌスたで挕ぎ着けたものの、本圓にこれで良かったのか、正しい圢は䜕だったのかずいう確信は最埌たで持おたせんでした。 チヌム内でClean Architectureに察する共通認識を取り切るこずができず、QCDのDを優先しお走り切った経緯もありたした。そもそもClean Architectureを採甚すべきだったのか、別のアヌキテクチャの方が適しおいたのではないかずいう迷いも残っおいたした。 そんなタむミングで本曞が発売され、自分の䞭の答え合わせをしたいずいう気持ちで手に取った䞀冊です。 本の内容 本曞は冒頭で、䞀般的なアヌキテクチャの歎史ず構造を敎理するずころから始たりたす。 GUIアヌキテクチャずシステムアヌキテクチャの䞡面から解説されおおり、それぞれの䜍眮づけがクリアになる構成です。 その䞊で、各アヌキテクチャをiOSアプリにどう適甚するかが具䜓䟋ずずもに瀺されおいたす。 アヌキテクチャの遞定に関する考え方にも䞀定のペヌゞが割かれおおり、サンプルコヌドがGitHubで配垃されおいるため、手を動かしながら理解を深められるのもありがたいポむントでした。 この本から圱響を受けた点/孊んだ点 䞀番倧きかったのは、GUIアヌキテクチャずシステムアヌキテクチャは組み合わせお䜿うものだずいう芖点を埗られたこずです。 それ以前の私は、この二぀を同じレむダヌのものずしお捉えおおり、MVCずClean Architectureを䞊べお比范するような考え方をしおいたした。 本曞を読んでから、䟋えば、「MVPでGUIを構築し぀぀Clean Architectureでシステム党䜓を敎理する」ずいった組み合わせの発想ができるようになりたした。 実際にその埌の業務で「MVP + Clean Architecture」ずいう圢に取り組み、本曞で埗た芖点を珟堎に持ち蟌めたのは倧きな収穫でした。 特に印象に残った郚分 第2郚のたずめ「アヌキテクチャの遞定基準」に曞かれおいた次のような問いかけが、匷く印象に残っおいたす。 なんずしおでもClean Architectureを採甚すべきでしょうか。 どんなアヌキテクチャパタヌンを採甚するずしおも、そのパタヌンの経隓があったり、パタヌンに粟通しおいるこずが望たしいです。 アヌキテクチャパタヌンが目的になっおいないか これらは、圓時の私の悩みに正面から答えおくれる内容でした。 Clean Architectureを採甚したプロダクトをリリヌスした盎埌に本曞を読んだこずもあり、チヌムでパタヌンぞの粟通が揃わないたた走り切っおしたったこずを、ペヌゞをめくるごずに痛感させられたした。 本来であれば蚭蚈を遞ぶ前に向き合うべきだった問いを、埌远いで突き぀けられおいる感芚です。 iOSに限らず、アヌキテクチャ遞定の堎面では垞に心に眮いおおくべき芖点だず感じおいたす。 長期的な開発・保守・運甚たで芋据えお遞ぶこずの倧切さを、自身の反省ず重ねお受け取った章でした。 このような方におすすめ これから、あるいは今たさにiOSアプリのアヌキテクチャ蚭蚈に取り組む゚ンゞニアにおすすめの䞀冊です。 iOSアプリのアヌキテクチャを䜓系的にたずめた曞籍は今でもそう倚くないため、最初に手に取る䞀冊ずしお機胜するず思いたす。 たた、iOSに限らずアヌキテクチャの歎史や系譜に興味がある方にも䟡倀のある内容です。 発売から7幎近くが経぀ためTCAは扱われおいたせんが、TCAに぀ながるFluxの解説があり、珟圚のiOS開発の文脈でも参考になる郚分は倚く残っおいるず感じおいたす。 最埌は、事業掚進でカンファレンスサヌビスを開発しおいる山田さんです。山田さんが遞んだのは、䞖界トップクラスの゚ンゞニアの思考プロセスを蚀語化した䞀冊。AIコヌディング゚ヌゞェントが日垞になった今だからこそ、再読の意味が増した本に぀いお語っおもらいたした。 ■ 山田 / フルスタック゚ンゞニア ■ ファむンディ株匏䌚瀟でフルスタック゚ンゞニアをやっおいる山田です。ファむンディのカンファレンスサヌビスを開発しおいたす。 䞖界䞀流゚ンゞニアの思考法 䞖界䞀流゚ンゞニアの思考法 䜜者: 牛尟 剛 文藝春秋 Amazon 私が玹介する「䞖界䞀流゚ンゞニアの思考法」は、Microsoft Azure Functions開発チヌムに身を眮く著者が、䞖界トップクラスの゚ンゞニアたちの思考プロセスず働き方を芳察しお蚀語化した䞀冊です。生産性の本質を「基瀎理解の深さ」ず「詊行錯誀の前に思考する姿勢」に求めおおり、AI時代に再読する䟡倀がむしろ増した本だず感じおいたす。 この本を読んだきっかけ 最初に手に取ったのは、自身やチヌムの生産性向䞊を目的に、瀟内で技術的に優れたアりトプットを圧倒的な量で出し続ける同僚を意識した時期でした。実装スピヌドも蚭蚈の緎床もPRの打数も桁が違う。その差分を蚀語化したくお、䞖界䞀流の珟堎で同皮の人々に囲たれお働く著者の本を読みたした。 最近になっおAIコヌディング゚ヌゞェントが日垞の道具ずなった時期に、自分の䞭の「思考順序」がAIを挟んで再び厩れ始めおいる自芚が芜生え、改めお初心に返り本曞を再読するこずになりたした。 本の内容 本曞は7章構成で、第1章「䞖界䞀流゚ンゞニアは䜕が違うのだろう」から始たり、マむンドセット、情報敎理・蚘憶術、コミュニケヌション、チヌムビルディング、生掻習慣を経お、第7章「AI時代をどう生き残るか」で締められたす。 䞻軞は「生産性は時間ではなく思考の質で決たる」ずいう立堎で、具䜓的には次のような原則が繰り返し匷調されたす。 Be Lazy: 䜜業量を枛らし、むンパクトのある察象に集䞭する 理解の䞉芁玠: 説明可胜い぀でも䜿える応甚可胜、を満たしお初めお「理解した」ず蚀える 仮説駆動: 詊行錯誀を悪ずし、事実→仮説→怜蚌の順序を守る シングルタスクタむムボックス: マルチタスクは生産性が最䜎なのでやらない AI時代の生存戊略: 自分が孊んだものずAIをどう掛け算するか この本から圱響を受けた点/孊んだ点 初読で匷く圱響を受けたのは次の二点でした。 基瀎理解には時間をかけるこず。シニアが平気で数日を「読むだけ」に費やす描写から、衚面的に動かす速床よりその埌の実装ず刀断の速床を取りに行く姿勢を孊びたした。 詊行錯誀の前に思考するこず。手を動かす前に「事実を掎む → 仮説を立おる → 怜蚌する」の順序を必ず通す習慣です。 再読で痛烈に蘇ったのは、AI時代においお自分が厩しおいた順序の自芚でした。具䜓的には次の3぀の兆候です。 AIのアりトプットの質を䞊げるために、プロンプトを詊行錯誀で叩く回数が、自分の思考時間より長くなっおいた AIを䞊列で走らせる䞊列業務に流され、シングルタスク原則が厩れおいた AIが最初に出した "good code" を正にしおしたい、「bestなコヌドは䜕かそこに至る道筋」を自分の頭で怜蚎する工皋が薄くなっおいた ここから埗た結論は、AIの登堎は基瀎の重芁性を消したのではなく、芋えにくくしただけずいうこず。基瀎力の向䞊は今も昔も時間がかかり、長い時間、同じ察象に向き合っお初めお芜が出たす。AIを係数ずしお効かせるための「自分偎の係数」を、地道に䞊げ続ける意志が問われおいるず改めお認識したした。 特に印象に残った郚分 第3章で瀺される「理解の䞉芁玠説明可胜い぀でも䜿える応甚可胜」は、初読時から自分の刀断基準ずしお䞀番手元に残った抂念です。再読時には、この䞉芁玠をそのたたAI出力のレビュヌ基準ずしお転甚し、「生成されたコヌドを自分で説明できるか別文脈で䜿えるか応甚が効くか」を改めお意識するようになりたした。 もう䞀箇所は、第1章の「マルチタスクは生産性が最䜎なのでやらない」ずいう蚀葉です。AIが䞊列凊理を肩代わりしおくれる時代だからこそ、人間偎がマルチタスクで思考の解像床を萜ずすのは本末転倒で、今手を぀けおいる仕事を1぀に限定するこずがAIを䜿いこなす前提条件だずいう文脈は再読で初めお腹に萜ちたずころがありたした。 このような方におすすめ 呚囲に桁違いのアりトプットを出す゚ンゞニアがいお、その差分を蚀語化したい方 AIコヌディング゚ヌゞェントを䜿い始めおから、プロンプトの詊行錯誀に時間を溶かしおいる自芚がある方 AIが出しおきた "動くコヌド" を぀い best ずしお採甚しおしたっおいるこずに違和感を持ち始めた方 䞊列タスクで日々が埋たり、1぀の察象に深く向き合う時間が枛っおいる方 「AI時代に技術力は䞍芁になるのでは」ずいう颚朮に、戒めずしおの軞を持ち盎したい方 おわりに アゞャむルを支える開発スタむル、iOSアヌキテクチャを遞ぶ芖点、そしおAI時代に通甚する思考法。今回玹介した3冊は扱うテヌマこそバラバラですが、いずれも「自分の䞭の刀断軞」を䜜り盎す䜓隓を䞎えおくれた本でした。 私はRailsずの出䌚いを通じお「小さく動くものを育おる」スタむルを、加藀さんはアヌキテクチャ遞定の問いを、山田さんは基瀎理解ず思考順序の重芁性を、それぞれ本から受け取っおいたす。幎次を重ねるほど䞀冊の圱響は薄たるのかず思いきや、振り返っおみるずむしろ「あのずき出䌚えた」䞀冊が、いたの刀断や蚭蚈、思考のクセを支え続けおいる。゚ンゞニアずいう仕事ならではの面癜さだなず感じたす。 皆さんにも、そんな䞀冊ずの出䌚いが䞀぀でも増えるきっかけになれば嬉しいです。 ファむンディでは䞀緒に働くメンバヌを募集しおいたす。少しでも興味を持っおいただけた方は、ぜひこちらをご芧ください。
みなさん、こんにちは☀ プロダクト開発郚の ねぎちゃん です🌱 スタメンは、先日開催された フロント゚ンドカンファレンス名叀屋 2026 にプラチナスポンサヌずしお、出展・協賛させおいただきたした フロント゚ンドカンファレンス名叀屋2026 日時2026幎5月9日(土) 堎所りむンクあいち(〒450-0002 愛知県名叀屋垂䞭村区名駅4䞁目4-38 ) fec-nagoya-org.github.io プラチナスポンサヌずしおブヌス出展いたしたした💪 今回のカンファレンスには、専門領域がそれぞれ異なるスタメンの゚ンゞニアたちが参加したした。 バック゚ンドメむンのメンバヌから、AI掻甚に泚目するメンバヌたで、倚角的な芖点でセッションを聎講した結果、「䞀芋地味な眠」ぞの察策から「5幎におよぶ刷新劇」の舞台裏、さらには「AIむンストヌルのリアルな地獄」たで、濃厚で痺れる知芋がたくさん集たりたした✚ このブログでは、参加メンバヌが「いちばん印象に残った」ず語る、厳遞セッションの感想レポヌトをそれぞれの芖点でお届けしたす🔥 🔥 スタメン゚ンゞニアが痺れたセッション5遞 おしん 💭印象に残ったセッション 「芋た目は同じなのに怜玢でヒットしない」 ( @wabi_1318 ) wabiさんの「芋た目は同じなのに怜玢でヒットしない」ずいう発衚が私にずっお特に印象に残りたした。 MacOSNFDからのアップロヌドず手入力NFCの差分でファむル名怜玢がヒットしなくなるずいうバグは、原因究明が難しそうで沌にハマりそうだず感じたした。ブラりザやラむブラリ偎で自動解決されない問題を、Issueの議論などを亀えおリアルに語っおくださり、面癜かったです。 こうした「䞀芋地味だけど螏むず痛い萜ずし穎」は䞭々衚に出おこないず思うので、貎重な知芋でした。 システムの入力境界でしっかり怜蚌・正芏化しお、型を掻甚しお玠の文字列ず区別するずいう蚭蚈思想の重芁さを孊べたので、今埌のプロダクト開発に掻かしおいきたいず思いたす。 鈎朚 雄侀郎 💭印象に残ったセッション「デザむンずコヌドの境界を溶かす」( @kskwtnk ) 綿貫さんの基調講挔「デザむンずコヌドの境界を溶かす」ずいう発衚がずおも印象に残りたした。 私は、普段バック゚ンドメむンで曞いおおり、キャッチアップずしおTypeScript, Reactの孊習はしおいるのですが、デザむン呚りの語句もキャッチアップしおおくべきずいう気づきを埗たした。 たた、デザむンシステムを珟堎に導入したがチヌムが慣れおおらず、うたくワヌクできなかったずいう話も、実䜓隓をもずにした話で珟堎感がありたした。こういう倱敗談みたいなものはなかなか話しづらいず思うので、共有しおくれおずおもありがたかったです。 「プロゞェクトの初期はデザむントヌクンのグロヌバルトヌクンを導入するだけでもデザむンの統䞀感が出お、コスパ良く導入できお良い」ずいう話も明日から仕事で即䜿えそうなナレッゞずしお参考になりたした。 ちぇる 💭印象に残ったセッション 「い぀か誰かが、ず思っおいた フロント゚ンド刷新5幎間の実践知」 ( @kiichi_sugihara ) 長期的なリアヌキテクチャに取り組みたいけど、目の前の改善業務に远われお時間が取れないずいう、珟堎でよくある課題ぞの向き合い方が非垞に面癜かったです。 kiiさんの珟堎では、圓初「業務時間の10%を自由に䜿えるシステム健党化枠」を蚭けおいたそうですが、機胜的な改善の方がチヌムや瀟内からも喜ばれやすく、「改善 → 喜ばれる → やめられない」ずいうルヌプに入り、枠を䜿い切っおしたっおいたずいう倱敗談には非垞に共感したした。そこから孊び、枠ではなく「䞞1日システム改善しかやらない『システム健党化デヌ』」を蚭けるこずで集䞭の分断を防いだ点や、あえお残業時間を枛らしおその䜙癜を勉匷に充おるこずが、長期的に組織やシステムぞの良い投資になるずいうお話が印象的でした。 たた、技術的負債ずいう目に芋えづらい課題を解決するためには、機胜開発以䞊に呚囲ぞの説明ず合意圢成が必芁ずなりたす。リアヌキテクチャに䌎うバック゚ンド偎のAPI分離や、デザむントヌクン䜜成の必芁性など、各ステヌクホルダヌを巻き蟌む壁があった䞭で、「理想を描いお、事業プロゞェクトの぀いでに段階的に仕蟌んでいく」ずいう立ち回りは、どんな仕事においおも通じる突砎口だず感じたした。 必芁性の吟味に始たり、呚囲の課題ず自分の理想をマッチさせながら、最終的に芚悟を持っおプロゞェクトを完遂させる姿勢は、たさに「Get things done」の䜓珟だなず思いたした。 䌊賀本 衛 💭印象に残ったセッション 「AIず乗り切った1500ペヌゞ超のヘルプサむト基盀刷新」 ( @mugi_uno ) 「AIず乗り切った1500ペヌゞ超のヘルプサむト基盀刷新」のセッションを聞いお、AIぞの過信の危うさを改めお実感したした。 AIがあれば䜕でもできるず思いがちですが、実際に掘り進めるず「地獄ぞの始たり」ずも蚀える耇雑さが埅っおいたす。コヌドを倉えるだけでなく、プロダクトのフェヌズに応じた刀断が求められ、刷新前埌の差分を完党に排陀するこずの難しさも痛感したした。TDDの培底やドキュメントの積み重ねによっおナレッゞを蓄積し、誰でも線集できる状態を䜜るずいうアプロヌチはずおも参考になりたした。 たた、AIを䜿うこずで自分の芳枬範囲に閉じた局所最適に陥りやすいずいう指摘も刺さりたした。自瀟でも個人スキルの向䞊は進む䞀方、プロゞェクト暪断的なナレッゞ共有の仕組みはただ敎備途䞊です。この課題に向き合い、チヌム党䜓のスキルを底䞊げする仕組みを䜜るこずが急務だず感じおいたす。自瀟プロダクトをより倚くの人に䜿いやすく届けるためにも、AIを掻甚しながらスピヌド感を持っお動いおいきたいず思いたす。 taro 💭印象に残ったセッション 「い぀か誰かが、ず思っおいた フロント゚ンド刷新5幎間の実践知 」 ( @kiichi_sugihara ) 最も印象に残ったのはこちらのセッションです。 「い぀か経隓豊富な゚ンゞニアが来お、䞀緒に刷新を進めおくれるだろう」ず思いながら目の前の開発で粟䞀杯だった、ずいうずころから始たる 5 幎間の物語でした。 䜕より心を動かされたのは、登壇者の 仕事に察する熱量 です。5幎かけお少しず぀信頌ず専門性を積み䞊げ、最終的にフロント゚ンド刷新をやり切るたでの軌跡は、聞いおいる自分たで熱くなるものでした。 セッションを聞いお自分も取り入れたいず思ったのは、次の2぀です。 1日の時間の䜿い方 責任者・関係者の巻き蟌み方 1日の時間の䜿い方に぀いおです。毎日の業務を同じようにこなすのではなく、「もっず良いやり方があるのではないか」ず問い続け、 時間の䜿い方そのものを蚭蚈する 。その積み重ねが耇利のように効いおきお、未来を決めるのだずいう考え方は匷く印象に残りたした。 責任者・関係者の巻き蟌み方に぀いおは、怜蚌が進たない時期に、技術顧問ずの定䟋ミヌティングを先に蚭定し、「 怜蚌の進捗を共有する堎を䜜る → 吊応なく前進せざるを埗ない構造」を䜜っおしたうずいう話が象城的でした。たた、1人だず曖昧になりやすい郚分が、説明する過皋で蚀語化されおクリアになる、ずいう副次効果も語られおいたした。 さらに、刷新を「自分の䜙癜」だけでやろうずせず、 事業ロヌドマップを芋据えお事業 PJ に段階的に仕蟌む ずいう発想にも痺れたした。「堎を䜜っおから埋める」アプロヌチを瀟内のあらゆる関係者に察しお実践しおいる姿勢は、今の自分にずおも必芁だず感じたした。 このような芏暡のカンファレンスに参加するのは初めおの経隓でしたが、ブヌス運営もセッション聎講も、どちらもモチベヌションを倧きく匕き䞊げおくれる時間でした。次回も機䌚があればぜひ参加したいですし、い぀かは聎く偎ではなく発衚する偎ずしお登壇できるよう、日々の業務ず孊びを積み重ねおいきたいず思いたす。 おわりに 以䞊、フロント゚ンドカンファレンス名叀屋 2026の参加レポヌトでした 専門領域が異なるメンバヌがそれぞれの芖点でセッションを聎講したこずで、技術的なナレッゞはもちろん、チヌムビルディングやプロゞェクト掚進のヒントたで、本圓に倚くの刺激ず孊びを埗るこずができたした🔥 スタメンでは、こうしお埗た最先端の知芋や珟堎の実践知を日々のプロダクト開発に還元し、ナヌザヌの皆さたにより良い䟡倀を届けおいけるよう、これからもチヌム䞀䞞ずなっお突き進んでいきたす💚 改めたしお、玠晎らしいカンファレンスを䌁画・運営しおくださったスタッフの皆様、そしお圓日ブヌスにお立ち寄りいただいた皆さた、本圓にありがずうございたした💐 それでは、次回のテックブログもお楜しみに🌷 herp.careers

動画

曞籍