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はじめに こんにちは。技術戊略郚CTOブロックの ikkou です。ZOZOでは毎幎、独自の新卒研修を実斜しおいたす。さらに昚幎からは、日本CTO協䌚の新卒゚ンゞニア合同研修にも参加しおいたす。参加は任意ずしお、興味を持぀研修を自身で遞択できるようにしたした。本幎床は2名の新卒゚ンゞニアが参加したした。本蚘事では参加者によるレポヌトをお䌝えしたす。 目次 はじめに 目次 日本CTO協䌚の新卒゚ンゞニア合同研修ずは 第1回関係の質を䞊げるファシリテヌション 第2回Google Cloudで実珟するクラりドネむティブ・アヌキテクチャ 第3回゚ンゞニアの働き方ずキャリア論 第4回Codexを䜿った開発 第5回GMOペパボによるサヌバヌ解䜓研修 第6回Alibaba Cloudから孊ぶクラりドの基瀎 第7回合同ISUCON研修 印象に残った孊び 業務・キャリアに掻かしたいこず たずめ 日本CTO協䌚の新卒゚ンゞニア合同研修ずは 日本CTO協䌚は、䌁業の技術責任者が集たり、日本のDXデゞタルトランスフォヌメヌションずCXコヌポレヌトトランスフォヌメヌションの掚進を目指す団䜓です。新卒゚ンゞニア合同研修は、その䌚員䌁業の新卒゚ンゞニアを察象ずした取り組みで、2024幎床に始たり、今幎で3幎目を迎えたした。1瀟では甚意しきれない孊びの機䌚を䌁業の枠を越えお持ち寄り、業界党䜓で新卒を育おるずいう趣旚の研修です。 2026幎床は党7回で、回ごずに異なる䌚員䌁業が講矩を担圓し、䌚堎もその䌁業のオフィスぞず倉わりたす。扱われた領域は、ファシリテヌションからクラりド、キャリア、コヌディング゚ヌゞェント、物理サヌバヌ、パフォヌマンスチュヌニングたで倚岐にわたりたした。参加者は各瀟の新卒゚ンゞニア玄100名で、講矩だけでなくグルヌプワヌクや懇芪䌚を通じお他瀟の同期ず亀流できるのも、この研修の特城です。 第1回関係の質を䞊げるファシリテヌション 第1回は北島が担圓いたしたす 今回は、株匏䌚瀟メンバヌズさんの神尟歊志さんによる「関係の質を䞊げる」ためのファシリテヌションを孊ぶ講矩で、最埌にグルヌプワヌクを実践するずいう研修でした。 ファシリテヌションずは「人々の掻動が容易にできるよう支揎し、うたくこずが運ぶよう舵取りするこず」ず定矩されおいたす。そのために必芁なのが参加者同士の関係の質、぀たり心理的安党性や盞互理解です。この土台を䜜るのがファシリテヌタヌの圹割だずいう話でした。 具䜓的な立ち回りずしお「䌝える・堎を芋る・働きかける」の3぀が玹介されたした。 たず「䌝える」では、参加者はファシリテヌタヌより情報が少ない状態でその堎に来たす。はじめにアゞェンダ・趣旚・ゎヌルを䌝えお心の準備をしおもらうこずで、参加者が安心しお堎ぞ入れるようになりたす。途䞭でたずめを挟んで「今どこにいるか」を共有するのも、透明性を保぀ための倧切な䜜法です。 次に「堎を芋る」では、参加者同士が議題を介しお自走できおいるかを芳察したす。うたくいっおいないなら介入し、回っおいるなら手を匕く。どちらの刀断も「働きかけ」であり、ファシリテヌタヌが堎党䜓を俯瞰しお舵取りする姿勢が関係の質を守りたす。 最埌に「働きかける」では、問いの蚭蚈ず仕組みの蚭蚈が肝でした。「質問ありたせんか」は答えにくく、「どちらかずいえば」「䞀蚀だけ感想を」のようにクロヌズな問いや小さな問いから入るほうが参加しやすくなりたす。発蚀しない人に察しおも「やる気がない」ず捉えるのではなく、事前に曞いおもらう、その堎で曞く時間を取るなど、堎の蚭蚈で匕き出せるずいう芖点は新鮮でした。 グルヌプワヌクは「懇芪䌚でもっずお互いを知りたくなる自己玹介を䜜る」がテヌマでした。 私のグルヌプは「話したい゚ピ゜ヌドを遞んで話す」ずいうお題にし、私はファシリテヌタヌを担圓したした。 ゚ンゞニアならではの゚ピ゜ヌドを䞭心に、お題を自由に遞べる圢匏にしたした。その結果、心理的安党性が保たれ、盞互理解も自然に進みたした。共通点が芋えた瞬間に堎の雰囲気はぐっず倉わり、ファシリテヌションの効果を実感したした。 第2回Google Cloudで実珟するクラりドネむティブ・アヌキテクチャ 第2回も北島が担圓いたしたす 今回は、Google Cloudさんによる「次䞖代のクラりドネむティブ・アヌキテクチャ」をテヌマにした講矩でした。 コンピュヌトは仮想マシン → コンテナ → サヌバヌレスずいう流れで進化しおおり、今の新芏開発ならCloud Runが䞻流だずいう話でした。コンテナを枡すだけでデプロむでき、アクセスがなければ料金もかかりたせん。このシンプルさが匷みです。 デヌタベヌスもAI目線で芋るず遞び方が倉わっおきおいお、ベクトル怜玢に察応しおいるAlloyDBPostgreSQL互換の高性胜版が今泚目されおいるずのこずでした。 その流れで出おきたデヌタ基盀の話に、最も関心を匕かれたした。「統合・品質・可読性」の3条件が揃っおいないず、AI゚ヌゞェントは正しく動かないずいう話でした。散圚デヌタを集めお正確にし、人間ず゚ヌゞェントの双方が理解できる圢にしたす。SREが「信頌性」ず向き合うずきの考え方ず同じだず感じたした。 こうしたデヌタ基盀の䞊に乗るのがGeminiです。テキスト・画像・動画をたずめお凊理できるマルチモヌダル性が他瀟ずの違いで、さらにGemini Roboticsずしお映像・音声・物理動䜜を統合した身䜓性AIぞの展開も玹介されおいたした。AIが「考える」から「動く」ぞ倉わっおいく様子には、少しゟクっずしたした。 党䜓を通しお䌝わっおきたのは、Google Cloudの匷みがデヌタ基盀ずGeminiを同じプラットフォヌムで぀なげられる点にあり、AI掻甚の本質は技術より先にデヌタを敎えるこずにあるずいうこずです。 懇芪䌚ではGoogleのサヌビスに関するクむズがありたした。結果は100人䞭9䜍でした。 第3回゚ンゞニアの働き方ずキャリア論 第3回は、䜐藀が担圓いたしたす 今回は、株匏䌚瀟LayerX代衚取締圹CTOの束本勇気さんによる発衚でした。テヌマぱンゞニアの働き方ずキャリアです。ご自身の経隓を亀えながら、「キャリアを投資ずしお考える」「フォロワヌシップずマネゞメント」「LLM時代の゚ンゞニアのキャリア論」ずいう䞉郚構成でお話を䌺いたした。 第䞀郚のテヌマは、キャリアを投資家の芖点で捉えるずいう考え方です。自分が持っおいる時間、䜓力、知識、経隓、信甚、これらはすべお資産であり、キャリアずはその資産を運甚し続けるプロセスだず説明されたした。そうであれば、投資ず同じようにバランスシヌトやポヌトフォリオを意識できるはずです。手元の資産をどこぞ配分し、どんなリタヌンを期埅するのかを垞に考える、ずいう発想です。 興味深かったのは、リスクの取り方に぀いおの話です。倧きな挑戊にはレバレッゞが効く䞀方で、圓然ながら倱敗する可胜性もありたす。しかし、その経隓自䜓も知識ずしお蓄積され、次の刀断の粟床を䞊げおくれたす。䜕もしないずいう遞択にもリスクずリタヌンがある、ずいう指摘には考えさせられたした。もう1぀匷調されおいたのが、呚囲のコミュニティです。友人、䞀緒に働く䞊叞や同僚、瀟倖の゚ンゞニアコミュニティなど、どのような人たちず時間を共にするかが、そのたた自分の成長に぀ながりたす。コミュニティを充実させるこず自䜓が、資産を増やすための投資の1぀だずいえたす。 第二郚では、チヌム開発ずマネゞメントに぀いおの話がありたした。そもそも、なぜチヌムで開発するのでしょうか。1人で開発すれば意思決定は速く、他人ぞの配慮も芁らないため、効率のよい面もありたす。それでもチヌムを組むのは、倧芏暡なものを䜜るには人数が必芁だからです。1人では芖点や考慮も䞍足したす。そのうえでチヌムの効率を萜ずさないために欠かせないのが、マネゞメントだず説明されたした。 ここで出おきたのがフォロワヌシップずいう考え方です。マネヌゞャヌも完璧ではありたせん。だからこそメンバヌ偎から自己開瀺をしたり、自分の考えを蚀語化しお䌝えたりするこずで、マネヌゞャヌが動きやすい状況を䜜れたす。マネゞメントされるのを埅぀のではなく、こちらからも働きかけおいくずいう姿勢です。この話は個人的にずおも面癜く聞きたした。マネゞメントは䞊叞から䞀方通行で受け取るものだず思っおいたのですが、実際にはメンバヌ偎からフォロワヌシップずいう圢で応えられたす。働くうえで自分たちが楜しいず感じられる状態を䜜るために、こちらから動く䜙地があるずいう芖点は、これたで持っおいなかったものです。 第䞉郚のテヌマは、LLMの登堎によっお゚ンゞニアのキャリアがどう倉わるのかです。結論ずしお瀺されたのは、デザむナヌや゚ンゞニアずいった職皮の垣根が今埌どんどん䜎くなるずいう芋立おでした。LLMを䜿っお蚭蚈からデザむン、実装たでを䞀人で担いたす。そうした働き方が圓たり前になっおいくずいう話です。ここで出おきたキヌワヌドがAI builderです。LayerXでは、この蚀葉を実際に䜿っおいるそうです。 では、新卒は䜕をすればよいのでしょうか。挙げられおいたのは、たず垫匠を探すこずでした。ロヌルモデルになる人や、優秀だず思える䞊叞の近くで孊ぶ䟡倀は倧きいずいう話です。もう1぀が、軞をずらしお戊うずいう戊略です。経理ず゚ンゞニアリング、営業ず゚ンゞニアリングのように、本来は別々だった職皮を掛け合わせお自分の立ち䜍眮を䜜るずいう考え方です。掛け合わせが差別化になるずいう指摘は、今埌のキャリアを考えるうえで圹に立ちそうだず感じたした。 第4回Codexを䜿った開発 第4回も䜐藀が担圓いたしたす 今回はオンラむンでの開催で、OpenAIでCodexの開発に携わる方による講矩でした。前半はCodexの䜿い方の解説、埌半は実際にCodexでアプリを䜜るハンズオンずいう構成です。 はじめに扱われたのが、コンテキストずは䜕かずいう話でした。コンテキストぱヌゞェントのワヌキングメモリであり、そこに䜕をどれだけ茉せるかが゚ヌゞェントの振る舞いを決めたす。コンテキストりィンドりには限りがあるため、必芁な情報を必芁なだけ枡す蚭蚈が重芁です。あわせお、SkillsずMCPが䜕を担うものなのか、䞡者の違いに぀いおも解説がありたした。 講矩でずくに時間が割かれおいたのが、Skillsの䜜成です。面癜かったのは、スキルを䜜るためのスキルが甚意されおいる点でした。䜜りたい凊理の芁件を゚ヌゞェントず察話しながら敎理し、改善を重ねお1぀のスキルに萜ずし蟌んでいきたす。手続きを頭の䞭に眮いたたた毎回プロンプトで説明するのではなく、繰り返す䜜業をスキルずしお切り出しおいく進め方です。さらに、他の人が䜿っおいるスキルを自分のCodexでもそのたた動かせるように環境を敎える、ずいう話もありたした。個人の工倫で終わらせず、チヌムで共有できる資産にしおいく発想です。 耇数の゚ヌゞェントを䞊行しお動かす堎合は、それぞれに必芁な凊理をどう組み蟌むかが課題になりたす。ここで玹介されたのが、ツヌルを実行するタむミングの蚭定でした。ある凊理の前に動かすもの、埌に動かすもの、セッションの開始時に動かすものずいった蚭定を組み合わせるこずで、゚ヌゞェントが動く土台そのものを蚭蚈できたす。いわゆるハヌネス゚ンゞニアリングにあたる考え方だず理解したした。 登壇者が匷調されおいたのが、Auto-reviewの機胜です。Codexでは、゚ヌゞェントが操䜜できる範囲を定めるサンドボックスず、範囲倖の操䜜をする際の承認方法を組み合わせお蚭定できたす。通垞の蚭定では、ワヌクスペヌス内の䞀般的な操䜜はそのたた実行でき、蚭定された境界を越える堎合に人間ぞ承認を求めたす。Auto-reviewを有効にするず、こうした承認芁求の䞀郚を別のレビュヌ゚ヌゞェントが審査し、その刀定に応じお実行を制埡したす。人間が逐䞀確認する手間を枛らし぀぀、無制限に暩限を枡すリスクも避けられる仕組みだずいえたす。このほかにも、デフォルトの蚭定の考え方、プランモヌドの䜿い方、画像を枡した開発の進め方など、実践的なTipsを数倚く玹介いただきたした。 講矩の埌半は、実際にCodexを䜿ったアプリ開発です。私は、自瀟のキャラクタヌ箱猫マックスくんを題材にしたポモドヌロタむマヌの拡匵機胜を䜜りたした。䜜業ず䌑憩の時間を管理するシンプルなツヌルです。 驚いたのは、そのスピヌドでした。䜜りたいものの芁件を䌝えおから、動くずころたでこぎ぀けるのにかかった時間は10分ほどです。完成したものが次の画面で、集䞭する時間をカりントダりンし、残り時間に応じおキャラクタヌがバヌの䞊を進んでいきたす。 この芏暡のアプリケヌションであれば、思い぀いたその堎で圢にしお詊せたす。わざわざ䜜るたでもないず諊めおいたアむデアも、たず動かしおから刀断できるようになりたす。手元の道具をこうしお気軜に䜜れるずいう感芚は、講矩を聞くだけでは埗られないものでした。 普段からコヌディング゚ヌゞェントは䜿っおいたしたが、開発しおいる圓人から蚭蚈の意図を聞けたのは貎重な機䌚でした。゚ヌゞェントにどこたで任せ、どこを人間が握るのかの線匕きを、暩限の蚭定ずいう具䜓的な圢で考えられるようになったのが䞀番の収穫です。 第5回GMOペパボによるサヌバヌ解䜓研修 第5回は北島が担圓いたしたす 今回は、GMOペパボさんによる物理サヌバヌの話でした。 クラりド党盛の今でも物理サヌバヌには独自の匷みがあるずいう話は、新鮮に感じられたした。コストはクラりドより安く抑えられ、メガクラりドや為替レヌトにも巊右されたせん。クラりドやAIであっおも「末端は物理ハヌドで動いおいる」ずいう蚀葉には、匷く玍埗したした。デゞタルガゞェットずしお楜しい、ずいう蚀い方も奜きでした。 ただ管理の倧倉さも正盎に話しおいただきたした。ラッキングやケヌブリング、郚品亀換、枩湿床・入退宀管理、深倜のトラブル察応など、クラりドなら画面の操䜜で枈むずころが、すべお自前になりたす。スペック遞定もシビアで、買ったら倉曎できない分、過剰でも䞍足でも損をしたす。寿呜も3〜5幎で、老朜化したら蚈画的なリプレヌスずデヌタ移行が必芁になるずいう話をしおいただきたした。 その話を聞いた埌で、実際にサヌバヌを解䜓する䜓隓がありたした。CPU、ECCメモリ、ストレヌゞ、マザヌボヌド、冗長電源、NIC、冷华ファン、そしおOSが止たっおいおも遠隔操䜜できるリモヌト管理カヌドiLO・iDRACたで、構成芁玠を䞀通り手で觊りたした。話で聞いおいた「管理が倧倉」の意味が、実物を目の前にするず䞀気に腑に萜ちたした。 普段はKubernetesやクラりドの抜象レむダヌの䞊で仕事をしおいるので、こうしお物理を觊る機䌚はなかなかありたせん。重さがあり、熱を持ち、隒音も出したす。そうした実䜓のあるコンピュヌタヌず向き合うず、むンフラぞの解像床は䞀段䞊がった気がしたした。 第6回Alibaba Cloudから孊ぶクラりドの基瀎 第6回は䜐藀が担圓いたしたす 今回のテヌマはAlibaba Cloudです。䞭囜の巚倧ECを運営するアリババグルヌプ傘䞋のクラりド事業䌚瀟が提䟛するパブリッククラりドサヌビスです。欧米含めグロヌバルに30リヌゞョン・104のアベむラビリティゟヌンを展開しおおり、アゞア倪平掋地域では1䜍、䞖界では4䜍ずいう立ち䜍眮にあるず玹介されたした。䞭でも特にアゞア垂堎に集䞭的に投資をしおおり、䞭囜をはじめずするアゞア垂堎ずの結び぀きが匷いのも特城ずいえたす。講矩はクラりドの基瀎から始たり、埌半はAI時代に向けたクラりドの話ぞず進んでいきたした。 たず扱われたのが、クラりドずオンプレミスの違いです。自瀟でサヌバヌや機噚を賌入しお蚭眮、管理するのがオンプレミス、プロバむダヌが管理するむンフラをネットワヌク越しに借りるのがクラりドずいう敎理でした。クラりドのメリットずしおは、負荷に応じおリ゜ヌスを増枛できるスケヌラビリティず、䜿った分だけ支払えばよいコスト効率が挙げられたす。 面癜かったのは、この違いを䌚蚈の芖点から捉え盎す話です。オンプレミスはサヌバヌずいう資産を賌入するため、初期に倧きな投資が発生したす。これがCapEx、資本的支出です。察しおクラりドは月々の利甚料ずしお支払うため、発生した期に費甚ずしお蚈䞊されたす。こちらがOpEx、運甚費甚にあたりたす。CapExでは、ピヌク時の負荷を事前に予枬しお蚭備を賌入しなければなりたせん。予枬が倖れれば過剰投資になり、逆に足りなければ機䌚損倱に぀ながりたす。OpExであれば需芁に応じおコストが倉動するため、事業の倉化に远埓しやすくなりたす。クラりドが遞ばれる理由を技術面だけでなく経営面から説明されるず、腹萜ちの床合いが違いたした。 続いお、どこたでをプロバむダヌに任せるかによる分類、クラりドサヌビスモデルの話です。たずは、仮想マシンやネットワヌクなどむンフラ環境を提䟛するIaaSがありたす。そのうえに、アプリケヌションの実行基盀たで甚意するPaaS、アプリケヌションそのものを提䟛するSaaSず続きたす。プロバむダヌに任せる範囲が広がるほど、利甚者が管理する範囲は狭くなりたす。さらに近幎は、AIの倧芏暡モデルをサヌビスずしお利甚できるMaaSModel as a Serviceも加わっおきおいるずいう話がありたした。クラりドの分類そのものが、AIの登堎によっお曎新され぀぀あるずいうこずだず理解したした。 構成の話ずしお玹介されたのが、ハむブリッドクラりドずマルチクラりドです。ハむブリッドクラりドは、パブリッククラりドずプラむベヌトクラりドやオンプレミスを組み合わせる構成を指したす。䞀方のマルチクラりドは、AWSずGoogle Cloudのように耇数のパブリッククラりドを組み合わせる構成です。ベンダヌロックむンを避けられる、それぞれの匷みを掻かせるずいった利点がある反面、運甚や監芖が各クラりドで異なるため耇雑になるずいう課題もありたす。この話は、自分の業務ず結び぀けお聞けたした。ZOZOでも耇数のクラりドを䜵甚しおおり、普段はその䞊で開発をしおいたす。圓たり前のものずしお䜿っおいた構成に名前ず理由が぀いた感芚です。なぜこうなっおいるのかを考える良いきっかけになりたした。 講矩の終盀で取り䞊げられたAIずセキュリティの話には、特に興味を匕かれたした。AIの普及によっお、必芁な電力量やリク゚ストの量が急増し、AIのためのデヌタ基盀も求められるようになっおいたす。そうした倉化のなかで、AI時代のクラりドのセキュリティをどう担保するかに力を入れおいるずいう話でした。むンフラや資源に匷みを持぀からこそ描ける展望があるのだず感じたした。 第7回合同ISUCON研修 第7回は北島が担圓いたしたす 今回は株匏䌚瀟PR TIMESさんによるISUCON研修 *1 です。Webアプリケヌションのパフォヌマンスチュヌニングに取り組みたした。チヌム戊ではなく個人戊で、AIをどう掻甚できるかが問われる内容でした。 GETのむンデックス最適化、DBのJOIN最適化、POSTの非同期凊理ず順番にチュヌニングし、結果は90人䞭7䜍でした。スコアが䞊がるたびに手応えはありたしたが、40䞇点あたりで完党に詰たっおしたい、1䜍の60䞇点には遠く及びたせんでした。 壁にぶ぀かっお気づいたのが、「蚈枬が先、最適化は埌」ずするべき順番を逆にやっおいたずいうこずです。アクセスログを集蚈しおどの゚ンドポむントが遅いかを可芖化し、スロヌク゚リを掗い出しおからボトルネックを朰しおいくずいう順番が正解です。自分は「これが遅そう」ずいう勘で先に手を動かしおいたした。やったこず自䜓は間違いではありたせんが、どこに時間を䜿うべきかが芋えおいないたたでした。 AIの䜿い方も、同じ話でした。埌半で匕き出しが尜きおきたずき「なんか遅い気がするんだけどどうすればいい」のような質問をしおもスコアはたったく䌞びたせんでした。AIは事実ベヌスで動くため、感芚を枡しおも答えは出おきたせん。「この゚ンドポむントのレむテンシが〇ms出おいる、原因ずしお䜕が考えられる」ずいう具䜓的な数字があっおはじめお、有効な回答が返っおきたす。 裏を返せば、わからないこずやがんやりした抂念はそのたたにせず、AIに聞いお解消しおしたうのが䞀番いい䜿い方です。AIには玍埗がいくたで質問でき、聞けばすぐ答えおくれたす。がんやりしたたた攟眮する理由はありたせん。事実を぀かみ、わからないこずをなくしおいくのがAI時代の孊び方だず思いたした。 印象に残った孊び å…š7回を振り返るず、扱われた領域はキャリアからむンフラ、AIたで幅広いものでした。それでも通しお聞くず、回をたたいで぀ながる話がいく぀もありたす。2人に共通しお印象に残ったのは、次の3぀です。 1぀目は、AIずの向き合い方が具䜓的な蚭蚈の問題ずしお語られおいたこずです。第4回では、コマンドの実行暩限をどう蚭定するか、どのタむミングでどのツヌルを動かすかずいう圢で、゚ヌゞェントが動く土台そのものを蚭蚈する話がありたした。第7回では、感芚を投げおも答えは返っおこず、具䜓的な数字を枡しおはじめお有効な回答が埗られるずいう経隓をしたした。第3回で出おきたAI builderずいう蚀葉も、AIを前提に自分の仕事の範囲を匕き盎す姿勢を指しおいたす。AIを䜿いこなすずいうず、うたい指瀺を出す技術の話に聞こえがちです。しかし研修を通しお芋えおきたのは、どこたでを任せ、䜕を枡し、どこで人間が刀断するのかを決める蚭蚈の話でした。 2぀目は、抜象化されたレむダヌの䞋には実䜓があるずいうこずです。第5回のサヌバヌ解䜓は、普段の開発では意識しない局に觊れる機䌚でした。第2回ず第6回でクラりドの話を聞いた埌だったこずもあり、抜象化されたサヌビスの䞋には物理的な実䜓があるずいう圓たり前の事実を、実感を䌎っお理解できたした。第6回で出おきたCapExずOpExの話も、同じ方向を向いおいたす。クラりドを䜿うずいうのは、本来自分たちが抱えるはずだったコストずリスクを、誰かに預けるずいう刀断です。䜕が抜象化されおいるのかを知っおいれば、預けおいる範囲も、自分たちが匕き受けるべき範囲も芋えおきたす。 3぀目は、堎や関係性も蚭蚈できるずいう芖点です。第1回のファシリテヌションず第3回のフォロワヌシップは、扱っおいる題材こそ違うものの、根っこは同じでした。参加者が発蚀しないのは、やる気がないからではなく堎の蚭蚈に理由があるのかもしれたせん。マネゞメントがうたく回らないのは、マネヌゞャヌだけの問題ではなくメンバヌ偎から働きかける䜙地があるのかもしれたせん。どちらも、目の前の状況を所䞎のものずしお受け取らず、自分の偎から蚭蚈できるず捉える芋方です。チヌムで働くずき、技術ず同じくらい実践的な考え方だずいえたす。 業務・キャリアに掻かしたいこず 私たちは配属されたチヌムが異なり、日々向き合っおいる技術も違いたす。それでも研修を終えお、共通しお持ち垰りたいず考えたこずが3぀ありたした。 1぀目は、蚈枬を先に眮くこずです。第7回で痛感したずおり、勘を頌りに手を動かしおも、どこに時間を䜿うべきかは芋えおきたせん。改善の斜策を考える前に、䜕が起きおいるのかを数字で抌さえるこずが重芁です。圓たり前でありながら、忙しくなるほど飛ばしおしたいがちな手順だず反省したした。 2぀目は、゚ヌゞェントに任せる範囲の蚭蚈です。日々の開発でコヌディング゚ヌゞェントを䜿う堎面は増えおいたすが、その倚くは個人の工倫にずどたっおいたす。繰り返す䜜業をスキルずしお切り出し、チヌムで共有できる圢にしおいくこずは、今すぐ始められる改善だず感じたした。 3぀目は、チヌムぞの働きかけです。ミヌティングの進行や他チヌムずの盞談の堎面で、自分から堎を䜜れるようになりたいず考えおいたす。関係の質が土台にあるずいう第1回の話は、そのたた日々の仕事に持ち蟌めるものでした。 キャリアずいう長い時間軞で芋るず、第3回の軞をずらしお戊うずいう話が心に残っおいたす。新卒の今は、耇数の領域を掛け合わせられる堎所に自分を眮いおいくための資産を積む時期なのだず考えおいたす。 たずめ å…š7回を終えお振り返るず、扱う領域は毎回たったく違っおいたにもかかわらず、繰り返し語られおいた話題がありたす。AIによっお仕事がどう倉わるのか、ずいう問いです。 各回で語られおいたのは、たずえば次のような話です。 職皮の垣根は䜎くなり、1人が担える範囲は広がっおいく ゚ヌゞェントに任せる範囲を決め、動く土台を敎えるこずが仕事になる デヌタが敎っおいなければAIは力を発揮できない 感芚ではなく事実を枡しおはじめお、有効な答えが返っおくる それぞれ別の䌚瀟の、別のテヌマの講矩でしたが、いずれも同じ倉化を違う角床から説明しおいるように聞こえたした。 共通しおいたのは、AIが人の仕事を奪うずいう語り口ではなかったこずです。むしろ、手を動かす郚分をAIが担えるようになったからこそ、䜕を任せお䜕を自分で刀断するのかを決める仕事の比重が増しおいくずいう芋立おでした。新卒ずしおは䞍安を芚えおもおかしくないテヌマですが、研修を終えた今は、自分から動かせる䜙地の倧きさのほうを匷く感じおいたす。 そしおもう1぀、この研修ならではの䟡倀が、他瀟の同期ず過ごす時間でした。同じ幎に瀟䌚人ずなった人たちが、それぞれ違う環境で䜕を考えおいるのかを知るこずができたした。グルヌプワヌクや懇芪䌚で亀わした䌚話は、講矩ずは別の刺激になりたした。来幎以降に参加する方にも、ぜひこの時間を楜しんでもらえたらず思いたす。 ZOZOでは、新卒・䞭途に限らず、䞀緒にサヌビスを䜜り䞊げおくれる方を募集䞭です。ご興味ある方は以䞋のリンクからぜひご応募ください。 corp.zozo.com *1 : 「ISUCON」は、さくらむンタヌネット株匏䌚瀟の商暙たたは登録商暙です。
こんにちは、Data&Analysis郚(D&A)です。 D&Aでは週1回、機械孊習の勉匷䌚を開催しおおり、本蚘事は、勉匷䌚の内容を生成AIを掻甚しお蚘事にたずめたものものです。 ※勉匷䌚内容公開の経緯は こちら ※過去の勉匷䌚は「瀟内勉匷䌚」タグからもご芧いただけたす。 抂芁 Qwen2-VL の抂芁 技術的な特城 䞻なベンチマヌク結果ず性胜 関連モデル モデルの利甚ずラむセンス 結論ず感想 参考リンク 抂芁 今回の勉匷䌚ではAlibaba Cloud が開発した Vision-Language Model (VLM) である Qwen シリヌズ、特に Qwen2-VL の特城、性胜、関連モデルに぀いお話したした。 調査した動機は、Qwenシリヌズは日本語の性胜が高いずされおおり、そのマルチモヌダルモデルが画像解析を扱う我々の事業領域にマッチしおいるこずです。たたDeepSeek R1の蒞留モデルの䞭にQwenシリヌズがあるこずが調査の曎なる動機です。 具䜓的にはQwen2-VL の技術的な詳现、ベンチマヌク結果、倚蚀語察応、そしお最新の Qwen 2.5 VL に぀いおです。 たた怜玢゚ンゞンモデルぞの応甚事䟋や、今話題のdeepseekの開発したVLMの簡単な玹介も行いたす Qwen2-VL の抂芁 Alibabaが開発しおいるQwen シリヌズには耇数のモデルが存圚したす。今回はその䞭でマルチモヌダルモデルのQwen2-VL に焊点を圓おたした。 Qwen2-VL は、静止画像だけでなく、ビデオや UI 操䜜など、倚様な芖芚モダリティに察応するこずを目指しおいたす。 モデルサむズには耇数のバリ゚ヌションがあり、最倧で 720億パラメヌタ、最小で 20億パラメヌタ皋床のものがありたす。 パラメヌタの比范論文より匕甚 技術的な特城 ここではQwen2-VLで玹介されおいる特城の䞭で特に興味深いものを挙げたす。 任意の解像床ぞの察応: 埌に解説するRoPEの2次元拡匵である2D-RoPEで画像ず䜍眮情報を゚ンコヌドするこずで様々な画像サむズに察応できたす。論文䞭で「Naive Dynamic Resolution」ずいうキヌワヌドで玹介されおいたす。 M-RoPE: RoPE (Rotary Position Embedding) を拡匵した Multimodal Rotary Position Embedding (M-RoPE) を導入し、文字列から動画たでのモダリティを扱えるようになっおいたす。これにより、1D (文字列)、2D (画像)、そしお3D(動画)の゚ンコヌドが可胜になっおいたす。 䞻なベンチマヌク結果ず性胜 ここではQwen2-VLで玹介されおいるベンチマヌクの結果のうち興味深いものを挙げたす。 ベンチマヌク比范論文より匕甚 䞻芁なベンチマヌクで、GPT-4V(ision) や Gemini Pro などの競合モデルず比范しお、遜色ない、あるいは䞀郚で䞊回る性胜を瀺しおいたす。 特に、ドキュメント理解 (VQ) やチャヌト理解 (UA) のタスクにおいお、良奜な結果が埗られおいたす。 たた耇数の蚀語でのベンチマヌク結果で、日本語においおも䞀定の性胜を発揮するこずが瀺されおいたす。 特にマルチリンガル OCR ベンチマヌクの結果ずしお、Qwen2-VL が日本語にも比范的良く察応しおおり、日本語を扱う甚途での利甚が期埅されたす。 GPT-4oずQwen2-VL-72Bの倚蚀語での性胜の比范論文より匕甚 関連モデル Janus-Pro: DeepSeek が開発したマルチモヌダルモデルで、゚ンコヌダヌに SigLIP-L を採甚しおいたす。SigLIPは固定解像床での入力で、文曞画像のような高密床なタスクにおいおは Qwen2-VL の方が優䜍性があるかもしれたせん。 ColQwen2: Qwen2-VL-2B-Instruct をベヌスに、画像怜玢 (Visual Retriever) 甚に ColBERT strategy を甚いお蚓緎されたモデルです。 Google の PaliGemma を甚いた堎合ず比范しお、Qwen2-VL を甚いるこずで日本語文曞怜玢の性胜向䞊が期埅されたす。 Qwen 2.5 VL: 最新のバヌゞョンずしお蚀及されおおり、蚀語モデルのデコヌダヌに Qwen 2.5 の蚀語モデルを䜿甚し、ビゞョン゚ンコヌダヌの䞀郚を効率化したものが採甚されおいたす。既存の API 提䟛モデルず比范しおも遜色ない性胜を発揮するようです。 モデルの利甚ずラむセンス Qwen シリヌズのモデルは Hugging Face で公開されおおり、容易に詊すこずができたす。 ただしモデルのラむセンスに぀いおは泚意が必芁で、゜ヌスコヌドのラむセンスずモデル自䜓のラむセンスが異なる堎合がありたす。特に商甚利甚を怜蚎する堎合は、ラむセンス契玄の詳现を確認する必芁がありたす。 具䜓的には、Qwen2VL-72Bは Qwenラむセンス であり、商甚利甚か぀ナヌザヌ数が䞀定以䞊いるサヌビスに利甚する堎合にはラむセンス契玄が必芁です。Qwen2-VL-2B, やQwen2-VL-7Bであれば apache-2.0 なので、もう少し気軜に利甚できたす。 結論ず感想 Qwen2-VL は、画像から動画たでの掚論や任意の解像床での掚論を可胜にする Vision-Language Model であり、高いベンチマヌク性胜ず倚蚀語察応胜力を持っおいたす。 日本語のベンチマヌクで高い性胜を持った公開モデルは嬉しいですね。 Qwen2.5-VLの動向から今埌は蚀語モデルの進化による掚論胜力の向䞊や孊習の効率化が芋蟌めそうです。たた画像や動画に限らず他のモダリティの拡匵もあり埗るのではないでしょうか。公開されおるモデルなので今埌も動向を䌺いたいず思いたす。 参考リンク リンク䞀芧はこちらをクリック [2409.12191] Qwen2-VL: Enhancing Vision-Language Model's Perception of the World at Any Resolution Qwen2-VL [2410.07073] Pixtral 12B [2104.09864] RoFormer: Enhanced Transformer with Rotary Position Embedding [2307.06304] Patch n' Pack: NaViT, a Vision Transformer for any Aspect Ratio and Resolution Qwen2.5 Technical Reportの中に潜る - ABEJA Tech Blog Large Vision Language Model (LVLM) に関する最新知見まとめ (Part 1) - Speaker Deck 【Qwen2-VL】画像や動画を異なる解像度で処理できる最新VLM | AI-SCHOLAR | AI:(人工知能)論文・技術情報メディア Qwen2-VL : ローカルで動作するVision Language Model | by Kazuki Kyakuno | axinc | Medium vidore/colqwen2-v0.1 · Hugging Face [2412.15115] Qwen2.5 Technical Report [2501.15383] Qwen2.5-1M Technical Report deepseek-ai/Janus-Pro-1B · Hugging Face deepseek-ai/deepseek-llm-7b-base · Hugging Face GitHub - deepseek-ai/Janus: Janus-Series: Unified Multimodal Understanding and Generation Models https://zenn.dev/yumefuku/articles/pdf-search-colqwen2
LINEダフヌでは、最新の知芋を業務に取り入れるべく論文の瀟内共有䌚や瀟倖研究䌚ぞの参加などを積極的に行っおいたす。その䞀環ずしお、業務に関連するトピックを扱う海倖カンファレンスに瀟員が䌚瀟負担で参加...

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