エス・エム・エス の技術ブログ

「プロダクトコード探索&改修」入門

この記事は、「株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2023」7日目の記事です。 qiita.com Webサービスが長期間運営されると、成長に伴い複雑なプロダクトコードが蓄積されます。このような長寿サービスは多くの人が関わってきたということでもあり、様々な思いや依頼のもとにプロダクトコードが少しずつ変わってきています。そんな長いサービスに対して手を加えると

キャリア事業のデータエンジニアが運用する、データ分析基盤における「データカタログ」について

この記事は 株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2023 の6日目の記事です。 エス・エム・エス BPR推進部 カスタマーデータチームの橘と申します。 私は「ナース人材バンク」等のキャリア事業を中心に、社内のデータ活用の推進、データ基盤の開発運用を担当する、データエンジニアの役割を担っています。 今回は私の組織におけるデータエンジニアの役割を簡単にご紹

システム障害対応訓練をゲームライクにやってみた

こんにちは。介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」でエンジニアリングマネージャーを担当している橋口( @gusagi )です。 今回は、少し前にカイポケの訪問看護チームで行った「システム障害対応訓練」について紹介します。 なお、システム障害対応訓練に関しては、今回の記事だけでなく裏側を中心に紹介する記事を掲載予定です。 今回の記事ではやったことを

「プロダクトとしてのドキュメント」を目指してドキュメンテーションへの考え方をアンラーンする

この記事は、「株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2023」3日目の記事です。 qiita.com 介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」の開発をしている @koma_koma_d です。 私が所属しているチームは、介護事業所の業務のなかの一部の領域を扱う箇所の開発を担当しています。最近、このチームの置かれている状況に変化があり、それに伴って(他にも様々な変化が必要に

「株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2023」が始まります!

株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2023 エス・エム・エスで開発者をしている @koma_koma_d です。 今年もアドベントカレンダーの季節ですね、ということで、今年はエス・エム・エスでもアドベントカレンダーをやります! qiita.com 記事は、このブログ以外に、各メンバーの個人ブログ、Qiita、Zennなどの様々な媒体に投稿される予定です。公開された記事はXのアカウント

その新規登録、適切な設計になっていますか?

はじめに エス・エム・エスのヘルスケア事業部所属のエンジニアの今村と申します。この会社に転職してきて気がつけば10年以上となります。 その間に、新規登録の処理を何度も何度も設計してきました。設計とは言うものの、入力用の画面を用意しPOSTしたらその値をサーバーサイドで検証してDBに登録するという大枠の流れは同じです。しかし最近になって、それで本

なぜ学習することへ投資するのか

技術責任者の @sunaot です。エス・エム・エスのプロダクト組織では、カンファレンス参加や専門書籍による学習などを強く推奨して、金銭的・時間的な支援も広く行なっています。 取組み自体はとくに最近の Web の会社では珍しいものではありません。ただ、位置付けや考え方を表明しているのはやや珍しいらしく、入社してきた人やカジュアル面談の場などで説明する

プロダクトの特性や組織の状況を踏まえたQA組織の行動指針の言語化の取り組み

はじめまして。株式会社エス・エム・エスで介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」のQA組織の運営をしている星と申します。2020年1月に入社し、チーム活動やQA組織づくりを通じて体制強化を進めています。 本記事ではこれまで行ってきたQA組織強化に対しての状況アップデートと、それに付随して行動指針や大切にしていきたいものを言語化するまでの過程をま

【資料公開】「BtoB の顧客理解が捗るミニリサーチ」at Qiita Night~プロダクトマネジメント~

11月2日「Qiita Night~プロダクトマネジメント~ 」でLTを行いました 11月2日に開催された「Qiita Night~プロダクトマネジメント~ 」で、プロダクトマネージャーのキム ダソムが「BtoB の顧客理解が捗るミニリサーチ」のタイトルでLTを行いました! increments.connpass.com 資料「BtoB の顧客理解が捗るミニリサーチ」 こちらが当日使用した資料です。 speakerdeck.com 当日に発表を聴い

サービスの成長に伴う難易度の高い課題に堅実に向き合っていく

こんにちは、WEBエンジニアとして2023年7月に入社した髙田です。この記事では入社エントリとして私が転職先としてなぜエス・エム・エスを選んだかというのを通して、少しでもエス・エム・エスの魅力を伝えることができればと思っています。 私のこれまで 前職ではベンチャー企業で開発組織がほぼない状態のところからある程度の形になるまでを体験し、Ruby on Railsを

「マーケットに向き合う」エンジニアと経営陣がいたからこそ爆誕したデータプラットフォームチーム

2023年春、エス・エム・エスのプロダクト開発部にデータプラットフォームチームが立ち上がりました。データプラットフォームの構想から経営層の意思決定、チームづくりまでがスムーズに進行し、現在は技術選定を終え、実証の段階にまで駒を進めています。 ここまでスピード感をもって進めることができているのは、プロダクト開発部のバリューである「マーケット

ユーザー訪問のすゝめ: BtoB SaaS開発組織におけるユーザー理解のための取り組み

介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」のプロダクトマネージャーを担当している 田村 恵 です。 我々のようなBtoB SaaSでは、ユーザーや業務を深く理解することがサービスの価値を生み出す上で重要です。今回はどのようにユーザーからインプットを得ているのかを紹介します。 今回紹介する活動 私たちは、ユーザー業務に対する理解を深めるために、ユーザー
SaaS, CS

ビジネスアーキテクト × Salesforce:改善だけで終わらない、戦略推進と戦術実行を追求する

初めまして。 エス・エム・エスのBPR推進部EA推進グループの西田です。私の簡単な自己紹介からさせていただきます。大学卒業後、2017年4月に人材紹介会社に入社し、求職者集客のマーケティング業務を行いました。その後、2018年3月にエス・エム・エスにカイポケのインサイドセールスとしてジョインし、インサイドセールスの小チームリーダー、営業組織全体の営業企

【資料公開】日本OR学会 2023年秋季研究発表会での発表資料を公開します

こんにちは、Analytics&Innovation推進部の小貝( @oddgai )です。 先日 ブログでも告知していた ように、9月14日(木)~15日(金)に開催された 日本オペレーションズ・リサーチ学会 2023年秋季研究発表会 にて登壇予定だったのですが、体調不良により残念ながら参加できなかったため、発表に使う予定だったスライドを公開いたします。 弊社のOR分野における取り組みを知って

MacでLimaを使ってDockerを動かしてみた

カイポケの SRE 担当の有賀です。 社内では Mac で Docker Desktop を使うのが標準的になっている中、 Docker Desktop 以外の選択肢も試してみようと思い、 Docker Desktop や、社内で使っている人のいた Rancher Desktop を調べはじめました。その仕組みを調べている中で Rancher Desktop が採用している Lima がGUIを利用しない用途だと必要十分と感じたため、 Lima を使うことにしました。 Macを