衝動買いの思考プロセスって、サービスの運用フローと似てない?☆インフラ女子の日常 vol.8
衝動買いの思考プロセスと、サービスの運用フローを比べてみた
こんにちは、なつよです。
皆さんは、衝動買いすることはありますか?
私は、運用に携わるようになってから、ほとんどしなくなりました。
漫画のシーンは、実際に私が体験した話です。
ホームセンターで芝生のようなデザインのラグを探していたところ、理想に近いラグを見つけて衝動買いしそうになりました。しかし、洗濯表示を確認すると自宅の洗濯機で洗えないものだったので、「これから使っていくことを考えると洗濯機で洗えるものがいいなぁ」と思い購入しませんでした。
この時の購入をやめるまでの思考プロセスが、会社でサービスの運用について考えている時と同じで、自分でおかしくなってしまいました。
サービスの運用に携わっていると、普段の業務の良いところも悪いところも見えてきます。
仕事に慣れて余裕が出てくると、「この業務はクラウドサービスを利用すればもっと工数を減らせるのではないか?」などと考えるようになりました。
実際にとある業務について、自社サーバからクラウドサービスへの移行を上司に提案し、GOサインをもらったことがあります。提案から運用に入るまで、以下ようなのプロセスを経験しました。
1. 移行前の問題点を明確にする
私が経験した案件では、CUIでサーバを直接操作する手順があったため、サーバの操作に慣れた人しかできない問題がありました。
2. 移行後のメリット・デメリットを明確にする
私が経験した案件では、webから操作できるクラウドサービスに移行することで、業務手順が簡単になり作業できる人が増えるというメリットがありました。一方で、今までその業務内容を知らなかった人に作業に参加してもらうことになるため、受け入れてもらえるかどうかというデメリットがありました。
3. 移行までのプランを上司に提案し承認してもらう
4. 移行後の運用手順について整理する
5. 関係個所への連絡
6. 運用開始
7. 運用開始後、問い合わせを受け付ける
今までその業務内容を知らなかった人に作業を任せることになったため、アフターフォローを念入りに行いました。
このような経験から、新しいサービスや商品を取り入れるときは、運用のことを考えるくせがつきました。ラグを購入する時は、2番の段階で「ラグが理想のものに近い」というメリットがありましたが、4番の運用手順を考える段階で「自宅の洗濯機で洗濯できないためにクリーニング店に出す工数とコストが増える」ということに気づいてしまい、脳内会議で運用班と経営層から購入を否決されてしまいました。
ただ、あまり考えすぎると新しいものを取り入れることが億劫になってしまうので、たまには衝動買いするのも大事かもしれません。
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<著者プロフィール>
なつよさん☆インフラガール@infragirl755
ISPのサーバのお守りをしているインフラガールエンジニア。
#インフラ女子の日常 を描いてます。
Blog: http://infragirl.hatenablog.jp/