株式会社LIFULL の技術ブログ

TBT(Total Blocking Time)の劣化を調査した話

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事はフロントエンドのパフォーマンス調査の記録を記事にしたものです。 弊社は自社プロダクトのパフォーマンス劣化を検知するために WebPageTest を導入し、数時間に一度自動計測をするようにしています。 そこでとある日から TBT (Total Blocking Time) が劣化しているようなので原因を調査してほしいという依頼が来ました。 現象

2024年10月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年10月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 LIFULL HOME'S iOSアプリのお気に入り画面のアクセシビリティ対応 アクション操作物件にチェックを入れる例 育成・

データ分析コンペ「第1回 国土交通省 地理空間情報データチャレンジ」への協賛の取り組み

グループデータ本部データサイエンスグループの嶋村です。 LIFULLは、2024年10月15日(火)から開催される 国土交通省初となるデータコンペ 「 第1回 国土交通省 地理空間情報データチャレンジ ~国土数値情報編~ 」に対して 協賛 をしており、LIFULLの主力サービスの一つである LIFULL HOME’Sのデータセットを提供 しています。今回、その取り組みを紹介したいと思い記事

2024年9月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年9月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 売買物件登録画面の各コントロール・グループへの名前設定 育成・啓発の取り組み LIFULL Creative School WCAG輪読会 ア

LIFULL HOME'S の UI 構築を手助けするコンポーネントカタログを作った話

プロダクトエンジニアリング部の海老澤です。 普段は LIFULL HOME'S の 賃貸領域 のフロントエンド開発をしています。 今回はLIFULL HOME'S の UI 構築を手助けするコンポーネントカタログ(以下「カタログ」)を作った取り組みについて紹介します。 最初にお断りしておくと、この「カタログ」はいわゆる 「デザインガイドライン」「デザインシステム」のことではありませ

CRMチームの技術負債解消活動の変遷

こんにちは! LIFULLエンジニアの吉永です。 普段はLIFULL HOME'SのtoC向けCRMチームにてエンジニアリングマネジャーをやっています。 本日は私がCRMチームにジョインしてからの4年間で行ってきたチームとしての技術負債解消活動について紹介します。 技術負債解消活動の変遷、技術負債解消と新規開発がどのようなバランスで進められてきたのか、現状はどうなっているか

UIアイコンの管理と実装をラクチンにする社内ツールとCDN

フロントエンドエンジニアの嶌田です。 アイコンは、UIデザインにおいて欠かせないパーツです。弊社が提供する不動産情報サイトであるLIFULL HOME'Sでも、多数のアイコンが使われています。 ウェブページにアイコンを埋め込む手段は無数にあります。あなたはいくつ言えますか? それぞれのメリットとデメリットについて説明できるでしょうか? この記事では、LIFULL H

2024年8月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年8月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 賃貸物件登録画面の各コントロール・グループへの名前設定 取扱物件一覧ページの詳細条件設定ダイアログ内の

Apple Vision Proの日本発売日に合わせてアプリをリリースした話

こんにちは。プロダクトエンジニアリング部でAndroidのネイティブアプリエンジニアをしている久野です。 今回はイマーシブモデルルームというApple Vision Pro向けのアプリを日本発売日に合わせてリリースした話をします。 なぜAndroidのネイティブアプリエンジニアの私がApple Vision Proの開発を担当したかというと、元々学生の頃からインターンや趣味でVRコンテンツ作成に携

小さい経路最適化ミドルウェアを実装してあらゆるAZ間通信を削減する

KEELチーム の相原です。 前回のエントリは「LLMを利用したPlatform Engineering」でした。 www.lifull.blog 今回は、小さい経路最適化ミドルウェアを実装してAZ間通信を削減した話を書きたいと思います。 背景 我々KEELチームはKubernetsベースの内製PaaSであるKEELを開発しており、LIFULLのほとんどのサービスがこのKEEL上で動いています。 www.lifull.blog そして、KEELは巨大なマルチテナン

LLMを利用したPlatform Engineering

KEELチーム の相原です。 これまでKEELチームではKubernetesベースの内製PaaSであるKEELを開発・運用しながら、合間で社内で汎用AI(仮)と呼ぶAutoGPT実装 keelai を開発してきました。 www.lifull.blog 我々はあくまでプラットフォーマーであり、目指すところはLLMを利用したPlatform Engineeringです。 いくつかの取り組みが実を結んできたのでここで紹介したいと思います。 APIの提供 GitHub A

社内A/Bテスト標準化に向けたA/Bテスト管理基盤プロトタイプの開発

エンジニアの小林と申します。 LIFULL HOME'S の横断領域の開発を担当しています。 私たちの開発しているLIFULL HOME'Sでは、A/Bテストの実施によって市場学習(≒PDCA)の回数を増やし、より良いプロダクトを作り上げることを目的として、日々多くのA/Bテストが実施されています。 しかしながら、いくつかの問題があります。 今回はLIFULL HOME'SにおけるA/Bテストの成熟度と課

学会イベント「人工知能学会全国大会(JSAI 2024)」参加報告

こんにちは、グループデータ本部データサイエンスグループの清田です。 5月28日から31日にかけて静岡県浜松市にて開催された 人工知能学会全国大会(JSAI 2024) に参加してきました。 LIFULLでは、今年もシルバースポンサーとして協賛しております。 今年は、学会理事および副実行委員長として運営にも関わっていましたので、舞台裏の部分も少しお伝えします! なお、

2024年7月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年7月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 ログイン画面の入力フォームの名前設定 物件登録画面のステップ情報のスクリーンリーダー対応 売買物件登録画

LIFULL AI Hub 100ミニッツ #2 開催報告とお知らせ

グループデータ本部データサイエンスグループの嶋村です。 データサイエンスグループが主催でデータサイエンス系の自社イベント『 LIFULL AI Hub 100 ミニッツ #2 「ファクトブック」 』を開催しました。第1回目の『 LIFULL AI Hub 100ミニッツ #1 「LLM(大規模言語モデル)の研究開発」 』に引き続き、オフライン・オンラインともに盛況となり、今回も講演を聴講していて学