株式会社LIFULL の技術ブログ

2024年8月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年8月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 賃貸物件登録画面の各コントロール・グループへの名前設定 取扱物件一覧ページの詳細条件設定ダイアログ内の

Apple Vision Proの日本発売日に合わせてアプリをリリースした話

こんにちは。プロダクトエンジニアリング部でAndroidのネイティブアプリエンジニアをしている久野です。 今回はイマーシブモデルルームというApple Vision Pro向けのアプリを日本発売日に合わせてリリースした話をします。 なぜAndroidのネイティブアプリエンジニアの私がApple Vision Proの開発を担当したかというと、元々学生の頃からインターンや趣味でVRコンテンツ作成に携

小さい経路最適化ミドルウェアを実装してあらゆるAZ間通信を削減する

KEELチーム の相原です。 前回のエントリは「LLMを利用したPlatform Engineering」でした。 www.lifull.blog 今回は、小さい経路最適化ミドルウェアを実装してAZ間通信を削減した話を書きたいと思います。 背景 我々KEELチームはKubernetsベースの内製PaaSであるKEELを開発しており、LIFULLのほとんどのサービスがこのKEEL上で動いています。 www.lifull.blog そして、KEELは巨大なマルチテナン

LLMを利用したPlatform Engineering

KEELチーム の相原です。 これまでKEELチームではKubernetesベースの内製PaaSであるKEELを開発・運用しながら、合間で社内で汎用AI(仮)と呼ぶAutoGPT実装 keelai を開発してきました。 www.lifull.blog 我々はあくまでプラットフォーマーであり、目指すところはLLMを利用したPlatform Engineeringです。 いくつかの取り組みが実を結んできたのでここで紹介したいと思います。 APIの提供 GitHub A

社内A/Bテスト標準化に向けたA/Bテスト管理基盤プロトタイプの開発

エンジニアの小林と申します。 LIFULL HOME'S の横断領域の開発を担当しています。 私たちの開発しているLIFULL HOME'Sでは、A/Bテストの実施によって市場学習(≒PDCA)の回数を増やし、より良いプロダクトを作り上げることを目的として、日々多くのA/Bテストが実施されています。 しかしながら、いくつかの問題があります。 今回はLIFULL HOME'SにおけるA/Bテストの成熟度と課

学会イベント「人工知能学会全国大会(JSAI 2024)」参加報告

こんにちは、グループデータ本部データサイエンスグループの清田です。 5月28日から31日にかけて静岡県浜松市にて開催された 人工知能学会全国大会(JSAI 2024) に参加してきました。 LIFULLでは、今年もシルバースポンサーとして協賛しております。 今年は、学会理事および副実行委員長として運営にも関わっていましたので、舞台裏の部分も少しお伝えします! なお、

2024年7月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年7月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 ログイン画面の入力フォームの名前設定 物件登録画面のステップ情報のスクリーンリーダー対応 売買物件登録画

LIFULL AI Hub 100ミニッツ #2 開催報告とお知らせ

グループデータ本部データサイエンスグループの嶋村です。 データサイエンスグループが主催でデータサイエンス系の自社イベント『 LIFULL AI Hub 100 ミニッツ #2 「ファクトブック」 』を開催しました。第1回目の『 LIFULL AI Hub 100ミニッツ #1 「LLM(大規模言語モデル)の研究開発」 』に引き続き、オフライン・オンラインともに盛況となり、今回も講演を聴講していて学

2024年4〜6月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2024年4月〜6月のLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されています。 目次 目次 サービス改善 取扱物件検索の検索方法選択タブのボタン化 物件登録画面(賃貸のみ)のタブのボタン化とテーブル文脈の破

E2Eテストをシフトレフトしてdevelopブランチでの自動テスト実行時間を80%短縮した話

QAの山下です。 QAグループという名前で横断組織として手動&自動テストやツール開発、プロセス改善など仕組みづくりに取り組んでいます。 今回は LIFULL HOME'S の開発で実行されているE2Eテスト(リグレッションテスト)をシフトレフトし、実行時間を80%短縮した話を紹介します。 ざっくり何をやったのか 大規模なリポジトリでのdevelopマージ後のE2Eテストの9割をPR上

不動産広告画像を定量的に評価する取り組み

グループデータ本部データサイエンスグループの嶋村です。 グループデータ本部は、 LIFULLグループで生まれる新たなデータを安全かつ効果的に活用 できるようにし、 事業の変化と持続的な成長を促進 することを目指している組織です。その中で、データサイエンスグループは研究開発組織として、「 活用価値のあるデータを創出 」し、「 データを活用した新たな機能

LLM開拓者が集う会! 「第89回 Machine Learning 15minutes! Hybrid」開催報告

データサイエンスグループの島です。 普段は機械学習システムバックエンドの開発や運用を行っております。 2024年5月25日に半蔵門の本社2Fにて機械学習(AI・人工知能)に関するライトニングトーク(LT)会が開かれました。 素晴らしいLT会でしたので、内容をいくつかシェアさせてください。 第89回 Machine Learning 15minutes! Hybrid - connpass 「Machine Learning 15minutes!」というコ

テスト仕様書の共通テンプレートをつくった話を膨らませてみた

こんにちは。クオリティアーキテクトグループでQAエンジニアをしている星野です。 元々はQAグループという名前で横断組織として社内のテストプロジェクト支援などを嗜んでいましたが、 組織が統合・再編成され、より自動テストやツール開発、プロセス改善などエンジニアリングに寄った仕組みづくりに取り組んでいます。   3行まとめ 共通のフォーマットを開発し

学会イベント「DEIM 2024」参加報告

こんにちは、グループデータ本部データサイエンスグループの清田です。 昨年のDEIM 2023 に引き続き、「 第16回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(通称DEIM 2024) 」に参加・登壇してきましたので、その様子を報告いたします。 ※昨年の様子はこちら www.lifull.blog 昨年に引き続いての「直列ハイブリッド」開催 コロナ禍の影響が徐々に薄れ、対面形式での

RESEARCH Conference 2024に登壇しました

こんにちは。フロントエンドエンジニアの根本です。 LIFULL HOME'Sのプロダクト開発と、スポーツ関連の新規事業開発に携わっています。 2024年5月18日に開催された「RESEARCH Conference」というリサーチをテーマにしたイベントに登壇いたしました。この記事ではそのイベントや登壇内容についてご紹介します。 RESEARCH Conferenceとは? researchconf.jp RESEARCH Conferenceは、リサーチをテ