株式会社LIFULL の技術ブログ

2023年10月〜2024年1月 LIFULLのアクセシビリティへの取り組み

こんにちは、エンジニアの中島です。 この記事は2023年10月から翌年1月までのLIFULL社でのアクセシビリティ改善およびやっていき活動の報告です。 この活動報告は月次で出すかもしれないし出さないかもしれないくらいの温度感で運用されていく予定です。 目次 目次 サービス改善 トップページのエリア選択UIのフォーカス管理 地域・路線から探す検索フロー中にあるエ

LIFULL HOME'Sのページ性能を維持するための仕組みづくりについて

テクノロジー本部の布川です。 私の所属するチームではこれまで、ユーザ体験向上のためにLIFULL HOME'Sの高速化に取り組んできました。 本記事では、上記プロジェクトの一環として実施した、一度チューニングを行ったページの性能を将来に渡って維持するための仕組みづくりについて紹介したいと思います。 背景と目的 性能改善後の再劣化の検知 本プロジェクトにお

「IDRユーザフォーラム2023」参加報告

こんにちは、グループデータ本部データサイエンスグループの清田です。 LIFULLでは、不動産や住まい探しに関する研究の活性化や、AI・情報学分野での人材育成への貢献を目的として、学術研究者向けに LIFULL HOME’Sデータセット を2015年から提供しています。 日本における情報学の中核研究機関である 国立情報学研究所(NII) が運営する 情報学研究データリポジトリ(I

年末の大掃除として行う開発ドキュメントの「断捨離」

エンジニアの松尾です。LIFULL HOME'S の売買領域でエンジニアのマネジメントを担当しています。 チーム開発やプロダクトの運用をしていくにあたって開発ドキュメントは重要です。LIFULLにおいても日々作成やメンテナンスをしていますが、運用にあたって問題もあります。今回はこれらを少しだけでも改善すべく、「断捨離」に取り組んだ話を紹介します。 ドキュメント

GitHubトークン管理におけるセキュリティと利便性の向上

本記事は LIFULL Advent Calendar 2023 の17日目の記事です。 qiita.com 事業基盤のチームのマネジメントを担当している磯野です。 自他共に認めるGitHubおじさんとして社内では活動しています。 私たちのチームは開発生産性をより高めるため、開発エコシステムの改善に取り組んでおり、特にGitHubを中心とした生産性向上に注力しています。 今回はその取り組みの一環として、GitHu

Kubernetesクラスタの可観測性の隙間を埋めるeBPF

KEELチーム の相原です。 今回はeBPFを利用してKubernetesクラスタの可観測性の隙間を埋めている話です。 前回のエントリではLLMにうつつを抜かしていたので本業(?)の話をしようと思います。 www.lifull.blog LIFULLの可観測性の現在地 eBPFとは 可観測性の隙間 NAT Loopback eBPFを実行するには BPF CO-RE libbpf-rsを利用したNAT Loopbackの検知 1. (ユーザ空間) コマンドライン引数として受け取っ

社内向けAI botの運用で学んだ技術コミュニケーションのコツ

プロダクトエンジニアリング部の二宮です。 私は 有料集客のデータを扱う部署の仕事 をしながら、サイドプロジェクトとしてKEELチームとともに keelaiという社内のAIチャットボット の開発にも関わっています。keelaiについての詳細は相原がこちらの記事で解説しています。 www.lifull.blog keelaiはSlack上で動くAIチャットボットを含んだ "汎用AI(仮)" 技術スタックで、LIFULLグル

OpenAI Assistants APIを使わずに無限にスケールする汎用AI(仮)を開発した

KEELチーム の相原です。 前回のエントリ で我々KEELチームはKubernetesベースの内製PaaSであるKEELを開発・運用する傍ら、LLMという新たなパラダイムの台頭にあわせてベクトルデータベースの提供や周辺ソフトウェアを社内向けに開発していることを紹介しました。 www.lifull.blog あれから数ヶ月が経ち、現在私達はLIFULLのグループ会社全体に向けて汎用AI(仮)を提供しています。

ポストモーテム会を行って障害対応の改善を図った話

プロダクトエンジニアリング部の吉田と申します。 普段はRubyやTypeScriptといった言語を使ったサーバサイドエンジニアをしています。 今回、サイトの閲覧障害をきっかけに行ったポストモーテム会が個人的にとても有意義だと感じたので紹介させてください。 障害分析レポートの紹介 弊社では障害が起きた場合、障害分析レポートを書くという決まりがあります。 この

LIFULL HOME'Sのサイト速度を監視できるようにした話

エンジニアの寺井です。本記事では LIFULL HOME'S でのサイト高速化への取り組みについて紹介します。 今回の内容は高速化施策の一環で、サイト速度を計測して監視できるようにした話です。 LIFULL HOME'Sのサイト内の各URLのサイト速度を一覧で見られるようにして、遅い箇所の特定や改善に活用できるようにしました。この取り組みについてお話します。 はじめに ~なぜサ

売却査定サービスにおけるアクセシビリティ対応の取り組み

プロダクトエンジニアリング部の千葉です。 LIFULL HOME'S不動産査定 と ホームズマンション売却 の開発に携わっています。 この記事では、売却査定サービスにおけるアクセシビリティ対応の取り組みについて紹介していきます。 マンション査定シミュレーション input要素 コンボボックス 所在地選択ダイアログ キーボードフォーカス リストボックス 最後に マンション査

バージョンアップの取り組みとSolr v9.2.1へのバージョンアップの紹介

検索エンジンチームの加藤宏脩です。 今回は、LIFULLの検索エンジンであるSolrのバージョンアップについて紹介します。 Solrを含むミドルウェアの最新バージョンへのアップデートには多くの工夫と努力が必要です。 この記事では、私たちがLIFULL HOME`Sを支える物件検索エンジンのバージョンアップにどのように取り組んでいるのか、またv9.2.1へのバージョンアップ対応の

新規事業開発におけるUXリサーチの実践

こんにちは。フロントエンドエンジニアの根本です。 LIFULL HOME'Sのプロダクト開発と、スポーツ関連の新規事業開発に携わっています。 ちょうど1年前のブログ( UXエンジニアとは?新規事業での取り組み - LIFULL Creators Blog )では、UXエンジニアという職種と新規事業開発でどのような取り組みを実践して

今年はフルスタックなイベントに! iOSDC Japan 2023参加レポ

こんにちは!LIFULL HOME’S iOSアプリエンジニアの山川・佐藤です。 今回は、2023年の9月1日(金) 〜 9月3日(日)の3日間で開催された、iOSに関連した技術をコアテーマにしたテックカンファレンス「iOSDC Japan 2023」に参加してきました。この記事では、3日間で行われたセッションの中から我々の印象に残ったセッションやイベントの様子について振り返ります。 iOSDC Japan 2023につ

ベトナムの開発拠点とオンライン交流会(雑談会)を開催しました

プロダクトエンジニアリング部の二宮です。 私たちは「 強い個人・最高のチームになることで、価値創造を加速させ続ける 」というビジョンを掲げ、LIFULLのサービスをプロダクト開発でリードできる強い組織を目指しています。そして「最高のチーム」を目指すための取り組みをいくつか行なっています。 その活動の一環として、ベトナムの開発拠点の LFTV(LIFULL Tech Viet