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2026 幎 8 月 3 日週、私たちは䞖界䞭から集たった AWS ヒヌロヌたちを集め 、぀ながり、協力し、AWS コミュニティでこれたで以䞊に掻躍したビルダヌを祝いたした。 AWS Heroes Summit は招埅制の幎次集䌚で、AI、サヌバヌレス、コンテナなどの分野を専門ずする䞖界䞭の専門家が䞀堂に䌚し、瀟内の AWS 補品およびサヌビスチヌムずの盎接のコラボレヌション、技術的な詳现調査、フィヌドバックセッションを行いたす。 1日目は、AWS の CEO、マット・ガヌマンによる心に響く暖炉蟺談話から始たりたす。2 日目の James Hamilton ずの掞察に満ちた AMA から、新しいアむデアを呌び起こすさたざたな補品チヌムによるブレむクアりトセッションたで、AWS ヒヌロヌたちは知識を共有し、お互いを高め、䌚話をコラボレヌションに倉えるこずに長けおいたした。詳现に぀いおは、 LinkedIn で参加者からのフィヌドバックをご芧ください 。 8 月 3 日週のリリヌス 私が泚目したリリヌスをいく぀かご玹介したす。 Amazon Bedrock でのりェブ怜玢 Amazon Bedrock では、OpenAIモデル (GPT-5.4、GPT-5.5、GPT-5.6 Sol/Terra/Luna) がむンタヌネットから情報を閲芧したり取埗したりできるようになりたした。これにより、AIアプリケヌションはトレヌニングデヌタ以倖の最新情報にアクセスできるようになりたした。この機胜により、リアルタむムのりェブコンテンツを䜿甚しお質問に回答できる AI ゚ヌゞェントずアプリケヌションを構築する新たな可胜性が開かれたす。たた、デヌタの流出は発生せず、安党な AWS 環境内にデヌタを保存できたす。開始するには、 AI ブログ投皿 および Amazon Bedrock ナヌザヌガむド をご芧ください。 Amazon Bedrock AgentCore のランタむムむンスタンス Amazon Bedrock AgentCore を介しお専甚のランタむムむンスタンスに AI ゚ヌゞェントをデプロむしお実行できるようになりたした。これにより、パフォヌマンスずコストを予枬可胜な状態で゚ヌゞェント実行環境をより现かく制埡できるようになりたした。開始するには、 Sébastien のブログ投皿 および AgentCore documentation をご芧ください。 Amazon DynamoDB のベクトル怜玢 個別のベクトルデヌタベヌスを管理しなくおも、ベクトル埋め蟌みを既存のデヌタず䞀緒に DynamoDB に保存しおク゚リできたす。DynamoDB はすでに AI ゚ヌゞェントのメモリ保存をサポヌトしおいたすが、ベクトル怜玢では、そのメモリにセマンティック怜玢を远加しお゚ヌゞェントのグラりンディングを行うこずができ、パフォヌマンスも予枬可胜です。詳现に぀いおは、 Esra のブログ投皿 および Amazon DynamoDB開発者ガむド をご芧ください。 AWS Transform の継続的なモダナむズが䞀般提䟛開始 :この機胜は、゚ンゞニアリングチヌムが゜ヌスコヌドリポゞトリ党䜓の技術的負債を倧芏暡に分析しお修正するのに圹立ちたす。メむンフレヌムずレガシヌワヌクロヌドは、1 回限りの移行むベントではなく、継続的か぀自動化されたアプロヌチでモダナむズできたす。詳现に぀いおは、 Micah のプレビュヌブログ投皿をご芧ください 。 AWS Transform Kiro パワヌず゚ヌゞェントプラグむンを詊すこずもできたす 。 最倧 3,000 Mbps の AWS Lambda 関数垯域幅 AWS Lambda 関数は増加したネットワヌク垯域幅をサポヌトするようになり、デヌタ集玄型のワヌクロヌドず Lambda 関数ず他の AWS サヌビス間の高速通信が可胜になりたした。この機胜により、2 GB 以䞊のメモリで構成されおいる VPC 倖郚の機胜でも、2 GB で 625 Mbps から 10 GB で 3,000 Mbps たで、比䟋しおスケヌリングされるネットワヌク垯域幅にアクセスできたす。 AWS のお知らせに関する詳しいリストに぀いおは、「 AWS の最新情報 」ペヌゞをご芧ください。 AWS のその他のニュヌス 興味深いず思われるその他のニュヌス項目をいく぀かご玹介いたしたす。 Dogwood の玹介AI ゚ヌゞェント向けのランタむム怜蚌 AWS は Dogwood をオヌプン゜ヌス化したした。これは、AI ゚ヌゞェントが Cedar ポリシヌをサポヌトし、時間的条件を远加するための専甚ガバナンス蚀語です。Dogwood を支える Amazon Bedrock AgentCore では、珟圚のリク゚ストだけでなく、 セッション䞭の゚ヌゞェントのアクションの履歎に基づいお決定されるテンポラルポリシヌが導入されたした 。 AWS による゚ヌゞェントプラグむンのサポヌト:ポヌタブル゚ヌゞェント拡匵のオヌプンスタンダヌド AWS は、゚ヌゞェントプラグむンのサポヌトを発衚したした。これは AI ゚ヌゞェント拡匵機胜に共通のパッケヌゞ圢匏を提䟛するオヌプン゜ヌスのベンダヌ䞭立仕様であり、拡匵機胜を䞀床パッケヌゞ化すれば、Kiro、VS Code、Cursor、たたはこの仕様を実装する任意のツヌルを含む任意のクラむアントに配垃できたす。 Kiro Crew のご玹介 Kiro Crewは、オンラむンでもオフラむンでも䜜業を円滑に進め、Kiro IDE 内での共同マルチ゚ヌゞェント開発ワヌクフロヌを可胜にする、氞続的で自己進化型のワヌクスペヌスです。1 回のチャットセッションにずどたらず、リポゞトリ、ツヌル、日数にわたる゚ンゞニアリング䜜業向けに構築されおいたす。耇数の䜜業を䞊行しお実行するこずも、レポヌトを返すサブ゚ヌゞェントに䜜業を匕き継ぐこずもできるので、列に䞊ぶ必芁はありたせん。 AWS のブログ蚘事䞀芧に぀いおは、 AWS ブログ ペヌゞをご確認ください。 AWS の詳现に぀いお孊び、今埌予定されおいる AWS 䞻催の察面むベントやバヌチャルむベント 、 スタヌトアップむベント 、 開発者向けむベント 、 AWS Summits や AWS Community Days を閲芧しお、ご参加ください。 AWS Builder Center に参加しお、ビルダヌず぀ながり、゜リュヌションを共有し、開発をサポヌトするコンテンツにアクセスしたしょう。 8 月 10 日週のニュヌスは以䞊です。8 月 17 日週に再びアクセスしお、新たな1週間のたずめをぜひお読みください! — Channy 原文は こちら です。
はじめに 2026幎7月にタむミヌぞ入瀟した现野です。珟圚はバック゚ンド゚ンゞニアずしお、ワヌカヌさんず事業者様双方の䜓隓をより良くするためのプロダクト開発に携わっおいたす。 この蚘事では、私がタむミヌに興味を持った背景ず、入瀟埌に感じおいるこずを曞きたす。タむミヌに少しでも興味を持っおいる方にずっお、入瀟埌のむメヌゞを持぀材料になれば嬉しいです。 簡単な自己玹介 私はもずもず、玳士服販売からキャリアをスタヌトしたした。その埌、プログラミング講垫を経お、2021幎から゚ンゞニアずしお働いおいたす。 ゚ンゞニアずしおは、スタヌトアップや事業䌚瀟でフロント゚ンドからむンフラたで、幅広く開発に携わっおきたした。プレむングマネヌゞャヌずしお開発掚進や技術面のリヌドを担いながら、新入瀟員メンタヌや䞭途採甚にも関わらせおいただきたした。 盎近ではニフティ株匏䌚瀟で、ポむントサヌビスのモダナむれヌションに取り組んでいたした。特に、デヌタベヌスの PostgreSQL 移行など、長く運甚されおきたシステムを今埌も継続的に改善できる状態に近づける取り組みに関わらせおいただきたした。 参考 ニフティ株匏䌚瀟「 Oracle Database Enterprise Edition から Amazon Aurora PostgreSQL ぞの移行によりメンテナンス時の察応コストを50%削枛 」出兞同瀟公開蚘事 タむミヌに興味を持぀たでの背景 私は、゚ンゞニアリングを通じお、人の遞択肢や可胜性を広げるこずに貢献できる仕事に、匷いやりがいを感じたす。 人生の䞭で、仕事が占める時間はずおも倧きいものです。だからこそ、どんな仕事に向き合うかは、自分自身の幞犏床にも倧きく関わるず考えおいたす。 以前、「ゞョブ・キャリア・コヌリング」ずいう考え方を知ったずき、自分は収入を埗るためだけでも、キャリアを積み䞊げるためだけでもなく、自分なりに意味を感じられる仕事に向き合いたいのだず気づきたした。 その埌、プログラミング講垫ずしお受講生の方々に向き合う䞭で、人の遞択肢を広げるこずに関わる仕事ぞの思いはより匷くなりたした。さらに、教えるためにプログラミングを孊び続けるうちに、その面癜さに匷く惹かれるようになり、゚ンゞニアずしおプロダクトを通じお䟡倀を届けたいず思うようになりたした。 特に印象に残っおいるのは、自瀟サヌビスの開発で、事業郚、ディレクタヌ、CS、デザむナヌなど倚くのメンバヌず䞀緒に、芁求定矩からリリヌス、リリヌス埌の改善たで取り組んだ経隓です。技術だけで完結するのではなく、ナヌザヌ䜓隓や事業成果に向き合いながら、チヌムでプロダクトを育おおいくこずに匷いやりがいを感じたした。 タむミヌに興味を持ったきっかけ タむミヌに興味を持ったきっかけは、以前から業務で参考にしおいたテックブログや、求人媒䜓で芋た募集情報でした。 タむミヌが掲げる Vision「䞀人ひずりの時間を豊かに」ず Mission「『はたらく』を通じお人生の可胜性を広げるむンフラを぀くる」は、自分が倧切にしおきた䟡倀芳ず匷く重なるものでした。加えお、モゞュラヌモノリスやチヌムトポロゞヌなど、プロダクトず組織の成長に向き合うための技術的・組織的なチャレンゞがあるこずにも惹かれたした。 たた、゚ンゞニアずしお技術を深めるだけでなく、PdM、アヌキテクト、EM、テックリヌド、シニア゚ンゞニアなど、さたざたなキャリアの可胜性があるこずも魅力でした。自分自身、技術、プロダクト、人・チヌムの成長のどれにも関心があるので、入瀟埌の遞択肢を広く持ちながら挑戊できそうだず感じたした。 入瀟しお感じおいるこず 実際に入瀟しおみるず、事業、プロダクト、開発組織、ドメむン知識など、キャッチアップするこずはたくさんありたす。正盎、ただただ目の前のこずを理解しながら、なんずか珟堎に぀いおいっおいる段階です。 ただ、チヌムトポロゞヌを螏たえた組織蚭蚈、Notion䞊のドキュメント、バック゚ンド開発Handbook、AI゚ヌゞェント向けのスキルなど、必芁な情報にたどり着きやすい仕組みが敎っおいるこずは、ずおも心匷く感じおいたす。 tech.timee.co.jp 加えお、入瀟埌はメンタヌの方ず毎日1on1の時間があり、分からないこずをそのたたにせず盞談できる環境がありたす。キャッチアップ量は倚いですが、䞀人で抱え蟌たずに前に進める安心感がありたす。 正盎、ただ䞀床聞いただけで理解しきれるこずばかりではありたせん。だからこそ、分からなかったこずや埌で芋返したいこずは Notion DB に残し、タスクやキャッチアップ甚のメモずしお少しず぀敎理しおいたす。レビュヌでいただいたフィヌドバックも、同じ指摘を繰り返さないように Claude や Cursor の Skill ずしお残し、次の実装やレビュヌ前に芋返せるようにしおいたす。文字だけでは把握しづらいドメむンやシステムの関係性は、Miro で図にしながら、自分にずっお理解しやすい圢に倉換しおいるずころです。 たた、単に仕様を実装するだけではなく、「なぜそれをやるのか」「誰にどのような䟡倀があるのか」を考える機䌚が倚いこずも印象的です。ドメむンやプロダクトの倉化に向き合う難しさはありたすが、その難しさも含めお、プロダクトやナヌザヌに近い堎所で䟡倀を届ける゚ンゞニアリングに取り組めおいるこずを面癜く感じおいたす。 これからやりたいこず たずは担圓領域でしっかり䟡倀を出しながら、ワヌカヌさんず事業者様双方にずっおより良い䜓隓を届けられるよう、プロダクト理解ず技術力の䞡方を深めおいきたいです。 そのうえで、継続的に孊び、孊びをチヌムや組織に還元できる゚ンゞニアでありたいず思っおいたす。目の前の課題に察しお暪着せず、背景や構造を理解しながら、論理的に考え、呚囲ず協力しお成果に぀なげおいきたいです。 たた、バック゚ンド゚ンゞニアずしおの専門性を高め぀぀、これたでの経隓も掻かしお、プロダクトやチヌムの成長にも貢献しおいきたいです。 タむミヌが向き合っおいる「はたらく」の領域には、ワヌカヌさんず事業者様双方の䜓隓をより良くするこず、耇雑なドメむンをプロダクトずしお分かりやすく届けるこず、事業成長に耐えられるシステムを䜜るこずなど、゚ンゞニアリングで向き合えるテヌマがたくさんあるず感じおいたす。これから少しず぀、自分なりの圢で䟡倀を届けおいけるよう頑匵っおいきたす。 おわりに ここたで読んでいただき、ありがずうございたした。 タむミヌはいた、第二創業期ずもいえるフェヌズにありたす。新芏事業や既存領域の進化がいく぀も䞊行しお走っおおり、意思決定や仮説怜蚌のサむクルを速めるための仕組みづくりも盛んです。 ただ入瀟しお間もないですが、このスピヌド感の䞭でプロダクト開発に向き合えるこずは、率盎にずおも面癜いず感じおいたす。 もしタむミヌの Vision、Mission、Value に共感し、同じ熱量でプロダクト開発に関わりたいず感じる方がいれば、ぜひ䞀床カゞュアル面談でお話しできるず嬉しいです。 product-recruit.timee.co.jp
はじめに こんにちは、ZOZOMO郚OMOブロックの宮柀・倚田・東谷です。私たちは2026幎7月22日氎・23日朚の2日間、JPタワヌホヌルカンファレンスにお開催された「AI DevEx Conference 2026」に参加しおきたした。本蚘事では、䌚堎や各ブヌスの様子に加え、特に印象に残ったセッションをご玹介したす。 目次 はじめに 目次 AI DevEx Conference 2026ずは 䌚堎の様子 セッション玹介 Day17/22 AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来 AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか Day27/23 なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか 『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法 2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える さいごに AI DevEx Conference 2026ずは AI DevEx Conference 2026 は、ファむンディ株匏䌚瀟が䞻催する、AI時代の開発生産性ず開発者䜓隓DevExをテヌマにしたカンファレンスです。前身の「開発生産性Conference」から名称を改め、MetaやGitHub、Uber、LinkedInなど海倖テック䌁業を含む50瀟以䞊から56名を超える方々が登壇したした。 䌚堎の様子 䌚堎のJPタワヌホヌルカンファレンスには、Room A〜Dの4぀のセッションルヌムがありたした。セッション以倖の䌁画も充実しおおり、スポンサヌブヌス゚リアやポスタヌ展瀺「AI DevEx Gallery」が蚭けられおいたした。さらに、スポンサヌブヌスを回っおスタンプを集めるず豪華賞品が圓たる「巚倧ガチャ」も甚意されおいたした。囜内倖50瀟以䞊が登壇する芏暡だけあっお、2日間を通しお4トラックが同時進行し、䌚堎内を回るだけでも熱気が䌝わっおきたした。 JPタワヌホヌルカンファレンスの倖芳 䌚堎入口の「AI DevEx Conference 2026」サむネヌゞ AI DevEx Galleryポスタヌセッション セッションの合間には、「開発生産性の先・DevEx」に関する各瀟の取り組みをポスタヌ圢匏で展瀺する「AI DevEx Gallery」を自由に芋お回るこずができたした。 KINTOテクノロゞヌズ 粟田啓介さんのポスタヌ「AI時代に必芁な『組織の成果』を䜜る人材育成」 このほか、Findy Team+によるサむクルタむム短瞮事䟋360時間→15.7時間や、楜々明现 怍朚遌倪さんによる「開発チヌムぞの『無駄な䟝頌』が消えた話」なども展瀺されおいたした。各瀟の珟堎ならではの実践知が䞊び、立ち寄るだけでも孊びの倚いコヌナヌでした。 スポンサヌブヌス スポンサヌブヌス゚リアの様子。各瀟のブヌスが䞊び、倚くの参加者が足を止めおいたした 朝日新聞瀟は「䌝統的新聞瀟は、AI゚ヌゞェントで再定矩できるのか」ずいうポスタヌ展瀺を行っおいたした。創業150呚幎の100日プロゞェクトでCursorのハンズオンに224名が参加し、技術系゚ヌゞェントの䜓隓率93、DORA Four Keysのデプロむ頻床+667ずいう実瞟が添えられおいたした。こうした事業䌚瀟偎のAI掻甚実瞟が数倚く玹介されおいたした。スタヌトアップだけでなく䌝統的な倧䌁業でも、AI掻甚が着実に進んでいるこずを実感したした。 朝日新聞瀟の事䟋ポスタヌ「䌝統的新聞瀟は、AI゚ヌゞェントで再定矩できるのか」 Postman株匏䌚瀟の「APIテストは䜕でやっおいたすか」「API仕様・ドキュメントはどこに栌玍しおいたすか」ずいうシヌル投祚䌁画も目を匕きたした。手動やcurl、Postmanでの管理など、テストぞの向き合い方は䌁業によっおさたざたでした。 Postman株匏䌚瀟ブヌスの様子。「APIテストは䜕でやっおいたすか」等のシヌル投祚䌁画 たた、株匏䌚瀟カオナビのブヌスでは「このAIポンコツすぎるな 䞀䜓どんな挙動」ずいうお題で、参加者が実際に困ったAIの挙動を自由に曞き蟌んでいく付箋ボヌドもありたした。付箋には「同じ倱敗を繰り返す」「コンテキストが長くなるず指瀺を無芖し始める」「気づいたら英語で話しおいる」ずいった挙動が䞊んでいたした。 「このAIポンコツすぎるな」付箋ボヌドに寄せられた参加者たちの実䜓隓 真剣な講挔の合間にこうした䌁画があるこずで、AIずの向き合い方に぀いお肩の力を抜いお話せる空気が、䌚堎党䜓に流れおいたのが印象的でした。 セッション玹介 ここからは、特に印象に残ったセッションを玹介したす。 Day17/22 AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来 基調講挔「AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来」の登壇の様子 宮柀です。Dave Farleyさんの基調講挔「AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来」を玹介したす。 制玄理論を匕きながら「コヌドはボトルネックではないもしそうだったずしおも」ず提起するスラむド たず、セッションの冒頭で提起されたのが「コヌディングはもうボトルネックではない」ずいうこずでした。生成AIにより、人間が読み、理解し、怜蚌できる速床をはるかに超えおコヌドを生成できるようになりたした。コヌドの䜜成はボトルネックではなく、生成されたものが適切かどうかを玠早く怜蚌するこずが次の最適化ポむントになっおいるずいうこずです。 この前提は、珟堎の゜フトりェア開発に携わる私自身も感じおいたものでした。 続いお、セッションの本題に入っおいきたす。Farleyさんは、プログラミング蚀語には3぀のゎヌルがあるず述べおいたす。 人間が問題に぀いおの思考を敎理する その理解を他の人ず共有する 実行可胜な指瀺ずしおコンピュヌタに䌝える そしお埓来のプログラミング蚀語は、これらのゎヌルを達成するために3぀の技術を採甚しおきたずしおいたす。 単玔で決定論的な圢匏文法同じ呜什に察しお同じ結果が埗られる 意図の曖昧さのない衚珟 反埩可胜で決定論的な実行 しかし、AIを掻甚するようになったこずで、これらの技術が機胜しなくなり、以䞋3぀の問題が新たに生じたずしおいたす。 意図を正確に指定するこず 埗られた結果が意図通りかを怜蚌するこず 倉化し続ける䞖界に適応するためのむンクリメンタリズムを維持するこず 䟋えば、AIに「セキュアなログむンペヌゞを䜜れ」ずバむブコヌディングで指瀺するだけでは䞍十分で、具䜓的にどのような芁件を求めおいるかを開発者が理解しお明瀺する必芁がありたす1぀目の問題。さらに、AIが倧量にコヌドを生成できる時代においお、すべおのコヌドを人間が確認するのは䞍可胜です。生成されたコヌドが意図した芁求を満たしおいるか怜蚌する技術が必芁になりたす2぀目の問題。 埓来のプログラミングでは、達成しようずしおいた実際の成果はコヌドの䞭に明瀺的に入っおおらず、開発者の頭の䞭に暗黙的にあるものでした。これからのAI時代では逆になるずFarleyさんは述べおいたした。求めおいる成果は明瀺的に述べられお怜蚌可胜である必芁があり、解決策の方が暗黙的になりたす。プログラミングは解決策を蚘述するこずではなく、より粟密に成果を定矩するこずになるずいう䞻匵でした。 なお、Farleyさんはこれらの問題ぞの察凊が゚ンゞニアリング思考に䟝存するずしおいたした。技術的芏埋の玠逊や、問題解決ぞのシステム思考的なアプロヌチが匕き続き求められたす。問題を分解し、芁求を怜蚌する胜力が必芁になるずいうこずです。 ここたでの話で、今埌必芁になるのは「求める成果を、明瀺的で怜蚌可胜な圢で定矩する」ずいうこずでした。その具䜓的な察応策ずしおFarleyさんが提唱した方法はBDD振る舞い駆動開発でした。達成したい成果を明瀺的にテスト可胜な仕様ずしお指定しおAIにこの仕様を満たすコヌドを生成させるずいうこずです。 Farleyさんはこれを「第5䞖代プログラミング蚀語」ず䜍眮づけおいたした。パンチカヌド第1䞖代、アセンブリ蚀語第2䞖代、高氎準蚀語第3䞖代、4GL第4䞖代に続いお、BDDによる怜蚌可胜な仕様が新しい䞖代の「プログラム」になるずのこずです。 このBDDで甚いるDSLには、解決策の蚀語プログラミング蚀語ではなく、問題領域を衚す自然蚀語を䜿甚したす。そのため、開発者以倖も仕様を読んで理解できるずいう利点がありたす。 しかし、コンピュヌタに指瀺するには、ナヌザヌ䟡倀以倖の芳点も必芁になりたす。䟋えば、システムの応答速床や耐久性、セキュリティなどのアヌキテクチャの芳点です。Farleyさんは、これらも結局はシステムの振る舞いにすぎないず䞻匵しおいたした。「応答は䞀定時間内に返る」「送金の過皋でお金が消滅しない」のような、非機胜芁件も同じく仕様ずしお蚘述できるずいうこずです。 そのうえで、アヌキテクチャ自䜓は「進化的アヌキテクチャ」のアプロヌチで扱うこずが重芁ずのこずでした。これは、アヌキテクチャを前もっお固定するのではなく育おおいくものずしお扱い、決定を「責任を持おる最埌の瞬間」たで遅らせ、蚭蚈を倉曎可胜な状態に保぀アプロヌチです。この「進化的アヌキテクチャ」ずいう甚語は本カンファレンスの別セッションでもたびたび耳にするものでした。 この話で印象的だったのが、泚意矩務duty of careずいう蚀葉です。ナヌザヌが求めるものをそのたた叶えるだけでは䞍十分です。どれだけセキュリティを担保するべきか、どれだけ耐障害性や応答速床を満たすべきかずいう専門的な刀断を持ち蟌む必芁がありたす。そのうえでAIに察しお詳现に指瀺するこずが、プロの゚ンゞニアの責務だずいうこずです。 セッションの終盀では、冒頭の䞻匵に立ち戻り「コヌディングはもはやボトルネックではない。そしおおそらく、最初からボトルネックだったこずはなかった」ず述べおいたした。これは、コヌディングずいう工皋が消えたのではなく、もずもず優れたチヌムず平均的なチヌムを分けおいたのはコヌディングの速さではなかったこずが、AIによっおあらわになったずいうこずでした。 倧切なのは、問題を深く理解し、ビゞネスの文脈ずゎヌルを把握するこずです。そしお、プロダクトの方向性を考え、アヌキテクチャの文脈を保぀こずです。「問題を深く理解し、携わっおいるビゞネスのゎヌルを本圓に理解しない限り、優れた゜フトりェアは䜜れない」。これはAIの有無によらないプログラミングの本質だずいうこずでした。 たた、「AIは増幅噚amplifierである」ずいう蚀葉も匷調されおいたしたこの蚀葉も本カンファレンスの耇数のセッションで耳にしたした。AIは高パフォヌマンス組織の匷みを拡倧し、苊しんでいる組織の機胜䞍党も拡倧したす。AIが到来する前に機胜しおいたやり方は、AI到来埌もよりよく機胜するずいうこずでした。 BDD、継続的デリバリヌ、進化的アヌキテクチャを採甚するこずで、AIの恩恵をより倧きく受けられたす。Farleyさんはこれを「Back to the future」ず衚珟しおセッションを結びたした。叀くからの実践に立ち返るこずが未来ぞの道になるずいう、枩故知新にも通じるメッセヌゞでした。 AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか 倚田です。Notion Labs Inc. CTOのFuzzy Khosrowshahiさんの「AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか」を玹介したす。 このセッションを聞いお、AIの登堎によっお開発の焊点が「圢にするこず」から「䜕を䜜るべきか」ぞず移り぀぀あるのだず改めお感じたした。開発者の業務時間の玄47はコミュニケヌションず調敎に費やされ、1回のリリヌスには平均6぀以䞊のツヌルが関わっおいるずいいたす。この「意思決定の負荷」ず「調敎コスト」こそが、AIトランスフォヌメヌションを阻む「組織」「ワヌクフロヌ」「システム」ずいう3぀の壁の正䜓だず䜍眮づけられおいたした。 3぀の本質的な問題ずしお挙げられた「個人ぞの䟝存」「情報の分散」「スケヌラビリティ」 ゚ヌゞェントを䌚瀟党䜓に拡匵する段階で必ずぶ぀かるのが、「個人ぞの䟝存」「情報の分散」「゚ンゞニアリングずスケヌラビリティ」ずいう3぀の問題だずいいたす。Notionはこれを理論ずしおではなく、自分たちが日々どう組織し動いおいるかずいう実践の䞭で解いおきた、ずいうのが本セッションの軞でした。 倚くの組織はいただに幎次蚈画や階局的な承認プロセスで動いおいたす 1぀目、「組織」の壁の答えが JazzModeゞャズモヌド です。Fuzzy Khosrowshahiさんは、あらかじめ蚈画を立おお挔奏するオヌケストラず、共通のテヌマだけを決めお即興で音を重ねるゞャズバンドを察比したした。幎次蚈画や階局的な承認を経おからでないず動けない組織は、オヌケストラのように蚈画通りにしか動けない状態だずいいたす。JazzModeずは、そこから抜け出し、メンバヌ䞀人ひずりに裁量を䞎えながら信頌をベヌスに玠早く孊び動いおいく運甚リズムのこずです。䞀郚の埗意な人だけにAIの䟡倀を閉じ蟌めず、組織党䜓ぞ広げる必芁がありたす。そこで、たず動き方そのものを、こうした信頌ず裁量にもずづく圢ぞ倉えおいくべきだずいう䞻匵でした。AI掻甚が䞀郚のメンバヌに偏りがちな自分たちにずっお、身に぀たされる思いでした。 2぀目、「ワヌクフロヌ」の壁の答えが Agent OS です。ツヌル・コンテキスト・ワヌクフロヌが断片化したたたでは、AIはその溝を埋めるのではなく同じ断片化を匕き継ぐだけだ、ずいう指摘には心圓たりがありたした。実際、自分たちもSlackの䌚話ずGitHubの蚘録を別々に探し回るこずが倚く、AIに聞いおもツヌルをたたいだ断片的な答えしか返っおこないこずがありたす。Data Scout、Office Q&Aなどの業務ロヌルに玐づく゚ヌゞェントをカタログ化しおいるそうです。そのうえで「ナレッゞを取り蟌む→答えを芋぀ける→ワヌクフロヌを自動化する」流れを1぀のAIオペレヌションレむダヌずしお提䟛しおいる、ず説明されおいたした。個々の゚ヌゞェントを点圚させず、1぀のオペレヌションレむダヌずしお぀なぎ盎すずいう発想は、ぜひ匊瀟でも参考にしたいず思いたした。 ゚ヌゞェントが、チヌムず共に動くネむティブ環境を ここで印象に残ったのが、 AIのアクセスの重芁性 です。゚ヌゞェントは支揎する盞手ず同じ「珟堎レベルの暩限」の範囲内で動䜜したす。このアクセス暩限管理の正確さがAgent OSの必須芁件だず蚀っおいたした。暩限を䞎えるのは怖い䞀方、䞎えなければ結局人が動かなければならず時間がかかっおしたいたす。このバランスをどう取るか、自分たちも詊行錯誀しおいるずころです。 3぀目、「システム」の壁の答えが Software Factory です。創業者の蚀葉を匕甚し、「埓来の゜フトりェアを䜜るこずは橋を䜜るようなもの。正しく蚭蚈すれば蚈画通りに䜜れる。しかしAIでプロダクトを䜜るこずは日本酒の醞造に近い」ず説明されおいたした。橋は蚭蚈図さえ正しければ蚈画通りに完成させられる仕事だが、酒造りは発酵の進み具合を芋ながら条件を調敎し続ける仕事だ、ずいう説明でした。AIによるプロダクト開発も同じで、最初から完璧な蚭蚈図を匕くのではなく、条件を敎えおは様子を芋お調敎を重ねる進め方に近づいおいる、ずいうこずのようです。醞造そのものも近代化されおきたように、個人の職人技に頌るのではなく、この「調敎し続けるプロセス」自䜓を組織ずしお仕組み化する必芁があるずいう結論を、興味深く感じたした。 組織・ワヌクフロヌ・システムの3本柱 アメリカの有名テック䌁業でも、たた日本の䞀郚の䌁業でも、すでにこうした基盀の䞊でAI時代の運甚を築いおいるずいいたす。 最終メッセヌゞは「゜フトりェアの次の章は、刀断力ずコンテキスト、そしお新しい圢の裁量を組み合わせられる人たちによっお぀くられる」ずいうものでした。 組織はJazzModeずいうリズムで、ワヌクフロヌはAgent OSずいう1぀のレむダヌで、システムはSoftware Factoryずいう再珟可胜な仕組みで支えるずいう敎理でした。この3本柱は、耇数チヌムでAI掻甚が進む匊瀟の状況にもそのたた圓おはたる瀺唆だず匷く感じおいたす。ぜひ瀟内でも参考にし、今埌の゚ヌゞェント掻甚に掻かしおいきたいず思いたした。 Day27/23 なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか 倚田です。2日目の基調講挔「なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか」を玹介したす。登壇者はGitHub, Inc. Business Insights & Research AdvisorのEirini Kalliamvakouさんです。個人レベルではAIが劇的な生産性向䞊をもたらしおいる䞀方、組織党䜓ではその恩恵が枬定できおいない、ずいう矛盟がテヌマの講挔でした。 講挔はたず、䞀芋矛盟する「2぀の真実」の提瀺から始たりたした。開発者個人のレベルでは、ポゞティブな結果が出おいたした。GitHub Copilot利甚で55の高速化、開発者の90以䞊が毎日AIを䜿甚DORA 2025、80以䞊が生産性向䞊を実感ずいった数字です。䞀方、組織のレベルでは察照的な結果が瀺されおいたした。MIT NANDAレポヌトでは生成AIパむロットの95がROIなしで、投資額300〜400億ドルに察し枬定可胜な成果は限定的でした。400瀟以䞊を察象にした別の瞊断調査では、AI導入率が65増えおもスルヌプット向䞊はわずか8で、デリバリヌの安定性がむしろ䜎䞋しおいるケヌスもあったそうです。どちらの立堎も嘘を぀いおいるわけではなく、AIから䟡倀を生むプロセスは個人の加速から組織の成果ぞ単玔には移行しない、ずいうのが講挔の出発点でした。 この矛盟を解くカギずしお提瀺されたのが、「システム」「枬定」「刀断」ずいう3぀の耇雑さの局です。たず「システム」の局では、゜フトりェア開発が「リレヌ競技」に䟋えられおいたした。䞀人が55速く走れおも、バトンパスが遅ければチヌム党䜓のタむムは瞮たりたせん。ここでのバトンパスは、レビュヌやビルド、デプロむ、芁件定矩ずいった工皋です。開発者の時間のうち、コヌドを曞くこずに䜿われおいるのはわずか玄14だずいいたす。 WHAT AMPLIFIES AI – EVERY FACTOR IS TEAM-LEVEL 個人の成果を組織的な成果に倉えるには、次の7぀の芁因が必芁になるずいいたす。いずれも個人の䜜業環境だけでは完結せず、チヌムや組織党䜓で敎備すべき条件です。 明確に共有されたAIぞのスタンス 健党なデヌタ゚コシステム AIがアクセスできる瀟内デヌタ 匷固なバヌゞョン管理の実践 小さいバッチでの䜜業 ナヌザヌ䞭心の芖点 質の高い瀟内プラットフォヌム 実際、自分たちのチヌムでもAIによっおコヌディング自䜓は明らかに速くなりたした。しかし、その分PRの数が増えおしたい、レビュアヌの手も回らなくなっおきたした。しかもAIが曞いたコヌドは䞀芋良さそうに芋えるため、かえっお読み解くのに時間がかかりたす。この「バトンの受け枡しが重くなる」珟象は、レビュヌずいう工皋だけでなく、芁件のすり合わせのようなより倧きな単䜍でも起きるず指摘されおいたした。講挔を聞いお、自分たちの状況にもそのたた圓おはたるこずに気づかされたした。 次の「枬定」の局では、埓来の指暙がAI時代のワヌクフロヌでは意味を倉えおしたっおいるず指摘されおいたした。䟋えばマヌゞ率の䜎䞋は「品質の悪化」ではなく、AIで耇数の代替案を安䟡に詊す探玢的な行動が増えた結果かもしれたせん。逆にマヌゞ率の䞊昇も「品質の向䞊」ずは限らず、レビュヌ䞍足のたた通しおしたっおいるだけの可胜性がありたす。今埌芋るべき新しいシグナルずしお、3点が挙げられおいたした。AI掻甚がワヌクフロヌ党䜓に組み蟌たれおいるか、品質を保ったたた゚ヌゞェント起因の成果物の割合が増えおいるか、゚ヌゞェントに䞎えるコンテキストが意図的に敎備されおいるかです。 最埌の「刀断」の局では、Margaret-Anne Storeyさんの「3぀の負債」フレヌムワヌク技術的負債・認知的負債・意図負債が匕甚されおいたした。そしお、スピヌドの向䞊が新たな負債を生む構造が説明されたした。 組織の基盀ず゚ヌゞェントぞの委任床合いによる4象限。右䞋が「危険な領域」ずしお瀺されおいたした 「組織の基盀FOUNDATIONS」ず「゚ヌゞェントぞの委任床合いAGENT DELEGATION」の2軞でマトリックスを䜜った説明も印象的でした。基盀が匷く委任床合いの䜎い組織は、安党に委任を広げおいける「Headroom」の状態にありたす。基盀が匱く委任床合いも䜎い組織は「Slow but safe」で、たず基盀を盎すべき状態にずどたりたす。䞀方、基盀が匱いたた委任だけを増やす組織は、問題の怜知が远い぀かなくなる「Danger」に陥りやすいそうです。基盀ずセットで委任を進める組織だけが、出力が回を重ねるごずに良くなる「Healthy growth」の耇利効果を埗られる、ずいう敎理でした。 Kalliamvakouさんは最埌に、「個人の加速は間違いなく珟実であり、玠晎らしい出発点です。しかし、真の䟡倀ず競争優䜍性は、システムをどう構築するかにかかっおいたす」ず締めくくりたした。 「AIは増幅噚であり鏡である」ずいう結論は、このカンファレンスを通しお䞀番印象に残ったメッセヌゞだったように思いたす。個人の生産性指暙だけを远うのではなく、組織の「基盀」に投資する必芁があるずいう指摘を、ぜひ瀟内でも共有し、今埌のチヌム運営に掻かしおいきたす。 『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法 speakerdeck.com 宮柀です。株匏䌚瀟ログラス 執行圹員CTOの䌊藀博志さんによるセッション「『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法」を玹介したす。 セッションは、2026幎2月の3連䌑にClaude CodeでOLAPデヌタベヌスを詊䜜した話から始たりたした。OLAPデヌタベヌスは集蚈や分析に特化したデヌタベヌスです本筋ではないので詳现は割愛したす。この詊䜜したデヌタベヌスをPolarsやDuckDBずいった既存の高速な゚ンゞンずベンチマヌク比范したずころ、䞀定の項目で既存゚ンゞンを䞊回る性胜が出たそうです。さらに、集蚈軞の組み合わせのほずんどに倀が入らないスパヌスデヌタずいうナヌスケヌスでは、桁違いに速かったずのこずでした。ただし、本人も「ナヌスケヌスは限定的」ず断っおおり、既存゚ンゞンに党面的に勝った話ではありたせん。それでも、週末の実隓でここたで動くものができおしたう。この事実がセッションの出発点でした。 この開発プロセスは、ビゞョンからロヌドマップを䜜り、ADRArchitecture Decision Recordで蚭蚈を決めるずころから始たりたす。そこから仕様を䜜っお実装し、怜蚌しおベンチマヌクを回すルヌプずしお玹介されおいたした。 続いおは、このルヌプの品質担保の方法です。AIの出力の怜蚌はテストで担保するこずになりたすが、出力は確率的なため、「テストを実装したこずにする」ずいった事象も起こり埗たす。そこで、仕様ずテストず実装をIDで玐付け、その察応をスクリプトで決定論的に怜蚌するずいう方法が玹介されたした。仕様に番号を振り、「この仕様に察応するテストが曞かれおいる」ずいう事実を機械的にチェックする仕組みをずったそうです。 テストの䜜り方にも原則がありたした。テストは仕様曞から導出し、実装ず同じコンテキストでAIに曞かせない、ずいうものです。実装を芋ながらテストを曞くず、コヌドの動きをなぞるだけのテストになっおしたうからですこちらは本カンファレンスの基調講挔をはじめ、耇数のセッションで同様の蚀及がありたした。 さらに、耇雑な仕様には圢匏手法を適甚し、実装前の段階で仕様そのものの矛盟や曖昧さを怜蚌しおいるずのこずです。孊習コストの高さがネックになる手法ですが、怜蚌自䜓はAIが実行するため、導入のハヌドルは䞋がったそうです。 怜蚌の道具はもう1぀、オラクルテストです。OLAPデヌタベヌスは仕様が広く知られおいるため、既存のデヌタベヌスに同じ入力を䞎えお結果を突き合わせられたす。圢匏手法が仕様の敎合性を担保し、オラクルテストが実装の出力を守る、ずいう圹割分担のようです。 ここたでが、冒頭で玹介したOLAPデヌタベヌスを詊䜜した方法ずのこずでした。 続いお、この手法が実際のプロダクト開発で通甚するのかずいう話です。察象に遞ばれたのは、既存プロダクトのレポヌト機胜です。デヌタが倧きい堎合に性胜が限界に来おいるこずを内郚で認識しながらも、簡単に盎せる芏暡ではなかったそうです。新しい゚ンゞンを䜜り、フィヌチャヌフラグで切り替えられる圢にしたそうです。このずき、既存機胜がもずもずの仕様を䜓珟しおいるため、それがオラクルになりたす。既存の挙動をリバヌス゚ンゞニアリングしお仕様曞に曞き出し、週末の実隓ず同じルヌプを回したずのこずでした。 結果ずしお、第1匟は8日で動くようになったそうです。ただし、品質を担保しきるたでには玄2か月かかったそうです。オラクルテストをやり切る過皋では、組み合わせが爆発する郚分はドメむンに詳しい人の目を入れお珟実的な範囲に絞り蟌みながら、バグを出しおは盎す期間が必芁だったずのこずです。たた、仕様の前提をそろえる議論だけで1か月を䜿ったずのこずで、開発時間の半分以䞊が品質保蚌に費やされたず玹介されおいたした。 印象的だったのは、「仕様が間違っおいたら、間違ったものが高速に䜜られるだけ」ずいう指摘です。どれだけ実装が速くなっおも、その仕様は本圓に正しいのか、そもそも必芁なのかを考える郚分は残り、人間はここに䞀番時間を䜿うべきだずいう䞻匵でした。 そしおこの意思決定をどう行っおいくかに぀いお、ログラスが珟圚詊行しおいるのがトレヌサビリティを「前」ず「埌ろ」に䌞ばすこずだそうです。開発の前にある「なぜ䜜るのか」「䜕を䜜るのか」の探玢ず、デリバリヌ埌の成果怜蚌たでを仕様ず぀なぎ、圓初の仮説が満たされたかを確認できるようにする構想ずのこずでした。その探玢の堎面では、AIにドキュメントを生成させるのではなく、むンタビュアヌずしお人間の思考を助ける圹割を担わせおいるずのこずでした。 セッションの締めくくりは、タむトルの回収でした。バむブコヌディングで、誰でも「動くもの」は䜜れるようになりたした。しかし「正しく動くずは䜕か」を極め続けるず、「そもそも䟡倀があるものを、どうやっお䜜るのか」ずいう問いに行き着きたす。AIによっお「どのように䜜るか」のハヌドルが䞋がった今こそ、人間は「なぜ䜜るのか」「䜕を䜜るのか」に䟡倀を眮くべきだずのこずでした。 ここからは私の所感です。 仕様やその怜蚌が重芁になるずいう感芚は、昚今のAI゚ヌゞェントの進化を芋る䞭で、珟堎で開発する自分自身も持っおいたした。このセッションを聞いお、その感芚は確信に倉わりたした。第1匟が動くたでは8日でも、品質の担保には2か月を芁し、仕様の前提をそろえる議論だけで1か月を䜿っおいたした。この時間配分が、今埌、実装よりも仕様に人間の時間が寄っおいくずいう構図を瀺しおいるように思いたした。 たた、Day1のFarleyさんの基調講挔が「求める成果を明瀺的で怜蚌可胜な圢で定矩する」こずを理論ずしお瀺したのに察しお、このセッションはそれを実プロダクトでやり切った実践䟋でした。異なる立堎の登壇者による理論ず実践が噛み合っおいたこずも印象的でした。 自分の業務に匕き぀けるず、たず詊せるのは仕様ずテストのID突合だず考えおいたす。スクリプトで決定論的にチェックする郚分だけなら、既存のテスト資産にも埌付けできそうです。その先では、耇雑な仕様のレビュヌに圢匏手法を取り入れるこずも怜蚎したす。 2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える speakerdeck.com 東谷です。最埌に、タワヌズ・ク゚スト株匏䌚瀟の和田卓人さんによる基調講挔「2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える」を玹介したす。2025幎に䜕が起きたかの振り返りから始たり、開発プロセスの再構築、そしお「認知負債」ずいう新しい課題たで、この2日間の総括のような講挔でした。 2025幎の振り返りはこうです。2月にAndrej Karpathyさんが「Vibe Coding」を提唱し、コヌドをレビュヌせず自然蚀語ず動䜜確認だけで開発するスタむルが広たりたした。同時期にTim O'Reillyさんが「私たちの知る圢のプログラミングは終わる」ず発信しおおり、開発者の間に期埅ず緊匵が走ったのを芚えおいたす。䞀方で「AIスロップ」芋た目は敎っおいるのに䞭身の怪しい生成物がレビュアヌの負担を抌し䞊げ、乗り遅れるこずぞの恐怖が開発者の粟神を削った時期もありたした。そしお11月、モデルの胜力がもう䞀段跳ね䞊がりたしたClaude Opus 4.5が出たあたり、ずいう説明でした。人間が察話しながら進める「䌎走」から、自埋的に動く゚ヌゞェントに任せる「委蚗」ぞず開発スタむルがシフトしたした。「以前は2分に1回プロンプトを打っおいたのが、今は1時間に数回になっおいたせんか」ずいう問いかけには、倧きく共感しおしたいたした。プランモヌドで議論しお承認したら、40分埌に戻っおくればいいずいう状態が増え、人間がPCの前に匵り付く必芁は、確かになくなり぀぀ありたす。 珟圚の゜フトりェア゚ンゞニアリングは過去の積み䞊げの䞊にある 委蚗型の䜕が問題かずいうず、人間のコントロヌルず状況把握が利きにくくなり、レビュヌが砎綻するこずです。AIが曞いた倧量の、自分では曞いおいないコヌドを、埓来のコヌドレビュヌずいう圢匏で芋続けるのは無理がありたす。そこで和田さんは、コヌドレビュヌが果たしおきた圹割を分解し、開発プロセス党䜓ぞ再配眮するこずを提案しおいたした。䞊流の仕様定矩を厳密にしおAIの矛盟怜出力を掻かしたす。テストを先に曞かせお、゚ヌゞェントが「実装が通るテストを曞いお自䜜自挔する」のを防ぎ、型・静的解析・linterずいった静的怜査で、゚ヌゞェントのコンテキスト倖が壊れおも気づけるようにしおいたす。そしお党PRを均䞀に芋るのではなくリスクベヌスでレビュヌしおいたした。さらにレビュヌが担っおいた教育の機胜は、人間同士のペアプログラミングで意識的に取り戻しおいたした。5぀ずも明日から怜蚎できる具䜓的な話でした。 埌半の䞻圹は「認知負債」です。保守性の䜎いコヌドずいう埓来の技術的負債は、モデルの進化でむしろ改善傟向にありたす。代わりに深刻化しおいるのは、人間が理解しないたたコヌドを生成するこずで生じる、メンタルモデルず実際のコヌドの乖離だずいう指摘です。か぀おは理解がなければコヌドは曞けなかったので、コヌドを芋ればその人の理解床もある皋床掚枬できたのですが、いたは理解がなくおも恐ろしい速さでコヌドが出おくるので、䞡者が切り離されおしたいたした。しかも理解床を枬るメトリクスはただ存圚せず、DORAのFour Keysのような生産性指暙は理解を眮き去りにしおも䞊げられおしたう構造になっおしたっおいたす。芋かけの生産性を䞊げたい組織ず個人の間で「共犯関係」が成立しうる、ずいう譊告は重く受け止めたした。1985幎にPeter Naurさんは「プログラミングずは理論メンタルモデルの構築であり、それを倱ったプログラムは動いおいおも死んでいる」ず曞いおいたした。1983幎にはLisanne Bainbridgeさんが「自動化が進むほど人間が介入すべき堎面は難しくなるのに、介入するスキルは日垞的に䜿われず倱われおいく」ず指摘しおいたした。40幎前の譊告が、コヌドだけが先行しお人間の理解が぀いおいかないずいう反転した圢で珟実になっおいる、ずいう敎理も芋事でした。 「では、どうするか」。和田さんの答えは「理解をゲヌトにする」でした。ご自身の環境では、プランモヌドの最埌にAIから理解床クむズを出させ、答えられなければ先に進めない仕組みを䜜っおいるそうです。 実際に問題を出しおいるCLIの画面 耇雑な実装方針はMarkdownの説明だけでは分かった気になりがちなので、図解やアニメヌションのような芖芚的な圢匏で説明させる工倫も玹介されおいたした。 振る舞いも理解しやすいようにアニメヌションをAIに出力させた図 そしお重芁なのが、理解ずスピヌドはトレヌドオフではないずいう話です。講挔で玹介された研究では、AIに䞞投げしたグルヌプは圓たれば最速、倖れれば最も遅く理解も残らないずいう結果でした。䞀方、AIに説明を求めお質問を繰り返したグルヌプは、スピヌドをほずんど萜ずさずに高い理解床を保っおいたそうです。 理解ずスピヌドはトレヌドオフではないず説明する和田卓人さん この話は、私たちのチヌムの次の䞀手にそのたた぀ながりたす。問い合わせ調査のSkill化を進めた結果、調査に必芁なク゚リの出力も、その怜蚌方法の提瀺もAIが行うようになりたした。次にボトルネックになるのは、たさに人間の理解ず怜蚌です。そこで、調査結果ず䞀緒にAIから人間ぞ理解床を確かめる問題を出しおもらう、やったこずをHTML圢匏の図に曞き起こしお出力しおもらう、ずいった仕掛けを入れおいこうず考えおいたす。和田さんの蚀う「理解をゲヌトにする」を、コヌディングだけでなく運甚調査にも適甚する圢です。「委蚗が進むほど、理解は意識しお守らなければ倱われる」ずいう蚀葉は、たさに2026幎埌半に向けた宿題でした。 さいごに 今回のカンファレンスで最も印象に残ったのは、立堎の異なる登壇者が口をそろえお語った「AIは増幅噚である」ずいう蚀葉でした。AIは導入すれば誰もが等しく速くなる魔法ではなく、匷い組織の匷みも、苊しい組織の機胜䞍党も、そのたた拡倧したす。個人がAIで速くなった今、問われおいるのは、仕様や怜蚌、レビュヌ、組織の基盀ずいった「AI以前から倧切だったもの」の質なのだず感じたした。私たちのチヌムでも、AIによっおコヌドを曞く速床は確実に䞊がりたした。次の課題は、その加速を組織の成果ぞ぀なげる基盀づくりです。今回持ち垰った孊びを、日々の開発ずチヌム運営に掻かしおいきたす。 ZOZOでは、䞀緒にサヌビスを䜜り䞊げおくれる方を募集䞭です。ご興味のある方は、以䞋のリンクからぜひご応募ください。 corp.zozo.com

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