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本日、AWS Console for SAP Applications の提供開始を発表します。これは、AWS 上で稼働する SAP HANA ベースのアプリケーションを登録・管理するための、アプリケーション中心のビューを SAP のお客様に提供する新しい一元管理エクスペリエンスです。このコンソールは、登録済みの SAP アプリケーションの表示、ランディングゾーンのセットアップ状況の把握、SAP ワークロードが使用するリソースの可視化を行うための統合ダッシュボードを提供します。アプリケーション詳細ページでは、アプリケーショントポロジーや関連リソースの表示に加え、アプリケーションを考慮した起動/停止、SAP ワークロード構成の自動検証、スケジュールされたオペレーションなどの管理操作を実行できます。 また、このコンソールでは、ドキュメント、SAP 固有の AWS サービス、および AWS Well-Architected Framework の SAP Lens に基づくベストプラクティスへの便利なアクセスも提供します。 コンソールの概要 SAP アプリケーションは、財務からサプライチェーンまでのコアビジネスプロセスを管理するために不可欠であり、AWS はこれらのアプリケーションを実行するための堅牢な基盤を提供しています。以前は、AWS 上の SAP ワークロードを管理するために、SAP 管理者はプログラムによる API 呼び出しを使用するか、幅広いエンタープライズアプリケーションに対応する汎用的な AWS マネジメントコンソールを操作する必要がありました。これらのオプションは必要な機能をすべて提供していましたが、SAP ランドスケープの統合ビューの取得など、SAP 環境固有のワークフローや運用パターンに最適化されたユーザーエクスペリエンスではありませんでした。 AWS Console for SAP Applications は、SAP 専用に構築されたネイティブな管理エクスペリエンスを提供することで、この課題に対応します。SAP ランドスケープの直感的なダッシュボードビュー、SAP チームが日常的にシステムを捉える視点に沿ったアプリケーションを考慮したナビゲーション、そして API 構文を覚えたり複数のコンソールを行き来したりすることなく、一般的な SAP 管理操作を実行するための効率的なインターフェースを提供します。 主要機能 AWS Console for SAP Applications は、3つの主要な領域で構成されています:AWS の SAP 機能へのエントリーポイントとなるランディングページ、SAP 環境のランドスケープ概要を提供する一元化されたダッシュボード、そして個々の SAP アプリケーションを管理するアプリケーション詳細ページです。それぞれについて見ていきましょう。 ランディングページ ランディングページは、AWS Console for SAP Applications へのエントリーポイントとして機能し、SAP アプリケーションを登録するためのクイックパスと、AWS 上で SAP ワークロードを実行するためのすべての専用 AWS サービスおよび一般的なユースケースの一元的なビューを提供します。 一元化されたダッシュボード AWS Console for SAP Applications のダッシュボードは、すべての SAP アプリケーションとリソースのランドスケープ概要を一目で提供します。ダッシュボードからは、以下の情報をすぐに確認できます: 登録/検出ステータス: リージョン内の AWS Systems Manager for SAP に登録されたすべてのアプリケーションの視覚的なサマリー。登録状態(Success、Registering、Registration failed、Refresh failed、Deleting)を含みます。 実行中のアプリケーション: SAP アプリケーション群のリアルタイムビュー。SAP ABAP および SAP HANA アプリケーションの実行中、停止中、ロード中、失敗、不明の各状態の数を表示します。 アプリケーションの登録または新規起動: 既存の SAP アプリケーションの登録、または AWS Launch Wizard for SAP を使用した新規アプリケーションの起動へのクイックアクセスエントリーポイントです。 SAP アプリケーションの概要とトポロジー: SAP アプリケーションの概要は、ダッシュボードのもう一つの強力な機能です。SAP アプリケーションとその関連リソース間の関係を、直感的なトポロジービューで可視化します。このトポロジービューにより、SAP 管理者はアプリケーションを支えるリソースのフルスタックを素早く把握できます。 アベイラビリティーゾーン別の AWS リソース: ダッシュボードは、アベイラビリティーゾーン全体にわたる SAP アプリケーション用の Amazon リソースの詳細な内訳を提供します。 オペレーションサマリー: ダッシュボードでは、登録済みアプリケーションに対して実行された最近のオペレーションを一覧表示するオペレーションサマリーも提供します。 アプリケーション管理 Applications ページには、登録済みのすべての SAP アプリケーションが主要な詳細情報とともに一覧表示され、SAP 管理者は SAP ランドスケープの概要を素早く把握できます。 個々のアプリケーションを選択すると、アプリケーション詳細ページが開き、SAP アプリケーションに関する包括的な情報が直感的なタブ(SAP Topology、Resources、AWS Backup、Tags、SAP Configuration Checks、Operations、Cost)で整理されて表示されます。これらのタブを合わせることで、アプリケーションのコンポーネント、基盤となるインフラストラクチャ、データ保護の状態、構成の状況、運用履歴、コストの全体像を一か所で把握できます。 Actions メニューから、管理者はコンソールから直接、主要な管理操作を実行できます: オンデマンド検出の実行: AWS Console for SAP Applications は、登録後に1時間ごとにアプリケーションメタデータを自動的に更新します。ただし、ノードの追加や削除などアプリケーションに変更を加えた場合は、このアクションを使用して、次のスケジュールされた更新を待たずに最新のアプリケーション情報を即座に取得できます。 アプリケーションの起動/停止: SAP アプリケーションコンポーネントを正しい順序で安全に処理する、アプリケーションを考慮した起動および停止操作です。 認証情報の更新: モニタリングに使用される SAP アプリケーションの認証情報を更新します。 アプリケーションの登録解除: AWS Systems Manager (SSM) for SAP の管理からアプリケーションを削除します。 SAP オペレーションのスケジュール: Amazon EventBridge を使用して定期的な運用タスクを設定し、SAP アプリケーションのスケジュールされた起動/停止などの日常的な操作を自動化できます。 開始方法 AWS Console for SAP Applications を使い始めるための簡単な手順は以下のとおりです: コンソールに移動する: AWS マネジメントコンソールを開き、「AWS for SAP」を検索します。 SAP アプリケーションを登録する: 「Register application」をクリックして、既存の SAP HANA/ABAP アプリケーションを AWS Systems Manager for SAP に登録します。AWS Systems Manager for SAP API を使用してプログラムでアプリケーションを登録することもできます。 ダッシュボードを確認する: 登録が完了すると、アプリケーションが登録および検出ステータスとともにダッシュボードに表示されます。ダッシュボードは、AWS 上の SAP ランドスケープ全体を一目で把握できるビューを提供します。 アプリケーションを管理する: 登録済みのアプリケーションを選択して、トポロジー、リソース、バックアップステータス、構成チェック、オペレーション、コストを表示します。Actions メニューを使用して、起動、停止、オンデマンド検出などのアプリケーションを考慮した操作を実行します。 構成チェックを実行する: SAP Configuration Checks タブに移動し、チェックを実行して、AWS Well-Architected Framework の SAP Lens に対して SAP ワークロードを検証します。 バックアップログを表示する: AWS Backup タブを使用して、SAP HANA データベースのバックアップとリカバリポイントを監視します。 お客様は、AWS Systems Manager for SAP API を使用して、プログラムでアプリケーションの登録やすべての管理操作を実行することもでき、既存の自動化ワークフローや CI/CD パイプラインとの統合が可能です。 利用可能なリージョンと料金 AWS Console for SAP Applications は、AWS Systems Manager for SAP がサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。コンソール自体の使用に追加料金はかかりません。 まとめ AWS Console for SAP Applications は、SAP 専用に構築されたネイティブな管理エクスペリエンスであり、ランドスケープの可視化、アプリケーション管理、バックアップ監視、構成検証、運用自動化を一か所に統合します。このコンソールにより、SAP 管理者は断片化されたツールから脱却し、SAP HANA ベースのアプリケーションをインフラストラクチャとしてではなく、アプリケーションとして管理できるようになります。 今すぐ AWS Console for SAP Applications で SAP アプリケーションを登録して始めましょう。詳細なガイダンスについては、 AWS Systems Manager for SAP のドキュメント および API リファレンスガイド をご覧ください。 本ブログはAmazon Bedrockを用いた翻訳を行い、パートナーSA松本がレビューしました。原文は こちら です。
本稿は、2026 年 3 月 9 日に AWS migration-and-modernization Blog で公開された Microsoft and VMware workloads on AWS: Your complete AWS re:Invent 2025 playlist を翻訳したものです。 AWS 上で Microsoft および VMware ワークロードを移行およびモダナイズするには、適切な戦略、ツール、実際の検証が必要です。このプレイリストは、AWS re:Invent 2025 のトップセッションをまとめたもので、 AWS Transform によるエージェント型 AI を活用した自動化、AWS 上でのネイティブな VMware の実行、大規模に実施した顧客からの教訓を取り上げ、クラウドジャーニーのあらゆる段階における実践的なガイダンスを提供します。 大規模な移行とモダナイゼーションのためのエージェンティック AI AWS Transform は、大規模な移行のために特別に構築された初のエージェント型 AI サービスです。これは、検出、依存関係マッピング、ウェーブプランニング、サーバー移行といった、以前は数か月の手作業を必要としたタスクを自動化します。これらのセッションでは、VMware と .NET モダナイゼーションの両方のシナリオで AWS Transform がどのように機能するかを示します。 AWS Transform for VMware によるエージェンティック AI を使用した VMware 移行 | MAM202 | Level: 200 Amazon EC2 への大規模な VMware 移行のための初のエージェンティック AI サービスである AWS Transform をご紹介します。アプリケーション検出、依存関係マッピング、ネットワーク変換、ウェーブプランニング、最適化された EC2 インスタンス選択によるサーバー移行を自動化する方法のライブデモをご覧ください。ライセンスの課題とベンダーロックインを克服しながら、VMware インフラストラクチャをクラウドネイティブアーキテクチャにモダナイズし、より迅速で確実な移行を可能にする方法を学びます。 AWS 移行ジャーニー: Microsoft ワークロードのための 2025 年の旅程 | MAM309 | Level: 300 Active Directory およびファイルサーバーの移行戦略、インフラストラクチャの変革、SQL Server データベースの移行手法、.NET アプリケーションモダナイゼーションアプローチを含む、Microsoft エコシステム専用に設計された画期的な移行ツールをご紹介します。これらのサービスとソリューションが複雑な移行を合理化し、手作業を削減し、移行ジャーニーを加速する方法を直接学びます。 AWS 上でネイティブに VMware ワークロードを実行 Amazon Elastic VMware Service (Amazon EVS) を使用すると、リプラットフォームやリファクタリングなしで VMware ワークロードを AWS に移行できます。既存の VMware ツール、スキル、投資を維持しながら、AWS インフラストラクチャ、スケール、サービスを利用できます。これらのセッションでは、開始方法から高度なアーキテクチャパターンまですべてをカバーします。 Amazon EVS の完全ガイド: VMware ワークロードのための AWS スケールを解放 | MAM201 | Level: 200 Amazon EVS は、リプラットフォームやリファクタリングの手間なく、VMware ワークロードを AWS に移行するシームレスな方法を提供します。このサービスを使用すると、既存の VMware への投資と専門知識を保護しながら、AWS の堅牢なインフラストラクチャを活用できます。自己管理を選択するか、AWS パートナーと協力するかにかかわらず、Amazon EVS は、統合されたストレージ、バックアップ、ディザスタリカバリ機能を備えた仮想環境をカスタマイズするための柔軟なオプションを提供します。プラットフォームの直感的なデプロイプロセスと継続的なイノベーションにより、クラウドジャーニーを最適化するために必要なツールと柔軟性が確保されます。 FSx for ONTAP による Amazon EVS のストレージコスト最適化 (NetApp 提供) | MAM101 | Level: 100 Amazon EVS は、リプラットフォームなしで VMware ワークロードを AWS にシームレスに移行できるようにします。 Amazon FSx for NetApp ONTAP と組み合わせると、高い TCO や複雑なデータ操作などの一般的な移行の課題に対処します。この統合により、オンプレミスソリューションで通常見られるエンタープライズ機能である、シームレスなデータ移行、自律的なランサムウェア保護、ストレージ利用率の最適化など、エンタープライズグレードのデータ管理機能が提供されます。AWS パートナーの NetApp によるプレゼンテーションです。 お客様の成功事例 これらのセッションでは、大規模な移行とモダナイゼーションを完了した顧客が、結果を推進した戦略、ツール、教訓を共有します。 VMware ワークロード – 移行とモダナイゼーションの実現 AWS への VMware マイグレーション: 成功方法、ロードマップと戦略 | MAM203 | Level: 200 VMware 環境を AWS へ成功裡に移行した IT リーダーが、クラウドジャーニーの経験を共有します。移行の計画と実行中に使用された実証済みのツール、戦略、学んだ教訓から学びます。これらのグローバル組織は、モダナイゼーションのロードマップとイノベーション戦略に関する洞察を共有し、開始したばかりでも課題をナビゲートしている場合でも、独自のクラウド変革のための貴重なガイダンスを提供します。 エージェンティック AI による改革の先駆け: CSL VMware および SAP モダナイゼーション | MAM346 | Level: 300 CSL Behring が、 AWS Transform for VMware のエージェンティック AI を使用して 4,000 台を超える VMware サーバーを移行し、SAP システムを統合することでインフラストラクチャを変革した方法を紹介します。彼らの戦略は、技術的負債とライセンスコストを削減しながら、検出とプランニングプロセスを 10 倍高速化しました。 RISE with SAP on AWS を通じて ERP ランドスケープを統合し、エンタープライズ全体のデータ標準を確立した方法を学びます。このケーススタディは、組織の変革ジャーニーに適用できる技術的ガイダンスと実践的な洞察を提供します。 Microsoft ワークロード – 移行とモダナイゼーションの実現 AWS Transform による DMV システムのモダナイズ: Idemia の .NET 成功事例 | MAM410 | Level: 400 米国全土の 48 の DMV (車両管理局) にサービスを提供している Idemia が、 AWS Transform を使用してレガシー .NET Framework アプリケーションをモダナイズし、25 年間の技術的負債に対処した方法を学びます。カスタマイズされたモダナイゼーションのためのコンポーザブル変換、パートナーツールのシームレスな統合、変革中のビジネス継続性を維持するための戦略を探ります Grupo Tress Internacional の AWS Transform による .NET モダナイゼーション | MAM320 | Level: 300 Grupo Tress Internacional が、 AWS Transform for .NET を使用して .NET Framework から .NET 8 に移行しながら、モダナイゼーションの労力を 70% 削減した方法をご紹介します。 Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) および AWS Fargate を使用したコンテナ化、 AWS Lambda を使用したサーバーレス実装、.NET アプリケーションのための DevOps 方法論、生成 AI ツールによる開発者のエンパワーメントに関する実践的な戦略について学びます。 EC2 から EKS へ: Tipalti の AWS 上の Windows コンテナへの変革 | MAM339 | Level: 300 Tipalti が従来の Windows アプリケーションをモダンなコンテナ化されたソリューションに変革し、50% のパフォーマンス向上を達成したジャーニーをたどります。プロセス管理の課題の克服、Windows ワークロードのオートスケーリングの実装、Windows コンテナのベストプラクティス、Windows アプリケーションのモダナイズのための実践的な知識について学びます。 Thomson Reuters のエージェンティック AI によるスケールモダナイゼーション | MAM334 | Level: 300 Thomson Reuters が AWS Transform for .NET を活用して月間 500 万行のコードをモダナイズし、開発速度を 4 倍加速した方法を学びます。このセッションでは、アプリケーション変革を数か月から単一のスプリントに短縮し、運用コストを 30% 削減し、大規模な並列モダナイゼーションを実装した方法を紹介します。また、AI を活用したエージェントが、セキュリティとパフォーマンスを維持しながら技術的負債を削減した方法も紹介します。 ライセンスとコスト最適化 ソフトウェアライセンスの管理は、Microsoft および VMware ワークロードを AWS に移行する際の最も複雑な側面の 1 つです。このセッションでは、適切なサイジング、ライセンスコストの削減、AWS ツールを使用したコンプライアンスの維持とクラウド投資の最大化のための戦略を取り上げます。 AWS におけるエンタープライズソフトウェアライセンスと最適化 | MAM315 | Level: 300 このセッションでは、Microsoft ワークロードとコスト最適化戦略に焦点を当てて、AWS における商用ソフトウェアライセンスについて詳しく説明します。 Microsoft Optimization and Licensing Assessment (OLA) スペシャリストが、クラウドライセンスの複雑さの管理に関する専門的な洞察を共有します。このセッションでは、新しいセルフサービス AWS Transform Assessments を含む、さまざまなデプロイシナリオのための完全に無償の OLA オファリングを取り上げます。これらのツールが、クラウド投資効果を最大化するために AWS サービス全体で重要となる最適なサイジングの推奨事項をどのように提供するかをご覧ください。 チョークトーク re:Invent 2025 の以下のチョークトークは、移行計画、.NET モダナイゼーション、SQL Server、ライセンス、Amazon EVS アーキテクチャに関するインタラクティブで詳細なコンテンツを提供します。 スライドはこちらでご覧いただけます。 エージェンティック AI による AWS 上の SQL Server モダナイゼーションの加速 | MAM304 | Level: 300 AWS におけるライセンス管理と最適化 | MAM321 | Level: 300 .NET クラウドジャーニー: 移行とモダイゼーション戦略 | MAM317 | Level: 300 突然 SQL Server データ管理者になった人のための AWS 基礎 | MAM308 | Level: 300 VMware から AWS への準備: 移行前の基本的な決定事項 | MAM357 | Level: 300 Amazon EVS ディーブダイブ: 高度なネットワークとストレージアーキテクチャ | MAM401 | Level: 400 Amazon EVS ディープダイブ: 戦略的な移行計画 | MAM305 | Level: 300 まとめ AWS re:Invent 2025 は 1 つのことを明確にしました。Microsoft および VMware ワークロードをクラウドに移行することは、これまで以上に現実的になっています。エージェンティック AI により、.NET モダナイゼーションと VMware 移行の手作業が数か月から数週間に短縮されます。専用に設計構築されたインフラストラクチャオプションにより、リプラットフォームの障壁が取り除かれ、適切なライセンス戦略を導入することで、コストを管理しながらより迅速に移行できます。 Thomson Reuters から CSL まで、多くのお客様が、適切なツールと明確な移行戦略を組み合わせ、結果を達成しています。セッションをご覧になり、チョークトークのスライドを確認し、AWS での移行の計画を開始してください。 全ての移行とモダナイゼーションのプレイリストは、 YouTube の全プレイリスト をご覧ください。 <!-- '"` --> Suhail Fouzan Suhail Fouzan は、IT 業界で 15 年以上の経験を持つ Amazon Web Services (AWS) のスペシャリストソリューションアーキテクトです。Microsoft ワークロード、移行サービス、AWS Systems Manager による運用管理を専門とし、Suhail はお客様がインフラストラクチャを AWS に正常に移行できるよう支援しています。仕事以外では、Suhail はクリケットをプレーしたり、家族と過ごしたりすることを楽しんでいます。 Bianca Velasco Bianca Velasco は、AWS 上の VMware ベースのワークロードの移行と変革に焦点を当てた AWS のプロダクトマーケティングマネージャーです。マーケティングとテクノロジーで 7 年以上の経験があり、複雑なテクノロジーを意味があり親しみやすいものにするナラティブを作成することに情熱を注いでいます。AWS 以外では、Bianca はボランティア活動、ダンス、ボルダリングを楽しんでいます。 この投稿の翻訳は Solutions Architect の田澤が担当させていただきました。原文記事は こちら です。
こんにちは、電通総研 XI本部 サイバーセキュリティテクノロジーセンターの櫻井です。 本記事ではISC2 CISSP認定を少し変わった観点から紹介します。 なお、本記事でご紹介する資格の情報は2025年12月時点のものとなります。 ISC2 CISSP認定とは? セキュリティ資格(認定)の中での立ち位置 筆者の受験体験 CISSP認定の特色 なぜ難しいのか?その1(出題範囲) CISSP認定で必要とされる知識 どこまで知識を深めるべきか? なぜ難しいのか?その2(認定者の立場) 優先事項はなにか? 誰目線の判断か? なぜ難しいのか?その3(試験形式) 筆者の利用したコンテンツ 書籍 Webコンテンツ Udemyコンテンツ 最後に ISC2 CISSP認定とは? CISSPは正式名称 Certified Information Systems Security Professionalであり、ISC2(アイエスシーツー)が認定しているセキュリティ関係のプロフェッショナル認定です。(※1) 技術的な分野だけでなく、セキュリティ戦略を考案するマネジメント・経営者的な視点も含まれる広範囲の知識を必要とされる認定試験です。 ※1 CISSP®とは セキュリティ資格(認定)の中での立ち位置 CISSP認定の難易度はほぼすべてのサイトにおいて最高レベルの資格群にランクされます。 セキュリティ資格の中でも傾向が異なり、主にマネジメント層向けの認定とされています。(IPA 情報処理安全確保支援士は比較的近しいものだと思います) 問題の傾向としても現れていますが、技術的に完結した正解を問う問題に加えて、現状の組織の立ち位置を踏まえどういった判断が最適かを問う問題が多いです。 筆者の受験体験 筆者は昨年2025年12月にCISSP認定試験を受験し、無事合格することができました。 CISSPは CAT方式 で実施されますが、実際の試験については100問で問題が終了し、延長されることもありませんでした。 学習期間は1か月程度で、確かに難しいが一般的に認知されている難易度レベルまで難しいか?と感じたため本記事の執筆に至っています。 CISSP認定の特色 筆者の考えるCISSP認定はなぜ難しいのか?の特色は以下の3点に分けられると思います。 出題範囲 認定者の立場 試験形式 先に簡潔に述べるとテックブログをご覧の皆さんは、クラウドの設計ややアプリ開発の業務に従事されている方が多いかと思いますが、そういった方々から見るとちょっと変わった試験であるということです。 以降で、3点について紹介したいと思います。 なぜ難しいのか?その1(出題範囲) CISSP認定の出題範囲はプラットフォームや技術領域カットでは表現が難しいです。 この点は他の多くのベンダー資格試験(AWS、Microsoft Azure)やIPAの高度情報処理技術者試験と異なります。 CISSP認定で必要とされる知識 広く認識いただいている代表的な試験で具体例を挙げるとAWS認定の代表 AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP)であればAWS全般の知識がほぼすべて出題範囲ですし、 IPAデータベーススペシャリスト試験 であればデータベースに関わるインフラ、アプリの理解、設計、運用(クエリオペレーション含む)までが出題範囲です。 逆に言うと、SAPであればソフトウェア開発やオンプレミスインフラに関わる範囲はほぼ含まれませんし、IPAデータベーススペシャリスト試験であればソフトウェア開発やネットワークに関わる範囲はほぼ含まれないということです。 では、CISSP認定はどうでしょうか? 出題範囲とされる CISSP CBKドメイン概要 の8項目を見てみましょう。 1.セキュリティとリスクマネジメント 2.資産のセキュリティ 3.セキュリティアーキテクチャとエンジニアリング 4.通信とネットワークのセキュリティ 5.アイデンティティとアクセスの管理(IAM) 6.セキュリティの評価とテスト 7.セキュリティの運用 8.ソフトウェア開発セキュリティ ざっと一覧を眺めてみて、どこまでが出題範囲か理解できたでしょうか。(なんとなくセキュリティ全般?でしょうか) 解としては、セキュリティの課題を解決するために必要となる領域はクラウド、オンプレ、インフラ、ソフトウェア問わずすべて出題範囲ということであり、ほぼ同じことが CISSP8ドメインガイドブック(日本語版) の一文として含まれています。 CISSP CBK を理解しようとした時に、最初に驚かれるのはその範囲の広さです。 リスクマネジメントや暗号、ネットワークセキュリティだけではなく、ソフトウェア開発やコンピュータシステムのアーキテクチャなどもその範囲に入っているためです。また、これらは独立した知識として身につければ良いわけではなく、関連性をもって体系的に理解する必要があるということです。 この点に高難易度たる理由があります。範囲が広すぎるためベース知識の学習に時間がかかるため主に未経験者が受験するにはハードルが高いということです。 逆にセキュリティ領域の知見が薄い方でもクラウド、オンプレ、インフラ、ソフトウェアのバックボーンを持ち、かつ実務経験がある方であれば、セキュリティ領域のキャッチアップをするだけで比較的容易に認定を突破することが可能だと思います。(筆者もその類です。) どこまで知識を深めるべきか? 技術的な正解を問う問題も出題されますので、プロトコルや設計、実装といった細かい内容を理解するのもよいですが、まずは大枠から理解するのが望ましいです。 その為にはCISSP認定のガイドブックを学習するだけでは難しく、自分がなじみがない技術領域の学習を進めることが良いと思います。 例えばクラウド環境から学習される方も多いと思うのでオンプレに関する知識は必須になると思います。IPAネットワークスペシャリスト試験くらいのレベルを満たしてあればこのあたりは基本的に十分です。CISSP対策の問題集を解いている最中に出てきた突飛な用語や技術は個別に調べましょう。 100点を取らないと合格できない試験ではありませんので、俗にいう捨て分野を作るのも選択肢に入りますが、ご自身の財布と相談の上で検討いただくのが良いかと思います。(CISSPの受験費用は1回あたり749$) なぜ難しいのか?その2(認定者の立場) CISSPの出題形式は一般的な4択ですが、技術的な正解(○○を満たすプロトコルは何?)を問う問題だけでなく、選択肢を絞り切れず完全にマッチした回答が存在しない問題があります。 「優先事項はなにか?」、「誰目線の判断か?」の要素を元に条件に合うような回答から絞るにはどうすればよいかに関して、筆者の考えを紹介します。 優先事項はなにか? CISSP認定で問われる点の多くはシステムに求められるセキュリティをどのレベルまで高める必要があるかです。 筆者は4要素で分類し、以下のような優先度で考えながら問題を解いていました。 実害、ダメージへの対応(具体例:社会的影響、自組織以外への影響、人命の損失) > 規制・制度への対応(具体例:GDPRやCCPAへの対応) > コスト問題への対応(具体例:必要以上の対応コストを避ける、経営コストの最適化) > 技術的付加価値の提供(具体例:最新のテクノロジーの適用、過度な利便性の向上) 例を挙げると次のようなものです。 最新のテクノロジーやセキュリティソリューションを追加コストを払って実装することは、既に要件を満たしているのであれば不要である。 システムを提供する地域がGDPRの忘れられる権利への対応が必要の場合、コスト度外視でも対応しなければならない。(この場合はリスク回避という選択も検討) 実装すべきセキュリティレベルは「下限は規制・制度を満たす」、「上限は組織(企業)の経済合理性を考えたうえでマネジメント層、経営者層が判断」というロジックに集約されると思います。(人命や社会的影響への対応は言わずもがな) ITエンジニアリング界隈のコンサルタントや技術者だとより「良い付加価値を提供」という視点になってしまいますが、売る側の視点ではなく買う側の視点に切り替えましょう。この場合は「ヒト、モノ、カネ」ではなく「ヒト、(セイド)、カネ、モノ」なんですね。 誰目線の判断か? 組織としてどうするかを考えるかの目線、つまり管理者、経営者目線での判断を優先するということです。 CISSP CBKドメイン概要 の記載を引用しますが、統制すべきはシステムであり、そのシステムを運営管理する組織です。 8ドメインの共通的な考え方は組織のガバナンスにあります。ガバナンスとは、組織全体の把握をし、適宜修正を行いながら、組織の目的や目標を効率に達成するためのプロセスです。ベストプラクティスを理解し、それを実践するだけではなく、そのベストプラクティスが自らの組織に合ったものであるかどうかを判断し、もしも適切なものでないとした時に組織に合わせた形に修正(テーラリング)できるようにしなければなりません。 回答の中にも技術的な解決と組織的な解決が入り混じってくることがありますが、この場合は組織的にどのように対応するかを考慮した選択肢が正解となる可能性が高いです。 ここまでの総論としては、 CISSP8ドメインガイドブック(日本語版) や CISSP CBKドメイン概要 をとにかく隅々まで読みましょうとなります。試験に関わる様々なエッセンスが含まれていますので必ず目を通すようにしてください。 なぜ難しいのか?その3(試験形式) ISC2のCAT方式については受験者にかなりのプレッシャーがかかると思います。(筆者体験) 筆者は既にCCSPの認定を取得していますが、CCSP認定受験時はCAT方式ではなかったので、今回初めてのCAT方式受験でした。 既に紹介していますが、CAT方式の要点を挙げると以下2点です。 問題数は最小100問、それ以降は回答状況に応じて最大150問まで問題数が変動する。 一度回答した問題に関して戻って回答、見直しは行うことができない。 筆者は100問解いた段階で開始後90分経過のペースでしたが、150問出題される想定だとどのようなペースで解けばよいのか全くイメージがわきませんでした。 大前提は基本的な考え方や出題範囲の基本的な知識をきちんと理解し、余裕をもって回答するという点に尽きると思います。 筆者の利用したコンテンツ CISSP認定に関する筆者の考えは以上ですが、参考までに筆者が利用したコンテンツ(書籍、Web、Udemy)について簡単に紹介します。 書籍 CISSP認定に関する書籍はガイドブックと問題集がそれぞれ出版されています。 新版 CISSP CBK公式ガイドブック The Official (ISC)2 Guide to the CISSP CBK Reference 日本語版と英語版です。発行日が違うので最新は英語版になります。ガイド及びガイドブックについては、辞書代わりの様な使い方になるのかなと思います。 全部読むのに膨大な時間が必要となりますし、一人で黙々と読んでいるだけでは頭に入るイメージがないです。(日本語Kindle版で1700ページのようです。) CISSP 公式問題集 筆者は公式問題集は利用しました。ただし、事前情報とCCSP認定試験を受験したときの経験で同じ問題は出ないという認識でしたので、参考問題レベルの感覚でなぞった程度です。今保有している知識、観点が正しいかを確認しました。 Webコンテンツ CISSPは企業のWebサイト、学習用Webコンテンツ、個人のブログのそれぞれでかなりの種類が存在します。 筆者が利用したものは主に二つです。 piedpin.com CISSPをターゲットに様々な情報を整理しているサイトです。有料のものと無料のものが存在しますが、ここでは無料のものを対象としています。 ※有料のものは後述するUdemyのものと同様かもしれません。(筆者は未利用) CISSPの出題範囲を対象に図やリンクを用いて整理されています。○○という技術について調べたいとなったら非常に有用だと思います。 晴耕雨読さん CISSP 勉強ノート 筆者がCISSPの存在を知ったWebサイトです。(特定のセキュリティ用語を調べようと思ったら検索に引っ掛かりました) CISSPで出題される技術領域を把握するのにわかりやすく整理されていると思います。 ※要約(まとめノート)であって特定の用語に関してすべての内容を網羅することは難しいと思います。 Udemyコンテンツ 所属している企業でUdemy Bussinessをサブスクライブしている場合、以下のコンテンツが利用できると思います。 【日本語】初心者から学べるCISSP講座 先ほどの「piedpin.com」の作者が公開しているUdemyコンテンツだと思われます。 CISSPのCBKごと、8つのコンテンツに分かれています。 技術的な内容に関してもそれなりの分量がありますが、CISSPにおける回答の考え方について注意して学ぶと最も効率が良いです。 日本語音声付きですので、コンテンツ名の通り、初心者でも抵抗なく利用できると思います。 最後に 読了いただきありがとうございました。 CISSPは今後も注目が集まる認定であり、クラウドだけでなく物理のレイヤを含めた統合的な情報セキュリティの認定として普及していってほしいと思います。 また、新しい取り組みとしてISC2 JapanのWG(ワーキンググループ)で AIセキュリティWG も発足しました。 ISC2としてどのようなポリシー策定や研究結果をアウトプットしていくのか、とりわけ経営判断としてどのようにセキュリティリスクや導入を判断していくかについて筆者も注目していきたいと思います。 (※ My credly ) 私たちは一緒に働いてくれる仲間を募集しています! 電通総研 キャリア採用サイト 電通総研 新卒採用サイト 執筆: @sakurai.ryo レビュー: @azeta.takuya ( Shodo で執筆されました )

















