SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

Catoクラウドの帯域選定の話

オフィス拠点にCato Socketを設置してCatoクラウドに接続する際に契約帯域を決める必要がありますが、いったい何Mbpsで接続すればよいか悩まれる場合もあるかと思います。今回は帯域選定についての話です。 はじめに Cato接続で帯域を意識するのは図1でいうとA・B・Cの3か所ですが、今回取り上げるのは 「図1- A」 の拠点接続の部分です。 「図1-B」 は社内サーバがあるデー

【新機能】BigQuery Data Canvasを試してみた!!

こんにちは。SCSKの江木です。 Google Cloud Next ’24 Las VegasのKeynoteにて様々なサービスが発表されました。 発表されたサービスの中で、BigQuery Data Canvas(preview)というものが気になったので触ってみました。 Keynoteにて発表されたサービスについて詳しく知りたい方は以下を参照ください。 【現地速報】Google Cloud Next ’24 Las Vegas Keynoteまとめ。 Google Cloud の旗艦イベントである

Amazon Cognito + Oktaの構成でSAML認証によりアクセストークンを取得してみた

Amazon Cognito User PoolにIdentity ProviderとしてOktaを追加することにより、ユーザー認証が可能なのか調べる機会がありました。今回はOktaで管理されているユーザーを用いてService Provider(Cognito)経由でサインインし、ユーザー認証後の処理としてCognitoからアクセストークンの取得を試みました。 やりたいこと Cognitoに新規ユーザーを作成する事なく、作成済みのOktaユーザーを利

【現地速報】Google Cloud Next ’24 Las Vegas Keynoteまとめ。

こんにちは。SCSKの島村です。 Google Cloud の旗艦イベントである 『Google Cloud Next ’24』 が Mandalay Bay, Las Vegas にて開幕しました。 現地時間4月9日(月)-11日(木) の3日間にわたり基調講演や、先進事例セッション、テーマ別のブレイクアウトセッションなどなど、 最新の技術革新、Genarative AIからセキュリティまで, Google Cloud のあらゆることに関するセッション がご用

続・Smartdbxとは?~Dropbox統合管理ツール~

    Smartdbxとは? 前回の振り返りです。Smartdbxとは何か?についての続編になります。 前回の記事は以下をご確認ください。 Smartdbxとは?~Dropbox統合管理ツール~ SCSKではDropbox管理業務負荷の軽減及びエンドユーザの利便性を向上させるためのDropbox統合管理ツールとして「Smartdbx」を開発いたしました。 blog.usize-tech.com 2024.03.22 Smartdbxは、Dropboxの管理者の業務負荷の軽

Session Managerでインスタンスに接続できないときに思い出す記事

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 皆さん、Session Manager経由でインスタンスに接続できず、調べてみてやっと原因がわかったり調べてみてもさっぱり原因が分からなかったりした経験がありませんか? 対象インスタンスと同一VPCにssm, ssmmessages, ec2messagesのVPC Endpointを作成(インターネット接続のない環境の場合
AWS, DNS

Catoクラウドのグローバルプライベートバックボーンについて

本記事は、本記事の内容は、Cato Networks社の以下の記事を元に日本語へ意訳、再構成したものとなります。 Cato Global Private Backbone レガシーな専用線/閉域網をやめて、インターネット回線ベースとしたSASEへ移行する企業が増えています。 企業ネットワークは、長い間、信頼性が高く、かつ手頃な価格のグローバル接続手段を見つけるのに苦労してきました。 グローバルの専

Cato クラウドの FQDN ベースの制御の仕組みと課題

Cato クラウドでは、通信先の FQDN をベースとしたトラフィック制御やアクセス制御を行うことができます。一方で、FQDN の根幹を成す DNS はアプリケーションレイヤの技術であり、ネットワークやトランスポートのレイヤからは直接扱えない技術でもあります。 そうしたレイヤの違いから Cato クラウドが通信先の FQDN をどのように識別しているのか気になりましたので、深

Amazon Lex V2 で Selective Conversation Log Capture を実行する

こんにちは!最近元気な挨拶を心がけているMasedatiです。 2023年度のAWSのアップデートを見直していたらAmazon Lexに関する以下の記事を見つけました。 Amazon Lex が Amazon Lex V2 向けの Selective Conversation Log Capture を導入 aws.amazon.com Selective Conversation Log Capture は、セキュリティやプライバシー上の懸念から会話型ログをデフォルトで有効にできない場合に、お客様がトラブルシュー

LangChainを使って、要約に最適なGoogleのLLMモデルとプロンプトを考えてみる

こんにちは!SCSKの江木です。 以前、BigQuery MLのML.GENERATE_TEXT関数を使って要約を生成させるというブログを執筆している際に、要約精度が良いモデル・プロンプトは何だろうと疑問が湧きました。 今回はこの疑問について解決するべく、流行りのLangChainを使って、要約精度が良いGoogleのLLMとプロンプトを考えてみようと思います。 ※以前のBigQuery MLのML.GENERATE_TEXT関数のブ

Discord から Amazon EC2 の起動・停止を管理する【コード・テンプレート付き】

こんにちは、SCSKのひるたんぬです。 もう4月になりますね…2024年度の幕開けです。 昨年の4月に新入社員としてSCSKに入社し社会人デビューをした身としては、あっという間の一年だったなぁ…と思うと同時に、「もう後輩が来るんですか!?」というのが正直なところです。少しでも先輩らしい(?)振る舞いができるようになりたいものです。 今回は、仕事上…というよ

オンプレミス間NAT接続を実現するAWSネットワークの構築

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 以前、AWSのVPC上で双方向1対1NATを実現するという記事を書きました。 AWSで双方向1対1NATインスタンスを構築する AWS環境でNATが必要なとき、NAT Gatewayなどのマネージドサービスが用意されていますが、双方向のNATが行えないなどの制約があります。双方向(SNAT, DNAT)での1対1NATを

クラウド初学者がVCP-DCVを受験してみた

皆様、こんにちは。 SCSK入社1年目の佐藤海渡です。 もう今月で、「入社1年目」と言えなくなってしまうことに恐怖を覚えている今日この頃です。 そんな私ですが、確実にこの1年で成長した点があります。 それは…   VCP-DCV 2024に合格したことです! 今回の記事では、クラウド初学者である私が、VCP-DCVを受験し、合格するまでの流れをまとめてみようと思います

Amazon Connectのちょっと便利な使い方!対応確認ができる自動電話通知

こんにちは。SCSKの和田です。 私は、SCSKのプライベートクラウド「 USiZEシェアードモデル 」(ユーサイズシェアードモデル)のサービス企画・開発を担当しています。「USiZEって何だろう?」と思われた方、または「ちょっと気になる!」という好奇心旺盛なあなた!USiZEの世界を覗いてみたくなったら、まずはこちらをクリック↓ SCSKのプライベートクラウド「USiZEシェ

【CSPM】PrismaCloudでAzure環境を監視してみた

Prisma Cloudは、クラウド環境のセキュリティとコンプライアンスを一元管理するツールで、リアルタイムの脅威検出やリソースの監視が可能です。今回は、実際にAzure環境(サブスクリプション)をPrisma Cloudに接続してみました。 作業する前に まずは接続する前に接続方法や前提条件の確認から行います。 接続パターン Azure環境をPrisma Cloudに接続するには、以下の3つのパ