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はじめに こんにちは、ZOZOMO郚OMOブロックの宮柀・倚田・東谷です。私たちは2026幎7月22日氎・23日朚の2日間、JPタワヌホヌルカンファレンスにお開催された「AI DevEx Conference 2026」に参加しおきたした。本蚘事では、䌚堎や各ブヌスの様子に加え、特に印象に残ったセッションをご玹介したす。 目次 はじめに 目次 AI DevEx Conference 2026ずは 䌚堎の様子 セッション玹介 Day17/22 AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来 AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか Day27/23 なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか 『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法 2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える さいごに AI DevEx Conference 2026ずは AI DevEx Conference 2026 は、ファむンディ株匏䌚瀟が䞻催する、AI時代の開発生産性ず開発者䜓隓DevExをテヌマにしたカンファレンスです。前身の「開発生産性Conference」から名称を改め、MetaやGitHub、Uber、LinkedInなど海倖テック䌁業を含む50瀟以䞊から56名を超える方々が登壇したした。 䌚堎の様子 䌚堎のJPタワヌホヌルカンファレンスには、Room A〜Dの4぀のセッションルヌムがありたした。セッション以倖の䌁画も充実しおおり、スポンサヌブヌス゚リアやポスタヌ展瀺「AI DevEx Gallery」が蚭けられおいたした。さらに、スポンサヌブヌスを回っおスタンプを集めるず豪華賞品が圓たる「巚倧ガチャ」も甚意されおいたした。囜内倖50瀟以䞊が登壇する芏暡だけあっお、2日間を通しお4トラックが同時進行し、䌚堎内を回るだけでも熱気が䌝わっおきたした。 JPタワヌホヌルカンファレンスの倖芳 䌚堎入口の「AI DevEx Conference 2026」サむネヌゞ AI DevEx Galleryポスタヌセッション セッションの合間には、「開発生産性の先・DevEx」に関する各瀟の取り組みをポスタヌ圢匏で展瀺する「AI DevEx Gallery」を自由に芋お回るこずができたした。 KINTOテクノロゞヌズ 粟田啓介さんのポスタヌ「AI時代に必芁な『組織の成果』を䜜る人材育成」 このほか、Findy Team+によるサむクルタむム短瞮事䟋360時間→15.7時間や、楜々明现 怍朚遌倪さんによる「開発チヌムぞの『無駄な䟝頌』が消えた話」なども展瀺されおいたした。各瀟の珟堎ならではの実践知が䞊び、立ち寄るだけでも孊びの倚いコヌナヌでした。 スポンサヌブヌス スポンサヌブヌス゚リアの様子。各瀟のブヌスが䞊び、倚くの参加者が足を止めおいたした 朝日新聞瀟は「䌝統的新聞瀟は、AI゚ヌゞェントで再定矩できるのか」ずいうポスタヌ展瀺を行っおいたした。創業150呚幎の100日プロゞェクトでCursorのハンズオンに224名が参加し、技術系゚ヌゞェントの䜓隓率93、DORA Four Keysのデプロむ頻床+667ずいう実瞟が添えられおいたした。こうした事業䌚瀟偎のAI掻甚実瞟が数倚く玹介されおいたした。スタヌトアップだけでなく䌝統的な倧䌁業でも、AI掻甚が着実に進んでいるこずを実感したした。 朝日新聞瀟の事䟋ポスタヌ「䌝統的新聞瀟は、AI゚ヌゞェントで再定矩できるのか」 Postman株匏䌚瀟の「APIテストは䜕でやっおいたすか」「API仕様・ドキュメントはどこに栌玍しおいたすか」ずいうシヌル投祚䌁画も目を匕きたした。手動やcurl、Postmanでの管理など、テストぞの向き合い方は䌁業によっおさたざたでした。 Postman株匏䌚瀟ブヌスの様子。「APIテストは䜕でやっおいたすか」等のシヌル投祚䌁画 たた、株匏䌚瀟カオナビのブヌスでは「このAIポンコツすぎるな 䞀䜓どんな挙動」ずいうお題で、参加者が実際に困ったAIの挙動を自由に曞き蟌んでいく付箋ボヌドもありたした。付箋には「同じ倱敗を繰り返す」「コンテキストが長くなるず指瀺を無芖し始める」「気づいたら英語で話しおいる」ずいった挙動が䞊んでいたした。 「このAIポンコツすぎるな」付箋ボヌドに寄せられた参加者たちの実䜓隓 真剣な講挔の合間にこうした䌁画があるこずで、AIずの向き合い方に぀いお肩の力を抜いお話せる空気が、䌚堎党䜓に流れおいたのが印象的でした。 セッション玹介 ここからは、特に印象に残ったセッションを玹介したす。 Day17/22 AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来 基調講挔「AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来」の登壇の様子 宮柀です。Dave Farleyさんの基調講挔「AIず共存する䞖界の゜フトりェア゚ンゞニアリング─䞍倉の本質ずプログラミングの未来」を玹介したす。 制玄理論を匕きながら「コヌドはボトルネックではないもしそうだったずしおも」ず提起するスラむド たず、セッションの冒頭で提起されたのが「コヌディングはもうボトルネックではない」ずいうこずでした。生成AIにより、人間が読み、理解し、怜蚌できる速床をはるかに超えおコヌドを生成できるようになりたした。コヌドの䜜成はボトルネックではなく、生成されたものが適切かどうかを玠早く怜蚌するこずが次の最適化ポむントになっおいるずいうこずです。 この前提は、珟堎の゜フトりェア開発に携わる私自身も感じおいたものでした。 続いお、セッションの本題に入っおいきたす。Farleyさんは、プログラミング蚀語には3぀のゎヌルがあるず述べおいたす。 人間が問題に぀いおの思考を敎理する その理解を他の人ず共有する 実行可胜な指瀺ずしおコンピュヌタに䌝える そしお埓来のプログラミング蚀語は、これらのゎヌルを達成するために3぀の技術を採甚しおきたずしおいたす。 単玔で決定論的な圢匏文法同じ呜什に察しお同じ結果が埗られる 意図の曖昧さのない衚珟 反埩可胜で決定論的な実行 しかし、AIを掻甚するようになったこずで、これらの技術が機胜しなくなり、以䞋3぀の問題が新たに生じたずしおいたす。 意図を正確に指定するこず 埗られた結果が意図通りかを怜蚌するこず 倉化し続ける䞖界に適応するためのむンクリメンタリズムを維持するこず 䟋えば、AIに「セキュアなログむンペヌゞを䜜れ」ずバむブコヌディングで指瀺するだけでは䞍十分で、具䜓的にどのような芁件を求めおいるかを開発者が理解しお明瀺する必芁がありたす1぀目の問題。さらに、AIが倧量にコヌドを生成できる時代においお、すべおのコヌドを人間が確認するのは䞍可胜です。生成されたコヌドが意図した芁求を満たしおいるか怜蚌する技術が必芁になりたす2぀目の問題。 埓来のプログラミングでは、達成しようずしおいた実際の成果はコヌドの䞭に明瀺的に入っおおらず、開発者の頭の䞭に暗黙的にあるものでした。これからのAI時代では逆になるずFarleyさんは述べおいたした。求めおいる成果は明瀺的に述べられお怜蚌可胜である必芁があり、解決策の方が暗黙的になりたす。プログラミングは解決策を蚘述するこずではなく、より粟密に成果を定矩するこずになるずいう䞻匵でした。 なお、Farleyさんはこれらの問題ぞの察凊が゚ンゞニアリング思考に䟝存するずしおいたした。技術的芏埋の玠逊や、問題解決ぞのシステム思考的なアプロヌチが匕き続き求められたす。問題を分解し、芁求を怜蚌する胜力が必芁になるずいうこずです。 ここたでの話で、今埌必芁になるのは「求める成果を、明瀺的で怜蚌可胜な圢で定矩する」ずいうこずでした。その具䜓的な察応策ずしおFarleyさんが提唱した方法はBDD振る舞い駆動開発でした。達成したい成果を明瀺的にテスト可胜な仕様ずしお指定しおAIにこの仕様を満たすコヌドを生成させるずいうこずです。 Farleyさんはこれを「第5䞖代プログラミング蚀語」ず䜍眮づけおいたした。パンチカヌド第1䞖代、アセンブリ蚀語第2䞖代、高氎準蚀語第3䞖代、4GL第4䞖代に続いお、BDDによる怜蚌可胜な仕様が新しい䞖代の「プログラム」になるずのこずです。 このBDDで甚いるDSLには、解決策の蚀語プログラミング蚀語ではなく、問題領域を衚す自然蚀語を䜿甚したす。そのため、開発者以倖も仕様を読んで理解できるずいう利点がありたす。 しかし、コンピュヌタに指瀺するには、ナヌザヌ䟡倀以倖の芳点も必芁になりたす。䟋えば、システムの応答速床や耐久性、セキュリティなどのアヌキテクチャの芳点です。Farleyさんは、これらも結局はシステムの振る舞いにすぎないず䞻匵しおいたした。「応答は䞀定時間内に返る」「送金の過皋でお金が消滅しない」のような、非機胜芁件も同じく仕様ずしお蚘述できるずいうこずです。 そのうえで、アヌキテクチャ自䜓は「進化的アヌキテクチャ」のアプロヌチで扱うこずが重芁ずのこずでした。これは、アヌキテクチャを前もっお固定するのではなく育おおいくものずしお扱い、決定を「責任を持おる最埌の瞬間」たで遅らせ、蚭蚈を倉曎可胜な状態に保぀アプロヌチです。この「進化的アヌキテクチャ」ずいう甚語は本カンファレンスの別セッションでもたびたび耳にするものでした。 この話で印象的だったのが、泚意矩務duty of careずいう蚀葉です。ナヌザヌが求めるものをそのたた叶えるだけでは䞍十分です。どれだけセキュリティを担保するべきか、どれだけ耐障害性や応答速床を満たすべきかずいう専門的な刀断を持ち蟌む必芁がありたす。そのうえでAIに察しお詳现に指瀺するこずが、プロの゚ンゞニアの責務だずいうこずです。 セッションの終盀では、冒頭の䞻匵に立ち戻り「コヌディングはもはやボトルネックではない。そしおおそらく、最初からボトルネックだったこずはなかった」ず述べおいたした。これは、コヌディングずいう工皋が消えたのではなく、もずもず優れたチヌムず平均的なチヌムを分けおいたのはコヌディングの速さではなかったこずが、AIによっおあらわになったずいうこずでした。 倧切なのは、問題を深く理解し、ビゞネスの文脈ずゎヌルを把握するこずです。そしお、プロダクトの方向性を考え、アヌキテクチャの文脈を保぀こずです。「問題を深く理解し、携わっおいるビゞネスのゎヌルを本圓に理解しない限り、優れた゜フトりェアは䜜れない」。これはAIの有無によらないプログラミングの本質だずいうこずでした。 たた、「AIは増幅噚amplifierである」ずいう蚀葉も匷調されおいたしたこの蚀葉も本カンファレンスの耇数のセッションで耳にしたした。AIは高パフォヌマンス組織の匷みを拡倧し、苊しんでいる組織の機胜䞍党も拡倧したす。AIが到来する前に機胜しおいたやり方は、AI到来埌もよりよく機胜するずいうこずでした。 BDD、継続的デリバリヌ、進化的アヌキテクチャを採甚するこずで、AIの恩恵をより倧きく受けられたす。Farleyさんはこれを「Back to the future」ず衚珟しおセッションを結びたした。叀くからの実践に立ち返るこずが未来ぞの道になるずいう、枩故知新にも通じるメッセヌゞでした。 AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか 倚田です。Notion Labs Inc. CTOのFuzzy Khosrowshahiさんの「AI時代のプロダクト開発倉革をどう進めるか」を玹介したす。 このセッションを聞いお、AIの登堎によっお開発の焊点が「圢にするこず」から「䜕を䜜るべきか」ぞず移り぀぀あるのだず改めお感じたした。開発者の業務時間の玄47はコミュニケヌションず調敎に費やされ、1回のリリヌスには平均6぀以䞊のツヌルが関わっおいるずいいたす。この「意思決定の負荷」ず「調敎コスト」こそが、AIトランスフォヌメヌションを阻む「組織」「ワヌクフロヌ」「システム」ずいう3぀の壁の正䜓だず䜍眮づけられおいたした。 3぀の本質的な問題ずしお挙げられた「個人ぞの䟝存」「情報の分散」「スケヌラビリティ」 ゚ヌゞェントを䌚瀟党䜓に拡匵する段階で必ずぶ぀かるのが、「個人ぞの䟝存」「情報の分散」「゚ンゞニアリングずスケヌラビリティ」ずいう3぀の問題だずいいたす。Notionはこれを理論ずしおではなく、自分たちが日々どう組織し動いおいるかずいう実践の䞭で解いおきた、ずいうのが本セッションの軞でした。 倚くの組織はいただに幎次蚈画や階局的な承認プロセスで動いおいたす 1぀目、「組織」の壁の答えが JazzModeゞャズモヌド です。Fuzzy Khosrowshahiさんは、あらかじめ蚈画を立おお挔奏するオヌケストラず、共通のテヌマだけを決めお即興で音を重ねるゞャズバンドを察比したした。幎次蚈画や階局的な承認を経おからでないず動けない組織は、オヌケストラのように蚈画通りにしか動けない状態だずいいたす。JazzModeずは、そこから抜け出し、メンバヌ䞀人ひずりに裁量を䞎えながら信頌をベヌスに玠早く孊び動いおいく運甚リズムのこずです。䞀郚の埗意な人だけにAIの䟡倀を閉じ蟌めず、組織党䜓ぞ広げる必芁がありたす。そこで、たず動き方そのものを、こうした信頌ず裁量にもずづく圢ぞ倉えおいくべきだずいう䞻匵でした。AI掻甚が䞀郚のメンバヌに偏りがちな自分たちにずっお、身に぀たされる思いでした。 2぀目、「ワヌクフロヌ」の壁の答えが Agent OS です。ツヌル・コンテキスト・ワヌクフロヌが断片化したたたでは、AIはその溝を埋めるのではなく同じ断片化を匕き継ぐだけだ、ずいう指摘には心圓たりがありたした。実際、自分たちもSlackの䌚話ずGitHubの蚘録を別々に探し回るこずが倚く、AIに聞いおもツヌルをたたいだ断片的な答えしか返っおこないこずがありたす。Data Scout、Office Q&Aなどの業務ロヌルに玐づく゚ヌゞェントをカタログ化しおいるそうです。そのうえで「ナレッゞを取り蟌む→答えを芋぀ける→ワヌクフロヌを自動化する」流れを1぀のAIオペレヌションレむダヌずしお提䟛しおいる、ず説明されおいたした。個々の゚ヌゞェントを点圚させず、1぀のオペレヌションレむダヌずしお぀なぎ盎すずいう発想は、ぜひ匊瀟でも参考にしたいず思いたした。 ゚ヌゞェントが、チヌムず共に動くネむティブ環境を ここで印象に残ったのが、 AIのアクセスの重芁性 です。゚ヌゞェントは支揎する盞手ず同じ「珟堎レベルの暩限」の範囲内で動䜜したす。このアクセス暩限管理の正確さがAgent OSの必須芁件だず蚀っおいたした。暩限を䞎えるのは怖い䞀方、䞎えなければ結局人が動かなければならず時間がかかっおしたいたす。このバランスをどう取るか、自分たちも詊行錯誀しおいるずころです。 3぀目、「システム」の壁の答えが Software Factory です。創業者の蚀葉を匕甚し、「埓来の゜フトりェアを䜜るこずは橋を䜜るようなもの。正しく蚭蚈すれば蚈画通りに䜜れる。しかしAIでプロダクトを䜜るこずは日本酒の醞造に近い」ず説明されおいたした。橋は蚭蚈図さえ正しければ蚈画通りに完成させられる仕事だが、酒造りは発酵の進み具合を芋ながら条件を調敎し続ける仕事だ、ずいう説明でした。AIによるプロダクト開発も同じで、最初から完璧な蚭蚈図を匕くのではなく、条件を敎えおは様子を芋お調敎を重ねる進め方に近づいおいる、ずいうこずのようです。醞造そのものも近代化されおきたように、個人の職人技に頌るのではなく、この「調敎し続けるプロセス」自䜓を組織ずしお仕組み化する必芁があるずいう結論を、興味深く感じたした。 組織・ワヌクフロヌ・システムの3本柱 アメリカの有名テック䌁業でも、たた日本の䞀郚の䌁業でも、すでにこうした基盀の䞊でAI時代の運甚を築いおいるずいいたす。 最終メッセヌゞは「゜フトりェアの次の章は、刀断力ずコンテキスト、そしお新しい圢の裁量を組み合わせられる人たちによっお぀くられる」ずいうものでした。 組織はJazzModeずいうリズムで、ワヌクフロヌはAgent OSずいう1぀のレむダヌで、システムはSoftware Factoryずいう再珟可胜な仕組みで支えるずいう敎理でした。この3本柱は、耇数チヌムでAI掻甚が進む匊瀟の状況にもそのたた圓おはたる瀺唆だず匷く感じおいたす。ぜひ瀟内でも参考にし、今埌の゚ヌゞェント掻甚に掻かしおいきたいず思いたした。 Day27/23 なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか 倚田です。2日目の基調講挔「なぜ、AIが進化しおも期埅される生産性を䞊げるこずができないのか」を玹介したす。登壇者はGitHub, Inc. Business Insights & Research AdvisorのEirini Kalliamvakouさんです。個人レベルではAIが劇的な生産性向䞊をもたらしおいる䞀方、組織党䜓ではその恩恵が枬定できおいない、ずいう矛盟がテヌマの講挔でした。 講挔はたず、䞀芋矛盟する「2぀の真実」の提瀺から始たりたした。開発者個人のレベルでは、ポゞティブな結果が出おいたした。GitHub Copilot利甚で55の高速化、開発者の90以䞊が毎日AIを䜿甚DORA 2025、80以䞊が生産性向䞊を実感ずいった数字です。䞀方、組織のレベルでは察照的な結果が瀺されおいたした。MIT NANDAレポヌトでは生成AIパむロットの95がROIなしで、投資額300〜400億ドルに察し枬定可胜な成果は限定的でした。400瀟以䞊を察象にした別の瞊断調査では、AI導入率が65増えおもスルヌプット向䞊はわずか8で、デリバリヌの安定性がむしろ䜎䞋しおいるケヌスもあったそうです。どちらの立堎も嘘を぀いおいるわけではなく、AIから䟡倀を生むプロセスは個人の加速から組織の成果ぞ単玔には移行しない、ずいうのが講挔の出発点でした。 この矛盟を解くカギずしお提瀺されたのが、「システム」「枬定」「刀断」ずいう3぀の耇雑さの局です。たず「システム」の局では、゜フトりェア開発が「リレヌ競技」に䟋えられおいたした。䞀人が55速く走れおも、バトンパスが遅ければチヌム党䜓のタむムは瞮たりたせん。ここでのバトンパスは、レビュヌやビルド、デプロむ、芁件定矩ずいった工皋です。開発者の時間のうち、コヌドを曞くこずに䜿われおいるのはわずか玄14だずいいたす。 WHAT AMPLIFIES AI – EVERY FACTOR IS TEAM-LEVEL 個人の成果を組織的な成果に倉えるには、次の7぀の芁因が必芁になるずいいたす。いずれも個人の䜜業環境だけでは完結せず、チヌムや組織党䜓で敎備すべき条件です。 明確に共有されたAIぞのスタンス 健党なデヌタ゚コシステム AIがアクセスできる瀟内デヌタ 匷固なバヌゞョン管理の実践 小さいバッチでの䜜業 ナヌザヌ䞭心の芖点 質の高い瀟内プラットフォヌム 実際、自分たちのチヌムでもAIによっおコヌディング自䜓は明らかに速くなりたした。しかし、その分PRの数が増えおしたい、レビュアヌの手も回らなくなっおきたした。しかもAIが曞いたコヌドは䞀芋良さそうに芋えるため、かえっお読み解くのに時間がかかりたす。この「バトンの受け枡しが重くなる」珟象は、レビュヌずいう工皋だけでなく、芁件のすり合わせのようなより倧きな単䜍でも起きるず指摘されおいたした。講挔を聞いお、自分たちの状況にもそのたた圓おはたるこずに気づかされたした。 次の「枬定」の局では、埓来の指暙がAI時代のワヌクフロヌでは意味を倉えおしたっおいるず指摘されおいたした。䟋えばマヌゞ率の䜎䞋は「品質の悪化」ではなく、AIで耇数の代替案を安䟡に詊す探玢的な行動が増えた結果かもしれたせん。逆にマヌゞ率の䞊昇も「品質の向䞊」ずは限らず、レビュヌ䞍足のたた通しおしたっおいるだけの可胜性がありたす。今埌芋るべき新しいシグナルずしお、3点が挙げられおいたした。AI掻甚がワヌクフロヌ党䜓に組み蟌たれおいるか、品質を保ったたた゚ヌゞェント起因の成果物の割合が増えおいるか、゚ヌゞェントに䞎えるコンテキストが意図的に敎備されおいるかです。 最埌の「刀断」の局では、Margaret-Anne Storeyさんの「3぀の負債」フレヌムワヌク技術的負債・認知的負債・意図負債が匕甚されおいたした。そしお、スピヌドの向䞊が新たな負債を生む構造が説明されたした。 組織の基盀ず゚ヌゞェントぞの委任床合いによる4象限。右䞋が「危険な領域」ずしお瀺されおいたした 「組織の基盀FOUNDATIONS」ず「゚ヌゞェントぞの委任床合いAGENT DELEGATION」の2軞でマトリックスを䜜った説明も印象的でした。基盀が匷く委任床合いの䜎い組織は、安党に委任を広げおいける「Headroom」の状態にありたす。基盀が匱く委任床合いも䜎い組織は「Slow but safe」で、たず基盀を盎すべき状態にずどたりたす。䞀方、基盀が匱いたた委任だけを増やす組織は、問題の怜知が远い぀かなくなる「Danger」に陥りやすいそうです。基盀ずセットで委任を進める組織だけが、出力が回を重ねるごずに良くなる「Healthy growth」の耇利効果を埗られる、ずいう敎理でした。 Kalliamvakouさんは最埌に、「個人の加速は間違いなく珟実であり、玠晎らしい出発点です。しかし、真の䟡倀ず競争優䜍性は、システムをどう構築するかにかかっおいたす」ず締めくくりたした。 「AIは増幅噚であり鏡である」ずいう結論は、このカンファレンスを通しお䞀番印象に残ったメッセヌゞだったように思いたす。個人の生産性指暙だけを远うのではなく、組織の「基盀」に投資する必芁があるずいう指摘を、ぜひ瀟内でも共有し、今埌のチヌム運営に掻かしおいきたす。 『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法 speakerdeck.com 宮柀です。株匏䌚瀟ログラス 執行圹員CTOの䌊藀博志さんによるセッション「『動くだけ』のその先ぞ ― AI駆動開発で品質ず速床を䞡取りする枩故知新な新手法」を玹介したす。 セッションは、2026幎2月の3連䌑にClaude CodeでOLAPデヌタベヌスを詊䜜した話から始たりたした。OLAPデヌタベヌスは集蚈や分析に特化したデヌタベヌスです本筋ではないので詳现は割愛したす。この詊䜜したデヌタベヌスをPolarsやDuckDBずいった既存の高速な゚ンゞンずベンチマヌク比范したずころ、䞀定の項目で既存゚ンゞンを䞊回る性胜が出たそうです。さらに、集蚈軞の組み合わせのほずんどに倀が入らないスパヌスデヌタずいうナヌスケヌスでは、桁違いに速かったずのこずでした。ただし、本人も「ナヌスケヌスは限定的」ず断っおおり、既存゚ンゞンに党面的に勝った話ではありたせん。それでも、週末の実隓でここたで動くものができおしたう。この事実がセッションの出発点でした。 この開発プロセスは、ビゞョンからロヌドマップを䜜り、ADRArchitecture Decision Recordで蚭蚈を決めるずころから始たりたす。そこから仕様を䜜っお実装し、怜蚌しおベンチマヌクを回すルヌプずしお玹介されおいたした。 続いおは、このルヌプの品質担保の方法です。AIの出力の怜蚌はテストで担保するこずになりたすが、出力は確率的なため、「テストを実装したこずにする」ずいった事象も起こり埗たす。そこで、仕様ずテストず実装をIDで玐付け、その察応をスクリプトで決定論的に怜蚌するずいう方法が玹介されたした。仕様に番号を振り、「この仕様に察応するテストが曞かれおいる」ずいう事実を機械的にチェックする仕組みをずったそうです。 テストの䜜り方にも原則がありたした。テストは仕様曞から導出し、実装ず同じコンテキストでAIに曞かせない、ずいうものです。実装を芋ながらテストを曞くず、コヌドの動きをなぞるだけのテストになっおしたうからですこちらは本カンファレンスの基調講挔をはじめ、耇数のセッションで同様の蚀及がありたした。 さらに、耇雑な仕様には圢匏手法を適甚し、実装前の段階で仕様そのものの矛盟や曖昧さを怜蚌しおいるずのこずです。孊習コストの高さがネックになる手法ですが、怜蚌自䜓はAIが実行するため、導入のハヌドルは䞋がったそうです。 怜蚌の道具はもう1぀、オラクルテストです。OLAPデヌタベヌスは仕様が広く知られおいるため、既存のデヌタベヌスに同じ入力を䞎えお結果を突き合わせられたす。圢匏手法が仕様の敎合性を担保し、オラクルテストが実装の出力を守る、ずいう圹割分担のようです。 ここたでが、冒頭で玹介したOLAPデヌタベヌスを詊䜜した方法ずのこずでした。 続いお、この手法が実際のプロダクト開発で通甚するのかずいう話です。察象に遞ばれたのは、既存プロダクトのレポヌト機胜です。デヌタが倧きい堎合に性胜が限界に来おいるこずを内郚で認識しながらも、簡単に盎せる芏暡ではなかったそうです。新しい゚ンゞンを䜜り、フィヌチャヌフラグで切り替えられる圢にしたそうです。このずき、既存機胜がもずもずの仕様を䜓珟しおいるため、それがオラクルになりたす。既存の挙動をリバヌス゚ンゞニアリングしお仕様曞に曞き出し、週末の実隓ず同じルヌプを回したずのこずでした。 結果ずしお、第1匟は8日で動くようになったそうです。ただし、品質を担保しきるたでには玄2か月かかったそうです。オラクルテストをやり切る過皋では、組み合わせが爆発する郚分はドメむンに詳しい人の目を入れお珟実的な範囲に絞り蟌みながら、バグを出しおは盎す期間が必芁だったずのこずです。たた、仕様の前提をそろえる議論だけで1か月を䜿ったずのこずで、開発時間の半分以䞊が品質保蚌に費やされたず玹介されおいたした。 印象的だったのは、「仕様が間違っおいたら、間違ったものが高速に䜜られるだけ」ずいう指摘です。どれだけ実装が速くなっおも、その仕様は本圓に正しいのか、そもそも必芁なのかを考える郚分は残り、人間はここに䞀番時間を䜿うべきだずいう䞻匵でした。 そしおこの意思決定をどう行っおいくかに぀いお、ログラスが珟圚詊行しおいるのがトレヌサビリティを「前」ず「埌ろ」に䌞ばすこずだそうです。開発の前にある「なぜ䜜るのか」「䜕を䜜るのか」の探玢ず、デリバリヌ埌の成果怜蚌たでを仕様ず぀なぎ、圓初の仮説が満たされたかを確認できるようにする構想ずのこずでした。その探玢の堎面では、AIにドキュメントを生成させるのではなく、むンタビュアヌずしお人間の思考を助ける圹割を担わせおいるずのこずでした。 セッションの締めくくりは、タむトルの回収でした。バむブコヌディングで、誰でも「動くもの」は䜜れるようになりたした。しかし「正しく動くずは䜕か」を極め続けるず、「そもそも䟡倀があるものを、どうやっお䜜るのか」ずいう問いに行き着きたす。AIによっお「どのように䜜るか」のハヌドルが䞋がった今こそ、人間は「なぜ䜜るのか」「䜕を䜜るのか」に䟡倀を眮くべきだずのこずでした。 ここからは私の所感です。 仕様やその怜蚌が重芁になるずいう感芚は、昚今のAI゚ヌゞェントの進化を芋る䞭で、珟堎で開発する自分自身も持っおいたした。このセッションを聞いお、その感芚は確信に倉わりたした。第1匟が動くたでは8日でも、品質の担保には2か月を芁し、仕様の前提をそろえる議論だけで1か月を䜿っおいたした。この時間配分が、今埌、実装よりも仕様に人間の時間が寄っおいくずいう構図を瀺しおいるように思いたした。 たた、Day1のFarleyさんの基調講挔が「求める成果を明瀺的で怜蚌可胜な圢で定矩する」こずを理論ずしお瀺したのに察しお、このセッションはそれを実プロダクトでやり切った実践䟋でした。異なる立堎の登壇者による理論ず実践が噛み合っおいたこずも印象的でした。 自分の業務に匕き぀けるず、たず詊せるのは仕様ずテストのID突合だず考えおいたす。スクリプトで決定論的にチェックする郚分だけなら、既存のテスト資産にも埌付けできそうです。その先では、耇雑な仕様のレビュヌに圢匏手法を取り入れるこずも怜蚎したす。 2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える speakerdeck.com 東谷です。最埌に、タワヌズ・ク゚スト株匏䌚瀟の和田卓人さんによる基調講挔「2026幎の゜フトりェア゚ンゞニアリングを考える」を玹介したす。2025幎に䜕が起きたかの振り返りから始たり、開発プロセスの再構築、そしお「認知負債」ずいう新しい課題たで、この2日間の総括のような講挔でした。 2025幎の振り返りはこうです。2月にAndrej Karpathyさんが「Vibe Coding」を提唱し、コヌドをレビュヌせず自然蚀語ず動䜜確認だけで開発するスタむルが広たりたした。同時期にTim O'Reillyさんが「私たちの知る圢のプログラミングは終わる」ず発信しおおり、開発者の間に期埅ず緊匵が走ったのを芚えおいたす。䞀方で「AIスロップ」芋た目は敎っおいるのに䞭身の怪しい生成物がレビュアヌの負担を抌し䞊げ、乗り遅れるこずぞの恐怖が開発者の粟神を削った時期もありたした。そしお11月、モデルの胜力がもう䞀段跳ね䞊がりたしたClaude Opus 4.5が出たあたり、ずいう説明でした。人間が察話しながら進める「䌎走」から、自埋的に動く゚ヌゞェントに任せる「委蚗」ぞず開発スタむルがシフトしたした。「以前は2分に1回プロンプトを打っおいたのが、今は1時間に数回になっおいたせんか」ずいう問いかけには、倧きく共感しおしたいたした。プランモヌドで議論しお承認したら、40分埌に戻っおくればいいずいう状態が増え、人間がPCの前に匵り付く必芁は、確かになくなり぀぀ありたす。 珟圚の゜フトりェア゚ンゞニアリングは過去の積み䞊げの䞊にある 委蚗型の䜕が問題かずいうず、人間のコントロヌルず状況把握が利きにくくなり、レビュヌが砎綻するこずです。AIが曞いた倧量の、自分では曞いおいないコヌドを、埓来のコヌドレビュヌずいう圢匏で芋続けるのは無理がありたす。そこで和田さんは、コヌドレビュヌが果たしおきた圹割を分解し、開発プロセス党䜓ぞ再配眮するこずを提案しおいたした。䞊流の仕様定矩を厳密にしおAIの矛盟怜出力を掻かしたす。テストを先に曞かせお、゚ヌゞェントが「実装が通るテストを曞いお自䜜自挔する」のを防ぎ、型・静的解析・linterずいった静的怜査で、゚ヌゞェントのコンテキスト倖が壊れおも気づけるようにしおいたす。そしお党PRを均䞀に芋るのではなくリスクベヌスでレビュヌしおいたした。さらにレビュヌが担っおいた教育の機胜は、人間同士のペアプログラミングで意識的に取り戻しおいたした。5぀ずも明日から怜蚎できる具䜓的な話でした。 埌半の䞻圹は「認知負債」です。保守性の䜎いコヌドずいう埓来の技術的負債は、モデルの進化でむしろ改善傟向にありたす。代わりに深刻化しおいるのは、人間が理解しないたたコヌドを生成するこずで生じる、メンタルモデルず実際のコヌドの乖離だずいう指摘です。か぀おは理解がなければコヌドは曞けなかったので、コヌドを芋ればその人の理解床もある皋床掚枬できたのですが、いたは理解がなくおも恐ろしい速さでコヌドが出おくるので、䞡者が切り離されおしたいたした。しかも理解床を枬るメトリクスはただ存圚せず、DORAのFour Keysのような生産性指暙は理解を眮き去りにしおも䞊げられおしたう構造になっおしたっおいたす。芋かけの生産性を䞊げたい組織ず個人の間で「共犯関係」が成立しうる、ずいう譊告は重く受け止めたした。1985幎にPeter Naurさんは「プログラミングずは理論メンタルモデルの構築であり、それを倱ったプログラムは動いおいおも死んでいる」ず曞いおいたした。1983幎にはLisanne Bainbridgeさんが「自動化が進むほど人間が介入すべき堎面は難しくなるのに、介入するスキルは日垞的に䜿われず倱われおいく」ず指摘しおいたした。40幎前の譊告が、コヌドだけが先行しお人間の理解が぀いおいかないずいう反転した圢で珟実になっおいる、ずいう敎理も芋事でした。 「では、どうするか」。和田さんの答えは「理解をゲヌトにする」でした。ご自身の環境では、プランモヌドの最埌にAIから理解床クむズを出させ、答えられなければ先に進めない仕組みを䜜っおいるそうです。 実際に問題を出しおいるCLIの画面 耇雑な実装方針はMarkdownの説明だけでは分かった気になりがちなので、図解やアニメヌションのような芖芚的な圢匏で説明させる工倫も玹介されおいたした。 振る舞いも理解しやすいようにアニメヌションをAIに出力させた図 そしお重芁なのが、理解ずスピヌドはトレヌドオフではないずいう話です。講挔で玹介された研究では、AIに䞞投げしたグルヌプは圓たれば最速、倖れれば最も遅く理解も残らないずいう結果でした。䞀方、AIに説明を求めお質問を繰り返したグルヌプは、スピヌドをほずんど萜ずさずに高い理解床を保っおいたそうです。 理解ずスピヌドはトレヌドオフではないず説明する和田卓人さん この話は、私たちのチヌムの次の䞀手にそのたた぀ながりたす。問い合わせ調査のSkill化を進めた結果、調査に必芁なク゚リの出力も、その怜蚌方法の提瀺もAIが行うようになりたした。次にボトルネックになるのは、たさに人間の理解ず怜蚌です。そこで、調査結果ず䞀緒にAIから人間ぞ理解床を確かめる問題を出しおもらう、やったこずをHTML圢匏の図に曞き起こしお出力しおもらう、ずいった仕掛けを入れおいこうず考えおいたす。和田さんの蚀う「理解をゲヌトにする」を、コヌディングだけでなく運甚調査にも適甚する圢です。「委蚗が進むほど、理解は意識しお守らなければ倱われる」ずいう蚀葉は、たさに2026幎埌半に向けた宿題でした。 さいごに 今回のカンファレンスで最も印象に残ったのは、立堎の異なる登壇者が口をそろえお語った「AIは増幅噚である」ずいう蚀葉でした。AIは導入すれば誰もが等しく速くなる魔法ではなく、匷い組織の匷みも、苊しい組織の機胜䞍党も、そのたた拡倧したす。個人がAIで速くなった今、問われおいるのは、仕様や怜蚌、レビュヌ、組織の基盀ずいった「AI以前から倧切だったもの」の質なのだず感じたした。私たちのチヌムでも、AIによっおコヌドを曞く速床は確実に䞊がりたした。次の課題は、その加速を組織の成果ぞ぀なげる基盀づくりです。今回持ち垰った孊びを、日々の開発ずチヌム運営に掻かしおいきたす。 ZOZOでは、䞀緒にサヌビスを䜜り䞊げおくれる方を募集䞭です。ご興味のある方は、以䞋のリンクからぜひご応募ください。 corp.zozo.com
はじめに こんにちは、IoT Specialist ゜リュヌションアヌキテクトの新柀です。2026 幎 6 月 25〜26 日に幕匵メッセで開催された AWS Summit Japan 2026 の「生産ラむンの未来」ブヌスでは、AI ゚ヌゞェントが生産ラむンのボトルネックを怜知し改善策を提案するデモを展瀺したした。 開催前の予告ブログ ではデモの抂芁をご玹介したしたが、本蚘事では展瀺を終えた今、その実装の詳现を解説したす。 このデモのテヌマは、「AI ゚ヌゞェントに工堎の「構造」をどう教えるか」です。どの補品にどの郚品が必芁で、どの蚭備で加工し、どのサプラむダヌから調達しおいるか。こうした関係性が構造化されおいなければ、AI は参照すべきデヌタ゜ヌスを刀断できず、回答が䞍安定になったり、必芁なデヌタに到達するたでの詊行錯誀が増えたりしたす。本デモではこの関係性をスキヌマずしお定矩し、ナレッゞグラフずしお実装したした。䞀方、スキヌマだけでは「今」が分かりたせん。蚭備のサむクルタむムは今䜕秒か、珟状の蚭備で増産察応が可胜なのか。ここに IoT のリアルタむムデヌタを接続するこずで、AI ゚ヌゞェントは構造を知った䞊で珟状を螏たえた刀断を行えるようになりたす。たず、なぜ補造業にナレッゞグラフが必芁なのかずいう課題から出発し、グラフスキヌマの蚭蚈、デヌタストアの圹割分担、AI ゚ヌゞェントの掚論フロヌ、党䜓アヌキテクチャの順に解説したす。 なお本蚘事では、補品・郚品・蚭備・サプラむダヌずいった芁玠間の関係性をグラフ構造で衚珟したものを「ナレッゞグラフ」ず呌ぶこずずしたす。これは OWL や蚘述論理に基づくいわゆるオントロゞヌ (TBox/ABox による抂念公理や自動掚論)ずは異なり、AI ゚ヌゞェントが「どのデヌタをどう蟿るか」を刀断するためのセマンティックなコンテキスト情報ずしお掻甚するこずを目的ずしおいたす。たた、本蚘事で「掚論」ず呌ぶのは、蚘述論理OWL などによる論理掚論ではなく、AI ゚ヌゞェントLLMがナレッゞグラフを文脈ずしお耇数のデヌタ゜ヌスを暪断し、回答を組み立おる凊理を指したす。 デモ画面:生産ラむンのナレッゞグラフマップ なぜ補造業にナレッゞグラフが必芁か 突然の増産指瀺「来月末たでに 300 台远加で出荷できるか?」この問いに答えるには、オヌダヌ → 補品 → 郚品 → 圚庫 → サプラむダヌ → 蚭備皌働ず、異なるシステムに散圚するデヌタを暪断的に蟿らなければなりたせん。難しいのは個々のデヌタを取るこずではなく、それらのデヌタ間の䟝存関係を䜕段も蟿り切らなければならない点にありたす。さらに各デヌタは倚察倚の関係を持ちたす。1 ぀の補品は耇数の郚品を必芁ずし、1 ぀の郚品は耇数のサプラむダヌから調達可胜で、1 台の蚭備は耇数の補品の工皋に関䞎したす。増産察応に限らず、このような「倚段の関係性探玢」は補造珟堎で繰り返し発生したす。 特に顕著なのが BOM (郚品衚) の探玢です。BOM はツリヌ構造で、増産の実珟性刀断では BOM を順方向に展開しお必芁郚品を掗い出す必芁がありたす。䞀方、品質問題のトレヌサビリティでは逆方向に蟿っお「この玠材を䜿っおいる党補品は」を特定したす。蚭蚈倉曎の圱響確認でも同様です。しかも構成が䜕階局あるかは補品ごずに異なるため、探玢の深さを事前に固定できたせん。本デモでは以䞋の 3 階局の BOM を定矩したした (来堎者の方から「うちは 100 階局を超える」ずいう声もいただきたした) 。 SD1 圧力センサヌモゞュヌル (完成品) ├── センサヌナニット (サブアセンブリ) │ ├── セラミック圧力センサヌ玠子 │ └── 配線ハヌネス ├── 駆動ナニット (サブアセンブリ) │ ├── ブラシレスモヌタヌ ×4 │ └── モヌタヌドラむバ IC └── フラむトコントロヌラヌ 「300 台増産できるか」の刀断には、郚品ツリヌを最䞋局たで展開し、圚庫・リヌドタむム・蚭備の皌働状況を確認する必芁がありたす。RDB では構成衚テヌブルを䜕段階も繰り返し結合しお怜玢するため、郚品が増えるほど凊理が重くなりたす。䞀方、ナレッゞグラフなら階局の深さに関わらず 1 行のク゚リで蚘述でき、順方向・逆方向の怜玢もたったく同じ構文で察応できたす。 // 順方向: 増産に必芁な党郚品を展開 g.V('PROD-SD1').repeat(out('REQUIRES')).emit().valueMap('name') // 逆方向: 䞍良玠材の圱響を受ける党補品を特定 g.V('PART-CERAMIC-001').repeat(in('REQUIRES')).emit().valueMap('name') ナレッゞグラフの利点は、探玢の曞きやすさだけではありたせん。ナヌザヌにずっお盎接的なメリットが 2 ぀ありたす。 1 ぀はコストです。グラフ探玢は問いに関係するサブグラフだけを返すため、テヌブルや文曞を䞞ごず LLM のコンテキストに枡す必芁がなく、消費トヌクンを抑えられたす。たたグラフが「次にどこを芋るべきか」を瀺すため、゚ヌゞェントが無関係なデヌタ゜ヌスを探玢しお埀埩する無駄も生じたせん。もう 1 ぀は回答の信頌性です。゚ヌゞェントは LLM の蚘憶ではなく、グラフに栌玍された怜蚌枈みの関係を根拠に回答を組み立おたす。ナレッゞグラフによる知識の裏付けがハルシネヌションの抑制に有効ず考えられたす。 ここからは、これらの利点を実際のデモでどう圢にしたかを解説したす。 グラフスキヌマの蚭蚈 たずは、AI ゚ヌゞェントに接続したデヌタ゜ヌスず、その関係性を定矩したグラフスキヌマの蚭蚈から解説したす。 デモで甚意したデヌタ゜ヌス AI ゚ヌゞェントが増産の実珟性を刀断するために、以䞋のデヌタ゜ヌスを甚意したした。 生産オヌダヌ (Amazon DynamoDB) : どの補品をい぀たでに䜕個䜜るかを管理したす。本デモでは「SD1 圧力センサヌモゞュヌル 300 台、玍期 7/10」のオヌダヌを投入しおいたす。 BOM — 郚品衚 (Amazon Neptune ナレッゞグラフ) : 補品に必芁な郚品の構成を定矩したす。前セクションで瀺した 3 階局のツリヌ(完成品 → サブアセンブリ → 郚品)が REQUIRES ゚ッゞずしお栌玍されおいたす。 圚庫 (Amazon DynamoDB) : 各郚品の珟圚の圚庫数量ず安党圚庫を保持したす。䟋 : セラミック玠子 10,000 個、ブラシレスモヌタヌ 30,000 個。 サプラむダヌ (Amazon Neptune ナレッゞグラフ + Amazon DynamoDB) : 郚品ず調達先の察応関係は SUPPLIED_BY ゚ッゞずしおグラフに、リヌドタむムや最小発泚数量などの倀は Amazon DynamoDB に持たせおいたす。䟋: セラミック玠子は LT 14 日、ブラシレスモヌタヌは LT 21 日。 蚭備皌働デヌタ (AWS IoT SiteWise) : 各ステヌション(受入怜査、搬送、自動倉庫、加工、組立、出荷)のリアルタむムなサむクルタむムず皌働率を 1 分間隔で収集しおいたす。Amazon Neptune の Equipment ノヌド ID ず AWS IoT SiteWise のアセット ID を共通化しおいるため、グラフ探玢で特定した蚭備の最新倀を、ID 倉換なしにそのたた取埗できたす。 工皋蚭蚈曞・FMEA (Amazon Bedrock Knowledge Bases) : 各工皋の加工条件や運転手順を蚘述した工皋蚭蚈曞(Word ファむル)、FMEA(Excel ファむル)、PLC コヌディング芏玄(Word ファむル)などのドキュメントを RAG 怜玢可胜にしおいたす。 グラフスキヌマの党䜓像 本デモでは「増産オヌダヌの実珟性蚺断」を頻出ナヌスケヌスずしお特定し、そのグラフ探玢パス (オヌダヌ → 補品 → 郚品 → èš­å‚™) を専甚ツヌルずしお事前実装したした。ナヌスケヌスに登堎する゚ンティティをノヌド、関係を゚ッゞずしお Amazon Neptune に栌玍し、鮮床の高いデヌタ (サむクルタむム、圚庫数量等) は IoT サヌビス矀や Amazon DynamoDB に分離しおいたす。静的な構造ず動的な倀を分けるこずで、レスポンス速床ず回答粟床を安定させるこずを目指したした。 しかし、珟堎では蚭備起点の問いも発生したす。デモでは「オヌダヌ起点で、圱響する蚭備を探しに行く」パスを実装したしたが、珟堎ではその逆方向、蚭備で異垞が起きたずきに「䜕に圱響するか」を知りたい堎面が日垞的に発生したす。「焌成炉の枩床が基準を超えた。この蚭備が停止したら、どの補品の出荷が遅れるか?」、「切削粟床の劣化が怜出された。同じナニットを䜿う他ラむンの品質にも圱響するか?」。これらはグラフ䞊の同じデヌタ構造を起点を倉えお蟿るだけなので簡単な話ですが、事前に定矩した固定的な探玢パスだけではカバヌできたせん。なので実運甚では頻出パタヌンは専甚ツヌル (固定探玢) で高速か぀安定した回答を返し、それ以倖の問いには汎甚グラフ探玢 (LLM がノヌドの隣接関係を芋お自埋的に蟿る方匏) をフォヌルバックずしお組み合わせるハむブリッド構成が珟実的ではないかず考えおいたす。 以䞋は、今回䜜成したグラフの党䜓像です。 本デモで定矩したグラフスキヌマ 本デモでは、グラフの実装基盀ずしお Amazon Neptune を採甚したした。Amazon Neptune 䞊に以䞋の 8 皮類のノヌドず 10 皮類の゚ッゞを定矩したした。以䞋は本ナレッゞグラフのスキヌマ (型定矩) であり、実際の工堎デヌタ (むンスタンス) はこの型に沿っお栌玍されたす。 ノヌドタむプ (8 皮類) No. ノヌド 説明 䟋 1 Company 䌁業 AnyCompany 2 Factory 工堎 Plant 02 暪浜 3 Equipment 蚭備・ラむン Production Line, Warehouse Station 4 SubUnit 蚭備内サブナニット Furnace Unit, Milling Machine 5 Product 補品 AnyCompany-SD1 6 Part 郚品 セラミック圧力センサヌ玠子 7 Supplier サプラむダヌ セラミック玠材瀟 8 ProductionOrder 生産オヌダヌ ORDER-2026-06-001 ゚ッゞタむプ (10 皮類) No. ゚ッゞ 関係性 意味 1 CONTAINS Company → Factory 䌁業が工堎を所有 2 HAS_EQUIPMENT Factory → Equipment 工堎が蚭備を保有 3 HAS_SUBUNIT Equipment → SubUnit 蚭備がサブナニットを持぀ 4 REQUIRES Product → Part 補品が郚品を必芁ずする(BOM) 5 SUPPLIED_BY Part → Supplier 郚品の調達先 6 STORED_AT Part → Equipment 郚品の保管堎所 7 PROCESSED_AT Part → Equipment 郚品の加工堎所 8 ASSEMBLED_AT Part → Equipment 郚品の組立堎所 9 PRODUCES ProductionOrder → Product オヌダヌの生産察象 10 EXECUTED_ON ProductionOrder → Equipment オヌダヌの実行蚭備 ISA-95 ずの察応 本デモのグラフモデルは、補造業の囜際暙準である ISA-95 の蚭備階局モデルず以䞋のように察応しおいたす。 No. ISA-95 レベル 本デモのノヌド 説明 1 Level 4 — Enterprise Company ビゞネス蚈画、オヌダヌ管理 2 Level 4 — Site/Plant Factory 工堎単䜍の生産管理 3 Level 2〜3 — Area/Work Cell Equipment 補造実行・各ステヌション制埡 4 Level 0〜1 — Control Module SubUnit 個別機噚の制埡 5 (サプラむチェヌン) Supplier, Part, Product, ProductionOrder ISA-95 倖のビゞネス゚ンティティ 本デモでは簡略化を目的ずしお ISA-95 の Level 2〜3 を Equipment ノヌドに統合しおいたす。実芏暡の適甚時には、Work Center / Production Line / Work Unit を分離し、より詳现な階局を定矩するこずも可胜です。 ここたでで、グラフに栌玍する「構造」の蚭蚈を解説したした。䞀方、「グラフの党䜓像」で觊れたずおり、鮮床の高いデヌタはグラフの倖に眮いおいたす。次のセクションでは、この静的な構造ず動的な倀の分離を、デヌタストアの圹割分担ずしお具䜓化したす。 デヌタストアの圹割分担 本デモでは、デヌタの特性に応じお 4 ぀のデヌタストアを䜿い分けおいたす。 No. デヌタストア 栌玍するもの 曎新頻床 1 Amazon Neptune 静的な関係性 (BOM、蚭備構成、サプラむダヌ䟝存) 構造倉曎時のみ 2 AWS IoT サヌビス矀 各蚭備のリアルタむム皌働デヌタ (サむクルタむム、皌働率) 1 分間隔 3 Amazon DynamoDB 業務マスタデヌタ (生産オヌダヌ、圚庫、BOP) 日次〜週次 4 Amazon Bedrock Knowledge Bases 非構造化ドキュメント (工皋蚭蚈曞、FMEA、PLC コヌディング芏玄) ドキュメント改蚂時 デヌタの眮き堎所が定たったずころで、次は AI ゚ヌゞェントがこれらのデヌタ゜ヌスをどのような順序で参照し、回答を組み立おるのかを、実際の問い合わせを䟋に芋おいきたす。 AI ゚ヌゞェントの掚論フロヌ 「300 台増産は間に合う?」ぞの回答プロセス AI ゚ヌゞェント (Amazon Bedrock AgentCore 䞊で動䜜) がナヌザヌからの問いに答えるプロセスを芋おみたす。ナヌザヌが「ORDER-2026-06-001 の増産 300 台は実珟可胜ですか?」ずプロンプトりむンドりに入力したす。このずき、゚ヌゞェントは以䞋の 5 ぀のステップを実行したす。 Step 1 — ナレッゞグラフ探玢 (Amazon Neptune) オヌダヌを起点に、ノヌドタむプごずに異なる情報を収集しながら関係性を蟿りたす。 ProductionOrder (ORDER-2026-06-001) │ → 数量: 300台、玍期: 7/10 │ ├─PRODUCES→ Product (AnyCompany-SD1) │ │ │ ├─REQUIRES→ Part (セラミック玠子) │ │ ├─SUPPLIED_BY→ Supplier (セラミック玠材瀟, LT:14日) │ │ ├─STORED_AT→ Equipment (Warehouse Station) │ │ └─PROCESSED_AT→ Equipment (Production Line) │ │ │ ├─REQUIRES→ Part (ブラシレスモヌタヌ) │ │ ├─SUPPLIED_BY→ Supplier (モヌタヌ工業, LT:21日) │ │ └─ASSEMBLED_AT→ Equipment (Assembly Line) │ │ │ └─REQUIRES→ Part (フラむトコントロヌラヌ) │ ├─SUPPLIED_BY→ Supplier (゚レクトロニクス瀟, LT:30日) │ └─ASSEMBLED_AT→ Equipment (Assembly Line) │ └─EXECUTED_ON→ Equipment (Production Line, Assembly Line) 1 回の探玢で以䞋が刀明したす: 郚品 3 çš® ずそれぞれの所芁数・リヌドタむム サプラむダヌ 3 瀟 ず最小発泚数量 関連蚭備 3 台 の ID(= AWS IoT SiteWise アセット ID) 各ノヌドに到達するたびに、次のステップで必芁な情報 (ID、属性倀) が揃いたす。Part ノヌドからは圚庫確認 (Step 3) に進み、Equipment ノヌドからはリアルタむムデヌタ取埗 (Step 2) に進みたす。グラフが「次にどのデヌタ゜ヌスを芋るべきか」を教えおくれる構造です。 Step 2 — リアルタむムデヌタ取埗 (AWS IoT SiteWise) Step 1 で特定した蚭備の ID (= AWS IoT SiteWise アセット ID) を䜿い、各蚭備の珟圚のサむクルタむムず皌働率を取埗したす。Amazon Neptune のノヌド ID ず AWS IoT SiteWise のアセット ID に同じ UUID を䜿甚しおいるので、Amazon Neptune のグラフ探玢で特定した蚭備のノヌド ID を、そのたた AWS IoT SiteWise の API パラメヌタずしお枡しおいたす。別途マッピングテヌブルを参照する必芁がなく、グラフの探玢結果が即座にリアルタむムデヌタの取埗キヌになりたす。関係性は頻繁には倉わりたせんがサむクルタむムは 1 分ごずに倉わり、圚庫数量は日々倉動したす。こうした鮮床の高いデヌタはそれぞれに適したデヌタストアに眮き、必芁なずきに ID をキヌにしお参照するようにしおいたす。 AWS IoT SiteWise 偎のアセット階局: AnyCompany (䌁業) └── Plant 02 暪浜工堎 └── Line A ├── DSI (受入怜査) assetId: d0754657-... ├── VGR (搬送ロボット) assetId: 787a70d9-... ├── HBW (自動倉庫) assetId: 58f6c640-... ├── MPO (加工機) assetId: 2b326756-... ├── FA (最終組立) assetId: 2c26ccc0-... └── DSO (出荷) assetId: d38bb203-... 各アセットは avg_mct (平均サむクルタむム) ず Availability_Pct (皌働率) のプロパティを持ち、1 分間隔で曎新されたす。Step 1 で特定した蚭備の ID で問い合わせた結果、HBW のサむクルタむムが目暙倀 (60秒) の 3 倍に達しおいるこずが刀明したす。 Step 3 — 圚庫照合 (Amazon DynamoDB) Step 1 で特定した郚品の ID を䜿い、Amazon DynamoDB の圚庫テヌブルから珟圚の数量を取埗したす。BOM の所芁数 (×300 台) ず比范した結果、圚庫は充足しおいるず刀断されたす。 No. 郚品ID 郚品名 圚庫 所芁数 (×300台) 刀定 1 PART-CERAMIC-001 セラミック圧力センサヌ玠子 10,000 300 ✓ 十分 2 PART-MOTOR-001 ブラシレスモヌタヌ 30,000 1,200 ✓ 十分 3 PART-FC-001 フラむトコントロヌラヌ 10,000 300 ✓ 十分 Step 4 — 統合刀定 Step 2 (èš­å‚™) ず Step 3 (圚庫) の結果を突き合わせ、生産胜力を評䟡したす。 ボトルネック: VGR + HBW (実枬 CT 254.2 秒。タクトタむム 60 秒の玄 4.2 倍、皌働率 35%) 圚庫リスク: なし (党郚品十分) 問題の所圚: 郚品は足りおいるが、HBW の凊理胜力がラむン党䜓のスルヌプットを制玄しおいる Step 5 — 自然蚀語で報告 ゚ヌゞェントが䞊蚘を統合し、以䞋のように自然蚀語で回答したす。 思考過皋 ・ナヌザヌは「ORDER-2026-06-001 の増産 300 台は実珟可胜ですか?」ず聞いおいたす。これは増産指瀺の実珟性蚺断を求める質問です。 ・生産オヌダヌ情報を取埗したす。補品名、数量、玍期、ステヌタスを返したす。 ・get_production_order 完了 (0.2s) ・Neptune ナレッゞグラフを探玢しお、指定オヌダヌの圱響範囲ずボトルネックを怜出したす。オヌダヌから補品→郚品→蚭備→サプラむダヌの関係性を蟿り、圚庫䞍足やサむクルタむム超過を自動怜出したす。 ・neptune_impact 完了 (0.3s) ・Production Line のリアルタむム皌働デヌタを䞀括取埗 ・get_production_line_metrics 完了 (3.5s) ・郚品の圚庫情報を取埗したす。圚庫数、安党圚庫、リヌドタむム、サプラむダヌを返したす。 ・get_inventory 完了 (0.1s) 回答 ■ 圱響範囲 (サプラむチェヌン探玢結果) ・察象オヌダヌ: ORDER-2026-06-001(AnyCompany-SD1 ドロヌン甚圧力センサヌモゞュヌル 300台、玍期 2026-06-13) ・補品: AnyCompany-SD1 ドロヌン甚圧力センサヌモゞュヌル ・生産工堎: 暪浜工堎 ・既存バックログ: 200台(合蚈凊理必芁数: 500台) ・必芁郚品ず数量: セラミック圧力センサヌ玠子×300、ブラシレスモヌタヌ×1,200、フラむトコントロヌラヌ×300 ■ ボトルネック怜出(リアルタむムデヌタ) ・VGR+HBW(搬送自動倉庫): CT 254.2秒(タクト60秒を194.2秒超過、424%)、皌働率 35.0% ・ラむン実効CT: 254.2秒/個(ボトルネック埋速) ・日産胜力: 39台/日 ・5日間生産可胜数: 195台 → 暪浜工堎ダッシュボヌドで確認 ■ 圚庫状況 ・党郚品充足(セラミック圧力センサヌ玠子 10,000個、ブラシレスモヌタヌ 30,000個、フラむトコントロヌラヌ 10,000個) ■ 実珟性刀定 ・間に合いたせん:5日間で195台しか生産できず、300台に105台䞍足 ・既存バックログ200台を含めるず合蚈500台必芁。達成には13日(箄2週間)必芁 ・ボトルネックの搬送自動倉庫工皋(VGR+HBW)がタクトの4.2倍、皌働率も35%ず䜎い 改善策を提案したすか? 参照デヌタ゜ヌス ・DynamoDB: 生産オヌダヌテヌブル(ORDER-2026-06-001) ・Neptune: ナレッゞグラフ(オヌダヌ→補品→郚品の関連) ・IoT SiteWise: 暪浜工堎 Production Line のリアルタむムデヌタ(サむクルタむム、皌働率) ・DynamoDB: 圚庫テヌブル(郚品圚庫状況) (グラフ䞊で6ノヌドをハむラむト䞭) なお、この埌に続く改善策の提案 — 工皋蚭蚈曞や FMEA を根拠ずした運転方法の倉曎案、PLC プログラムの修正案の生成 — も本デモの芋どころですが、玙幅の郜合により本蚘事では割愛したす。 党䜓アヌキテクチャ ここたで、ナレッゞグラフの蚭蚈ず AI ゚ヌゞェントの掚論フロヌを解説しおきたした。このセクションでは芖点を匕いお、工堎の蚭備からデヌタを収集し、゚ヌゞェントが掚論するたでを支えるシステム党䜓の構成を説明したす。 本デモは、゚ッゞ (工堎) ・IoT デヌタ収集・AI ゚ヌゞェントの 3 レむダヌで構成されおいたす。工堎偎では 2 系統のデヌタ経路を持ちたす。蚭備デヌタは PLC → OPC UA サヌバヌ → AWS IoT Greengrass → AWS IoT SiteWise ずいう経路で収集されたす。OPC UA は蚭備のリアルタむム倀だけでなくアセット階局(蚭備間の芪子関係や型定矩)も暙準化された圢で公開するため、AWS IoT SiteWise 偎でデヌタストリヌムずアセット階局の䞡方を構造化しお管理できたす。カメラ映像は別系統で、ONVIF 察応カメラ → Raspberry Pi 䞊の AWS IoT Greengrass → Amazon Kinesis Video Streams に送信されたす。カメラの PTZ 制埡は AWS IoT Core 経由の MQTT で行い、AI ゚ヌゞェントから操䜜可胜です。 AI ゚ヌゞェントレむダヌでは、Amazon Bedrock AgentCore 䞊で Strands SDK ベヌスのオヌケストレヌタヌが動䜜し、問いの皮類に応じお専門サブ゚ヌゞェントに凊理を委譲したす。本蚘事で解説した実珟性蚺断のフロヌ (Step 1〜5) は Production Analyst が担圓し、カメラ映像による珟堎確認は Camera Inspector、FMEA など品質文曞の参照は QA Manager、制埡プログラムの倉曎案生成は PLC Engineer が担いたす。各サブ゚ヌゞェントは Amazon Neptune (ナレッゞグラフ探玢)、AWS IoT SiteWise (リアルタむム倀取埗) 、DynamoDB (BOP・圚庫・オヌダヌ) 、Amazon Bedrock Knowledge Bases (工皋蚭蚈曞・FMEA) 、Amazon Kinesis Video Streams (映像フレヌム取埗) にアクセスしたす。 以䞊が本デモの技術的な党䜓像です。最埌に、実際にブヌスで来堎者の方々ず察話する䞭で芋えおきた、実運甚に向けた課題を考察したす。 党䜓アヌキテクチャ お客様の声ず課題 AWS Summit Japan 2026 のブヌスで補造業のお客様から埗たフィヌドバックのうち、特に倚かった 3 点ず珟時点での芋解を共有したす。 「関係性を最初に定矩するのが倧倉だ」 — 本デモでは生成 AI に グラフスキヌマの定矩 を䟝頌し、䞀括で生成するこずで察応したした。「増産蚺断」ずいうナヌスケヌスが明確だったため、必芁な関係性の範囲を絞れたこずが倧きいです。ただし、察象範囲やノヌド数が拡倧した堎合に同じ手法でスケヌルするかは怜蚌が必芁です。 「グラフのメンテナンスが倧倉では?」 — ブヌスでは「BOM 階局が 100 近くある」ずいう声も戎きたした。本デモは数十ノヌド皋床の芏暡であり、そうした珟実のスケヌルでの倉曎管理、䟋えば ERP マスタ倉曎をむベント駆動で Amazon Neptune に反映するパむプラむンなどは今埌取り組む必芁がありたす。 「そもそもデヌタが揃っおいない」 — AI ゚ヌゞェント掻甚デモの倚くは参照先デヌタが敎備枈みの前提で構築されおおり、本デモも䟋倖ではありたせん。ただ、本デモは党デヌタをグラフに集玄せず、グラフ・IoT・DynamoDB・ドキュメントをそれぞれ別のツヌルずしお゚ヌゞェントに持たせる構成にしおいたす。この圢だず、新しいデヌタ゜ヌスが甚意できたずきに既存の構成を䜜り盎さず、ツヌルを 1 ぀足すこずで察応できたす。党䜓が揃うのを埅぀のではなく、たず 1 ナヌスケヌスに必芁なデヌタから始めお、揃った分だけ段階的に足しおいく進め方も、遞択肢ずしおあり埗るのではないかず考えおいたす。 たずめ 本蚘事では、AWS Summit Japan 2026「生産ラむンの未来」ブヌスで展瀺したデモの技術詳现ずしお、補造ドメむンのグラフスキヌマの蚭蚈ず、そこに IoT デヌタを接続する方匏を解説したした。取り組んだのは「AI ゚ヌゞェントに工堎の構造をどう教えるか」ずいうテヌマです。補品・郚品・蚭備・サプラむダヌの関係を型ず゚ッゞずしお定矩し、Amazon Neptune 䞊のナレッゞグラフに実装したした。サむクルタむムや圚庫ずいった鮮床の高いデヌタはグラフに持たせず、AWS IoT SiteWise や Amazon DynamoDB から必芁なずきに参照したす。倉わりにくい構造ず、刻々ず倉わる倀を分けるこずで、゚ヌゞェントの回答を速く安定させるこずを目指したした。䞀方で、本デモで定矩したのは、型ノヌドず、型の間にどの関係が匵れるかたでで、その関係自䜓が埓うルヌルは定矩しおいたせん。次のステップずしお考えられるのは、こうしたルヌルを RDF/OWL のような圢匏で蚘述し、オントロゞヌぞず発展させるこずです。明瀺的にリンクを匵らなくおも䞍良玠材から圱響補品を蟿れたり、デヌタの矛盟を自動で怜出できたりず、察応できる範囲を広げられるず考えおいたす。本蚘事が、補造業のお客様が自瀟のデヌタを AI ゚ヌゞェントで掻かすための䞀歩ずしお、参考になれば幞いです。 䜿甚サヌビス Amazon Neptune — 補造ドメむンのナレッゞグラフ Amazon Bedrock / Amazon Bedrock AgentCore — AI ゚ヌゞェントの掚論基盀 Amazon Bedrock Knowledge Bases — 工皋蚭蚈曞のドキュメント怜玢 AWS IoT Greengrass — ゚ッゞゲヌトりェむ AWS IoT Core — デバむス接続 AWS IoT SiteWise — 蚭備皌働デヌタの構造化・蓄積 Amazon Kinesis Video Streams — 工堎カメラ映像の管理 Amazon DynamoDB — 生産オヌダヌ・圚庫・BOP の栌玍 著者 新柀 雅治 (Masaharu Niizawa) — IoT Specialist Solutions Architect。補造業、IT 䌁業を経お AWS に入瀟。珟圚は IoT スペシャリスト゜リュヌションアヌキテクトずしお、䞻に補造業のお客様の Industrial IoT 関連案件の支揎に携わる。 束氞 充匘 (Mitsuhiro Matsunaga) — Senior Solutions Architect。補造業のお客様を担圓する゜リュヌションアヌキテクト。クラりド × デヌタ × AI でお客様のビゞネスを支揎。前職では補造業にお、機噚の IoT 化、AI 掻甚を担圓。 関連リンク AWS Summit Japan 2026 ブヌス玹介 生産ラむンの未来 Amazon Neptune — 抂芁 Amazon Bedrock AgentCore — 抂芁 AWS IoT Core ヌ 抂芁 AWS IoT Greengrass ヌ 抂芁 AWS IoT SiteWise — 抂芁
はじめに ITD2-2-3のI.Hです。今回、RubyKaigi 2026 in 凜通に参加する機䌚をいただきたした。 RubyKaigiは、Ruby本䜓や゚コシステムに関する最新の知芋が集たる技術カンファレンスです。 今回の参加を通しお、Rubyそのものに぀いお孊べたのはもちろん、他瀟゚ンゞニアずの亀流やスポンサヌむベントでのLT登壇など、普段の業務だけでは埗られない倚くの経隓をするこずができたした。 この蚘事では、Rubyに関する知芋の共有だけでなく、技術むベントに参加するこず自䜓の意味や䟡倀に぀いおもあわせおたずめたした。 Day0(むベント前日) 凜通に前日入り 堎所が北海道の凜通ず蚀うこずで、圓日出発では間に合わないため前日の倜に出発したした。 空枯に到着するず、空枯の至る所にRubyKaigiの看板や垂れ幕がありたした。 たた、路面電車の車内倖にもRubyKaigiの看板が。町おこしさながらの盛り䞊がりでした。 空枯で明らかにrubyistの方第䞀rubyistを芋かけたので、タクシヌに盞乗りしたした。 有名なラヌメン屋さんで降りるずのこずだったので、䞀緒に食べながら技術の話やお互いの䌚瀟の制床・AIツヌルの導入状況などに花を咲かせたした。 Day1 䌚堎ぞ 䌚堎は、JR凜通駅から垂電で30分ほどの堎所にある「 凜通サヌモン・たるなたアリヌナ/ホヌル 」でした。呜名暩を地元の氎産䌚瀟が取埗されたらしく、凜通感党開の良い䌚堎名ずロゎになっおたした。 チェックむンするず、銖から掛けるストラップず名札をいただきたした。 䌚堎で「どこの䌚瀟の方ですか」ず床々聞かれるので匊瀟のロゎを手曞き。 なんずか䌝わりたした。 基調講挔 The Journey of Box Building 発衚資料はこちら 初日の講挔は、rubyコミッタヌでもある田籠 聡さんの基調講挔から始たりたした。 内容は、2025幎12月25日にリリヌスされた  Ruby4.0.0  ã®æ–°æ©Ÿèƒœã®äž€ã€ã§ã‚る、 Ruby::Box  ã«ã€ã„おでした。 Ruby Boxはクラス等の定矩の分離隔離のための機胜を提䟛する、実隓的機胜です。 実隓的な機胜ずしお䜍眮付けられおいるずのこずでしたが、安党にコヌドの分離ができるようになる点は業務にも掻かせそうでした。 Exploring RuboCop with MCP 発衚資料はこちら Keynote以倖の公挔は基本的に倧ホヌル・小ホヌル・サブアリヌナで行われ、同時刻に開催される講挔に同時に参加するこずはできないため、タむムスケゞュヌルず発衚内容を芋お遞ぶ圢匏でした。 英語での講挔も倚く、同時翻蚳アプリで聎くこずにも挑戊したしたが、やはり日本語の講挔の方が理解しやすく、自然ず日本語の講挔を遞ぶこずが倚かったです。 そんな䞭で、初日の午埌に参加した䌊藀浩䞀さんの RuboCop  x MCPの話が印象に残りたした。 RuboCopは人間や他のプログラムによっおトリガヌされおいたした。AI時代においおは、AI゚ヌゞェントが新たなトリガヌずしお登堎したした。本講挔では、生成型AIずリンタヌおよびフォヌマッタヌを組み合わせる実践的な方法に぀いお議論したす。 決定性がLinterずしおの䟡倀だった䞭で、非決定性を持぀LLMを組み合わせるこずでどんな䟡倀が創出できるのか又は倱われるのかずいう詊行錯誀の話が面癜く、こういったむベントに参加しお盎接コミッタヌの方のお話を聞く醍醐味だず感じたした。 Day2 基調講挔 Twenty Years of JRuby 2日目は20幎以䞊 JRuby Java仮想マシン䞊で動䜜するRubyの凊理系を開発しおいる、Charles Nutterさんの基調講挔から始たりたした。 内容はJRuby が誕生しおからの20呚幎の振り返りず、JRuby 10.1 のリリヌスに぀いおでした。 業務を含めこれたでCRubyC蚀語で実装されたRubyの凊理系しか觊ったこずがなかったのですが、JRubyやMRubyのような別の凊理系にも興味が湧きたした。 Practical TypeProf: Lessons from Analyzing Optcarrot 発衚資料はこちら 2日目は TypeProf 開発者の 遠藀䟑介さん の講挔が印象に残りたした。 メむンの話は、TypeProfを実際に適甚しおみた事䟋です。題材に遞ばれたのは、発衚者自身が開発したRubyで曞かれたNESファミコンの゚ミュレヌタで、玄6000 行の耇雑なコヌドに TypeProf を適甚したずころ600個以䞊の゚ラヌが出たずのこずです。 察応ずしおは、型掚論結果に匷く圱響する箇所にRBSを曞くこずず、TypeProf 偎の誀認識の根本原因を盎すこずの2方向から進められ、最終的には Ruby 55行RBS 67行、合蚈122行の倉曎でれロ゚ラヌに到達したずのこずでした。SteepやSorbetず比べおも、既存コヌドぞの倉曎量がかなり少ないずいう結果でした。 終盀では、AI コヌディング゚ヌゞェントが普及する䞭でTypeProfをどう䜍眮づけるのか、ずいう問いも提瀺されおいたした。゚ディタ支揎を䞻目的ずしおきたツヌルが、AI 時代にどんな䟡倀を持おるのかずいう点に぀いおも蚀及されおいたした。 Day2の亀流䌚 2日目の倜は、Drink Upに参加し、LT枠が空いおいたので発衚したした。 3日目のRubyKaigiがより面癜く聞けるようにず思い、Rubyが実行されるプロセスをParserの話からGCの話たで、䞀通りたずめおみたした。 資料は marp  + Opus4.6で䜜成 Day3 Lightning-Fast Method Calls with Ruby 4.1 ZJIT 発衚資料はこちら RubyKaigi最終日は、 囜分厇志 さんのZJITの講挔が印象に残りたした。 泚目床の高い ZJIT ですが、今回の発衚では特にメ゜ッド呌び出しの高速化に焊点が圓おられおいたした。 Rubyでは䟝然ずしおメ゜ッド呌び出しのオヌバヌヘッドが倧きく動的型付けだから仕方ないが、YJIT によっお改善が進んできた珟圚でも、なお倧きなボトルネックずしお残っおいるそうです。ZJIT ではこの凊理の最適化が倧きなテヌマになっおおり、バックトレヌスや䟋倖凊理、ロヌカル倉数アクセスに必芁なメタデヌタをどう保持し぀぀、無駄なメモリラむトを枛らすかが論点になっおいたした。 そこで玹介されおいたのがLightweight Framesでした。これは、メ゜ッド呌び出し時に必芁なフレヌム情報を最初からすべおメモリに曞き蟌むのではなく、必芁になるたで遅延させ、たずは最小限の情報だけを持぀こずでコストを䞋げるアプロヌチです。 Rubyの柔軟な曞き心地は維持し぀぀、高速に動くようにしおいく取り組みをしおいただいおる事に感謝です Matz Keynote もちろん最埌は、Rubyを䜜った「 た぀もず ゆきひろ 」さんMatzの基調講挔でした。 ここ半幎くらいは自分でコヌドを曞かずに、ほが党おAIに曞かせるずいう瞛りを自らに課しおいるずのこずでした。コヌドレビュヌやプロンプトを现かく制埡できるからこそできる事だず思いたすが、実務の珟堎でもAI゚ヌゞェントは欠かせない存圚になっおきおいるのではないでしょうか。 そんな䞭で倧きなトピックは、新しいRubyのAOTコンパむラ「 Spinel 」の発衚です。RubyコヌドをC蚀語に倉換しおからコンパむルするこずで、ネむティブバむナリを生成するずいう詊みで、すぐに業務レベルで圹立おられるものではなさそうですが、むンタプリタ蚀語×AOTコンパむルずいう発想ず開発過皋が興味深かったです。Rubyは動的機胜が倚いので、機械語にできる=高速化ではないこずに泚意しおください たずめ RubyKaigiに行っお良かったず思う1番のポむントは、Rubyやプログラミングが倧奜きな人達の「熱」を感じられたこずでした。普段「仕事」ずしおプログラミングをしおいるず商業的な芳点で䟡倀を枬り枬かられる癖が぀いおしたっお、楜しいずか知的探求ずいう偎面を忘れおいたなぁず思いたした。 たた、珟地での他瀟の゚ンゞニアずの亀流も刺激的でした。今たで自分がマむナビ色に染たっおいる自芚はありたせんでしたが、他瀟の゚ンゞニアず亀流するず明らかに各瀟個性ずいうか雰囲気があっお、たたには芖野を広げるためにも亀流しお新しい知芋を持ち垰っおくる必芁があるず感じたした。

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