サーバーワークス の技術ブログ

Gemini を使って Amazon Connect の要約機能を実装してみました

忙しい方のための3行まとめ Amazon Connect Contact Lens の要約機能は日本語未対応 Amazon Bedrock や他の AIサービスと連携すれば、日本語に対応した要約も実装可能 Gemini がだいぶ賢くなっている(気がする) 本題 はじめに こんにちは、エアコンの温度調節が上手くいかず暑いと寒いをずっと繰り返しているサーバーワークスの松尾です。 Amazon Connect の通話を要約したい、という

Difyを使ってAIアプリケーションを開発してみた

はじめに こんにちは、最近暑すぎて冷たい悪魔素麺なるものにハマっている25卒の山本です! 今回は、近年大流行りしているAIに関するアプリケーション開発について簡単に構築ができるプラットフォームである「Dify」について触れてみたので実際の構築内容と感想も交えつつご紹介したいと思います。 Difyとは? 今回「Dify」という名前は私は初めて聞きましたが、調査

ECS の組み込み Blue / Green デプロイを試してみた

こんにちは😸 カスタマーサクセス部の山本です。 前置き AWS マネジメントコンソールで確認 ベイク時間 トラフィック移行 デプロイライフサイクルフック - オプション Lambda によるテスト機能を使用する前提 Lambda 関数では hookStatus を返却する必要がある Service Connect ELB (ALB/NLB) テスト用のリスナー 公式ドキュメントを確認 準備フェーズ デプロイフェーズ テストフェーズ

【ハンズオン風】Docker on EC2でWebページをホストする【やってみた】

概要 はじめに 前提とする環境 構成図 Dockerのセットアップ Dockerのインストール Dockerfileの作成 Dockerイメージのビルド Dockerコンテナの動作確認 コンテナの起動 動作確認 コンテナの停止 停止確認 カスタムコンテンツの作成 方法1: Dockerfileでの内容変更 方法2: ローカルファイルの使用 HTMLファイルの作成 Dockerfileの更新 Dockerイメージのタグ管理 実行と動作確認 外部公開す

AWS LambdaにおけるNode.js 18のサポート終了に伴うWafCharm製品の対象Lambda関数の更新対応について

こんにちは。最近熱中症になりかけた荒井です。 Lambda 関数で使用されるNode.js 18 ランタイムのサポート終了が 2025年9月1日 に予定されています。 それに伴い、WafCharm 製品をご利用のAWSアカウントにて対象関数があった場合の更新手順について記載します。 www.wafcharm.com docs.aws.amazon.com 対応が必要な環境 対応が不要な環境 Lambda ランタイム確認手順 Lambda ランタイム変更手順
AWS

AWS CDKで構築するサーバレスMarkItDown Webアプリ ~ExcelやWordを手軽にマークダウンに変換~

MarkItDownというMicrosoftが開発しているPythonライブラリがあります。 https://github.com/microsoft/markitdown これはExcelやWord, PowerPoint, PDF, 画像, 音声, HTMLなどをマークダウンに変換することができるツールで、Pythonの実行環境さえあれば非常に簡単に利用することができます。 生成AIによるRAG(Retrieval-Augmented Generation)の実装において、ドキュメントの変換や整形に非常に役立つツールで

【AWS re:Inforce 2025】ガバナンス, リスク, コンプライアンスのベストプラクティス (GRC301)

マネージドサービス部 佐竹です。AWS re:Inforce 2025 に現地参加してきましたので、そのログを順番に記述しています。本ブログは `GRC301 Best practices for managing governance, risk, and compliance globally` のセッションレポートです。本セッションは、クラウド利用がスケールする現代において、企業がいかにして効果的なガバナンス、リスク管理、そしてコンプライアンス(3つ合わせて"G

AWS CodePipelineとAWS CodeArtifact でソースコードのパッケージ化と共有をやってみる

こんにちは。 アプリケーションサービス部、DevOps担当の兼安です。 今回は、AWS CodeArtifact のお話です。 システムを開発していると、重複コードは共通化を図りたくなります。 この時、マイクロサービスアーキテクチャを採用していると、重複コードは避けたいけれどサービスが分散しているため、共通化が難しいということが起こります。 この問題を軽減するために、

NestJSでサーバーレスアプリケーションを実装してみた

はじめに アプリケーションサービス部の遠藤です! この記事では、TypeScriptベースのNode.jsフレームワーク「NestJS」を使用して、AWS Lambda + API Gateway上で動作するサーバーレスAPIを構築する方法を詳しく解説します。 実際に以下の機能を持つECサイト風のAPIを構築しながら、NestJSの基本概念からAWSデプロイまでを一通り学べる内容となっています。 構築するAPI機能 ヘルスチ

New Relic Agentic AI統合がGAされて、GitHub Copilotとの連携できるように

New Relic Agentic AI統合がGAされて、GitHub Copilotとの連携できるようになり、普段のコーディング環境を離れることなく、VS CodeなどのIDE上から直接AIを使ってインサイトを得ることができるようになりました。

【Terraform】手を動かしながら理解するEphemeralリソースとWrite-only arguments

はじめに サービス開発課のくればやしです。『鬼滅の刃 無限城編』を観てきました。これはぜひ映画館で観たい映画でしたね。上映が終わる前に、もう一度観たいと思います☺️ 本記事では、TerraformのEphemeralリソースが一つ一つサンプルコードを交えながら説明してみたいと思います。 Ephemeralリソース Ephemeralリソースを使わない場合 例として、AWSの認証情報(アクセ

【初心者向け】始めての AWS Control Tower

はじめに AWS Control Tower とは Control Tower の有効化 前提条件 有効化手順 ステップ1: 共有アカウントのメールアドレス作成 ステップ2: ランディングゾーンの設定と起動 ステップ3: レビューとセットアップ 有効化後の状態 作成されるアカウント構造 組織単位(OU)の構造 信頼されたアクセス 委任された管理者 コントロール コントロールの種類 ガイダンスレベル デフォルト

【AWS re:Inforce 2025】Internal Access: 組織の誰がリソースにアクセスできるか (IAM307-NEW)

マネージドサービス部 佐竹です。 AWS re:Inforce 2025 に現地参加してきましたので、そのログを順番に記述しています。本ブログは `IAM307-NEW Understand who in your organization can access your AWS resources` のセッションレポートです。ようは IAM Access Analyzer の新機能である Internal Access(内部アクセス)についてのセッションです。
AWS

Databricks 環境で学ぶ Delta Lake タイムトラベル

タイムトラベル機能とは タイムトラベルの利点 Delta Lake の構成 Databricks でタイムトラベル機能を検証 テーブル作成 データ追加/更新/削除 過去のバージョンを表示する (タイムトラベル) データ削除について 予測的最適化 おわりに 参考 アプリケーションサービス本部の鎌田 (義) です。 データレイクで使用されるオープンテーブルフォーマットである Delta Lake, Apache Iceberg,

【初心者向け】Amplify Gen 2 でブランチごとの環境を削除する方法

こんにちは。 アプリケーションサービス本部ディベロップメントサービス2課の濱田です。 豆乳でもヨーグルトが作れるのご存知ですか? ヨーグルトメーカーのメニューにあって驚きました。 さっぱりしていて、なかなか美味しいです🥛 さて、 Amplify Gen 2 のちょっとした操作方法の共有です。 「あれっ、これどうやるんだっけ」と思ったあなたが、サクッとこのブログ