SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

2024年最新版 CSPM(Cloud Security Posture Management)とは?

2024年最新版の CSPM について解説します。 クラウドセキュリティの代表的なツールのひとつがCSPMです。クラウドセキュリティとは、クラウドコンピューティング環境(クラウドサービス)におけるユーザー、データ、アプリ、インフラストラクチャーを保護するために設計された一連のセキュリティポリシー、手順、ツール、テクノロジーを指します。 本記事では、クラ

AWS AppSync リゾルバ (VTL) の書き方サンプル No.1 – Amazon DynamoDB GetItem

こんにちは、広野です。 AWS AppSync を使用したアプリケーションを開発する機会があり、リゾルバ、主に VTL の書き方に関してまとまった知識が得られたので紹介します。 本記事では、VTL の書き方にフォーカスしています。ご了承ください。 AWS AppSync とは AWS AppSync はサーバーレスアプリケーションのバックエンドを作成するときに使用するサービスです。GraphQL というク

AWS Codebuild を用いた Android OS のビルドの検討

AWS CodebuildでAndroid OSのビルドを試す機会がありましたので、ナレッジを紹介します。本記事を読むことで下記が分かります。ご参考にしていただければ幸いです。 Codebuildにおける、ビルド環境のメモリとストレージの拡張方法 ⇒ただし、Android OSのビルドに関しては、本記事の リソース拡張の方法では失敗 することが判明 ビルド仕様のファイル(buildspec.yaml) 内で、以前の

2023年ゼロトラストネットワーキング(SASE、SSE)10大ニュース

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。 早速ですが、Catoクラウドの担当として、 独断と偏見で選出した ゼロトラストネットワーキング(Zero Trust Networking) 、特に SASE 、 SSE に関連する 2023年の10大ニュース を、今後の注目ポイントと合わせてご紹介します。 SASE (サッシー、サーシ)は「Secure Access Service Edge」、 SSE (エス・エス・

【Catoクラウド】iPhoneでのデバイス証明書認証

Catoクラウドでは、許可した端末からしかリモートアクセスをさせたくないというご要件に対応する機能として、 デバイス認証(Device Authentication)機能 があります。 これは、 指定した電子証明書(デバイス証明書、別名クライアント証明書)がインストールされている端末からのみ、Catoクラウドへの接続を許可する 機能で、Catoクライアントが対応するすべてのOS(※)にて利用

第7回 たった1台で可用性を高められる!? ~ Single Server Protection ~

新年明けましておめでとうございます。SCSKの池田です。 新年早々、能登での大地震があり、今この時点においても余震が続いております。 亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。  さて前回は、スプ

AWSで双方向1対1NATインスタンスを構築する

こんにちは、自称ネットワークエンジニアの貝塚です。 AWS環境において、会社間でVPC同士を接続したいということはないでしょうか? 多くの場合、以下の記事で解説されているVPCエンドポイント(PrivateLink)を用いるのが最適な手段ではないかと思います。 Amazon VPC エンドポイントについて整理してみる VPC エンドポイントの役割について説明したいと思います。 blog.usize-tec

【AI/ML】Google Cloud Next Tokyo ’23を見逃した方必見!!Google AIを組み込み、生産プロセスを変革する方法とは

こんにちは。SCSKの清水です。 Google Cloud のカンファレンスイベント Google Cloud Next Tokyo’23 が国内4年ぶりに東京ビックサイトにて開催されました。 Platinumスポンサーとして当社も出展をした本イベントですが、当社登壇のパートナーセッション「製造業 DX 関係者必見!Google AI を組み込み、生産プロセスを変革するまでの七転び八起き」では CSAT(顧客満足度)にて最高

AWS Network FirewallでアウトバウンドトラフィックをTLSインスペクションする

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。よろしくお願いします。 東京リージョンのNetwork Firewallでアウトバウンド(Egress) TLS インスペクションが使えるようになりましたね。 AWS Network Firewall egress TLS inspection is now available in all regions aws.amazon.com TLSインスペクションとは SSL/TLSで暗号化された通信内容をチェックする機

HAクラスター構成の敵「スプリットブレイン対策」はこれだ!

こんにちは、SCSK 池田です。 早いもので2023年も終わりを告げようとしています。皆さんにとってはどのような1年でしたか? 私は、このTech HarmonyでLifeKeeperに関するブログを投稿し始めた思い出深い1年となりました。 さて前回は、前田さんより、AWS環境におけるLifeKeeperで対応可能ないくつかの接続方法についてお伝えしました。 6回目の今回は、HAクラスター構成の

hostsファイルとZabbixServerを同期してみる

こんにちは、SCSK株式会社の大石です。 Zabbixにはディスカバリ機能があり、指定のネットワーク内から監視対象を見つけてホスト登録したり、テンプレートをリンクさせることもできますが、指定の時間で更新をかけることができなかったりホストを削除したい場合、すぐに消す場合はIPアドレスを除外→ホスト削除の操作が必要だったり、ちょっとだけ操作が必要になっ

Catoクラウドの価格改定(Pricing Update)について

Catoクラウドの2024年2月に実施される価格改定について解説します(ただし、記事内で実際の価格については記載していません) 当社とご契約のお客様については、すでに本記事の内容および新価格体系を含む価格表のご提示をしております。 月例報告書サービスをご契約いただいているお客様については、すでに報告会でのご説明も実施しております。 当社とご契約の

Amazon Bedrock(Titan Textモデル)でAWSブログを要約して通知する

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/25付の記事です。 こんにちは、SCSKの木澤です。 今年初めて企画した TechHarmony Advent Calendar も、本日で完走となりました。 TechHarmony寄稿者から広く協力いただき、本企画を完遂できたことは感激ひとしおです。 各記事をご覧頂いた頂いた皆様も、ありがとうございました。 さて 今年の話題と言えば、最後としては何と言っても生成AIのブー

AWS Network Firewallについて学んでみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/24付の記事です。 こんにちは、SCSK齋藤でございます。 今回は、最近業務で調べる機会が多かったAWS Network Firewallについて、学んだことをアウトプットしたいと思います。 AWS Network Firewallとは? AWSから提供される、VPC全体に適用されるファイアウォール型マネージドサービスです。 数クリックでファイアウォール自体は作成でき、ステート

学習用に AWS Amplify で MUI 公式 React サンプルアプリを立ち上げる

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/23付の記事です。 こんにちは、広野です。 以前、別の記事で MUI から React のサンプルアプリが公開されていると紹介したことがあります。MUI をどのように使用するのか具体的なイメージを掴んでもらうためのサンプルだと思うのですが、なにげに React の学習用としても利用価値があると考えています。 今回は、その MUI 提供の React サン