SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

VPC Lambdaを実現しているAWS内の裏側と設計の心得三箇条

こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 皆さんは、プライベート(閉域網)環境下でのLambdaを利用したことありますでしょうか。セキュリティに厳しい環境下でLambdaを利用する場合は、VPC設定を施したLambdaを利用する機会があると思います。 今回は、インターネットに接していないVPC Lambdaの設計ポイントをお話しします。また、VPC Lambdaを実現しているAWS内の裏側もご紹介し

Catoクラウドへの接続にIPoE(IPv6)を使えるか?

「CatoはIPoE(IPv6)に対応していないの?」 というお問い合わせをよくいただきます。 主にNTTフレッツ回線において、従来のPPPoE方式(IPv4)の場合、NTTのNGN網とISPの接続点が混雑していることが多いため、接続方式をIPoE(IPv6)に変更してこの混雑を回避したいという内容のご相談です。 結論として、 IPv6対応ルータを間に挟めば利用はできますが、いくつかの注意が必要です。 本

Amazon CloudFront KeyValueStoreを活用した記事のリリース制御

この記事は Japan AWS Ambassador Advent Calendar 2023 の12/22付記事となります。 こんにちは、SCSKの木澤です。 昨日の記事は早川さんによる「 JAWS DAYS 2024 “LEAP BEYOND”~ラーニング・コミュニティで得られるもの~ 」でした。 早川さんは2024/3/2に開催される JAWS DAYS 2024 の実行委員長を担当されます。10月に福岡で開催された JAWS Festa 2023 で発表があり大変驚きましたが技術力/

USiZEってなに?~新人目線でまとめてみた~

  本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/22付の記事です。 皆様、こんにちは!SCSKの佐藤海渡と申します。 今年度SCSKに新卒入社し、現在はUSiZE運営を担当しています。 TechHarmonyの過去記事を見ているとUSiZEに関する記事が少ない!ということにに気づき、本記事を投稿するに至りました。 まだまだ携わっている歴は短いため詳細をお伝えすることは難しいかもしれませんが、

Cato管理アプリケーションの管理者認証でMFAが必須に

今回は、2023年12月11日に発表された「Cato管理アプリケーションの管理者に対するMFA要件の強化」について解説します。 アップデートの概要 Catoクラウドのアカウント(テナント)の管理者(Administrator)のセキュリティ強化のため、ID/パスワードのクレデンシャル認証に加え、 MFA(Multi-Factor Authentication:MFA)が 必須 となりました。 これまで、MFAの利用は選択式で、以下設

TerraformでZabbix監視設定

こんにちは、SCSK株式会社の大石です。 Terraformには様々なプロバイダが存在していますが、その中にZabbixのプロバイダがあることをご存じでしょうか? 今回は、Terraformを使用して、Zabbixの監視設定をしてみたいと思います。 監視内容は以下を想定します。 ホスト: test ホストグループ: testHostgroup テンプレート: testTemplate アイテム: CPU5分間のロードアベレージ トリガー: 最

Amazon QuickSight Assets As Code (AAC) でダッシュボード作成やってみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/21付の記事です。 こんにちは、「TechHarmony Advent Calendar 2023」21日目担当、SCSK三上です。 もうすぐクリスマス★日が落ちるのが早いことが寂しい冬ですが、この時期は日が落ちると街がイルミネーションでライトアップされていくのでわくわくします♦◊♦◊ 今回は、2022年re:Inventにて発表されたAmazon QuickSightをコード管理する『Assets as Code』

Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加してみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/20付の記事です。 こんにちは。SCSKの江木です。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加してきたので、イベントの内容と感想を投稿します。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaとは? Google Cloud Generative AI Summit Osakaとは2023年12月14日にコングレコンベンションセンターで開催された、生成AIに特化したGoogle Cloudのイベントです。現地とオンラインの両

Amazon CloudFront と Amazon S3 の WEB サイトにカスタムエラーページを追加する [AWS CloudFormation]

こんにちは、広野です。 記事の概要はタイトル通りです。もはやこなれたソリューションだとは思うのですが、AWS CloudFormation とセットで扱っている記事は少ないようだったので上げておこうと思います。先日、本件が入用になって作成したテンプレートを簡略化しました。 やりたいこと Amazon S3 バケットをオリジンとした AWS CloudFront の WEB サイトに、404 などの HTTP エラ

aws-amplify と @aws-amplify/ui-react モジュールを v6 にアップデートしてみた

こんにちは、広野です。 手持ちの React アプリで aws-amplify と @aws-amplify/ui-react モジュールのバージョン 5 を使用していたのですが、バージョン 6 にアップデートしてみました。アプリ内の設定フォーマットや、組み込みの AWS サービス呼び出し用モジュールに変更があったので結構手直しが入りました。ですがドキュメントから情報を探せば何とかなりました。 公式のドキ

AWSをZabbixで監視してみた Part2

  本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/19付の記事です。 こんにちは、SCSK株式会社の中野です。 大変お待たせいたしました。AWS をZabbixで監視してみたシリーズ(第2弾)です。 ※第1弾の記事は「 AWSをZabbixで監視してみた 」の投稿でご確認いただけます。 前回は「AWS EC2 by HTTP」テンプレートを用いてEC2の監視を試してみましたが、 今回はRDSの監視をZabbixで試してみたいと

SCSKのプライベートクラウド「USiZEシェアードモデル」とは?

こんにちは。 SCSK の和田です。 本日は、SCSKのプライベートクラウド「 USiZEシェアードモデル 」(ユーサイズシェアードモデル)についてご紹介します。 「USiZEシェアードモデル」の紹介サイトは以下になります。 運用付きの国産クラウドサービス│SCSK株式会社 VMwareベースで構築された、高可用

AWS Amplify で Node.js 20 を使ってビルドする [2023年12月情報]

こんにちは、広野です。 いつの間にか Node.js 16 が EoL になってしまい、最新のサポートバージョンは 20 になっていました。AWS Amplify のビルド環境がどう追随しているかというと、今時点 18 が最新のようです。 Fix support for node 18 · Issue #3109 · aws-amplify/amplify-hosting Before opening, please confirm: I have checked to see if my question is addressed in the FAQ. I have searched for duplicate or closed issues. I have

AWSで快適にコーディングをしたいのです。

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/18付の記事です。 「TechHarmony Advent Calendar 2023」18日目担当の ひるたんぬ こと蛭田です。 もういくつねると クリスマス、ですね。Advent Calendar 2023も残りわずかとなってきました。 私は18年間過ごしてきた学生という身分を脱し、今年度よりSCSKで働いております。 まだまだ未熟者ではありますが、よろしくお願いします。 私の所属している

ソフトウェアエンジニアから見た Cato クラウド

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/17付の記事です。 はじめに 私は主にインフラ・運用領域でのソフトウェアエンジニアであり、最近は通信や仮想ネットワーク周りを主戦場としています。 先日、弊社の Cato クラウド担当が次のブログ記事を書いていました。 レガシーインフラエンジニアから見た「Catoってどうなの?」 レガシーなネットワークインフラと、SASEであるCatoク