SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

AWS BuilderCards のルールをわかりやすく解説してみた

こんにちは、佐藤です。 AWS のサービスやアーキテクチャ、全然覚えられないなんてことありませんか…? 私も最初は「IAM って何?」「S3 って何?Storage Service…?」など、専門用語の洪水に溺れそうになりました… そんな悩みを解決してくれるのが AWS BuilderCards です。 今回は、このカードゲームのルールについて、初めての方でも理解できるように解説していきます

AWSのVPC間でAWS Site-to-Site VPNを構成する

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 AWSの検証をしていて、AWS Transit Gatewayの先にDirect Connect GatewayとAWS Direct Connectがいて、その先にオンプレミスがつながっている構成の検証をしたいこと、ありますよね。 でもAWS Direct Connectが準備できず、AWS Site-to-Site VPNを張りたいけれど検証に使えるオンプレミス上のVPNルー

CRL有効期限切れによりAWS Client VPNに接続できなくなる

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 AWS Client VPNの環境を構築する機会がありました。いろいろ試していてそんなに難しいところはないなと思ったのですが、ちょっと注意した方がよいなと感じたことが2点ほどありましたので、それを書き残しておきます。 クライアント証明書失効リスト(CRL)の有効期限が切れ
AWS

プライベート API を組織内で効果的に運用するための実践的なアプローチ【 Amazon API Gateway】

こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 DX(デジタルフォーメーション)が加速する現代のビジネス環境において、APIを公開しサービス連携を実現してAPIエコノミーを拡大していくことが重要となっています。これはUberやStripe、楽天等のパブリックAPIに限らずプライベート(社内)APIについても同様です。企業内に埋もれたデータ活用が叫ばれている中で、API の重要性はますます

LifeKeeper保守契約後の問い合わせ方法を解説します

こんにちは SCSK 池田です。 前回は LifeKeeperのプロダクトサイクル(サポートフェーズ) について解説しましたが、そのサポート契約をするとどのように問い合わせすることができるのかを解説します。 サポートには「サイオスサポート」と「パートナーサポート」があります まず問い合わせの前に、サポートを契約する際に「サイオスサポート」か「パートナ

同名のホストゾーンは使えない!? Amazon Route 53リソース作成時の注意点

みなさん、こんにちは。SCSKの津田です。 先日AWSクラウド環境にてLifeKeeperの構築を行っていたところ、Amazon Route 53のリソース作成ができない事象が発生しました。 当初は単なるエラー対応で解決するかと思っていましたが、要件定義レベルの見直しが必要になる事態に発展してしまいました… 今回はその体験記を共有いたします。 本記事がLifeKeeperでRoute 53リソースを作
AWS

Rubrik × AWS で EC2 バックアップを自動化!〜設定からアーカイブまでの検証記録〜

皆さん、こんにちは!USiZEサービス部第一課の黄です。 これまでの記事では、Rubrikのランサムウェア対策や機密データ検知など、主要な機能についてご紹介してきました。 Rubrikは バックアップ&復元からバックアップデータの活用までデータ管理 に特化したIT企業です。 「まだ読んでいない!」という方は、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。 Rubrikとは?クラ

Amazon QuickSightにおいて集計関数のルールに戸惑った

本記事は 新人ブログマラソン2024 の記事です 。 2024年度新人の野上です。 社内業務でQuickSightを初めて利用したのですが、思い通りにデータを扱えず苦戦しました。 QuickSightの分析の中で、計算式や関数を組み合わせて「計算フィールド」を作成できるのですが、エクセルの計算式と同じように使うことはできず、QuickSight独自のルールがありました。 私が苦戦したのは「

Zabbix とAWS X-Ray を比較してみた

こんにちは。SCSK株式会社の安藤です。 先日、AWS X-Rayを操作する機会がありましたので、Zabbixと比較してみたいと思います。監視ツール選定のご参考になれば幸いです。   ZabbixとAWS X-Rayの概要 まずは、ZabbixとAWS X-Ray、それぞれの概要を記載します。   Zabbixとは まずはZabbixの説明を簡単にさせていただきます。 Zabbixは、エンタープライズ対応のオープンソース統合

Mackerel でマイクロサービスを監視してみた

こんにちは、SCSKの嶋谷です。 前回私の部署の先輩である谷さんがMackerelを使用してAWSのサーバレスサービスを監視する方法と結果についての記事を掲載しました。 ご覧になっていない方は是非ご覧ください。 Mackerel で AWS のサーバーレスサービスを監視してみた – TechHarmony 話は変わりますが、私が前回投稿した記事の中で紹介しているDify環境は複数のコンテナから構築

Microsoft 365 E3ライセンスをAzure VMへアクティベートする手順について

こんにちは、SCSKの田中です。 今回は、Azure VM(AVD(Azure Virtual Desktop)ではありません)にOfficeを導入する際、Microsoft 365 E3ライセンスを紐づける際の注意点やつまづきそうなポイントをご紹介いたします。 前提 まずはじめに抑えておきたい前提として、 E3ライセンスは1ユーザーにつき、1ライセンス紐づけられるといったルールがあります 。 デバイスに対して割り当てる

開発の効率化と高品質化を目指してGitとCI/CDを導入してみた

はじめに 私はAWSでの構築やPythonプログラムの改修・開発などを行う業務を担当しています。私の開発チームでは開発手法が古く、小規模なチームではあるものの、高品質でスピード感のある開発ができていないという問題がありました。 そこでGitとCI/CDを利用した開発手法を取り入れて、開発チームが高品質でスピード感のある開発ができるような案を考案してみました

テーブルデータの差分比較を pandas で実施する

SCSKの畑です。 これまでのエントリで説明してきた Redshift テーブルデータのメンテナンスアプリケーションにテーブルデータの差分比較機能を実装しているのですが、バックエンド側についてどのように実装したのかを記載してみます。 アーキテクチャ図 性懲りもなく今回も。今回はバックエンド側の処理として実装しているため、以下図では AppSync から呼び出される La

【Azure】NSGとルートテーブルの既定値と実機挙動の確認方法について

1. はじめに こんにちは。SCSK志村です。 Azureの仮想ネットワークサービスにおける「ネットワークセキュリティグループ(以下NSG)」と「ルートテーブル」の既定値および実機挙動の確認方法についてまとめました。 2.NSGの既定値について NSGは作成時にAzure によって既定の規則が作成されます。 既定の規則の詳細は公式ドキュメントの以下に記述があります。 Azure ネットワ

【対応が必要です】Catoクラウド ルート証明書の更新について

この記事はCatoクラウドをご利用中の方に向けた重要なお知らせです。 2024年11月に Cato Networksより、Catoクラウドのルート証明書が更新される旨の下記アナウンスがありました。 FAQ for the New Default Cato Certificate for TLS Inspection 現在のルート証明書は、有効期限が2025年10月29日までとなっています。この期限前までに各Catoクラウド環境にて新しいルート証明書への切り替え作業