SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

Azure VM – Azure Bastion 経由のファイル転送やってみた

社会人2年目になりました。 上司のサポートをいただきながら案件に取り組んでおり、その過程で得られた知見を記事にまとめて共有しようと思います。 はじめに 案件にて、Azure VM に SSMS (SQL Server Management Studio) を追加インストールするようにと依頼がありました。 Download SQL Server Management Studio (SSMS) | Microsoft Learn 既に 2 台の VM にはインストール済みだったのですが、今回

Amazon Aurora DSQL について調べてみた (同時実行制御編)

こんにちは、SCSK の松山です。 Amazon Aurora DSQL (以下 DSQL と略す) について、従来の PostgreSQL との差異に焦点をあてて調べてみたシリーズ、前回(第二弾)は、従来の PostgreSQL と比較した場合の機能制限についてお伝えしました。 Amazon Aurora DSQL について調べてみた (機能制限編) Amazon Aurora DSQL について従来の PostgreSQL との差異に焦点をあてて調べてみたシリーズ第二弾。第二弾

LifeKeeperの「Quorum/Witness」とは

こんにちは、SCSK 野口です。 『 第6回 HAクラスター構成の敵「スプリットブレイン対策」はこれだ! 』 では、 LifeKeeper の Quorum/Witnessについて少し触れましたが、Quorum/Witness は クラスターシステムにおいて重要な役割(スプリットブレイン対策)です。 今回は、もう少し深堀をし、Quorum/Witnessの種類とパラメータについてお伝えします。 Quorum/Witnessとは おさらい 『 第
AWS

【Google Cloud】英語版の認定資格を乗り切るコツ

こんにちは。SCSKの山口です。 Google Cloud認定資格の全冠を目指す際、避けて通れないのが「英語版のみの試験」です。今回は、英語が(まだそこまで)堪能でない私が編み出した、「英語版試験突破のコツ」を書き留めたいと思います。   2025.03現在 英語版のみの認定資格 これを書いている2025.03時点では、下記がまだ英語のみとなっているようです。 ・Associate Data Pract

【Catoクラウド】SCIMプロビジョニングでユーザを作成・管理する

こんにちは。SCSK 阿部です。 Cato クラウドを用いたモバイル接続を行う場合、ユーザの作成が必要となります。 ユーザは手動で作成することも可能ですが、既存のディレクトリサービスと連携させる形で管理することも可能です。 今回は、SCIMプロビジョニングによるユーザ作成・管理について、注意点も含めて記事といたします。 はじめに:SCIMプロビジョニングででき

Insight SQL Testing を触ってみた(第一回)

こんにちは、石原です。 最近、AWS上のデータベースのバージョンアップの検証を行うタイミングで 「Insight SQL Testing」 を触る機会があったので、こちらの製品についてご紹介いたします。 Insight SQL Testingとは? Insight SQL Testingはインサイトテクノロジー社が提供している製品になります。 Insight SQL Testing - 株式会社インサイトテクノロジー データベース移行及びバージョン

【Google Cloud】Associate Data Practitioner 受験後レポート

こんにちは。SCSKの山口です。 今回は、Google Cloud認定資格の受験レポート その➁です。 その①のブログ をご覧になった方はお察しかもしれないですが、Associate Data Practitionerに無事一発合格したので、受験後のレポートを書きます。   はじめに その①ブログにも書いた通り、(記憶に残っている範囲で)下記について書きます。 今回はサクッと読める分量で書きたい

CloudWatch Agentの設定ファイルについて

CloudWatch Agentの設定ファイルについて、どのファイルが読み込まれているのか、理解があやふやだったので整理してみました。 設定ファイルの文法などには触れていません。どこに作ってどう反映されるのかを理解できれば幸いです。 設定ファイルの構成 CloudWatch Agentの設定ファイルは通常、/opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/etc/ に配置されます。 大体は以下のようになっているで

LifeKeeperのインストール作業/DRBDリソース作成時のトラブルシューティング

以前、Disaster Recovery 機能を用いたLifeKeeperの構築を行いました。 AWS環境でのLifeKeeperを用いた災害対策!Disaster Recovery Add-on 構築&機能検証 災害対策サイトへのリアルタイムでのデータレプリケーションと、フェイルオーバーを可能にするDisastar Recovery Add-onの設定手順と機能検証を行いました。 blog.usize-tech.com 2025.02.05 検証環境を一から作成し、LifeKeeperのインストールを初め

Snowflake Container Servicesチュートリアルを通して、コンピュートプールについて学ぶ!

本記事は 新人ブログマラソン2024 の記事です 。 皆さん、こんにちは!新米エンジニアの佐々木です。 前回は、Snowflakeの新機能コンピュートプールについて記事にまとめさせていただきました。多くの方々に読んでいただき、大変嬉しく思っています。 まだ読めていないという方は、以下の記事をまずは読んでいただけると幸いです!! Snowflake の新機能!コンピュート

AWS BuilderCards のルールをわかりやすく解説してみた

こんにちは、佐藤です。 AWS のサービスやアーキテクチャ、全然覚えられないなんてことありませんか…? 私も最初は「IAM って何?」「S3 って何?Storage Service…?」など、専門用語の洪水に溺れそうになりました… そんな悩みを解決してくれるのが AWS BuilderCards です。 今回は、このカードゲームのルールについて、初めての方でも理解できるように解説していきます

AWSのVPC間でAWS Site-to-Site VPNを構成する

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 AWSの検証をしていて、AWS Transit Gatewayの先にDirect Connect GatewayとAWS Direct Connectがいて、その先にオンプレミスがつながっている構成の検証をしたいこと、ありますよね。 でもAWS Direct Connectが準備できず、AWS Site-to-Site VPNを張りたいけれど検証に使えるオンプレミス上のVPNルー

CRL有効期限切れによりAWS Client VPNに接続できなくなる

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 AWS Client VPNの環境を構築する機会がありました。いろいろ試していてそんなに難しいところはないなと思ったのですが、ちょっと注意した方がよいなと感じたことが2点ほどありましたので、それを書き残しておきます。 クライアント証明書失効リスト(CRL)の有効期限が切れ
AWS

プライベート API を組織内で効果的に運用するための実践的なアプローチ【 Amazon API Gateway】

こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 DX(デジタルフォーメーション)が加速する現代のビジネス環境において、APIを公開しサービス連携を実現してAPIエコノミーを拡大していくことが重要となっています。これはUberやStripe、楽天等のパブリックAPIに限らずプライベート(社内)APIについても同様です。企業内に埋もれたデータ活用が叫ばれている中で、API の重要性はますます

LifeKeeper保守契約後の問い合わせ方法を解説します

こんにちは SCSK 池田です。 前回は LifeKeeperのプロダクトサイクル(サポートフェーズ) について解説しましたが、そのサポート契約をするとどのように問い合わせすることができるのかを解説します。 サポートには「サイオスサポート」と「パートナーサポート」があります まず問い合わせの前に、サポートを契約する際に「サイオスサポート」か「パートナ