株式会社ユーザベース
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株式会社ユーザベース の技術ブログ

Clojureで巨大なZIPファイル/CSVファイルを処理した話

SaaS Product Team(以下Product Team)のあやぴーです。 Product Teamの開発しているプロダクトでは「企業に関する大量データ」というものを扱う機会があります。特に様々な形式でデータパートナーから受領するため、一筋縄でいかないことが多々あります。今回はその中でも巨大なZIPファイルの中に大量のCSV(ライクな)ファイルをClojureでいい感じに処理するために苦戦した話を書い

言語処理学会NLP2024でスポンサーと発表をしました

UB Researchの高山です。 今月神戸で開催された言語処理学会NLP2024に株式会社ユーザベースとして参加してきました。 個人としては2018年から言語処理学会の年次大会にはほとんど参加していましたが、近年はオンライン参加も多かったです。今年はユーザベースとして初めてスポンサーをしてブースを出すことができたことを嬉しく思います。 また、弊社の田村が発表とポ

2000行台の巨大なReactコンポーネントをリファクタリングして学んだこと【ペアレビュー】

はじめに こんにちは!株式会社アルファドライブの佐藤です。 この度、タイトルにもあるように2000行台(最大2415行)の巨大なReactコンポーネントをいくつかリファクタリングしました。この作業には大量の変更が生まれます。2月の私のmainブランチへのコミットは11905 (+5683, -6222)行でした。結論、ペアレビューの時間を設けることで約1ヶ月でこの膨大な変更をやり切るこ

SSRFの脆弱性について セキュアコーディングの啓蒙 第3回

はじめに SSRF の脆弱性とは? なぜ SSRF の脆弱性? ある日、実際に SSRF の脆弱性を埋め込んでしまった、開発現場の話(空想) SSRF の脆弱性の対策 実装ミスによる脆弱性対策 ユーザーの入力を信用しない 許可リスト・拒否リストの利用 ライブラリの脆弱性を回避する ライブラリの脆弱性をチェックする ライブラリを使う際には、極力標準ライブラリを使用する まとめ W

New RelicのルックアップテーブルとNRQLを駆使して使われていないAPIを探し出す

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」のSREをしている飯野です。 サービスの開発は試行錯誤の連続です。サービスの成長とともに機能はどんどん増えていきます。追加される機能はサービスに不可欠な重要な機能だけではなく、サービスの方向性や前提が変わり不要になってしまったり、思ったように価値が提供できずに使われない機能もたくさん登場します。 このような

TCA1.7(Observable Architecture)へのマイグレーションで得た知見を共有します

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」でiOSエンジニアをしている金子です。 WWDC23でObservationフレームワークが発表されてからすぐ、XのPoint-Freeアカウントより以下の投稿がありました。 「ViewStoreが消えるだと...!?めちゃシンプルになるじゃないか...!」とワクワクしたのを覚えています。 Apple engineers have done something incredible at this year’s WWDC.Thanks to @​Observable, macros and more,
iOS

インセプションデッキに取り組んだ話

はじめに インセプションデッキとは 10個の質問 実際にチームで行ったこと まとめ はじめに 株式会社ユーザベース BtoB Saas Product Team の 阿久津です。 前提として、私の所属しているチームは「アジャイルの知見の少ないメンバーのみを集めて1から新しいチームを作る」という試みを行っているチームです。 私も、昨年の4月にNew JoinerとしてJoinしたアジャイルの知見の

チームを深く理解するエンパシーサークルという取り組み

はじめに こんにちは! Uzabase の Saas Product Teamに所属しているWatanabe Jinと申します。 Uzabaseではチームが3ヶ月に一度変わるチームシャッフルという文化があり、チームメンバーが定期的に変わるような仕組みがあります。 そんな頻繁に変わるチームで、チームメンバー同士の相互理解などを助けてくれるのが今回紹介する「エンパシーサークル」という取り組みです。 エ

Biome.jsでシンプルなフロントエンドへ

こんにちは!経済情報プラットフォームSPPEDA の開発をしている山本です。 本稿ではBiome.jsをプロダクトに導入してみたので事例の紹介をしていきます。 はじめに 私が所属しているチームで新たにマイクロフロントエンドで機能開発をしていくにあたりWeb componentsを作る流れになりました。今回はそのWeb componentsに以前からちょっぴり興味のあったBiome.jsを導入してみまし

DOMイベントの発火順序を調べ初めたら行き着く記事 feat.相談の精神

こんにちは! Uzabase の SaaS Product Team に所属している樽本と申します。普段は SPEEDA の開発をしています。 今日は「DOM のイベントが発火(ハンドリング)する順序を考慮した実装はやめたほうが良い。」という個人的な教訓と、それを得るに至ったストーリーの紹介をします。タイトルは願望です。 ※開発時のブラウザは Chrome でしたので、その他のブラウザでの検証は行っ

エンジニアが今日から始める英語学習の継続方法

1. はじめに こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」でエンジニアをしております小林です! 皆さんは英語学習に取り組んでいらっしゃいますか?エンジニアとして技術ドキュメントや国際カンファレンスの動画等で英語に触れる機会があると思います。また、技術的なスキルはあるが、英語を話すことが苦手な場合、将来的に市場でどう評価されているかの動向

2024年のPythonプログラミング

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で推薦や検索などのアルゴリズム開発をしている北内です。Pythonは頻繁に新機能や便利なライブラリが登場し、ベストプラクティスの変化が激しい言語です。そこで、2024年2月時点で利用頻度の高そうな新機能、ライブラリ、ツールなどを紹介したいと思います。 この記事では広く浅く紹介することに重点を置き、各トピックについて

NewsPicksとSaaS Product Team合同でクリスマスLT大会を開催しました!

こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」Media Infrastructure Unitの韓です。 年末にNewsPicksとSaaS Product Team合同で『ユーザベースの技術文化大公開!Engineer Meetup 〜クリスマスLT祭り!〜』というイベントを開催しました。 今回はそのイベントレポートについて書いていきます。 イベントについて タイムテーブル 当日の様子 ▼1人目:NewsPicksプロダクトチームの西さん ▼

ふりかえりからチームづくりの9ヶ月をふりかえる

こんにちは。 BtoB SaaS Product Teamの中嶋です。 Product Teamでは1週間のイテレーションごとにチームでふりかえりをしています。 コロナ禍に入る前は物理のホワイトボードでやることが多かったと聞いていますが、最近は大体figjamボードを使っています。 オンラインのホワイトボードはスペースを自由に使えたり、付箋以外にも画像とかスタンプを押せたりと楽しいですが、

新規プロダクト開発で API の統合テスト文化が根付いているっていう話(Golang)

はじめに 新規プロダクトにおける API テストの重要性を理解してもらう 誰でも容易に信頼性の高いテストが書ける基盤づくり カバレッジ情報の見える化でテストを書くモチベアップ API テストの継続的なリファクタで負債と戦う チームメンバーとのコミュニケーションと協力 おわりに はじめに はじめまして!株式会社アルファドライブにてバックエンド開発をやってい