クラウドエース の技術ブログ

Cloud Run と Memorystore for Redis の統合機能を試してみた

こんにちは、クラウドエースの佐久間です。2022 年 10 月 7 日に、Cloud Run の統合機能 (プレビュー版) を用いて Memorystore for Redis と接続できるようになりました (リリースノート)。この記事では、実際にその機能を試してみるとともに、従来の接続方法と比較して、どのようなメリットがあるのかを解説します。なお、Cloud Run や Memorystore for Redis の基本的な使い方については

AlloyDB Omni を試してみる

はじめに こんにちは、クラウドエース データML ディビジョン所属の後藤です。 データML ディビジョンでは、Google Cloud が提供しているデータ領域のプロダクトについて、新規リリースをキャッチアップするための調査報告会を毎週実施しています。 新規リリースの中でも、特に重要と考えるリリースを記事としてまとめ、本ページのように公開しています。 今回紹介す

BigLake メタデータ キャッシュ対応テーブルに対してのマテリアライズド ビュー作成が GA になりました

はじめに こんにちは、クラウドエース データ ML ディビジョン所属の仲佐です。 クラウドエースの IT エンジニアリングを担うシステム開発部の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのがデータ ML ディビジョンです。 データ ML ディビジョンでは活動の一環として、毎週 Google Cloud の新規リリースを調

Google Cloud Storage のオブジェクトのメタデータを自動収集するインベントリ レポート機能の紹介

はじめに こんにちは、クラウドエース データML ディビジョン所属の池上有希乃です。 データML ディビジョンでは、Google Cloud が提供しているデータ領域のプロダクトについて、新規リリースをキャッチアップするための調査報告会を毎週実施しています。新規リリースの中でも、特に重要と考えるリリースを記事としてまとめ、本ページのように公開しています。 たとえ

Microsoft Entra ID のユーザーとグループを Cloud Identity に同期して SSO する

こんにちは、クラウドエース SRE ディビジョンの小田です。 昨今便利な Web サービスが増えてきましたが、それぞれのサービスにログインするためのログイン情報を管理が手間がかかります。それぞれのサービスにログインするのではなく、一度だけログインすればすべてのサービスを利用できるとしたらどうでしょうか。これは Single Sign-On (以下、SSO) と呼ばれる仕組

Security Command Center で検出した脆弱性を Slack に通知してみる

こんにちは、クラウドエース SRE の佐藤です。 Google Cloud では、組織やフォルダー、プロジェクトレベルで脆弱性や脅威を検出をしてくれる Security Command Center というプロダクトがあります。 検出した情報は Google Cloud コンソールから確認できますが、脆弱性を検出したタイミングでメールや Slack に通知することも可能です。 今回は Security Command Center で検出した脆弱性を Sl

Cloud Spanner:ミューテーションによるバッチ書き込み方法

こんにちは、クラウドエース データML ディビジョン所属の源です。 クラウドエースの IT エンジニアリングを担うシステム開発部の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのがデータ ML ディビジョンです。 データ ML ディビジョンでは活動の一環として、毎週 Google Cloud の新規リリースを調査・発表し、

OpenAI の Assistants API を使って自然言語で Todo リストを操作するアプリを作ってみた

はじめに こんにちは、クラウドエース フロントエンド ディビジョン所属の阿部です。 2023年 11月 6日 に開催された OpenAI DevDay で新しい API である Assistants API が発表されました。 Assistants API を使うことでアプリケーションに LLM(Large Language Model)を使った自然言語処理を組み込むことが出来るようになります。 この Assistants API を使った Todo アプリを作ってみたので、この

Cloud Run ジョブのタイムアウト時間の延長

はじめに こんにちは!クラウドエースデータ ML ディビジョン所属のきょくです。 データ ML ディビジョンでは、Google Cloud が提供しているデータ領域のプロダクトについて、新規リリースをキャッチアップするための調査報告会を毎週実施しています。 新規リリースの中でも、特に重要と考えるリリースを記事としてまとめ、本ページのように公開しています。 今回紹介

Cloud Spanner 組み込みのオートスケーラー、Managed autoscaler が登場!

こんにちは、クラウドエースの SRE チームに所属している妹尾です。 今回は Cloud Spanner の運用が劇的に楽になるアップデートがあったのでご紹介します! 概要 2023/11/14 に Cloud Spanner に組み込みのオートスケーリング機能が実装されました![1] この機能を使うと今まで外部プログラムに依存していたオートスケール機能を Cloud Spanner の設定だけで実現することが可能になり

BigQuery の検索インデックスがさらに便利になりそうです

TL; DR BigQuery の検索インデックス機能を使えば、大規模なデータセットからごく少量のデータを取得する際の処理時間と課金されるバイト数がかなり削減できます この機能を一般的によく使われる演算子でも実行できるようになれば、日々の分析やログ検索におけるコスト削減に大きく貢献しそうです はじめに こんにちは、クラウドエース データML ディビジョン所属の田

Cloud Run jobsを用いてバッチ処理を実現する

はじめに こんにちは、クラウドエース バックエンド ディビジョン所属の許です。 今回は、Cloud Run の機能の一つである Cloud Run jobs について、使用例を交えながら解説していきます。 Cloud Run jobs とは Cloud Run には service(以下、サービス)と jobs(以下、ジョブ)の2つの機能が存在しています。どちらも既存のコンテナ イメージを用いて処理を実行できるという点においては同

Terraform のテスト機能を試してみた

こんにちは、クラウドエースの佐久間です。2023 年 10 月 5 日にリリースされた GA 版 Terraform v1.6.0 において、terraform test コマンドを用いたテスト機能が正式に実装されました。この記事では、公式ページの説明をまとめるとともに、Google Cloud のリソースを用いてそのテスト機能を簡単に試していきます。なお、Terraform の基本的な使い方には触れませんのでご了承ください

BigQuery で AWS Glue 連携データセットを作成する

こんにちは、クラウドエース データML ディビジョン所属の濱です。 データML ディビジョンでは、Google Cloud が提供しているデータ領域のプロダクトについて、新規リリースをキャッチアップするための調査報告会を毎週実施しています。 新規リリースの中でも、特に重要と考えるリリースを記事としてまとめ、本ページのように公開しています。 今回紹介するリリースは

Google Sheets から Terraform の実行

クラウドエースの北野です。 Google Sheets から Terraform を実行し、Google Cloud を管理する方法を紹介します。 要約 以下の順序で、タスクを実施することで、Google Sheets から Terraform を実施させます。 Google Apps Script で Google Sheets のデータを Cloud Storage (GCS) へアップロード GCS の変更を Eventarc で検知し、Workflows の実行 Workflows から Cloud Build トリガーを実行し、Google Cloud の変更 シ