アプトポッド
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IoTを牽引するテクノロジーカンパニーの株式会社アプトポッドです。 超高頻度な時系列データをリアルタイムに伝送、収集、可視化する製品をエッジからサーバ、フロントエンドまで提供しています。

アプトポッド の技術ブログ

クラウド対応型 USB/CANインターフェイス「EDGEPLANT CAN-USB Interface」のご紹介

はじめに こんにちは、アプトポッドの岩田です。 今回は、当社のCANバス接続用USBデバイスの「 EDGEPLANT CAN-USB Interface 」と、それに付属する自動車計測向けクラウドサービスの「 intdash Automotive Pro 」についてご紹介したいと思います。 はじめに EDGEPLANT CAN-USB Interface とは EDGEPLANT CAN-USB Interface の特長 デイジーチェーン型のSync線共有機構 CANバスへのCANフレームの送出も可能

【連載MQTT5解説: 第4回】使用可能な認証方式

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日より開始しているMQTT5連載の第4回目になります。 第4回目となる本記事では、MQTTで用いられる認証方式についてご紹介します。 MQTT3.1.1で定義されていた方式について触れた後、MQTT5で追加された方式について解説します。 すでに公開されている連載記事は、末尾のリンクからご覧いただけます。 はじめに 当社プロダクトの簡単

【連載MQTT5解説: 第3回】MQTTのコントロールパケット

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日より開始しているMQTT5連載の第3回目になります。 今回より、そろそろ本格的な解説に移っていきます。 第3回目となる本記事では、まずMQTT5のプロトコル仕様をざっくりと掴むために、コントロールパケットの構造を解説していきます。 MQTTのコントロールパケットの基本的な構造を知っておくことで、MQTT5で追加されたフィール

【連載MQTT5解説: 第2回】MQTT 5.0での変更点の概要

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日開始したMQTT5連載の第2回目になります。 すでに公開されている連載記事は、以下のリンクからご覧いただけます。 tech.aptpod.co.jp 第2回目の本記事では、MQTT Version 5.0での変更点のサマリーをご紹介します。 MQTT Version 5.0でのおもな変更点は、 OASIS標準仕様書 の末尾Appendix Cにまとめられていますので、こちらをひとつずつ日本語に翻

【連載MQTT5解説: 第1回】MQTTの概要と背景

はじめに アプトポッドVPoPの岩田です。 弊社アプトポッドでは、MQTTのようなIoTデータ通信向けの独自ミドルウェア「intdash」を開発・提供しています。 www.aptpod.co.jp 独自のミドルウェアを設計・開発する過程で、近年リリースされたMQTT5や、その前身であるMQTT 3.1.1についての仕様調査・研究を行ってきました。 この調査・研究の過程でMQTTに関する知見も蓄積してきました

【連載 ROS Tips】ROSのDockerコンテナからNVIDIA GPUを利用するには

アプトポッド 組み込みエンジニアの久保田です。 連載の前回 では、ROSの開発においてDockerをどのように活用するかを紹介しました。その中で触れた通り、Dockerコンテナを使ってホストのハードウェアリソースにアクセスすることが可能です。例えば、当社で販売している車載向けエッジコンピュータ EDGEPLANT T1 はNVIDIA Jetson TX2を搭載しています。NVIDIA Jetsonシリーズは、GPU

激動の時代2023年のアプトポッドを振り返る:新しい時代に向けた共創へ

Aptpod Advent Calendar 2023 25日目(最終日)の記事です。 CTOの梶田です。 今年もまたまたあっという間(いつも言ってますね💦)でAdvent Calendar もなんとか走りきれそうです。 今年最後の記事として、恒例の年末ネタを取り上げ、2023年を 昨年 と同様にトピック中心に振り返ります! それでは、始めましょう。 はじめに 資本業務提携 パートナー様との展開 新しい試み ROS連載

intdashでNMEA2000のデータを取得してみる

はじめに aptpod Advent Calendar 2023 12月22日担当の、Automotive Pro Grの小野寺です。 弊社は CAN 計測を中心にした自動車計測の遠隔化ソリューションを提供している会社です。 自動車へデータ収集用のアプライアンスを搭載し、収集したデータをLTE経由で送信することで、計測した自動車データのクラウドへの自動保存や遠隔地からの監視・可視化を実現します。 自動車計測ソリ

GLSLを使ってWebで3D点群を可視化する

こんにちは。 aptpod Advent Calendar 2023 12月21日を担当するVisual M2Mグループの白金です。 普段は Visual M2M Data Visualizer (以下 Data Visualizer )の製品開発を担当しています。 当製品において LiDAR で計測した3D点群を可視化するための開発をする機会がありました。3D点群には、ひとつひとつの点について、X、Y、Zの位置情報を含みます。また、LiDARで計測する環境によって、1回の描画

MenderとDockerでアプリケーションのOTAを実現した、新しい組込Linuxシステムのご紹介

aptpod Advent Calendar 2023 12月20日の記事です。 intdashグループの野本です。組込Linuxソフトウェア開発を担当しています。 aptpodでは、intdashに接続可能な組込Linuxシステムとして「 intdash Terminal System (以降、Terminal System)」を開発しており、このたび大規模アップデートを行いました。 Terminal System 2 として近々リリース予定していますので、アップデート内容について(少し先

Rust/eguiで作るデスクトップ業務アプリ

はじめに 今回作成するアプリ eguiとは eguiの特徴 GUI画面作成 egui template の利用 アプリ構造体の修正 GUIパーツの追加 データ送信処理の組み込み Cargo.tomlの編集 サービスに接続するためのコード追加 GUIアプリの動作確認 デスクトップアプリとしての利用 まとめ はじめに こんにちは、 aptpod Advent Calendar 2023 12月19日担当のアプトポッドの組み込みソフトエンジニアの影山です

リモートROS開発におすすめ!AWS EC2 GPUインスタンスにVNC接続

aptpod Advent Calendar 2023 12月18日 を担当する 組み込みエンジニアの久保田です。 みなさん、ROS(Robot Operating System)開発でGazeboシミュレータを動かす際、どのような環境を使っていますか? GPUを搭載した高性能なPCは社内に限られており、長時間の占有が難しいということも多いのではないでしょうか。以前紹介した Open-RMFシミュレーション のように、試行錯誤しながら環境

サクッとIoTシステムを構築する

こんにちは! aptpod Advent Calendar 2023 12月15日担当サーバーサイドエンジニアの宮内です。 普段はサーバーアプリケーションを実装しているのですが、今日はフロントエンドのUI含んだintdashシステム全体の構築方法について書こうと思います。 どれだけ簡単に構築のできるかという点をお伝えしていきます。 リリース前の情報なので、現状でお伝えできる範囲内での内容と

Starlinkを使ったデータ収集(通信速度・遅延測定)

はじめに aptpod Advent Calendar 2023 12月14日の記事です。 こんにちは。ハードウェアグループの織江です。 弊社では主に4G/LTEや5Gといったモバイル通信網を利用した移動体からのデータ収集や制御を行っていますが、今回はそれに加えて衛星通信を使って利用できる環境を広くすることに挑戦しました。 Starlinkとは Starlinkの通信速度測定 intdashに使う場合のネットワーク遅延評

intdashでNVHを簡易的に測定してみる

aptpod Advent Calendar 2023 12月13日を担当するintdashグループの落合です。 みなさんはNVHってご存知ですか?僕は全く知らなかったのですが、 Noise(騒音) Vibration(振動) Harshness(ハーシュネス:路面の凹凸による突き上げや、立て付けの悪さから来るガタピシ感など) の頭文字で、自動車の快適性を推し量る上での一つの基準だそうです( WiKi より)。 この意味を知った時、