アプトポッド の技術ブログ

RustでROS(RoboMaker)のノードを書いてみる

先端技術調査グループの大久保です。 弊社では現在、クラウド上でROSの開発が行える AWS RoboMaker を利用しており、GazeboシミュレーションもRoboMakerを使って行っています。当ブログでも、RoboMakerを使ったシミュレーションを以前取り上げています。 tech.aptpod.co.jp 現在は、シミュレーション上のロボットにdepthカメラを取り付け、depth情報を収集できるようにしています。 こ

リモートワークにおける弊社の取り組み事例紹介

はじめに はじめまして、人事の神前(こうさき)です。 4月1日に入社をして早々に本ブログ記事の執筆をすることとなり戦慄したのですが宜しくお願いします。 改めてにはなりますが、去る4月7日(火)に 緊急事態宣言 が出されました。 緊急事態宣言以前からリモートワークへ切り替えていた企業も多いとは思いますが、これを機に一気に加速したように感じます。 私

OpenH264とDockerを用いて動画解析環境を構築する

先端技術調査グループの南波です。ウイルスは大変な状況ですが、原則自宅勤務となったことで息子2人のお昼寝を眺められる時間が増え、すこしほっこりもしています☺️ さて、今回は最近のお仕事の中で intdashのサーバーに蓄積されているH.264の動画データを解析したい H.264のライセンスはもちろんクリーンに対処したい プロダクト投入時には Amazon ECS なども利用して

360°動画Player開発の実用TIPS集

Webチームの蔵下です。弊社で開発している intdash には、Media Servicesという動画や音声などのメディアデータを扱うサービスがあります。さまざまなカメラに対応できることもあり、 RICOH THETA のような360°カメラで撮影した動画を扱うこともあります。 「 全天球画像 | RICOH THETA 」より引用 ▲360°動画。360°の映像が1つのパノラマ動画内に収められています。歪みを補正して

アプトポッドの過去と現在、そして未来について

はじめに はじめまして。VPoPの岩田です。 弊社は、昨年の8月より開発本部のマネジメント体制を強化し、CTO・VPoE・VPoP から構成される CTO 室体制を敷いております。 aptpod Advent Calendar 2019 では、VPoE 高橋より こんなエモくて素敵な記事 が投稿され、 CTO 梶田からは 1年を総括する記事 が投稿されており、 私も彼らの後に続くべく、遅ればせながら本記事を投稿することに

intdashが音声対応したので音声の文字起こしを組み込んでみた

みなさまこんにちは。先進技術調査グループのキシダです。techブログは3度目の登場です。 今回は小ネタを投下してみたいと思います。 ( 前回の記事 にも登場していますが)2020年のAutomotive Worldにてご紹介した通り、intdashがついに「 音声データ 」にも対応しました! 🎉 そして 音声 といえば、皆様ご存知でしょうか・・・? そうです、AWSの「音声の文字起こし機能」

テック系ベンチャーが展示会に出展する際のうらがわ

ソリューションアーキテクトの榮枝です。 今回は1/15(水)〜17(金)に開催された オートモーティブワールド の展示のお話を。 自動車関連の見本市であるオートモーティブワールドにコネクテッド・カーに大きな関わりを持つ製品・サービスを提供する弊社も出展させていただきました。 (今回の展示の柱の一つ、ビデオエンコーダについては おおひらさんが記事にしていま

独自ビデオエンコーダを開発して動画とCAN通信の時刻同期計測をした話

はじめに ハードウェアGpのおおひらです。 弊社は1/15(水)〜17(金)に開催された オートモーティブ・ワールド に出展させて頂きました。 お忙しいなか足をとめてブースに立寄って頂いた皆様、大変ありがとうございました。 car.watch.impress.co.jp www.nikkan.co.jp 本記事ではブースにて初お披露目となったビデオエンコーダ試作品の開発経緯を紹介させて頂きます。 はじめに 開発

高頻度データ伝送におけるQUIC適用の検討

先進技術調査グループのリサーチエンジニアの酒井 ( @ neko_suki )です。 先進技術調査グループでは、新しいトランスポートプロトコルのQUICの製品への適用を検討しています。今回の記事では、自社が主に扱う高頻度なデータの伝送における課題のひとつをQUICを適用したらどうなるかを評価してみました。 目次は以下の通りです。 QUICとは Head of Line (HoL) Blocking とは 実験内

当Tech BlogのOGP画像作成ワークフロー

あけましておめでとうございます 。 2020年最初のTech Blogはデザイン室の上野が送らせていただきます。 aptpod Advent Calendar 2019 はご覧になっていただけましたでしょうか? まだの方はぜひご一読ください。 今回ですがこのAdvent Calendarで作成した OGP画像 について書かせていただきます。 OGP画像とは 今回作るに至ったきっかけ ワークフロー 素材作成 テキスト 背景画像 調整

激動の2019年を振り返る

Aptpod Advent Calendar 2019 25日目=最終日の記事です。 CTOの梶田です。 あっという間に最終日となり、小さなトラブル😷もありましたがみんなの頑張りで今年も無事に完走といったところです。 素晴らしい! 今年は新しい試みでTechブログでの挑戦になったわけですが、昨年に比べ、記事を投稿した人も増え、バリエーションも広がり来年への布石ができたかなーと個人的には

ラズパイでCAN通信をして、車両の診断データを送受信してみた

TL;DR Raspberry PiでCAN通信を動かして、車両の診断データ(OBD-II)を見てみた話です。 SocketCANのISO-TPの機能が便利だったので、その紹介がメインになります。 はじめに この記事は aptpod Advent Calendar 2019 の24日目の記事です。 お送りするのは、組み込みソフトチームの 松下 です。 TL;DR はじめに 背景と目的 車両診断とは? 準備 確認環境 Raspberry Pi CAN通信用モジュール CAN通信

さようなら電機メーカー、こんにちはスタートアップ

aptpod Advent Calendar 2019 の23日目を担当するハードウェアGpの おおひら です。 いきなりアレな感じのタイトルでなんだか申し訳ないのですが、株式会社アプトポッド(以下aptpod)に入社してちょうど1年になることもあり、このタイミングでしか書けないだろうなぁということで書きました。 (本当は イケてるFPGA高位合成の記事 へのRTLおじさんからのアンサーとして Tclスク

スクラムビギナーが半年POをやって思ったこと

アドベントカレンダー 22日目を担当します。ソリューションアーキテクトの sataro です。 前職ではホスティング専門のインフラエンジニアとして、穴蔵に籠って運用保守をやっていました。 それはそれで楽しかったのですが、自社プロダクトへの興味が膨らみ転職、心機一転aptpodではSAとして働いています💪 さて、本稿ではスクラムについてちょっとお話ししてみたいと

M5StackのリセットをUSB経由で行う方法

Aptpod Advent Calendar 2019 21日目担当のハードウェアグループの織江です。 この記事では電子工作を趣味とする界隈でも人気のM5stackの小技を紹介したいと思います。 M5Stackとは M5Stackは中国深セン発の液晶付き汎用開発プラットフォームです。 世界的に有名なArduinoと互換性が高く人気を博しています。 一般的に電子部品の開発ボードは基板剥きだしで、製品としてのケース が