アプトポッド の技術ブログ

Volterraのサービスでintdashを動かしてみた

はじめに SRE チームの川又です。 Volterra はグローバルで優れたEdge-as-a-Service プラットフォームサービスを提供する事で注目を集めています。 先日、 F5, Inc. に買収された 事でも話題になりました。 一方、弊社 intdash の一部を構成する intdash Server は基本的にクラウド上で動作させます。 ですが、お客様の要件によってはEdge 環境で動作させる事もあります。 SRE チームの検

quic-go が QUIC DATAGRAM に対応したので早速試してみる

はじめに VPoP として弊社の製品全体を統括しております、岩田です。 弊社では以前から、自社製品が使用する通信方式の下回りとして QUIC を使用することができないか 、継続的に調査や検討を行ってきました。QUIC が HTTP/3 をメインターゲットとして最低限の仕様策定を進める方向になって以降、QUIC 検討に対する社内の熱量も多少減退してはいたものの、昨年の WebTranspor

intdash SDK for PythonとGluonCVで深度推論を動かしてみた

はじめに 研究開発Grで機械学習関連の業務を担当している瀬戸です。前回は、 GluonCVのモデルをSageMaker Neo + Jetson tx2 + DLRで動作させてみる - aptpod Tech Blog を紹介させて頂きました。今回は、intdash SDK for PythonとGluonCVを組み合わせた深度推論のモックを紹介したいと思います。 構成イメージ 今回のシステムの構成は以下の通りになります。手元のPCから、intdash SDK for Python + Open

激動過ぎた2020年を振り返る

Aptpod Advent Calendar 2020 25日目=最終日の記事です。 CTOの梶田です。 今年はなんとか走りきった形で Advent Calendar最終日を迎えられました。 よかった、よかった! 昨年に引き続き、Techブログを使ってAdvent Calendarに挑戦し、今年は健全に(!?)基本的に土日を抜いて毎日投稿できました。 昨年よりさらにバラエティに富んだ形になったかなと思っています。 (みんな忙しい中、

intdashを活用したシステム開発

こんにちは。ソリューションアーキテクトの尾澤です。 唐突ですが、いつも自分が呼吸している空気の二酸化炭素濃度を意識していますか? 温室効果ガス世界資料センターによると、2019年の世界の平均二酸化炭素濃度は410.5ppmだそうです( 出典 )。また、厚生労働省が定める 建築物環境衛生管理基準 では、室内の二酸化炭素濃度の基準を1000ppm以下としており、それを

Material UIをベースにしたデザインルール策定のレシピ

aptpod Advent Calendar 2020 の23日目を担当しますフロントエンドエンジニアの蔵下です。 弊社Advent Calendarも今年で3年目になりました。立ち上げ当初は参加メンバーも少なく、一人で4記事書くというなかなか体力気力が必要でしたが、昨年から参加メンバーも増え、文化として根付いてきたんだなとほっこりしている今日このごろです。 私事としては、今年はフロントエンドに

ここから始まるお手軽地形計測 iPhoneへLiDARスキャナ搭載【ARKit】

aptpod Advent Calendar 2020 22日目の記事です。担当は製品開発グループの上野と申します。 一昨年 、 昨年 と引き続きとなりまして今年もiOSの記事を書かせていただきます。 はじめに LiDARとは LiDARスキャナが搭載される前との精度の違い LiDARスキャナのデータに触れてみる LiDARスキャナ使って点群を検出してみた LiDARスキャナによる地形計測の為に 算出した点群データを伝送

非接触CANセンサーで車両の制御信号を可視化してみた

はじめに こんにちは、 aptpod Advent Calendar 2020 の21日目を担当するハードウェアグループの おおひら です。 もう今年の稼働日もあと数日になりましたね。 例年、年末年始のお休みにむけて帰省や旅行を計画される時期と思いますが、今年はコロナウイルスの感染拡大もあって自宅でお過ごしになる方も多いと思います。本文に入る前のアイスブレイクとしてNetflixの最近の

2021年に活用していきたいReactの状態管理ライブラリRecoil

aptpodフロントエンドエンジニアの黒川です! aptpod Advent Calender2020 の19日目を担当します。 2020年は新型コロナウイルスの世界的流行により全てが一変した年でした。 オリンピックも延期になりましたし、私達の生活様式や働き方、価値観まで変わりました。 そんな2020年にReactの状態管理を大きく変えるライブラリがリリースされました。それが Recoil です。 Recoilについて

Google Cloud Translation APIの用語集機能を試してみる

マニュアル等のドキュメント制作を担当している私は、世の中の機械翻訳エンジンの進歩を日々驚きながら観察しています。 実際に業務で使うかは別途判断するとして、「この文をこの機械翻訳エンジンに与えたら、どんな訳文が得られるのだろうか」と、試してみることもあります。 この記事では、そんなお試しの例として、Google Cloud Translation APIの「用語集」の機能

サイト間VPNを用いてクラウド上のintdashサービスをエッジサーバに展開してみた

Advent Calendar 2020 17 日目を担当します、 SRE チームの川又です。 SRE チームでは自社開発プロダクトである intdash のサーバサイドインフラにおいて、主に以下の職務を行なっています。 設計・構築・運用 可用性・パフォーマンスの向上のための改善 セキュリティの維持 今回は、エッジロケーションにおけるセキュリティを維持したパフォーマンス向上のために、サイト間VPN

『intdash x ROS』で実現するROSメッセージの遠隔リアルタイムデータ伝送

Advent Calendar 2020 16日目担当の ソリューションアーキテクト の岩坪です。 aptpodのソリューションアーキテクトという役割は、自社プロダクトであるIoTプラットフォーム intdash をベースに、お客様の課題解決やDX(Digital Transformation)実現に向けたソリューション提案、システム全体のアーキテクチャ設計を行い、納品までのプロジェクトリードを行っていきます。 今回は弊

2020年の製品アップデートふりかえり

自己紹介 はじめまして。株式会社アプトポッド ビジネスデベロップメントグループの小宮です。 aptpod Advent Calendar 2020 の15日目を担当します。 ビジネスデベロップメントグループとは、 個別の商談からイベント出展まで、対外的な情報発信の取りまとめ 製品の価格決めから売り方検討 納品物のデリバリーまでの支援 その他ビジネスサイドのプロセスの穴埋めと補強 な

5Gでのトランスポートプロトコルの評価

研究開発グループのエンジニアの酒井 ( @neko_suki )です。 aptpod Advent Calendar 2020 の14日目を担当します。 研究開発グループでは、TCP/QUIC/UDP などのトランスポートプロトコルの製品適用に向けた検証を行っています。 今回の記事は前回の「5Gのネットワークを計測してみた」の続きになります。 tech.aptpod.co.jp 今回の記事では、以下の2つを紹介します。 モバイルルーターを Wi-F

AWS Lambda + Docker + TensorFlowを使ってサクッと推論APIをつくる

みなさま、こんにちは。研究開発グループと製品開発グループ に兼務で所属しております、きしだです。 aptpod Advent Calendar 2020 11日目を担当します。今回は機械学習に関わるエンジニア向けに、最近AWSがリリースしたAWS Lambdaの新機能を利用して、サクッと推論APIを作るネタをご紹介します。 aws.amazon.com 推論をすばやくAPI化する意義 その前に、推論箇所をAPIとしてすばやく