アプトポッド の技術ブログ

最小エッジでストリームしてみた

手軽にデータストリーミングを開発したいみなさん、 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 これまでintdashにデータをストリームするには、クライアントライブラリを使用してコーディングが必要でした。 2023年12月バージョンからREST APIでアップストリームできるようになったのでご紹介します。 はじめに ストリームとは もっと手軽にデータ送信 クラ

intdashからAmazon S3にデータ伝送してみた

収集データを手軽に分析に利用したいみなさん、 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 intdashは収集データをリアルタイムに可視化できるのが強みですが、 定時/逐次処理によるデータ分析やレポーティングのご要望もいただいています。 そこで今回は、2023年12月から新たに追加された永続化拡張機能をご紹介します。 1 はじめに 永続化拡張とは 今回

Raspberry Piでオンデマンドデータ収集してみた

限られたネットワークを効率的に使ってデータ収集したいみなさん、 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 昨今、モビリティの遠隔監視ニーズはさらに高まっていますが、取得データは多岐に渡り、データ量は増える一方です。 データサイズや優先度に応じて、取り扱いを分けたいご要望をいただいています。 GPSや死活監視データは常時取りたい。 映

メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024 見学レポート

はじめに こんにちは、開発本部Visual M2Mグループの遠藤です。フロントエンドエンジニアとして働いています。 この度、株式会社アプトポッドは2024年7月24日(水)~7月26日(金)に東京ビッグサイトにて開催された「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024」にNTTコミュニケーションズ株式会社様と共同で出展いたしました。連日、多くの方々にご来場いただき、感謝申し

デジタルツインと遠隔操作の機能を強化!Visual M2M Data Visualizerの新機能について紹介します

Visual M2Mグループの白金です。 普段は Visual M2M Data Visualizerの製品開発を担当しています。 先日、 intdashの新しいバージョンがリリース され、 建設、物流、自動車開発のDX化の促進を推進するため、以下のROSデータと連携する新機能がVisual M2M Data Visualizerに追加されました: デジタルツイン対応の強化による現場環境の見える化と最適化 遠隔操縦機能とリアルタイム伝送機

ブラウザ操作でエッジデバイスをOTAアップデートできる新機能をリリースしました

intdashグループの野本です。 先日、intdashの新しいバージョンがリリース *1 され、ブラウザからインターネット経由でデバイスの設定変更やOTAアップデートができる「 Device Management Console 」が新しく追加されました。 Device Management Console この記事では、Device Management Consoleについて簡単にご紹介したいと思います。 Device Management Consoleとは Device Management Consoleは、Terminal System 2

クラウド対応型 USB/CANインターフェイス「EDGEPLANT CAN-USB Interface」のご紹介

はじめに こんにちは、アプトポッドの岩田です。 今回は、当社のCANバス接続用USBデバイスの「 EDGEPLANT CAN-USB Interface 」と、それに付属する自動車計測向けクラウドサービスの「 intdash Automotive Pro 」についてご紹介したいと思います。 はじめに EDGEPLANT CAN-USB Interface とは EDGEPLANT CAN-USB Interface の特長 デイジーチェーン型のSync線共有機構 CANバスへのCANフレームの送出も可能

【連載MQTT5解説: 第4回】使用可能な認証方式

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日より開始しているMQTT5連載の第4回目になります。 第4回目となる本記事では、MQTTで用いられる認証方式についてご紹介します。 MQTT3.1.1で定義されていた方式について触れた後、MQTT5で追加された方式について解説します。 すでに公開されている連載記事は、末尾のリンクからご覧いただけます。 はじめに 当社プロダクトの簡単

【連載MQTT5解説: 第3回】MQTTのコントロールパケット

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日より開始しているMQTT5連載の第3回目になります。 今回より、そろそろ本格的な解説に移っていきます。 第3回目となる本記事では、まずMQTT5のプロトコル仕様をざっくりと掴むために、コントロールパケットの構造を解説していきます。 MQTTのコントロールパケットの基本的な構造を知っておくことで、MQTT5で追加されたフィール

【連載MQTT5解説: 第2回】MQTT 5.0での変更点の概要

はじめに VPoPの岩田です。本記事は、先日開始したMQTT5連載の第2回目になります。 すでに公開されている連載記事は、以下のリンクからご覧いただけます。 tech.aptpod.co.jp 第2回目の本記事では、MQTT Version 5.0での変更点のサマリーをご紹介します。 MQTT Version 5.0でのおもな変更点は、 OASIS標準仕様書 の末尾Appendix Cにまとめられていますので、こちらをひとつずつ日本語に翻

【連載MQTT5解説: 第1回】MQTTの概要と背景

はじめに アプトポッドVPoPの岩田です。 弊社アプトポッドでは、MQTTのようなIoTデータ通信向けの独自ミドルウェア「intdash」を開発・提供しています。 www.aptpod.co.jp 独自のミドルウェアを設計・開発する過程で、近年リリースされたMQTT5や、その前身であるMQTT 3.1.1についての仕様調査・研究を行ってきました。 この調査・研究の過程でMQTTに関する知見も蓄積してきました

【連載 ROS Tips】ROSのDockerコンテナからNVIDIA GPUを利用するには

アプトポッド 組み込みエンジニアの久保田です。 連載の前回 では、ROSの開発においてDockerをどのように活用するかを紹介しました。その中で触れた通り、Dockerコンテナを使ってホストのハードウェアリソースにアクセスすることが可能です。例えば、当社で販売している車載向けエッジコンピュータ EDGEPLANT T1 はNVIDIA Jetson TX2を搭載しています。NVIDIA Jetsonシリーズは、GPU

激動の時代2023年のアプトポッドを振り返る:新しい時代に向けた共創へ

Aptpod Advent Calendar 2023 25日目(最終日)の記事です。 CTOの梶田です。 今年もまたまたあっという間(いつも言ってますね💦)でAdvent Calendar もなんとか走りきれそうです。 今年最後の記事として、恒例の年末ネタを取り上げ、2023年を 昨年 と同様にトピック中心に振り返ります! それでは、始めましょう。 はじめに 資本業務提携 パートナー様との展開 新しい試み ROS連載

intdashでNMEA2000のデータを取得してみる

はじめに aptpod Advent Calendar 2023 12月22日担当の、Automotive Pro Grの小野寺です。 弊社は CAN 計測を中心にした自動車計測の遠隔化ソリューションを提供している会社です。 自動車へデータ収集用のアプライアンスを搭載し、収集したデータをLTE経由で送信することで、計測した自動車データのクラウドへの自動保存や遠隔地からの監視・可視化を実現します。 自動車計測ソリ

GLSLを使ってWebで3D点群を可視化する

こんにちは。 aptpod Advent Calendar 2023 12月21日を担当するVisual M2Mグループの白金です。 普段は Visual M2M Data Visualizer (以下 Data Visualizer )の製品開発を担当しています。 当製品において LiDAR で計測した3D点群を可視化するための開発をする機会がありました。3D点群には、ひとつひとつの点について、X、Y、Zの位置情報を含みます。また、LiDARで計測する環境によって、1回の描画