アプトポッド の技術ブログ

intdash_ros2bridgeの伝送遅延をrosbridge_serverと比較する

aptpod Advent Calendar 2021 の17日目を担当するProtocol/Robotics Teamの酒井 ( @neko_suki ) です。 弊社では、intdash_ros2bridgeというROS2上で「任意のトピック、サービス、アクションのC++実装によるブリッジ」を実現するソフトウェアの開発を進めています。ブリッジとは、ROS2空間の内部のデータを、インターネット経由で伝送できるメッセージ形式に橋渡しをする処理のことを指します。

Bluetooth Low EnergyのclientアプリをBlueZとpythonで作ってみた

aptpod Advent Calendar 2021 の 16日目を担当する、プロジェクト開発グループの 松下 です。 本記事では、PythonでBluetooth Low Energy (BLE)のデバイスからデータを収集するGATTのクライアントアプリを実装したので紹介します。 背景 BlueZでの GATT Clientの実装について モチベーション 想定読者 プログラムの紹介 本プログラムの特徴 実行環境 事前準備 スクリプトの実行 接続処理 接続後

え?そうなの!? アプトポッドQAのお仕事

Advent Calendar 2021 15日目を担当します、QAエンジニアの板倉です。 アプトポッドのQAって何するの?私が入社する前にホームページを見て思ったことです。 弊社の製品ページを見て同じように感じるQAエンジニアは多いのではないかと思います。 そこで普段アプトポッドのQAがどんな仕事をしているのか紹介させて頂きます。 まずは製品ページの一文を紹介します。 intdashと

EDGEPLANT T1でVPI使ってリアルタイム画像処理をやってみた

aptpod Advent Calendar 2021 の14日目を担当するHW/OTグループの矢部です。前日の塩出さんの記事でエディタの話がありましたが、私が使用しているエディタはEmacsです。社内では多分2、3人しかいない少数派。何年か前は Spacemacs で使っていましたが、ここ数年は Doom Emacs を Vim キーバインドで利用しています。もはやデフォルトのEmacsのキーバインドはほぼ忘れているレベルです

サーバサイド開発で使用している技術を紹介

aptpod Advent Calendar 2021 の13日目を担当する製品開発グループの塩出です。 動画関連のハードウェア開発を行なっていくうちにサーバサイドの開発に惹かれ、昨年の10月ごろにハードウェアの開発からサーバーサイドの開発へジョブチェンジしました。 Advent Calender1日目 の記事で紹介のあった、ハードウェアエンジニア→サーバサイドエンジニアの事例の人です。 サーバサイ

iOSとOBD-IIで車両データを取得する

aptpod Advent Calendar 2021 の 10日目を担当する、プロジェクト開発グループの尾澤です。 現在、自動車のOBD-IIから車両データを取得するiOSアプリを開発しています。 簡易的なデータ収集で事足りるケースであれば、OBD-IIアダプターと呼ばれる2000〜4000円程度のデバイスとスマートフォンだけでお手軽に環境を揃えることができます。 今回は簡単なiOSアプリを作りながら、 LELink
iOS

Linuxでアナログデータ扱うためにEDGEPLANT ANALOG-USB Interfaceを利用する

aptpod Advent Calendar 2021 9日目担当のハードウェア/OT製品Grの野本です。 ANALOG-USB Interface が Industrial I/O に対応し、アナログデータを簡単に取り扱えるようになりましたのでご紹介します *1 。 はじめに Industrial I/Oとは Industrial I/O インターフェイスの操作方法 サンプリング周波数を設定する 入力電圧範囲を設定する 入力チャンネルを設定する タイムスタンプ出力を設定する バ

Adobe XDを使ってフリートマップのプロトタイプを作る方法

aptpod Advent Calendar 2021 の8日目を担当します、コーポレート・マーケティング室、デザインチームの高森です。今回はAdobe XD(以降XD)を使ってフリートマップの中でアクションしているようなプロトタイプの作り方を紹介します。 【サンプル動画】 プロトタイプでフリートマップを制作するメリット これまでの作り方 XDを使った作り方 STEP1:マップ上をカーソルが動いて

アプトポッドに入社してみた2

aptpod Advent Calendar 2021 の 7 日目を担当する、ハードウェア/OT製品Gr.の夏井です。 資材調達・製造マネジメントを担当しています。今回は、同じハードウェアGr.の加藤さんの 「アプトポッドに入社してみた」 の記事を参考にしながら、入社6ヶ月目に突入した夏井ver.をご紹介いたします。 自己紹介 銀行員時代 結婚・育児専念後、少しずつ社会復帰 本格的に社会復帰 資材調

Amazon API Gateway での相互 TLS 認証をちゃんとやる

aptpod Advent Calendar 2021 の 6 日目を担当する、SRE チームの柏崎です。 弊社では、intdash を組み合わせたプロジェクトが多くあります。 とあるプロジェクトでは、車両に設置するエッジコンピュータが Amazon API Gateway を利用した API と通信する、というカスタマイズ部分があります。 先日このプロジェクトで、エッジコンピュータと Amazon API Gateway の通信に、セキュリティ強化

Rust+uinputでキー入力カスタマイズ ついでにdebパッケージ化する

aptpod Advent Calendar 2021 の3日目を担当しますOTチームの大久保です。 今年はRustのエッジ製品への適用がはじまり、RustでLinuxのシステムコールを呼ぶような処理を実装するような場面が増えました。今回はその一例として、Linux上でキー入力カスタマイズをするコードをRustで実装してみます。ついでに、debパッケージにしてUbuntuにインストール、systemdのサービスとして立ち上

デザインガイドライン制作で意識するポイント7つ

aptpod Advent Calendar 2021   2日目の記事を担当する、コーポレート・マーケティング室、デザインチームの「チェン ・ルイ」と申します。普段は社内製品のアプリケーションのUIデザイン業務を行なっています。 現在、aptpodでは自社Webアプリケーションのデザインガイドラインを整理しております。 これまであったaptpodのWebアプリケーションにおける課題と、それに対処する

数字でみてみるアプトポッド

aptpod Advent Calendar 2021 1日目の記事です。 みなさまお久しぶりです。アプトポッドで人事をしている神前(こうさき)と申します。 前回の記事 からおよそ1年半ぶりの執筆、かつAdvent Calendarの一発目を担当することになり、またもや戦慄することになったのですが宜しくお願いいたします。 CTOからの依頼に応える、の図 さてどんなテーマで書こうかなと考えていたのですが

WebCodecs の VideoDecoder を使用して H.264 の動画を再生してみた

はじめに こんにちは。Visual M2M Data Visualizer Team の白金です。 弊社の製品の intdash では、H.264形式の動画データを収集/計測できます。計測した動画データは、Fragmented MP4 のフォーマットを使用したライブ動画をストリーミング再生したり、計測した動画を後から確認するためにHLSのフォーマットで再生する機能があります。 今回は、ライブ動画の再生機能を改善するための

ROS2で任意のメッセージをC++ノードでブリッジする方法

Protocol/Robotics Teamの酒井 ( @neko_suki ) です。 以前「 ROS2メッセージの遠隔リアルタイムデータ伝送を実現する新プロダクトのご紹介 」という記事で開発中の intdash_ros2bridge というプロダクトを紹介しました。 今回は、前回記載したとおり、技術にフォーカスして技術的な詳細を含めた進捗をご紹介します。 intdash_ros2bridgeは、ROS2上で「任意のトピック、サービス、アクション