アプトポッド の技術ブログ

高位合成でFPGA開発!最短 1日で映像リサイズ機能を実装する

aptpodでは複数のカメラをフレーム単位で同期させて映像を取得できるカメラデバイスの開発を行なっています。 前日の記事 では、このカメラデバイスのエンコードを担当するSoCの話でしたが、 aptpod Advent Calendar 2019 13日目の今回は映像のフロントエンドに使用しているFPGAについての話題です。 カメラデバイスを開発する上で、FPGAでイメージセンサから取得した画像デー

AM5728 上のIVAを使ってH.264エンコードしてみた

aptpodでは、複数のCANバスのデータを時刻同期して取得できる Synchronized CAN Transceiver に続き、このデバイスと時刻同期し、かつ複数のカメラ映像をフレーム単位で同期させて録画できるカメラデバイスの開発を行なっています。 このデバイスには、TI社製のAM5728というSoC(System on a Chip)の採用を検討しています。このSoCには様々なコアが搭載されており、その中でもマルチメ

機械学習のシステム開発の難しさを独断でまとめてみた

aptpod Advent Calendar 2019 11日目 先日 お菓子のデモの記事 を投稿したキシダがまたお送りします。みなさま、ここ最近『機械学習』とか『AI』とか耳にすることが多くなってきていると思いますが、現実はどれくらいの導入率かご存知ですか? なんと、 14〜15% (※1)らしいです。 意外に導入まで成功しているプロジェクトはまだ増えてきていません。 そこで、『機械学習プロ

Rust+wasmでWebSocket上にバイナリデータ(CBOR)を流してみる

この記事は Aptpod Advent Calendar 2019 の10日目の記事です。 先端技術調査グループの大久保です。 前回の記事 では、WebSocketのechoサーバにアクセスするwasmをRustとGoで作成しました。今回は、echoだけでは物足りないので、意味のあるバイナリデータをサーバから流して、クライアント側、すなわちWebブラウザ上に表示するまでやってみます。あまり大きくないデータならJSONにし

IoTデバイスのスループットがサクッと上がるかも

「データが上がって来るの遅いけど、電波悪いからしょうがないな〜」 なんてアッサリ諦めてないでしょうか? そんな方に 「BBRを有効にすればスループットが上がるかも!」 という話を、 aptpod Advent Calendar 2019 の9日目ではお送りします。担当のサーバーサイドエンジニアに憧れるエンベデッドエンジニア ochiai です。 はじめに この記事では、BBRを有効にする方法と、ス

GoでOpenTracingをやろう

はじめに こんにちは。 アドベントカレンダー 8日目担当、 サーバーサイドエンジニアの miyauchi です。 昨年は「 Goとクリーンアーキテクチャとトランザクションと 」と「 Vim初心者から中級者の入り口くらいまで 」を書きました。 早いものでもう一年経つのですね。 さて、弊社ではバックエンドシステムを従来のモノリス型のサービスから、徐々にマイクロサービスへ

ラズパイを外出先で簡単に無線LANに繋ぐには?

答え:トラベルルーターを使うと、手持ちのPC・スマホのWebブラウザからポチポチするだけで設定を変えられる!! 先端技術調査グループの南波です。 aptpod Advent Calendar 2019 の7日目はちょっとした便利ガジェットのお話です。 背景 1日目 、 2日目 でも紹介あったように、先端技術調査グループでは「自社技術・製品と世の中の技術・製品(機械学習、AWS Robomakerなど)を組

CAN FDことはじめ

aptpod Advent Calendar 2019 6日目担当のエンベデッドチーム 久保田です。 仕事で関わることの多い自動車関連の技術について、少しお話させていただこうと思います。 intdash Automotive Pro は、自動車産業における車両CAN(Controller Area Network)データのデータロギング、データ管理、可視化・解析などのワークフローをクラウドシステムをベースにワンストップで実現するSaaSソリュ

エッジデバイスとクラウドのエンドポイントの出力結果を合わせるのに苦労した話

本ブログへいらっしゃったみなさま、初めまして。 aptpod Advent Calendar 2019 5日目担当のsetoです。入社4ヶ月(2019/12/05現在)で、機械学習系の案件や自社プロダクト付加価値向上のための技術調査に従事してます。社内メンバーの技術領域が多彩で刺激を受けながらお仕事しています。 本記事では、エッジデバイスに採用したJetson Nanoの出力結果とクラウド推論に採用したAmazon Sa

QA(品質保証)とは何かを考えた話

はじめに aptpod という会社のQAチーム横田です。 Aptpod Advent Calendar 2019  4日目の記事になります。 去年に引き続き、アドベントカレンダーを書いています。 去年は、テスト自動化について書きました。 qiita.com 今回は、QA(品質保証)とは何かを考えた話を書いていきたいと思います。 * QA = Quality Assurance(以下、QAと省略する) QAって何をするの はじめに、QAの一般的な

RustとGoでWebAssemblyのファイルサイズを比較する

この記事は Aptpod Advent Calendar 2019 の3日目の記事です。 先端技術調査グループの大久保です。 最近はWebAssemblyが注目されるようになり、弊社でもWebフロントエンド側での軽量化・高速化に応用できないか検討をしています。 そこで、今回はWebSocketのechoクライアントをRustとGoで作成し、wasmへコンパイルした時のファイルサイズを比較してみます。現状では、wasm内から直接Web

Amazon SageMakerとintdashでお菓子の高速検出システムをサクッと構築してみた

aptpod Advent Calendar 2019 2日目担当のキシダです。もともとただのエンジニアだったのですが、半年前ほどこちらに入社して、今では機械学習系の案件やデータ解析向け製品の開発に従事してます。周りの人も心優しい人ばかりで、楽しくお仕事しています。 (職種はデータサイエンティストですが、他にもいろいろやらせていただいてます) よろしくお願いいたします。 さて

AWS RoboMakerとintdashでTurtlebot3を遠隔制御できるようにしました!

先端技術調査グループの酒井です。 今年も Aptpod Advent Calendar 2019 に参加することになり 1日目を担当することになりました。 ちょっと前の話になってしまいますが、2019/12/2から始まるAWSのイベント 『re:Invent 2019』 へ展示していることもあり、AWS RoboMaker 関連の取り組みをお送りします。 AWS RoboMaker(ロボット工学アプリケー&#x30B

テックブログ始めます!

はじめに CTOの梶田です。 弊社も技術ブログを始めることにしました! アプトポッドは、現在 オートモーティブ 産業モビリティ(重機、建機、農機、ロジスティクス) ロボティクス を中心とした産業向けIoTプラットフォーム事業を展開しています。 会社全体としてエンジニアもしくはエンジニア出身の割合が8割程度と多く、多様なエンジニアが在籍しているなか、様