アプトポッド の技術ブログ

これからの nginx のイケてる TLS 設定

はじめに Advent Calendar 2020 10 日目を担当する、SRE チームの柏崎です。 nginx をお使いのみなさま、TLS 導入が当然となっている現代、どんな設定をされていますでしょうか。 NGINX Config や SSL Server Test のようなサイトを利用し、セキュリティに気を配っている方も多いと思います。 そんな nginx ユーザのみなさま、最近 nginx 1.19.4 がリリースされ、 イケてる TLS 設定ができるよ

Pythonを使ってBDDでUSB機器を自動テストする

aptpod Advent Calender 2020 、 9日目の記事です。 本日の担当は、組込み開発チームでFW開発を担当している矢部です。 はじめに 組込み機器の開発に関わって1x年ですが、入出力の自動化が難しい機器も多く、結局手作業になって無駄にボタン押下やUI操作の速度が洗練されたりします。私の場合、ゲームをよくやっていたからか、効率よく操作させることができるとちょっと嬉

アプトポッドに入社してみた

Advent Calendar 2020 8日目 を担当します。ハードウェアグループの加藤です。 私は2020年2月にハードウェアエンジニアとして入社しました。10か月間業務を行って思ったこと、感じたことなどを書きます。 自己紹介 ハードウェアエンジニアの仕事 アプトポッドで仕事して思ったこと、感じたこと 社員に対する信頼がある 社員同士の互いの信頼や尊重もある。 やらされている

Webアプリケーション用の3Dモデルの作成フローと気をつけている3つのポイント

Advent Calendar 2020 7日目担当デザイン室の上野です。 デザイン室では製品や案件のUIデザインを行っています。 弊社のWebベースのダッシュボードアプリケーション Visual M2M Data Visualizer で可視化できるVisual Partsには3Dモデルを表示するパーツも存在します。 そこで用いられる3Dモデル作成も担当しています。 パーツをパネルに貼り付けてデータを疎通させると以下の画像のよ

Rust+Quinnで大量のデータを送信する

aptpod Advent Calendar 2020 の4日目を担当します、研究開発グループの大久保です。 2日目 では、Rustと Quinn でechoサーバを作成しました。今回は応用として、Quinnを使って大量のデータを送信し、パフォーマンス評価をしてみたいと思います。弊社内のユースケースとして、エッジ側で溜まったデータをサーバに送信したい、という状況が考えられるため、それを想定した評価と

5Gのネットワークを計測してみた

研究開発グループのエンジニアの酒井 ( @neko_suki )です。 aptpod Advent Calendar 2020 の3日目を担当します。 研究開発グループでは、TCP/QUIC/UDP などのトランスポートプロトコルの製品適用に向けた検証を行っています。 aptpodの製品は車載などの移動体の組み込み機器もターゲットにしているため、これらのトランスポートプロトコルは4G/5G 上での使用が想定されます。 そこで、5

Rust+QuinnでQUICのechoサーバを作る

aptpod Advent Calendar 2020 の2日目を担当します、研究開発グループの大久保です。 弊社では、新しいプロトコルであるQUICの利用法を調査しています。そこで今回は、RustのQUIC実装の1つである Quinn を用いて、受け取ったリクエストをそのままクライアントへ返送するechoサーバを実装してみます。RustのQUIC実装には、他に quiche というものもありますが、Quinnは tokio の上に実装さ

intdashと自動運転シミュレータを連携させてみた

研究開発グループのエンジニアの酒井 ( @neko_suki )です。 aptpod Advent Calendar 2020 の1日目を担当します。 今回の記事では、ROSに対応している3つのオープンソースの自動運転シミュレータと弊社製品の intdash を連携させて、自動運転シミュレータの画像やセンサー情報をウェブブラウザ上で可視化してみました。 自動運転シミュレータは、「 LGSVL 」、「 CARLA 」、「 AirSim 」の3

SphinxでPDFを出力するときに、表紙タイトルの折り返し位置を指定する

弊社では最近、PDF形式のドキュメントを作成するために Sphinx を使っています。 1 Sphinxを使って、reStructuredTextからPDFを作成する 例えば、弊社では先日AWS Marketplaceにて intdash LE All-in-One をリリースしましたが、そのドキュメントはSphinxで作成しました。 intdash概要 AMIを使ったintdashサーバー構築手順 Sphinxは非常に使いやすいツールですが、本格的に使うようになってから気づ

fpm を使って手軽に rpm パッケージを作ろう

はじめに こんにちは、SRE チームの柏崎です。 先日、 intdash が AWS Marketplace にて提供開始 されました。 これを期に、サーバサイドアプリをパッケージングするために、 fpm というツールを使う機会がありました。 すっかりコンテナな世の中には地味めな話題ですが、今回は fpm について、rpm パッケージの作成例を交えながら紹介したいと思います。 経緯 弊社では、intdash

OpenBOMを使った部品表管理

はじめに ハードウェアグループのおおひらです。 所謂コロナ禍と呼ばれる状況になってはや半年が過ぎましたが、ハードウェア設計に携わっている皆様はいかがお過ごしでしょうか。 弊社では今年の2月中旬から原則リモートワークの勤務態勢になり、緊急事態宣言が終了したあともオフィスの出社人数を制限するよう3密を回避する対策が続けられています。ハードウェ

WSL2でintdash Edge Agentを動かしてみました

エンベデッドチーム 久保田です。 開発環境をWSL2 (Windows Subsystem for Linux)へ移行しました。 タイミングよく、「WSL2でUSBデバイスを使ってみよう」という記事が出回っていたので、 aptpod CAN-USB Interface (AP-CT2A) もWSL2で動かせるのではないかという期待から intdash Edge Agent 含めて動作環境を整えてみましたのでご紹介します。 元記事 Adding USB support to WSL2 https://github.com/rpasek/usbip-ws

Rustでバイナリを読み書きするのに必要なクレート3選

研究開発グループの大久保です。 当社の製品の中にはC/C++で書かれたものが存在し、その中には独自のバイナリフォーマットを取り扱うものが存在します。既存のコードとやり取りするようなRustのプロジェクトを起こすためには、その独自のバイナリフォーマットをRustで取り扱えるようにしなければなりません。しかしながら、Rustの標準ライブラリの機能だけでは、バ

CIの動的テストでclang sanitizerを使う

はじめに こんにちは、製品開発グループの落合です。主に エッジサイドミドルウェア(intdash Edge) の開発を担当しています。このintdash EdgeはC++で作成しているのですが、言語が何であろうと「面倒な事は自動化したい」ですよね。そして、特に面倒なのは「テスト」じゃないでしょうか? そんな訳で、intdash Edgeのプロジェクトで使用している「CIでの動的テスト」を紹

入社後に経験したアプトポッドの文化とキャッチアップの取り組み

はじめまして、今回記事を書かせていただきますSREチームの金澤と申します。よろしくお願いいたします。 自己紹介 前職はとある会社の情報システム部門に在籍して自社のサーバやネットワークの管理といった社内インフラのあれこれを担当していました。 そんな中、社内インフラの更改を担当する機会がありました。更改先として候補に挙がっていたパブリッククラ
AWS, Git, SRE