アプトポッド の技術ブログ

ASAM規格への対応サービス-CCP DAQのご紹介

こんにちは、オートモーティブグループの榮枝です。 オートモーティブグループでは、アプトポッド製品のIoTプラットフォームである「intdash」を活用して自動車産業へのIoTソリューションを提供しています。 昨今では、お客様の個別ニーズに応じてのソリューション提供に加えて、業界規格や業界共通的なニーズに対応すべくサービス開発も進めています。 今日は、開

ROS2メッセージの遠隔リアルタイムデータ伝送を実現する新プロダクトのご紹介

Protocol/Robotics Teamの酒井 ( @neko_suki ) です。 今回は「ROS2メッセージの遠隔リアルタイムデータ伝送を実現する新プロダクトのご紹介」というタイトルでintdash_ros2bridgeという開発中の新プロダクトについてご紹介します。 弊社は、ROS1で 任意トピックをC++ノードでPublish/Subscribeする方法 を活用したROSメッセージの遠隔リアルタイムデータ伝送を行う intdash Bridge というプロダク

intdashで遠隔アナログデータ計測をはじめよう

はじめに Hardware/OTグループの加藤です。 私はハードウェア系のエンジニアで、これまでデータ計測にオシロスコープ・デジタルマルチメータ・データロガー等を使用したことがあります。 それぞれ一長一短なので組み合わせて使用することになるのですが、それぞれ別々の測定器である為、取得したデータは連携していませんでした。特にオシロスコープの波形には時刻

AWS Fargateで発話箇所を自動検出するシステムを作った話

こんにちは。製品開発グループにて機械学習の研究開発まわりを担当しているきしだです。 現在、研究開発の一環として、「デバイスから収集された時系列データから、発話された箇所を自動で検出するシステム」を開発しています。現在はまだ試作段階ですが、この試作品を用いて実際に利用機会があるかどうか検証しているフェーズです。そこで、今回はこの試作内

Linux で CAN通信するために EDGEPLANT CAN-USB Interface を利用する

はじめに こんにちは、ハードウェア/OT 製品開発グループ 1 でソフトウェア開発を担当している矢部です。 アプトポッドでは以前より、 EDGEPLANT CAN-USB Interface という自社開発製品を取り扱っています。 こちらは車載機器の通信規格であるCAN 2 データの送受信に対応したもので、CANバスに接続して使用する製品です。 EDGEPLANT CAN-USB Interface EDGEPLANT CAN-USB Interface とその周辺プ

コロナ禍でUIデザイナーが8ヶ月間、産休&育休を取りました

コーポレートマーケティング室でデザインを担当しております高森です。 アプトポッドはベンチャー企業でありながら育休を取得されるパパ社員が多く、社内の勤務スレッドでも家族のお世話のためお休みや時短勤務をしますというやりとりが頻繁に行われています。とても子育てフレンドリーな会社だなと感じておりましたが、今回私自身も、社内で初の産休(産休育

AWS障害をより広い範囲で把握するために

はじめに こんにちは、 SRE チームの金澤です。 弊社は intdash というIoTプラットフォームを展開しています。そのサーバサイドである intdash Server はクラウドインフラを用いた構築が多く、その一つが Amazon Web Service(AWS) です。 パブリッククラウドを使用する上で気をつけたい点の一つとして 障害の把握 が挙げられます。サービス障害の要因確認として役立ち、その内容を
AWS, Bot, SRE

IoT x SaaSスタートアップにおける営業の役割とその魅力

はじめに 事業開発室の小宮です。 今日は、これまであまり語られる機会の少なかった、当社のビジネスサイドの業務についてご紹介します。 はじめに 会社・チーム紹介 会社紹介 チーム紹介 アカウントマネージャー業務内容 見込み顧客獲得 提案 受注とそれ以降 アプトポッドの営業として働くことの魅力 お客様の課題解決に自社製品で貢献できる 先進的な業務に関わ

Alibaba.comで半導体部品を購入してみよう

はじめに こんにちは、アプトポッドでハードウェア/OT 製品開発グループ *1 のマネージャーをしている おおひら です。 昨今の半導体不足の状況、「部品が買えない」という阿鼻叫喚の声がそこかしこから聞こえておりハードウェア製品に携わるみなさまにおかれましては眠れぬ夜を過ごしていることと思います。 弊社もご多分に漏れず、この4月に量産を開始したNVIDIA Je

Visual Parts SDK を使ってフリートマップを作ってみた

こんにちは。Visual M2M Data Visualizer の開発を担当している白金です。 この度、 Visual M2M Data Visualizer Ver3.0.0 のアップデートとあわせて 可視化用パーツ「 ビジュアルパーツ 」を開発するための開発キット(以下「 Visual Parts SDK 」) をリリースしました。 Visual Parts SDKを使用して可視化用パーツをカスタマイズ開発することで、Visual M2M Data Visualizerに、ユーザー様自身やパートナ

intdash SDK for Swiftを公開しました

製品開発グループで主にネイティブアプリケーション開発を担当している上野です。 この度、弊社製品の intdash というデータストリーミングプラットフォームをモバイルアプリケーションで利用することができるSDK、「 intdash SDK for Swift 」をリリースしました。 このSDKはモバイルアプリの intdash Motion や VM2M StreamVideo で利用されているものです。intdash MotionやVM2M Stream Video

EDGEPLANT T1 + Dockerでかんたん!ディープラーニング

こんにちは。製品開発グループに所属しております、きしだです。 前回の記事 でもご紹介の通り、弊社でついにハードウェアブランドが立ち上がり、その第一弾として EDGEPLANT T1 がリリースされました! 🎉 個人的にはデザインがとてもイケててずっと見つめていたくなる製品ですが、もちろん素敵な点はそこだけではありません。 EDGEPLANT T1 (以降、T1とよびます)は、NVID

EDGEPLANT T1 リリースまでの軌跡

HW/OTチームの織江です。 今回は先日リリースされた弊社の新製品「 EDGEPLANT T1 」の製品開発の軌跡を紹介したいと思います。 開発者視点から見た製品が出来上がるまでの経緯を眺めてもらえばと思います。 製品の企画や量産に伴うアレコレは別途改めてこのブログで紹介させていただきたいと思います。 企画構想フェーズ (1ヶ月)  この段階ではNVIDIA® Jetson™ TX2を載せる

Rustにおける非同期ストリームの関数呼び出しコストを検証する

OTチームの大久保です。 エッジデバイス上でのデータ処理やネットワーク周りの実装に、速度と生産性の両面で優れるRust言語を利用できないかをここ最近は検討しています。特に、 tokio のバージョン1.0がリリースされたように、最近はRustの非同期関連のエコシステムが充実してきたので、エッジデバイスでも応用できそうです。Rustのasync/awaitはゼロコストを謳っている

GOでGCRAレートリミット

はじめに こんにちは、aptpodのサーバーサイドエンジニアの宮内です。 突然ですが、APIのレートリミット実装していますか? 最近、弊社のバックエンドAPIでもレート制限を実装しました。 Generic Cell Rate Algorithm (GCRA) を使ったのですが、 このアルゴリズムが面白かったので、今回はこのGCRAについてと、GoでGCRAを利用したレートリミットについて説明します。 Leaky Bucketにつ