アプトポッド
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IoTを牽引するテクノロジーカンパニーの株式会社アプトポッドです。 超高頻度な時系列データをリアルタイムに伝送、収集、可視化する製品をエッジからサーバ、フロントエンドまで提供しています。

アプトポッド の技術ブログ

Alibaba.comで半導体部品を購入してみよう

はじめに こんにちは、アプトポッドでハードウェア/OT 製品開発グループ *1 のマネージャーをしている おおひら です。 昨今の半導体不足の状況、「部品が買えない」という阿鼻叫喚の声がそこかしこから聞こえておりハードウェア製品に携わるみなさまにおかれましては眠れぬ夜を過ごしていることと思います。 弊社もご多分に漏れず、この4月に量産を開始したNVIDIA Je

Visual Parts SDK を使ってフリートマップを作ってみた

こんにちは。Visual M2M Data Visualizer の開発を担当している白金です。 この度、 Visual M2M Data Visualizer Ver3.0.0 のアップデートとあわせて 可視化用パーツ「 ビジュアルパーツ 」を開発するための開発キット(以下「 Visual Parts SDK 」) をリリースしました。 Visual Parts SDKを使用して可視化用パーツをカスタマイズ開発することで、Visual M2M Data Visualizerに、ユーザー様自身やパートナ

intdash SDK for Swiftを公開しました

製品開発グループで主にネイティブアプリケーション開発を担当している上野です。 この度、弊社製品の intdash というデータストリーミングプラットフォームをモバイルアプリケーションで利用することができるSDK、「 intdash SDK for Swift 」をリリースしました。 このSDKはモバイルアプリの intdash Motion や VM2M StreamVideo で利用されているものです。intdash MotionやVM2M Stream Video

EDGEPLANT T1 + Dockerでかんたん!ディープラーニング

こんにちは。製品開発グループに所属しております、きしだです。 前回の記事 でもご紹介の通り、弊社でついにハードウェアブランドが立ち上がり、その第一弾として EDGEPLANT T1 がリリースされました! 🎉 個人的にはデザインがとてもイケててずっと見つめていたくなる製品ですが、もちろん素敵な点はそこだけではありません。 EDGEPLANT T1 (以降、T1とよびます)は、NVID

EDGEPLANT T1 リリースまでの軌跡

HW/OTチームの織江です。 今回は先日リリースされた弊社の新製品「 EDGEPLANT T1 」の製品開発の軌跡を紹介したいと思います。 開発者視点から見た製品が出来上がるまでの経緯を眺めてもらえばと思います。 製品の企画や量産に伴うアレコレは別途改めてこのブログで紹介させていただきたいと思います。 企画構想フェーズ (1ヶ月)  この段階ではNVIDIA® Jetson™ TX2を載せる

Rustにおける非同期ストリームの関数呼び出しコストを検証する

OTチームの大久保です。 エッジデバイス上でのデータ処理やネットワーク周りの実装に、速度と生産性の両面で優れるRust言語を利用できないかをここ最近は検討しています。特に、 tokio のバージョン1.0がリリースされたように、最近はRustの非同期関連のエコシステムが充実してきたので、エッジデバイスでも応用できそうです。Rustのasync/awaitはゼロコストを謳っている

GOでGCRAレートリミット

はじめに こんにちは、aptpodのサーバーサイドエンジニアの宮内です。 突然ですが、APIのレートリミット実装していますか? 最近、弊社のバックエンドAPIでもレート制限を実装しました。 Generic Cell Rate Algorithm (GCRA) を使ったのですが、 このアルゴリズムが面白かったので、今回はこのGCRAについてと、GoでGCRAを利用したレートリミットについて説明します。 Leaky Bucketにつ

Volterraのサービスでintdashを動かしてみた

はじめに SRE チームの川又です。 Volterra はグローバルで優れたEdge-as-a-Service プラットフォームサービスを提供する事で注目を集めています。 先日、 F5, Inc. に買収された 事でも話題になりました。 一方、弊社 intdash の一部を構成する intdash Server は基本的にクラウド上で動作させます。 ですが、お客様の要件によってはEdge 環境で動作させる事もあります。 SRE チームの検

quic-go が QUIC DATAGRAM に対応したので早速試してみる

はじめに VPoP として弊社の製品全体を統括しております、岩田です。 弊社では以前から、自社製品が使用する通信方式の下回りとして QUIC を使用することができないか 、継続的に調査や検討を行ってきました。QUIC が HTTP/3 をメインターゲットとして最低限の仕様策定を進める方向になって以降、QUIC 検討に対する社内の熱量も多少減退してはいたものの、昨年の WebTranspor

intdash SDK for PythonとGluonCVで深度推論を動かしてみた

はじめに 研究開発Grで機械学習関連の業務を担当している瀬戸です。前回は、 GluonCVのモデルをSageMaker Neo + Jetson tx2 + DLRで動作させてみる - aptpod Tech Blog を紹介させて頂きました。今回は、intdash SDK for PythonとGluonCVを組み合わせた深度推論のモックを紹介したいと思います。 構成イメージ 今回のシステムの構成は以下の通りになります。手元のPCから、intdash SDK for Python + Open

激動過ぎた2020年を振り返る

Aptpod Advent Calendar 2020 25日目=最終日の記事です。 CTOの梶田です。 今年はなんとか走りきった形で Advent Calendar最終日を迎えられました。 よかった、よかった! 昨年に引き続き、Techブログを使ってAdvent Calendarに挑戦し、今年は健全に(!?)基本的に土日を抜いて毎日投稿できました。 昨年よりさらにバラエティに富んだ形になったかなと思っています。 (みんな忙しい中、

intdashを活用したシステム開発

こんにちは。ソリューションアーキテクトの尾澤です。 唐突ですが、いつも自分が呼吸している空気の二酸化炭素濃度を意識していますか? 温室効果ガス世界資料センターによると、2019年の世界の平均二酸化炭素濃度は410.5ppmだそうです( 出典 )。また、厚生労働省が定める 建築物環境衛生管理基準 では、室内の二酸化炭素濃度の基準を1000ppm以下としており、それを

Material UIをベースにしたデザインルール策定のレシピ

aptpod Advent Calendar 2020 の23日目を担当しますフロントエンドエンジニアの蔵下です。 弊社Advent Calendarも今年で3年目になりました。立ち上げ当初は参加メンバーも少なく、一人で4記事書くというなかなか体力気力が必要でしたが、昨年から参加メンバーも増え、文化として根付いてきたんだなとほっこりしている今日このごろです。 私事としては、今年はフロントエンドに

ここから始まるお手軽地形計測 iPhoneへLiDARスキャナ搭載【ARKit】

aptpod Advent Calendar 2020 22日目の記事です。担当は製品開発グループの上野と申します。 一昨年 、 昨年 と引き続きとなりまして今年もiOSの記事を書かせていただきます。 はじめに LiDARとは LiDARスキャナが搭載される前との精度の違い LiDARスキャナのデータに触れてみる LiDARスキャナ使って点群を検出してみた LiDARスキャナによる地形計測の為に 算出した点群データを伝送

非接触CANセンサーで車両の制御信号を可視化してみた

はじめに こんにちは、 aptpod Advent Calendar 2020 の21日目を担当するハードウェアグループの おおひら です。 もう今年の稼働日もあと数日になりましたね。 例年、年末年始のお休みにむけて帰省や旅行を計画される時期と思いますが、今年はコロナウイルスの感染拡大もあって自宅でお過ごしになる方も多いと思います。本文に入る前のアイスブレイクとしてNetflixの最近の