アプトポッド の技術ブログ

Androidでもintdash対応アプリケーション開発が可能に

ネイティブアプリケーション開発を担当している上野です。 前回の記事 で弊社サービスである intdash を用いたデータ伝送がUnityで扱えるようになったとお伝えしましたが今回はAndroidアプリ開発などで利用されている開発言語である Kotlin でも利用可能になりましたのでそのご紹介になります。 今回公開したもの iSCP 2.0 Client Library for Kotlin について intdash REST API クライアン

ROSConJP 2023の参加報告と「ROS開発効率化ソリューション」のご紹介

はじめに アプトポッドVPoPの岩田です。 昨日、浅草の都立産業技術センター台東館にて行われた ROSConJP 2023 にて、シルバースポンサーとしてブース出展をしてまいりました。ブースでは、当社の主力製品であるIoTプラットフォームミドルウェアintdashをROS開発に応用した、ROS開発ワークフローの効率化パッケージについてご紹介しました。 YouTubeのリアルタイム配信をご覧

【連載 ROS Tips】ROS開発におけるDocker活用テクニック

アプトポッド組み込みエンジニアの久保田です。 近年、ロボットやモビリティを動作させるためのプラットフォームとしてROSを採用することが多くなってきています。 通常、ROSは特定のUbuntuバージョンに対応したディストリビューションとしてリリースされていますので、ROSのディストリビューションを変更したい場合は、ホストOSも変更する必要があります。この制約

【連載 ROS Tips】そもそもROSとは?

はじめに: ROS Tipsの連載投稿はじめます アプトポッドVPoPの岩田です。 近年、ロボット技術が急速に進化していますが、その背景にはROS(Robot Operating System)というミドルウェアの存在が大きく影響しています。特に、ROSの新しいバージョンである「ROS 2」がリリースされて以来、ロボット開発の現場でもますます注目度が高まっています。ROSは元々、研究や学術用途で広く

海外計測、アフリカ編

 Aptpodのハードウェアエンジニアの平野と申します。Aptpodでは、当社の製品を使って海外で計測をするお客様もいます。海外の計測は少し複雑の様で、時には様々な問題に直面する事があります。今年の夏、私が、28日間の長い休暇を取って、コートジボワールとベナンの家族を訪問する予定でした。そこで、アフリカへの旅行中に当社の製品を使って計測してみようと思

Overseas Measurements in Africa

Hi All, I’m Hirano working as a Hardware engineer in the Development Division. At Aptpod, we have some clients who are using our products for measurements abroad. And sometimes they face different kinds of problems and taking measurements abroad seems to be a bit complicated. This year, I planned to take a long 28-day vacation to visit my family in Ivory Coast and Benin. So, I wonder how it would be to use one of our products during my trip to Africa and share my experience with my colleagues

Multipath TCPで通信性能を向上してみる

aptpod Hardwareグループ所属、組込みソフトウェアエンジニアの矢部です。 aptpodで取り扱っているサービスでは、通信機能は重要な要素の一つです。LTE通信網を利用して計測を行うことが多いですが、時間帯や地域によって通信性能が低下することがあります。皆さんも普段スマホを利用していて、昼時は遅い、山間部だと繋がりにくい、などと感じることがあるかもしれま

Unityで簡単にintdash対応アプリケーションを開発できるようになりました

ネイティブアプリケーション開発を担当している上野です。 この度、弊社サービスの intdash と、ゲームエンジン Unity との連携を容易に実現するモジュールを公開することになりました。モジュールの公開に合わせて、その利用サンプルも公開しています。今回は、それらの使い方をご紹介いたします。 Unityで開発したアプリケーションからデータをリアルタイムに取り出
Unity, VR, 3D

クラウドで動くOpen-RMFシミュレーション環境を作ってみた

intdashを介してRMF WebとGazeboシミュレーションを実行している様子(詳細な動画は最後の方にあります) 本記事の内容 こんにちは、Aptpodのエンジニアの影山と申します。普段は intdash CONTROL CENTER 関係の開発を担当しています。 昨年のROSCon JPでも基調講演がありましたが、フリートの群制御のためのプラットフォームとして、オープンソースで開発が進められている Open-RMF

AI自動運転におけるEDGEPLANT T1活用事例のご紹介(Turing株式会社様)

当社製品の EDGEPLANT T1 を開発に活用してくださっているお客様の事例を、インタビュー形式でご紹介します。最新のビジネスの現場で当社製品がどのように活用されているかや、当社製品を実際に使ってみての評価等について、お客様の生の声でお伝えいたします。 今回インタビューをさせていただいたのは、「ハンドルの無い完全自動運転車」の実現を目指して自動運

産業用データ伝送プラットフォームでROSの画像とってみた

ROSの画像メッセージを遠隔監視したいと思ったことがあるみなさん、 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 以前、当ブログではロボット開発プラットフォームのROSとインターネットをつなぐ技術「intdash Bridge」をご紹介しました。 tech.aptpod.co.jp この intdash Bridge が2023年2月から画像のROSメッセージに対応したので、適用例とともにご紹介します。 その前

オフィス縮小に伴い、会社の蔵書を寄贈しました

こんにちは、アプトポッドVPoPの岩田です。 そろそろコロナ禍も収束に向かい、だんだんと原則出社に戻す会社も出始めている頃合いではありますが、当社はまだまだリモートワーク体制を継続していく予定です。 そんななか当社では、リモートワーク体制でオフィスの稼働率が低下していることをきっかけとして、 オフィスの縮小 を行いました。 その際の物品整理、

産業用データ伝送プラットフォームでちっちゃいロボット動かしてみた

モビリティを少しの手間で遠隔制御できるようにしたいと思ったことがあるみなさんに話しかけています。 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 以前、当ブログで「intdash CONTROL CENTER」をご紹介しました。 tech.aptpod.co.jp tech.aptpod.co.jp intdash CONTROL CENTERはモビリティ管制制御システム向けソリューションです。 今回は適用例として、遠隔地からコマンドを

【第7回ロボデックス】モビリティ/ロボット群管理・遠隔制御ソリューションを展示しました

こんにちは。コーポレートマーケティング室の白崎です。 aptpodのマーケティング全般を担当しています。 2023年1月25日(水)〜1月27日(金)に東京ビッグサイトで開催された第7回ロボデックスに出展し、モビリティ/ロボット群管理・遠隔制御ソリューションフレームワーク「 intdash CONTROL CENTER (以下、CONTROL CENTER)」を展示しました。 連日、多くの方々にご来場いただき、

intdashのプロジェクト機能を使ってみた(前編)

intdashは、2022年11月からプロジェクト別のアクセス権限管理機能の提供を開始しました。 これにより、ユーザーが他のユーザー・エッジ・計測を見る権限をコントロールできるようになっています。 手順を確認してみましょう。 こんにちは。ソリューションアーキテクトの伊勢です。 以前のintdashでは、1ドメイン内の全ユーザーがすべてのユーザー、エッジ、計測(以下