アルサーガパートナーズ の技術ブログ

GitHubリポジトリの移行手順と注意点まとめ(2025年版)

初めに GitHubではリポジトリを別のユーザーやOrganizationに移行することができます。最近、リポジトリを別のOrganizationに移行する機会があったので、移行手順について記載していきます。 GitHubリポジトリ移行時の流れ GitHubリポジトリ移行時の大まかな流れは以下の通りです。今回の記事では主に2~4までの手順を記載して行きます。 必要に応じてwikiやReadmeの更新 バックア

実務で役に立った77のサイト・書籍をまとめる

はじめに 実務で役に立ったサイトや書籍をまとめていくだけの記事です。 コミュニケーション エンジニアの質問の仕方 https://qiita.com/seki_uk/items/4001423b3cd3db0dada7 マネジメントにおける心理的安全性について https://speakerdeck.com/lighttiger2505/wu-zi-jue-nimenbanoxin-li-de-an-quan-xing-woduo-tuteitajing-yan-karade-taxue-bi エンジニアの劣等感との付き合い方 https://qiita.com/k

SDK for JavaScriptで発生したInvalidChunkSizeErrorを解消する

はじめに Dockerのversionを18から20にアップグレードしたところ、SDK for JavaScript v3でS3へアップロードする際に、InvalidChunkSizeErrorのエラーが発生したため、その解消方法について記事にしていきます。 InvalidChunkSizeError: Only the last chunk is allowed to have a size less than 8192 bytes Only the last chunk is allowed to have a size less than 8192 bytes バージョンは以

アルゴリズム脳を鍛える!NeetCode問題(1〜17問)徹底解説

はじめに Neetcodeのロードマップの内、1~17問をコードとともに解説していきます。Neetcodeとは就職・転職の面接を受ける際に出題データ構造とアルゴリズムに関わる問題をまとめたサイトで、アリゴリズム問題をどの順番で解いていくのが良いかというロードマップを提供してくれています。 https://neetcode.io/roadmap 計算量オーダーについて https://qiita.com/asksaito/items/59e0d48408f1ea

Amazon SNSとSQSでファンアウトイベント(Fan-out)通知を試してみる

初めに 今回は、Amazon SNSとAmazon SQSのファンアウトイベント通知について試してみたいと思います。 ファンアウト(Fan-out)イベント通知について ファンアウトイベント通知とは、1つのイベント(通知)を複数のシステム(またはサービス)に並列/非同期処理通知する設計パターンのことを指します。 その方法の一つとして、Amazon SNS (Simple Notification Service)とAmazon SQS (Simple

Redshift と DynamoDB のゼロ ETL 統合後にQuickSight で分析した際のデータ型エラーへの対応

事象 DynamoDB のデータを Zero-ETL を利用して Redshift に連携し QuickSight で分析しようとしたところ、「サポートされていないデータ型」のため取り込まれませんでした。 原因 DynamoDBの「DynamoDB JSON」データをRedshiftに連携させると、SUPER型としてマッピングされ、QuickSightはSUPER型に対応しておらず、取り込みに失敗していました。 対策 マテリアライズドビューによる構造化 JSON

Amazon Redshift と Aurora PostgreSQL のゼロ ETL 統合時に発生したカラム長によるエラーへの対応

事象 Aurora PostgreSQL と Amazon Redshift のゼロ ETL 統合によるデータ同期中、一部テーブルで以下のエラーメッセージが出力し、初回レプリケーションが失敗しました。 Replicating initial data for table "<schema>"."<table>" failed. Column '<column>' length XXXX is longer than in the table YYYY. Check the data that might be causing issues. I
AWS, SQL

Redshift Serverless と Aurora PostgreSQL のゼロ ETL 統合を試してみた

はじめに 2024 年 10 月 15 日、以下 2 つの発表がありました。 Amazon Aurora PostgreSQL と Amazon Redshift のゼロ ETL 統合が一般提供開始 Amazon Aurora PostgreSQL zero-ETL integration with Amazon Redshift now generally available - AWS Amazon DynamoDB と Amazon Redshift のゼロ ETL 統合が一般提供開始 AWS announces general availability of Amaz

システム運用の戦略について考える

はじめに 今回は、これまでのプロジェクトの経験を通して、システム運用の観点から学んだこと大切だと思ったことについて記事にしていきたいと思います。 初期段階で設計思想を統一する プロジェクトの機能やサービスごとに設計思想が異なっている合、何らかの追加要望や修正が発生すると、サービスごとに変更する箇所を洗い出し方針を考える必要があります。

GitHub Copilotを持っているならvscode-mermAIdを試そう

はじめに プログラマやドキュメント作成者にとって、図は複雑な概念を説明する上で欠かせないツールです。しかし、図の作成は煩雑で時間がかかるものです。Microsoftが開発した「mermAId」というVS Code拡張機能を使うことで、一瞬でMermaidを作ることができるようになります。というわけで、実際に実務で使ってみたので、その使い方をご紹介したいと思います。 Mermaidと

リトライ処理時のExponential Backoff(指数関数バックオフ)戦略

はじめに Google Drive APIについて調べていたところ、使用制限の箇所で指数バックオフアルゴリズムに関する記述がありました。 https://developers.google.com/workspace/drive/labels/limits?hl=ja 自分が初めてエンジニアになった頃に、あるエンジニアがAngulerのRxJSを使用して指数バックオフを作成していたことがあり、その時はあまり理解できていなかったので、改めて調べてみることにし

質問の仕方について

これはなに? 社内の新入社員向けに書いた、先輩や生成AIに対してどのような質問をすればよいかをまとめた記事になります。 原則 大雑把なものから細かいものへと順番に現状を説明しましょう。 いきなり細かい話をしてもなかなか理解されません。特に質問が苦手だと思う人は、大雑把すぎるくらいの話から始めてください。ちょうどマトリョーシカを開けるかのご

生成AI時代における新人教育について考えたこと

従来どおりのことをやっていては教育にならない時代 2025年を迎え、世は生成AI時代となり、様々なツールが出ています。それに比べて、開発現場の教育環境はあまりそれに見合ったアップデートがされていないような気がします。今や「TODOアプリを作って動かしてみよう」のようなお題では、生成AIを使えばすぐにできてしまいます。従来通りのことをやっていては、通

【MacOS・LaunchAgent】ログイン時にスクリプトを実行する

はじめに 業務中に毎回、SQLクエリを叩く作業があり、PCのログイン時に処理が実行され、結果が自動で表示されたら便利だと思ったので、色々と調べて実行してみることにしました。今回はLaunchAgentという方法を使用して、実装していきたいと思います。 Launch Agentについて LaunchAgentはmacOSのlaunchdで管理されるプロセスの一種です。ユーザーがログインしたときにロードさ

Databricks認定データエンジニアアソシエイトを取ってみた。

こんにちは、アルサーガパートナーズの門司です。先日、Databricksの「認定データエンジニアアソシエイト」資格を取得しましたので、その経験を共有させていただきます。 受験のきっかけ 当社がDatabricksとパートナーシップを結んだことを受けて、社内で資格取得を推進する動きがありました。私はサーバーサイドエンジニアをしていますが、データエンジニアリングに