LabBase の技術ブログ

Rust の中で TypeScript を書くには

はじめに 先日ユニークビジョン株式会社の UV Study というイベントで Rust に関する LT 登壇を行いました。 https://uniquevision.connpass.com/event/323686/ この記事はそれを zenn 用にまとめ直したものです。 当日の発表は 10 分と短かったため、当日の発表で話せなかったところも補足しています。 作ったもの https://github.com/hotwatermorning/poc-rust-ts-block FFI は面倒 あるプログラミング言語

Quickwit を利用してサーバーレスなログ全文検索ツールを作る

Quickwit は Rust 製の検索エンジンです。 Quickwit の利用用途として挙げられているのは、アプリケーションなどのログを検索したいケースなど、下記のようなデータ・ユースケースの検索に適したツールとなります。 データ自体が immutable レイテンシを気にしない Quickwit のアーキテクチャではインデックスされたデータは S3 などのオブジェクトストレージに保管されるます

社内の議事録作成を半自動化した話

TLDR; 社内で行われるMTGの議事録作成をLLMsを使用して自動化した エンジニア部署以外でも使用しやすいようにSlack から呼べるツールとしてリリースした GPT4oとClaude-sonetの二つの議事録を返してくれるようにしたら生産性が上がった はじめに 社内会議の議事録作成は時間と手間がかかり、特にエンジニア以外の部署では大きな負担なっていました。 この問題を解決するため

AWS SSO のログイン情報を credentials ファイルに反映する

はじめに AWS CLI の aws sso コマンドで SSO ログインしたとき、その認証情報は ~/.aws/credentials ファイルには書き込まれません。 AWS を利用するライブラリが ~/.aws/credentials ファイルからは認証情報を取得できても SSO の認証情報は取得しないような実装になっている場合、 AWS に SSO ログインしても、そのライブラリでは認証情報を利用できません。 AWS CLI には SSO の認証情報か
AWS

Rustとpgvectorを使って、類義語の検索をやってみた

はじめに この記事は株式会社LabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 24日目の記事です。 株式会社LabBaseでエンジニアをしている渡辺創です。 今回は pgvector を使って、類義語の提案ができるか試してみたのでそれについて書いていきたいと思います。 背景 LabBase就職というサービスを提供しており、研究に取り組んでいる学生が研究概要を登録してくれています。研究を

Rust で Cap'n Proto を触ってみる

本記事はLabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 23 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase Cap'n Proto https://capnproto.org/ どこかの缶スープを思わせるトップページですが、Cap'n Proto は、gPRC + Protocol Buffers と同じシリアライズと RPC のためのライブラリです。 Cloudflare の ブログ 1, ブログ2 を読んだときに、Cloudflare Workers の内部において Cap'n Proto を

Svelteの展望とUIライブラリの作成【Svelte】【UIライブラリ】

この記事は LabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 の 20 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに こんにちは、白色です。現在、LabBaseでフロントエンドエンジニアとして活動しています。 今回が8回目の投稿です。 リプレイス 実は弊社のフロントエンドのリプレイス先がSvelteになリました。 僕的にはSolidJS,Reactを推していたので、辛いですね。(こちらにつ

mediasoup で録画する方法

この記事は Rust アドベントカレンダー 2023 の19日目の記事です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/rust mediasoup で録画する方法 この記事では mediasoup の Rust 実装を使って、ビデオチャットに参加している参加者の映像を録画する方法について紹介します。[1] もし間違いがあればコメントで指摘いただければ幸いです。 サンプルプロジェクト https://github.com/hotwatermorning/mediasoup-test

Houdini+MSW+SvelteKitで快適なGraphQL生活を

この記事は LabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 の 19 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに Houdini[1] は GraphQL クライアントとして作られた Web アプリケーションフレームワークです。今のところ React と SvelteKit で利用できます。 https://houdinigraphql.com/ サンプルコード https://github.com/ryu19-1/svelte-houdini-demo セットアップ すでに

Svelte で無限スクロールを実装する

この記事は LabBaseテックカレンダー Advent Calendar 2023 の 17 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに Svelte で無限スクロール方式の検索画面を実装する方法を紹介します。 Svelte はもうすぐバージョン 5 がリリースされる予定で、すでにプレビュー版を試せる段階なので、今回は Svelte 5 を使って実装しています。 Svelte 5 の詳細については以下のページなどを参

Rust on Lambda でWebSocket とストリームレスポンスを試す

本記事は Rust Advent Calendar 2023 16 日目の記事です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/rust AWS Lambda からストリームレスポンスを受け取りたい AWS Lambda 上で動く Rust アプリケーション上で OpenAI の API を叩いていたのですが、こちらのブログ の方と同じようにレスポンスをヌルヌル表示したくなりました。 そこで、今回以下 2 つの Lambda からストリームレスポンスを受け取る方法を

数式を追う!Transformerにおけるattention

本記事は、「LabBaseテックカレンダー Advent Calendar 2023」 15日目の記事です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに 株式会社LabBaseでインターンをしている佐藤拓真と申します。 本記事では、attentionについて、特にTransformerにおいて使用されている形 に注目して、数式を追った理論的な理解をすること を目指します。 数式やその解説は、『自然言語処理の基礎』[岡崎,

類義語提案のための Knowledge Graph を、GPTを使って自動で構築する

はじめに この記事は株式会社LabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 11日目の記事です。 株式会社LabBaseでエンジニアをしている渡辺創です。 今回は GPT と Knowledge Graph を使って、自動で技術キーワードの類義語辞書をつくることができるか試してみたのでそれについて書いていきたいと思います。 背景 LabBase就職というサービスを提供しており、研究に取り組んでいる学

SvelteKit の Web サービスを Cloudflare Pages にデプロイする

この記事は LabBaseテックカレンダー Advent Calendar 2023 の 10 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに 今回 SvelteKit 製の Web サービスを Cloudflare Pages にデプロイする方法をセットアップしたので、その手順と内容について解説します。 Cloudflare Pages は、 GitHub と連携させてリポジトリを更新したときに自動でデプロイされるような使い方が一般的だと思いますが、

エンジニアが新規事業立ち上げに参加して学んだこと

この記事は LabBase テックカレンダー Advent Calendar 2023 の 8 日目です。 https://qiita.com/advent-calendar/2023/labbase はじめに こんにちは、株式会社 LabBase で SWE やっている上久保です。みんなからはリコピンと呼ばれています。この1年の仕事を振り返ってみると、今年はほとんど新規事業の立ち上げプロジェクトに参加していました。私は現在エンジニア歴 5 年目ですが新規事業プ
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