クラウドエース の技術ブログ

コード行数計測ツール「cloc」を使って改修ステップ数をカウントしてみた

はじめに こんにちは。クラウドエース株式会社 第四開発部の相原です。 本記事では、Git のコミット間でどれだけコードが改修されたかを、「cloc」を使ってカウントする方法について解説します。cloc はコード行数を計測したり、変更差分を分析するのに役立つ便利なツールです。 この記事を通じて、リポジトリ内の変更をより効率的に把握できるようになり、プロジェ

Gemini for Google Cloud 101

はじめに こんにちは、クラウドエース第一開発部に所属しているドーリです。 今回は、Gemini for Google Cloud の基礎について、Gemini を初めて使う方向けの内容をお届けします。Gemini の基礎、使い方等について詳しく知りたい方、是非最後までお読みください! Google Cloud とは Google Cloud は、Google が提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。 これには、イン

Stack Overflow 簡単説明

はじめに こんにちは、クラウドエースの第一開発部に所属している申です。 今回は、 Stack Overflow についてご紹介します。 Stack Overflow プログラミングにおけるバグの一種であり、またこれを利用した攻撃方法です。 プログラムが実行される際に、入力された値がバッファ[1]を満たすだけでなく溢れ出し、バッファ以降の空間を侵害する現象です。簡単に言えば、バケツ(

IAM での権限管理プロジェクト単位でやってませんか?

はじめに こんにちは。 クラウドエース株式会社 第四開発部の家野です。 Google Cloud を利用する上で、IAM による権限管理はセキュリティの基礎になります。 しかし、多くの方は、プロジェクト単位で権限を管理しているのではないでしょうか。 この記事では、よりきめ細やかな権限管理を実現する、リソース単位での IAM 権限付与について解説します。 この方法を理解す

Vertex AI in Firebase SDK を使って、Next.jsで簡単なチャット機能を作成する。

はじめに こんにちは、クラウドエースの第3開発部に所属している金です。 今回は、Vertex AI in Firebase SDK を使って、Next.js で簡単なチャット機能を実装する方法についてご紹介します。 対象読者 Firebase SDK の Vertex AI に興味がある方 簡単に Gemini API を使ってみたい方 Next.js での開発経験少しでもある方 事前準備 Firebase プロジェクトの作成 Next.js プロジェクトの作成 (本記事

Google Cloud の SLA について表でまとめてみた(2024 年 11 月版)

はじめに こんにちは。 クラウドエースの中野(大)と申します。 今回は以前執筆した記事 Google CloudのSLAについて表でまとめてみたの 2024 年 11 月時点での更新版となります。 この記事の位置付け 昨年、同様の記事をリリースした際に社内でも評判が良かったため、社外の Google Cloud エンジニアや Google Cloud を利用したいと考えている方々にも一定の需要があると考え、今年

複雑なイベント駆動型アーキテクチャに役立つ Eventarc Advanced を紹介

こんにちは。クラウドエース第一開発部の竹内です。 本記事では2024年10月30日にプレビュー版がリリースされた Eventarc Advanced について紹介します。 Eventarc Advanced を使用すると、さまざまなサービス、アプリ、システム間でメッセージを受信、フィルタリング、変換、ルーティング、配信できます。 はじめに: Eventarc とは Eventarc はソースからターゲットへイベントを非同

駆け出しエンジニアのための新規領域の学習方法と実装の流れ

はじめに こんにちは、クラウドエース第一開発部所属の上原です。 本記事では、駆け出しデータエンジニアである私が、会社からの課題である データ分析基盤構築課題 (以下、基盤構築課題) に取り組む中で感じたり実践したりした おすすめの学習方法と、実際の課題への取り組みについて紹介していきます。 この記事の目的は、新規領域全般に触れる際のおすすめの

Google Cloud の DMS を使って Oracle Database から Cloud SQL にデータ移行する

はじめに こんにちは、クラウドエース第一開発部に所属している荒木です。 最近の動向として、コスト削減やベンダーロックインの回避を理由に、Oracle データベースからオープンソースのデータベースへ移行するケースが増えています。また、オンプレミス環境で稼働しているデータベースをクラウド環境のマネージドサービスへ移行して、スケーラビリティ、高可用

Dataplex の Managed connectivity pipelines が一般提供(GA)になりました

はじめに こんにちは、クラウドエース株式会社 第一事業部の梅木です。 今回紹介するのは、2024年9月30日に GA となった Dataplex の「Managed connectivity pipelines」についてです。 Managed connectivity pipelines により、サードパーティソースのデータベースから Dataplex Catalog へメタデータをインポートする Workflows のパイプライン テンプレートが提供されました。 サードパーティソー

Google Cloud コンソールから直接マテリアライズドビューのレプリカを作成する

Google Cloud コンソールから直接マテリアライズドビューのレプリカを作成する はじめに こんにちは、クラウドエース第一開発部の谷です。 本記事では、2024年9月30日にリリースされた、「Google Cloud コンソールから直接マテリアライズドビューのレプリカを作成する方法」についてご紹介します。 また、同時にマテリアライズドビューのレプリカを作成するまでを検証しま

Google Cloud Storage の階層型名前空間(フォルダ)が一般提供されました

こんにちは、クラウドエース株式会社 第一開発部の阿部です。 これまでは SRE 部に所属していましたが、当社の組織改編により所属部署が変わりました。今後ともよろしくお願いします。 さて、本記事では 2024 年 10 月 15 日に一般提供された Google Cloud Storage の階層型名前空間(フォルダ)について紹介します。 概要 Google Cloud Storage (以降、GCS) とは、 Google Cloud のオブジェク

Professional Cloud Security Engineer 試験 完全攻略ガイド2025

2024 年 11 月 更新 こんにちは、クラウドエース所属、Partner Top Engineer で\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 2年前に Professional Cloud Security Engineer を取得した際の学習ポイントをまとめた記事として本記事は公開されました。 ありがたいことに社内外から数多くの参考情報としてご紹介いただき人気(?)記事となりました。 2024/11 に再受験をして無事に更新す

BigQuery Transfer Service を用いたデータ連携 〜 リージョン × 暗号化方式における可否 〜

こんにちは、クラウドエース第四開発部に所属している笠原です。 今回は BigQuery (以下、 BQ) のデータ連携について、案件で直面した課題に対し、調査の結果得た示唆を記載したいと思います。 リージョン間をまたぐデータセットの同期を取ろうとした時に、送信元と受信元のデータセットのリージョンと暗号化方式において、BigQuery Data Transfer Service (以下、BQ Transfer) が

Dataplex の データリネージ機能を BigQuery で試してみた

こんにちは、クラウドエース第三開発部の丸山です。 本記事では、Google Cloud で提供されている Dataplex の機能の一部である 「データリネージ」機能をご紹介します。 データリネージとは データリネージ (Data Lineage) とは、システム内のデータの移動を追跡するプロセスのことを指します。 データの送信元、データの送信先、データに適用される変換など、データのライフ