クラウドエース の技術ブログ

Container Registry 廃止に備えて公式の移行ツールを紹介します

こんにちは。クラウドエース SRE 部の阿部です。 このブログ記事では、 Container Registry を Artifact Registry に自動移行するツールを紹介したいと思います。 はじめに 以前、下記の記事で Container Registry の廃止について説明しました。これは 2023 年 5 月の記事で、かなり前に執筆した記事です。 https://zenn.dev/cloud_ace/articles/6c401ce3b3bccc その後、2024 年 3 月 18 日のリリースノートで

Direct VPC Egress で Cloud NAT がサポートされました

はじめに こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 以前から記事発信している「Direct VPC Egress」で、Cloud NAT がついにサポートされました。 本記事では、この機能を利用するメリットやサンプル アーキテクチャをご紹介いたします。 Direct VPC Egress については既にわかりやすい解説記事を弊社から発信していますの

BigQuery Editions で料金とパフォーマンスを最適化する

はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部の坂田です。 みなさんの BigQuery ライフはいかがですか? 今回は、BigQuery Editions における料金とパフォーマンスの最適化についてお話しします。 説明すること BigQuery Editions を使い始めてしばらく経った際の料金とパフォーマンスの最適化方法 説明しないこと BigQuery Editions を使い始める際の最適な設定 他の

Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2023 を受賞しました

Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2023 を受賞しました こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 この度、弊社クラウドエース株式会社と、同じグループ会社である吉積情報株式会社から、それぞれ Google Cloud Partner Tech Blog Challenge 2023 の受賞者を輩出しました。 私も Cross-Cloud Interconnect の紹介記事で表彰されました。

バックエンドエンジニアリング部の新卒向け研修に取り組んだ話

はじめに こんにちは、クラウドエース バックエンドエンジニアリング部の野村です。 この記事では、バックエンドエンジニアリング部で新卒向けの研修として行われたアプリケーション構築課題を開発経験がほぼない私が実施したときの感想や何を学んだかを一つの記事にします。 アプリケーション構築課題とは? 私たちが新卒社員向けの研修課題として取り組んだの

Minecraft サーバー用の VM の選び方

クラウドエースバックエンドエンジニアリング部の滝本です。 本記事では Google Cloud で Minecraft サーバーを立てる際に、どのような考え方でスペックを選ぶのか、また現時点で存在するマシンタイプからおすすめの VM を紹介します。 おすすめのマシンタイプ 「今すぐサーバー立てて友達と遊びたいんじゃ!!」という忙しい方向けに、まずいくつかおすすめのマシンタイ

VLAN アタッチメント 設計完全ガイド

はじめに 記事の目的 こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 僕は Security&Networking カテゴリで Google Cloud Partner Top Engineer をいただけたこともあり、社内外からネットワークに関する幅広い相談を受ける機会が増えています。 https://youtu.be/cKaryf7qp9w その中でも、システム要件として「大容量通信が発生するため

Cloud Inteconnect 帯域拡張 完全ガイド

はじめに 記事の目的 こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 僕は Security&Networking カテゴリで Google Cloud Partner Top Engineer をいただけたこともあり、社内外からネットワークに関する幅広い相談を受ける機会が増えています。 https://youtu.be/cKaryf7qp9w その中でも、「構築時よりもトラフィックが増加しているため

Cloud Router 設計完全ガイド

はじめに 記事の目的 こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 僕は Security&Networking カテゴリで Google Cloud Partner Top Engineer をいただけたこともあり、社内からネットワークに関する幅広い相談を受ける機会が増えています。 その中でも、Cloud Router の設計・構築でアドバイスを求められることがあります。 シス

Cloud Interconnect 設計完全ガイド

はじめに 記事の目的 こんにちは、クラウドエース SRE部 に所属している\textcolor{red}{赤髪}がトレードマークの Shanks です。 僕は Security&Networking カテゴリで Google Cloud Partner Top Engineer をいただけたこともあり、社内外からネットワークに関する幅広い相談を受ける機会が増えています。 https://youtu.be/cKaryf7qp9w その中でも、システム要件として「大容量通信が発生するため

Vertex AI の LLM 自動評価ツール AutoSxS(automatic side-by-side) 使ってみた!

1. はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部所属の泉澤です。 クラウドエースの IT エンジニアリングを担うシステム統括部の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのがデータソリューション部です。 データソリューション部では活動の一環として、毎週 Google Cloud の新規リリー

【Dialogflow】新機能 カスタム要約プロンプトとは?

はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部所属の ジェスター です。 データソリューション部 では、Google Cloud が提供しているデータ領域のプロダクトについて、新規リリースをキャッチアップするための調査報告会を毎週実施しています。 新規リリースの中でも、特に重要と考えるリリースを記事としてまとめ、本ページのように公開しています。

Cloud Build と Cloud Source Repositories を連携させる方法と課題点

こんにちは、クラウドエース SRE の荒木です。 Cloud Build と Cloud Source Repositories(以下 CSR) の連携について、方法や気になった点を備忘録的にご紹介します。 GitHub が使えない案件 最近担当した案件では、セキュリティ要件のため、GitHub リポジトリをソースコードの保管場所として利用することができませんでした。 この場合いくつかの解決策が考えられますが、今回は

BigQuery ML 関数を使って非構造化データを扱う RAG を構築する

はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部の穂戸田です。 クラウドエース データソリューション部 について クラウドエースのITエンジニアリングを担う システム開発統括部 の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのが データソリューション部 です。 弊社では、新たに仲間に

BigQuery における、ベクトル検索とベクトルインデックス機能

はじめに こんにちは。クラウドエース データソリューション部所属の 髙根 です。 クラウドエースの データソリューション部 では、IT エンジニアリングを担うシステム開発部の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門としています。 データソリューション部の活動の一環として、Google Cloud が提供している