株式会社Insight Edge の技術ブログ

Physics-Informed Neural Networks (PINNs)を減衰振動の運動方程式に適用してみた!

 こんにちは!Insight EdgeのData Scientistの石倉です。私は以前、地球物理学を専攻していて偏微分方程式を扱っていたのですが、最近NeurIPSやその他学会などで見られるPhysics-informed neural networks(以下、PINNs)の"Physics"に思わずアンテナが反応してしまい、色々と文献を調査してみました。そこで今回は、簡単に解析解の分かる微分方程式を用いてPINNsをTensorflowで実装してみた

【対談】創業2年目スタートアップのCTOに色々聞いてみた

こんにちは。Lead Data Scientistの森です。 最近家で線香を焚くのにハマっています。 線香というと、お寺で焚いているような白檀や沈香の香りを思い浮かべますが、おしゃれでポップな線香のジャンルがあります。 例えば、パリのフランス紅茶専門店である、マリアージュフレール(MARIAGE FRÉRES)も、線香のラインナップを出しています。 いわゆるお寺の香りではなく、柑

GitHub Code ScanningとSonarQubeを比較してみた

こんにちは!小林和樹と申します。Insight Edgeに参画して約4ヶ月が経ちました。 現在、Insight Edgeでソフトウェア品質向上のためのシステム基盤の選定・構築を担当しています。 その中で、静的解析を共通機能として取り入れるため、そのためのツール調査を実施しています。 特に、セキュリティを高め将来的な負債を減らすこと、開発者に負担をかけずに品質確保の仕組

Insight EdgeのCTO業務を紹介します

Insight Edgeの福井です。年末年始で鈍った体もようやく戻ってきました(気がします)。さて、世の中にはたくさんCxOという方々がいらっしゃいますが、会社によって担当範囲や業務内容など様々だと思います。当社にもCEOとCTOの2種類のCxOがいるのですが、今回は当社のCTO(私)が普段どんな業務をしているかについて紹介したいと思います。 Insight EdgeのCEO・CTO 当社の場

Bubble を使ったアプリ開発の基本とTips

こんにちは!Insight Edge開発チームのkyです。今回は、今話題のノーコードツール「Bubble」を使ったアプリ開発での実装方法についてコツも交えてご紹介します。 Bubble とは? コーディングが不要で、ドラッグ&ドロップでのWebアプリを開発可能とするツールである ノーコードツールの中でトップクラスの人気がある 2015 年にリリースされ、2022 年にはユーザー数 200 万人

KDD 2022 の論文とチュートリアルの紹介

こんにちは!データサイエンティストの伊達です。 今回は、データマイニング分野におけるトップカンファレンスの一つである KDD 2022 で気になった論文とチュートリアルを紹介します。 KDD とは 論文 (Research Track): Wu et al., Non-stationary A/B Tests 背景 論文内容 チュートリアル:Counterfactual Evaluation and Learning for Interactive Systems チュートリアル:New Frontiers of Scientific Text Mining: Task

AWS re:Invent 2022 参加レポート その2

目次 はじめに この記事で主に書くこと 基本情報 会場 食事 英語 セッション おすすめセッションタイプ おすすめしないセッションタイプ セッション参加方法 参加セッション セッション紹介 まとめ はじめに Insight EdgeでDeveloperをしているMisawaです。Amazon Web Service (AWS)がラスベガスで開催している世界規模の学習型巨大イベント「re:Invent」に2022/11/28-12/1の期間に参加して

AWS re:Invent 2022 参加レポート その1

こんにちは、Insigth EdgeでData ScientistをしているKNです。 本日は、Las Vegasで11月28日から12月2日まで行われたAWS re:Invent 2022に参加してきましたので、その報告をいたします。今回発表された新サービスについての深堀りやサービスの技術的な詳細については言及しません。私個人の感想、お気持ちメインとなりますのでご了承ください。 本記事の構成としては、まず最初にre:I

BigQuery上の地理情報を可視化する方法 3選

こんにちは。Insight Edge引越し好き(?)Data Scientistの中野です。 最近は1年半のペースで引越してるので、免許書の住所記入欄が足りなくなり付箋のようなものに住所を記入しています! 新しいエリアに引っ越す時は近隣のカフェや本屋情報を調査しているのですが毎回イマイチ綺麗に可視化できないので、 今回は地理情報データを可視化できるツールの比較や、その際のち

WebアプリにScanditのバーコードリーダを導入してみた

こんにちは!Insight Edgeの小林まさみつです。 バーコードをスキャンできるWebアプリの開発に際して、読み取りの難しいバーコードを運用上取り扱う必要が出てきました。そのようなバーコードは読み取りに時間がかかるため、試作の段階でユーザから改善して欲しいとフィードバックを受けました。既存のライブラリをいくつか試したところ、 Scandit が提供するライブラ

ユーザーデータを用いてAmazon Linux 2のNATインスタンスを手軽に作成する方法

こんにちは、Insight EdgeのLead Engineerの日下です。 Insight Edgeでは、技術検証から実証実験、商用サービス開発に至るまで常日頃からAWSやGoogle Cloudなどのクラウドサービスを活用しており、開発サイクルのスピードアップに欠かせないツールとなっています。 一方、オンプレミスのハードウェアとは異なり、クラウドサービス利用時には開発者それぞれがコストを意識して使

【調査】確率単体へ射影するアルゴリズム

はじめに 本稿は、確率単体へ射影するアルゴリズムを調査した内容をまとめたものになります。この記事を書くきっかけは、知り合いから共有された (Wang, 2013) がシンプルでわかりやすく、他の手法にも興味が出てきたことです。調べていく中で、各アルゴリズムの計算速度も気になったので、簡易な性能比較も行いました。 確率単体への射影 問題設定 確率単体への射

QuickSightデモサイトのTips&Tricks解説する - Part 1

こんにちは!Lead Engineerの筒井です!ここのところ業務でQuickSightを触っています。BIツールって一般的にそういうものなのか、結構癖があるものの、慣れてくると色々なことが実現できて面白さを感じています。 QuickSightには非常に良くできた デモサイト (後述)があるのですが、 QuickSightで表現したいことをどうやったら実現できるのかわからない時、ググったりQuickSight
AWS

AutoML Conference 2022 を調べてみた

こんにちは。InsightEdgeのDataScientistのSugaです。サウナ内で立ち昇った蒸気をタオルなどであおぐことをアウフグースと言いますが、そのアウフグースをやる熱波師の試験を山梨県まで行って受けて来ました。今回は最近よく耳にするAutoMLについて調べた記事を書いたので、お時間がある方は読んでもらえれば幸いです。 目次 背景 論文調査 どんなことに注目しているか?

Google Sheets + Google Apps Script でローカル開発・本番デプロイ

こんにちは。Insight Edgeカクテル大好きDeveloperのntです。カシスのソーダ・ベリージュース・オレンジジュース割が好きで、美味しいならと思って全部混ぜてみたところなんとも言えない気持ちになりました。今回は お酒 Google Apps Script(以下GAS)を使って機能開発する案件に携わったので、ちょっとしたコツをご紹介します。 お酒を飲みながらは開発していません。 目次 本