株式会社ZOZO の技術ブログ

PipenvでPythonの依存関係の管理は楽になったか?

こんにちは。ZOZO研究所 福岡の光瀬です。Pythonを書かれている皆様は、普段どのように開発をすすめていますか? pipとvenv/virtualenvによるこれまでのデファクトの組み合わせだけではなく、最近は Pipenv を使用している開発者も増えてきたのではないでしょうか。 日々の検証や開発を効率よく進めるにあたって、依存関係を適切かつ楽に管理するのはとても重要だと感じて

GitHubで管理されたデータマート構築基盤の紹介

こんにちは。バックエンドエンジニアの田島( @katsuyan121 )です。 弊社ではデータマートをBigQuery上に構築しています。データマートはデータベース全体のデータのうち、必要なデータだけを使いやすい形にしたデータベースです。データマート作成のためのSQLクエリは日々更新や追加があり、BigQueryのコンソールから自由にデータマートを作ってしまうと管理が大変になっ

builderscon参加報告

こんにちは! 好きなスシローは 五反田店 なバックエンドエンジニアのりほやん( @rllllho ) です。 9/6,7,8に開催された builderscon tokyo 2018 へ参加しました。 カンファレンスで印象に残ったセッションをいくつかご紹介します。 buildersconとは 公式サイト にはbuildersconについて下記のように説明されています。 buildersconは「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全

「品質」の基準とは?

こんにちは。品質管理部エンジニアリングチームの高橋です。 今回は品質管理部として初のTECH BLOG投稿ということもあり、 「品質 / Quality」について掘り下げてみたいと思います。 「品質」の意味 「品質」という言葉の語源は古代ギリシャにまで遡ります。 「万学の祖」と称されるアリストテレスは、物質(Substance)を「量的側面」と「質的側面」に分けて定義しまし

Kotlin Fest 2018参加レポート

Kotlin Fest2018参加レポート 福岡研究所の渡辺(しかじろう @shikajiro)です。Kotlinのおっきなイベントが東京で開催されるということで福岡から飛んで✈いきました。 福岡でもFukuoka.ktという名前で過去に2回ほどイベントを主催しており、KotlinFest主催の太郎さんに登壇していただいたこともありました。僕自身3か月ほどKotlinから離れてましたが、直近の技術情報などをフォロ

iOSでリストに種類の違うデータを挿入する実装方法

こんにちは、新事業創造部の遠藤です。現在WEARの開発を行っています。 最近はWEARのコーディネート一覧やユーザー一覧など、リスト画面にバナー型の広告を実装をしました。 リストにデータを挿入する実装は簡単なように思えますが、種類の違うデータを扱う場合には、考慮するべきポイントがいくつかあります。 本記事ではリストに広告を表示することを例に、種類

MIRU 2018本会議・若手プログラム参加報告

こんにちは。スタートトゥデイ研究所の真木です。 8月5日から8月8日にかけて開催されたMIRU 2018という学会に行ってきました。また、5月下旬から約2か月間にわたって実施されてきた「MIRU若手プログラム」という 若手研究者同士 の交流プログラムにも参加してきたので、今回はその報告をします。 MIRUとは MIRUは正式名称を「画像の認識・理解シンポジウム」といい、21回

AWS CloudFormationをフル活用してAmazon RDS for MySQLからAmazon Auroraへ移行する

こんにちは。新事業創造部インフラチームの内山(@k4ri474)です。 弊社が運営する IQON というサービスでは、長らくMySQLのバージョン5.6.27を利用していました。これは2018年9月にEOLを迎えるため、RDSの方針として強制アップグレードがアナウンスされています。 MySQLを継続する選択肢もありましたが、Auroraの運用知見が溜まっていたということもあり、これをキッカケにMySQ

Google Cloud Next '18 参加レポート

こんにちは! スタートトゥデイテクノロジーズ新事業創造部の塩崎です。 2018年7月24日〜26日にかけてサンフランシスコでGoogle Cloud Next '18が開催されました。 このイベントに新事業創造部の塩崎、今村、そして代表取締役CIOの金山の3名で参加してきました。 この記事では多数あった講演の中で特に印象に残ったものをいくつか紹介いたします。 講演 Building A Petabyte Scale Wa

iOSアプリの多言語対応について

こんにちは。新事業創造部の荒井です。 今回はiOSアプリの多言語対応について紹介します。 はじめに 私は今までいくつかのiOSアプリを運営してきましたが、どのアプリも日本語のみのサポートでした。現在関わっているWEARでは、すでに多言語対応が進められており、良い機会ですので個人的に知見がなかった多言語対応について調査をしました。今回は基本となる文字

集合データを学習するモデルの紹介

(Icon Credit *1 ) こんにちは。スタートトゥデイ研究所の後藤です。 今回は、集合を入力として扱うネットワークモデルの紹介をしたいと思います。機械学習の多くのモデルは、固定長の入出力や順序のある可変長の入出力を扱うように設計されます。画像データやテーブルデータは各サンプルの入出力の次元を合わせて学習しますし、自然言語処理のコーパスや時系列デ

CodeDeployで構築するAutoScalingに追従可能なデプロイ環境

こんにちは。新事業創造部インフラチームの光野(kotatsu360)です。 先日、VASILY時代 1 から長らく使われていたCapistranoによるデプロイを見直し、CodePipeline+CodeDeployによるデプロイフローを導入しました。 CodeDeployはEC2 AutoScalingとよく統合されており、この新しいデプロイフローによって最新のアプリケーションコードをどう反映するかという悩みから開放されました。この

Lambda@EdgeでCloudFrontへのアクセスをいい感じに振り分ける

(Icon Credit *1 ) こんにちは。PB開発部インフラチームの @inductor です。最近はすっかり インフラ勉強会 というオンライン勉強会の運営が趣味になっています。 今回はLambda@EdgeというAWSのサービスを使って、CloudFrontへのアクセスを「細かいルール」を設定して振り分けてみたいと思います。 Lambda@Edgeについてもう詳しく知っているよ! という方は、次のセクションはスキ

スタイルを基準としたコーディネートのクラスタリング

スタートトゥデイ研究所リサーチャーの中村です。 今回は、コーディネートからスタイルを自動抽出する技術に関するアイデアの紹介です。こちらは、 企業研究所による研究発表カンファレンス (CCSE2018) でも同様の内容で発表させていただきました。 そのときに使用した資料はこちらです。 ファッションのスタイルについて 服は組み合わせによって見た目の印象が変化

OpenAPIのschema定義からRubyのクラスを生成するgem「openapi2ruby」をつくりました

こんにちは。スタートトゥデイテクノロジーズ新事業創造部の id:takanamito です。 今日はVASILY時代から活用されているOpenAPI(Swagger)の定義からRubyのクラスを自動生成するgemを作ったので、その紹介をしようと思います。 Swaggerの定義と実際のAPIが返すレスポンスの内容がズレている 弊社ではVASILY時代からSwaggerの導入が進んでいましたが、徐々に「Swaggerの定義と実際のAPIが返