株式会社ZOZO の技術ブログ

ZOZOSUITからZOZOMATへ - CQRSによる解決アプローチ

はじめに こんにちは、計測プラットフォーム部バックエンドチーム、テックリードの児島( @cozima0210 )です。この記事では、ZOZOSUITとZOZOMATの違いにより生じたバックエンド開発における課題と、その解決のためにCQRSアーキテクチャを採用した経緯、そしてその実践について紹介します。 ZOZOSUITとは ZOZOSUIT は、2017年に発表した全身の計測を目的としたツールです。現在も

深層学習×集合マッチングによるコーディネート選択

※AMP表示の場合、数式が正しく表示されません。数式を確認する場合は 通常表示版 をご覧ください ZOZO Researchの斎藤です。私たちはファッションコーディネートの推薦や生成の基礎として、深層集合マッチングという技術を研究しています。本記事では、深層集合マッチングを理解する上で必要な諸概念の説明と、ファッションデータを使った実験結果について紹介しま

Autifyを導入してE2E自動テストを最適化した話

はじめに こんにちは。SRE部BtoBチームの田村です。BtoBチームにてECサイトの購入テストや会員登録等のテストを行う際には、これまでSeleniumを利用して毎日LinuxのChrome環境にて実行しておりました。しかしながらフロントエンドが変更された場合に、ソースコードの調整をしたりサーバー保守対応も必要で、運用コストを割かれることもしばしばありました。テストにおけ

バーチャルオフィスを支える技術 ── clusterを用いたマルチプラットフォーム3Dオフィス見学会

ZOZOテクノロジーズでVRやARといったXR領域の利活用を推進しているWEAR部の諸星( @ikkou )です。 弊社に限った話ではありませんがCOVID-19の影響により、今までのようなオンサイトでのイベントをなかなか実施し難い状況が続いています。 例えば先日の『#技術書典 頒布本「ZOZO TECH BOOK」解説会』は弊社として初のオンラインイベントとなりました。 techblog.zozo.com いわゆる「

メンバーのインプットを支援する「毎日勉強会」の話

こんにちは、基幹システム部メンテナンスチームの矢野です。 今回は僕のチームで行っている毎日勉強会について書いていきたいと思います。 新しいインプットの機会創出 組織内の技術力のベースアップ施策 社内コミュニケーション このようなことを考えている方の参考になればと思います。 経緯 まず毎日勉強会というものが形作られた経緯ですが、チームまたは部

チームのアプリ開発力を高めるZOZOTOWN Androidチームが実践するCodelab会

こんにちは、ZOZOTOWN部でAndroidエンジニア/TechLeadをしている堀江( @Horie1024 )です。本投稿では、ZOZOTOWNのAndroidチームで行っている「Codelab会」についてご紹介します。 Codelab会とは? Googleが公開している Codelabs は、AndroidだけでなくGCP、TensorFlow、Firebase、Flutter、Augmented Reality等の様々なトピックをカバーする、チュートリアル形式でまとめられた教育コンテンツです。 Androidに

髪型別コーデ検索におけるSPAの開発

こんにちは、WEAR部の繁谷です。 普段はバックエンドのエンジニアとしてWEARの開発を行っています。 ZOZOテクノロジーズは4月7日に「 髪型別コーデ検索 」をリリースしました。 プレスリリースは是非 こちら を御覧ください。 髪型別コーデ検索のフロントエンドはSPA(Single Page Application)でつくられており、こちらの開発を行った際に意識した設計について紹介します。 は

【オンラインイベント 開催レポート】#技術書典 頒布本「ZOZO TECH BOOK」解説会 - 在宅状態からのオンラインイベント実施の試み

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、 技術書典 応援祭 にて、有志で制作した技術同人誌【 ZOZO TECH BOOK VOL.1 】の頒布を行いました。現在も引き続き BOOTHにて頒布中です 。 zozotechnologies.booth.pm それに伴い、4/28と4/30の二日間、頒布をしている ZOZO TECH BOOK VOL.1 の解説会をオンラインで実施しましたので、そのレポートをお届

大規模プロジェクトでもつまずかないための管理要点3か条

はじめに BtoB開発部の増田です。 2020年4月1日より、株式会社アラタナからZOZOグループへの吸収統合を経て、ZOZOテクノロジーズ/BtoB開発部として新たなキャリアをスタートすることになりました。これまで同様、九州・宮崎にオフィスを構えており、現在約30名のエンジニアで開発を行っています。ZOZOグループの成長に貢献できるような拠点拡大を目指していきますので

組織拡大に伴うスケールアウトするTV会議需要をCisco Webexで構築したはなし

組織拡大に伴うスケールアウトするTV会議需要をCisco Webexで構築したはなし こんにちは、ZOZOテクノロジーズ コーポレートエンジニアリング 伊藤琢巳です。 社内のTV会議システムをWebexにて構築しているのですが、昨今のリモートワークなどTV会議需要を検討されている方々に1つでも有益な情報を提供できたら幸いです。 課題 株式会社ZOZOは千葉市の海浜幕張に拠点を構え

クローラー運用を楽にするためのクラウドサービス比較

こんにちは!最近気になるニュースはスピノサウルスの尻尾の化石が発見されたこと 1 な、SRE部エンジニアの塩崎です。ZOZOテクノロジーズの前身となった会社の1つであるVASILYでは数多くのクローラーの開発・運用の担当をしてきました。 今回はその知見を生かして、クローラーを楽に運用するためのクラウドサービスを紹介します。 概要 データ解析を円滑に進めるため

iOS 13から追加されたフルページのスクリーンショットの機能と対応方法の紹介

こんにちは! ZOZOTOWN部の遠藤です。 iOS 13がリリースされて半年が経ちましたね。iOS 13といえばダークモード機能が注目を浴びましたが、それ以外にもたくさんの 新しい機能 が追加されました。 本記事では新しく追加されたフルページのスクリーンショットについて書いていきます。 はじめに ZOZOテクノロジーズではiOS技術のキャッチアップのために定期的に社内勉強
iOS

技術書典 応援祭にて「ZOZO TECH BOOK VOL.1」頒布中 #技術書典

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、現在開催中の 技術書典 応援祭 にて、有志で制作した技術同人誌【 ZOZO TECH BOOK VOL.1 】の頒布を開始しました。 本来であれば、 技術書典8 にゴールドスポンサーとして参加予定でしたが、 新型コロナウイルス感染症の影響により中止 になってしまいました。今回の 技術書典 応援祭は

ZOZOTOWNの冬セール負荷対策で実施したDBサーバーのCPUボトルネック調査手法

こんにちは。開発部基幹SREチームの廣瀬です。 弊社のサービスではDBMSとしてMicrosoft社のSQL Serverを使用している箇所があります。本記事では、2020年1月1日からスタートしたZOZOTOWN冬セールにおける負荷対策の一環で実施した、SQL ServerのCPUチューニングについてご紹介します。内容としては主に「どうやってプロダクション環境においてCPUボトルネックなクエリを見つけ出

ZOZOTOWN iOS にスナップショットテストを導入して開発速度を劇的に向上させた話

こんにちは! 開発部の @ahiru_starrr です。 本稿では、ZOZOTOWN iOSにSnapshotTestを導入したのでその経緯や導入方法、導入するメリット・デメリット、どんな場面で役に立つのかなどについて書いていきます。 SnapshotTestがどのようなものかよく分からない方や導入を検討している方々のお役に立てれば幸いです。 SnapshotTestとは SnapshotTest導入の背景 2つの課題 エンジニア ↔︎